2017/01/07 - 2017/01/07
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motogenさん
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バイヨンから象のテラス方面に移動します。
歩く森の先に、動いている人々が見え、遺跡らしきものもあります。
アンコールトム内のこの辺りには、バプーオン、象のテラス、ライ王のテラス、王宮跡などの遺跡が散らばっていて、どこかの博覧会みたい。
トゥクトゥクが待っているのも、この近くの駐車場です。
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遠くに像のテラスらしきものが見える。
ところがここに来て、女房かトイレに行きたいと言い出した。
遺跡エリアの中には、無料の綺麗なトイレがあると聞いている。
さて、それはどこにあるんだろう。 -
近くにいた警備員らしき人に尋ねると、向こうの森近くにトイレはあるらしい。
ずいぶんと遠くの森だ。
その森に近づくが、何も見つからない。 -
まさかこの岩の塔がトイレではあるまい。
-
森の中に踏み込むと、小さな遺跡を発見。
一人のおばさんがお参りしている。
「トイレ」と言っても通じない。
「ホンナン」とタイ語で言っても通じない。
カンボジア語はわからない。
恥ずかしげもなく、排便する真似をして見せる。
やっと理解してくれ、笑いながら指差しで教えてくれた。 -
ありました、ありました。
もうここは勝利の門に続く参道だ。
象のテラスからは、かなり離れている。
遺跡公園には清潔なトイレがたくさんあり、チケットを持っている人は無料で・・・
などとガイドブックにあるが、この広い公園で、そのトイレを見つけることはそんなに簡単なことではない。 -
トイレには売店まであった。
女房を待っていると、日本人観光客のおばちゃん一行がやってきて、トイレは行列状態。
男子トイレは空いてるよと勧めると、最初は戸惑いながらも一人が入っていくと、集団となってその後に続いた。 -
やっと象のテラスに戻って来た。
ここはテラスの中央。
見学再開だ。象のテラス 史跡・遺跡
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広場に面して全長300mのテラスが南北に伸びている。
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東に伸びる参道は勝利の門に続き、軍隊がここで王の謁見を受けたのだそうだ。
当時このテラスに立てたのは、王の一族、支配階級のエリートだけだっただろう。
象に乗った戦士たち、クメールの徴兵部隊、他国から連れてこられた外人部隊・・・
その時も、今日のように青い空が広がり、太陽は燦燦と輝き、ゆるやかな風が吹いていたのだろう。
広場を埋め尽くす槍を持った兵隊や、着飾られた象たち、物資を運ぶ荷車の姿が、目の前に迫ってくるようだ。
-
王になりきってテラスの上を歩いていくと、南端近くからバブーオン遺跡に続く空中参道が見えてきた。
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空中参道の高さは1m以上、その長さは200mにおよんでいる。
空中参道・・・なんと良い呼び方だ。
空中を歩いていく気分になるではないか。 -
門をくぐると・・
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バプーオン遺跡が全景が目の前に現れる。
ピラミッド型の遺跡だ。
威厳が感じられる。バプーオン 史跡・遺跡
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急階段で恐いけど、木製の補助階段があり、手すりもあるので私でも登れるが・・・
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女房は息があがって大変そう。
日ごろの運動不足がたたっている。 -
回廊の内部を巡ってみるが・・・
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まだまだ続きがあって、次の石段が待っている。
女房はもう嫌だという顔をしているが、「もうちょっとだ・・」と励まして・・・
登れる所までは、とにかく登ろう。 -
この石段は幅が狭く、段差が大きい。
足の短い女房は、一段一段が苦労の連続で、筋肉がひきつってくるようだ。
「休み、休み、ゆっくり来ればいいよ・・」と声をかけるが、途中で足を滑らせはしないかと、ハラハラしてる。 -
あと少しでゴールだ。
-
ほら、涼しい風が吹いてくる。
歩いて来た空中参道が、あんなに小さく・・・ -
しかしこれが最高部ではなく、中央祠堂が最高点。
中央祠堂は崩れていて、建設当時はバイヨンよりも高かったらしく、途中まで登ろうとすれば登れるようだが、やめました。
疲れた、疲れた。 -
回廊の外側に出ると・・・
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怖いけど素晴らしい眺めだ。
