2017/01/07 - 2017/01/07
2460位(同エリア8872件中)
motogenさん
- motogenさんTOP
- 旅行記391冊
- クチコミ1件
- Q&A回答3件
- 438,512アクセス
- フォロワー44人
ゲストハウスには、長期滞在の、ただ居るだけで、何もしていない日本人が住んでいる。
その中のKさんは、見た目は気難しいそうで怖そうだが、なかなか面白い人だった。 ゲストハウスのオーナー家族のこと、滞在している日本人のこと、町のことなど、ざっくぱらんに色々と教えてくれる。
夕食は、安いビールを求めてナイトマーケットに連れて行ってもらうことになった。
それまでに、まだ時間はある。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 徒歩
-
Kさんの助言では、シヴォタ通りには綺麗なレストランが多いが、総じて高いらしい。
ところが一歩裏通りに入れば、美味しさはそのままに、安い店がゴロゴロしている。
シュムリアップの外食産業は、新旧入り乱れ、競争が激しいのだと解説する。 -
裏通りを歩き、遅い昼食を探してみる。
なるほど、たくさんのレストランがある。 -
メニューに写真が付いていて、美味そうで安そうで、明るい店に入ってみる。
-
蒸した野菜に魚のフライ。
これを分け合って食べてみる。
量が多いので、これで充分。
また来てみたい店となった。
4ドル半。 -
ついでに裏通りを観察してみる。
裏通りといっても車の往来は激しく、人の行き来も盛んです。 -
メインストリートはシヴォタ通り、その西側にあるタプール通りを南下して・・・・
-
シヴォタ通りをまたぎ越え、東側のオームシャイ通りを北上すると、大きな学校があった。
-
土曜日なのに、校庭に遊んでいる若者がいる。
バイクを乗り回すヤンキーか?
話しかけてみると、みんな真面目な高校生だ。
15歳とか16歳だと言う。
英語ができるのは一人きりで、他の若者は照れている。
見た目と違って、みんな素直で清々しい。 -
学校の向かいには、『Hospital for Children』と書かれた施設があった。
子どもを乗せたお母さんが、ゲートを開けてもらって走っていく。 -
Hospital for Children とはなんぞや?
聞いてみると、働くお母さんのための保育所のようだ。
「子どもは何人? 予約するか?」
と反対に聞かれてしまった。
-
保育料は無料だそうだ。
カンボジアって、もしかしたら、日本以上に子育てのための福祉が、充実されているのではないのか・・・?
小汚くても無邪気な顔で遊び回る幼児の姿に、心がポッとなる。 -
大きな高級ホテルの庭には、花の手入れをしている人たちがいた。
すごい花・・・
綺麗・・・
などと騒いでいると、撮影し易いように、手入れのお姉さんが花を傾けてくれた。ホテル ソマデヴィ アンコール ブティック アンド リゾート ホテル
-
この裏通りは 静かで落ち着いている。
樹木が緑の日陰を作り、ベトナムの通りにも似ている。 -
ペットボトルなど、再利用できる廃品を集めている、おばあさんと孫が座り込んでいた。
声をかけるのははばかられて、そのまま素通りしてしまった。 -
電動バイクがあった。
ペダルが付いているから電動自転車だろう。
1日10ドルらしい。
遠出にはこれが便利かと考えたが、2人乗りはできないようだ。 -
夜となりました。
Kさんとナイトマーケットに出掛けます。
私たちはナイトマーケットとオールドマーケットとの区別を知らず、Kさんについて行くだけ。
Kさんの足は早く、女房は息切れをおこしている。 -
夜の闇は、汚れや破損や不都合なことを隠し、昼とは別の街となっている。
何もかもが、お洒落で優雅に見えてくる。 -
Kさんは北海道の出身で、寒い時期にはアジアで過ごす。
しかし奥さんは、「小汚いアジアになんか行かない・・」と、別々の暮らし。
今回は、フィリピンのエルニド、タイのバンコクに滞在していたが、大相撲が始ったので、NHKが見れるタケオGHに来たんだと言う。
大相撲のためにシュムリアップか・・・
楽しい人だ。 -
「タケオGHの良いところは、食事が安くて美味いこと・・・」
「親子丼が一番かな・・・」
「それに日本人が集まって来て、話がはずむこと・・・」
「若い人たちは、きれいなイキイキやヤマトに泊まるが、食事はここに食べに来て、だべっていく人が多いようだ・・・」
などと話してくれる。 -
ゲストハウスの内情にも詳しくて、
「タケオゲストハウスは親戚一族でやってるけど、ゲストハウスと食堂は別経営で、食堂はオーナーの妹さんが仕切ってるんだ・・」
「オーナーのモムさんも、妹や娘たちも、日本語は中途半端で、通じないことも多い・・・」
「日本人からのメールや電話が通じるのは、番頭のようなSさんや、入り口付近に陣取っている爺さんのおかげで・・・」
「日本から電話が来ると、携帯が渡されて・・・」
「ツアーの説明も、宿泊の受付も、苦情処理も、その人たちがやっている・・・・」
ゲストハウスの悪口も言うが、内心はまんざでもなさそうで、そんなところを気に入っているようだ。
話を聞き、そんな風変わりなゲストハウスが、ぐっと面白くなってきた私たちでした。 -
今日はオーナーのモムさんも番頭のSさんも、朝からいない。
モムさんには持病があって、定期的にバンコクの病院まで通っていて、今日はSさんもその付き添い。
車で行ったのだそうだ。 -
Kさんは周囲の国を出入りして、滞在有効期間を延長させている。
「カンボジアのビザは、普通はシングルだけど、マルチが便利だよ。」
「マルチって何?」
「シングルは入国1回限り。マルチは期限内なら何回でも入国できるビザ・・・」
初耳だ。
「出たり入ったりを繰り返すには、マルチが便利で安くて・・」
これは良いことを聞いた。
そのマルチの取り方を教えてもらう。 -
教えを受けているうちに、ナイトマーケットに着いたようだ。
場所はオールドマーケットの西側付近か・・・ -
市場というより、レストラン街だ。
お客さんで混みいっていて、その隙間を従業員が上手に料理を運んでいる。
昨日タケオを訪ねてきた女性が、ナイトマーケットで食事会があると言っていたが、こんな場所たったのか・・・と納得。
ここは1人で来る場所ではなく、仲間と共に楽しむ場所だ。 -
勝手が分からない私たちは、Kさんにお任せする。
-
まずはビール。
そして焼きナス、焼き肉、焼き鳥、野菜炒め、チャーハンにスープ・・・
「う~ん・・・このジョッキ冷えてない。今度来る時は、隣の店にしよう・・・」
そう言いながらも、上手そうにビールをすする。 -
出てきた料理から、みんなでつつき・・・・
-
次々と皿が空になっていき・・・
Kさんはビールを追加。
私たちは、一杯だけで心地良く酔ってしまい・・・
会計を頼むと、3人で8ドル半。
Kさんは、真剣なまなざしで請求書を確かめている。
「よその分まで入っている時があるんだ・・・」 -
私たちが初めてということで、街中を案内してくれる。
LED電球がまたたいて、クリスマスのようだ。 -
以前流行ったドクターフィッシュがまだある。
-
土産物屋もあるが、私は土産など買わないことにしている。
最初の頃は買ったこともあったが、誰も喜ばないからだ。
Kさんも同じだと言う。
ふんわりしたモンペのようなパンツだけは、夏には涼しいと、奥方は気に入ってくれたそうだ。 -
「ここがパブストリート。」
シュムリアップの常連には、知らない者はない場所で、夜のメッカとなっている通りらしい。
パブ ストリート 散歩・街歩き
-
欧米人たちや韓国人、中国人たちが押し寄せていて、まるで縁日のよう。
遺跡の町の中に咲く、華やかな歓楽街だった。 -
「ここの鍋料理はうまいんだ・・・」
「それじゃ、明日はここにしようか・・・鍋は一人じゃ似合わない・・・」 -
スーパー『ラッキーモール』も夜も開いていて、牛乳とヨーグルトを買い込んで帰った。
タケオでのは洗濯物は朝の8時までに出しておく必要がある。
無料サービスだ。
では、受け取りはどうなっているのか。
間違えなく届くのか。
そんな心配をしていると、レセプション先の籠の中に、干した衣服がどっさりと積み重ねられていた。
その中から自分のものを探すのだ。
え~・・・!
驚く女房。
急いで自分の衣服を探し出す。
こんなゲストハウスにも慣れたのか、この夜はベッドからは落ちなかった。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町
-
前の旅行記
出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町 その7 バプーオン、王のテラス
2017/01/07~
シェムリアップ
-
次の旅行記
出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町 その9 プリアカン
2017/01/08~
シェムリアップ
-
出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町 その1 出発
2017/01/04~
シェムリアップ
-
出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町 その2 市場まで一巡り
2017/01/05~
シェムリアップ
-
出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町 その3 自転車
2017/01/05~
シェムリアップ
-
出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町 その4 アンコールワット
2017/01/06~
シェムリアップ
-
出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町 その5 プノンバケン丘陵
2017/01/06~
シェムリアップ
-
出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町 その6 バイヨン
2017/01/07~
シェムリアップ
-
出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町 その7 バプーオン、王のテラス
2017/01/07~
シェムリアップ
-
出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町 その8 ナイトマーケット
2017/01/07~
シェムリアップ
-
出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町 その9 プリアカン
2017/01/08~
シェムリアップ
-
出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町 その10 テヴォーダ、トマノン、タケウ、タプローム
2017/01/08~
シェムリアップ
-
出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町 その11 東メボン、プレループ
2017/01/08~
シェムリアップ
-
出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町 その12 バンテアイクデイ、タケオGH
2017/01/08~
シェムリアップ
-
出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町 その13 コンポンチャムへ
2017/01/09~
その他の都市
-
出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町 その14 メコンの街コンポンチャム
2017/01/09~
その他の都市
-
出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町 その15 クラチェへの道
2017/01/10~
クラチエ
-
出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町 その16 クラチェにて
2017/01/10~
クラチエ
-
出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町 その17 クラチェを歩けば
2017/01/11~
クラチエ
-
出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町 その18 クラチェ・トロン島一周
2017/01/12~
クラチエ
-
出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町 その19 クラチェからストゥントレンへ
2017/01/12~
クラチエ
-
出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町 その20 こじんまりした町ストゥントレン
2017/01/13~
その他の都市
-
出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町 その21 ストゥントレンからシュムリアップへの道
2017/01/14~
シェムリアップ
-
出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町 その22 戦争の記憶・ウォーミュージアム
2017/01/15~
シェムリアップ
-
出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町 その23 キリングフィールドからの帰りは雨
2017/01/15~
シェムリアップ
-
出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町 その24 最後の一日・無念トレンサップ湖
2017/01/16~
シェムリアップ
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (1)
-
- trat baldさん 2017/02/05 10:35:34
- 長期滞在の意味が見えてきたね!
- 同じ場所に時や季節を変えて何度も訪れたり時間を掛けてユックリする事の利点が見えるけどmotogenさんには苦手でしたよね。
でもシュムリアップの本当の姿が見えるす素敵な記事を有難う!
Ps.一週間450円(150B)のNet契約なのに期間が過ぎても普通に繋がっちゃう!アジアは不思議だ。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
シェムリアップ(カンボジア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
シェムリアップ(カンボジア) の人気ホテル
カンボジアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
カンボジア最安
112円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
旅行記グループ 出会いが旅の面白さ・シュムリアップとメコンの町
1
35