この遺跡は、登って、景色を眺めて、降りるだけのものらしい。 -
でも、それでいいのだ。
私にとっては登るよりも、降りる方が一大事。
みんなの邪魔にならないように、空いている時をねらって、手すりにしがみつきながら降りました。 -
おおっ、なんというスリル。
ロッククライミングばりのアウトドア体験は、身も心も活性化させます。
体全体が興奮しています。 -
パプーオンの隣はピミアナカス遺跡。
ロマンチックな名前に惹かれて行ってみると、小さなピラミッド型の遺跡だった。
大きなバプーオンにロッククライミングした私たちには、たいして興味は湧いてこない。
写真を1枚撮って、移動する。ピミアナカス 史跡・遺跡
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ピミアナカス本体よりも、少し離れた場所にあるこの樹木の方に目を奪われる。
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建造物らしきものを包み込んでいるではないか。
ペンメリアのミニミニ版か・・・ -
その近くに座って瞑想している坊さんも、幻想の中にワープさせてくれる。
スターウォーズの森の中のようだ。 -
池に出た。
長方形の貯水池だ。
ここが王宮跡かも知れない・・・アンコール トム 男池 女池 史跡・遺跡
-
通りかかったガイドに聞くと、やはり王宮の中だった。
王宮は木造だったので名残はほとんどなく、池とピミアナカスと北門があるだけとのこと。
なんだ、ピミアナカスは王宮の中の寺院だったのか・・・ -
石造りの北門から外に出る。
この門にも四面観音があるかと思ったら、なかった。王宮跡 史跡・遺跡
-
北門の外は、象のテラスの北の端近くだった。
象のテラスから数メートル隔てて、ライ王のテラスが並んでいます。 -
ライ王のテラスは高さ6mはあるようで、壁のレリーフがひときわ立派です。
ライ王のテラス 史跡・遺跡
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外壁は、どういうわけか二重構造になっていて、外側と内側の間は、人が歩けるだけの幅しかない。
この隙間を歩いて回る。
まるで忍者屋敷のよう。
壁に綺麗なレリーフがあって、それを堪能するのです。 -
長年土に埋もれていたと言うレリーフは、損傷や風化が少なくて、見応えがあります。
迷路を歩くだけでも遊園地気分。 -
テラスの上はかなり広く、何もない。
ライ王の彫像が置かれているが、これはレプリカらしい。
本物は博物館。 -
駐車場にやって来て、トゥクトゥクを探す。
が、見つからない。
アイスクリームを舐めながら、待つこと30分・・・ -
もう一度探し回ると、どこに居たのか見つかった。
駐車場も広いのだ。
涼しい風を浴びながら帰る道すがら・・・ -
サルの森で一時停止してもらい・・・
-
間近で撮影に成功。
タイもにサルがたくさんいて、野生のサルに接近したこともあるが、女房は初めてらしい。
ここのサルは凶暴性はなく、甘えん坊だった。
これにてトゥクトゥクの半日観光は終わり。
明日もやはりトゥクトゥクで、一日中回ってみよう。 -
今回の歩いたコースを、黄色の点で示してみました。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- trat baldさん 2017/02/03 10:22:21
- 石の遺跡だから残っているのね。
- それにしても広大な遺跡ですね、王の権勢が偲ばれる。
余程の準備と体力が無いとアンコール遺跡は周りきれない、、、、長期滞在者がいるのはそのせいかしら。
- motogenさん からの返信 2017/02/03 19:27:50
- RE: 石の遺跡だから残っているのね。
- 海外に住んでいる日本人をTVなどで見ると、半年はどこか外国で(それも日本で暮らすよりも生活費が安くすむ)暮らしてみたいと、ずっと思っていました。
タケオGHに、長く住みついているような人を見ていると、この人たちはどこにも出かけず、ほとんど喋らず、毎日毎日同じ生活を続けているみたい。
興味本位で生きている私は、いつも何か新しいことがないと元気に生活できません。
落ち着いて生活できないのです。
海外生活、これは無理かな。
そう思える人たちでした。
-
- kazuさん 2017/02/02 13:47:49
- 仲がよろしくて羨ましい限りです。
- 初めまして。kazuと申します。
奥様凄いですねー。
私なら初日の不機嫌さを抱えたままになってしまいそう笑
夫との付き合いもかれこれ25年以上になりますが、まだまだ修行が足りないようです。
まだ、下が小学生なので二人で出かける事をした事がありませんがいつか二人でMOTOGENさんのように旅に行けたらと思いました。
昨年のシアヌークビルが良かったので、今年はシェムリアップを考えています。子供達が飽きずに過ごせるかが心配です笑
続きの旅行記を楽しみにしております。
では
kazu
- motogenさん からの返信 2017/02/02 21:18:33
- RE: 仲がよろしくて羨ましい限りです。
- ありがとうございます。
私たち夫婦は共働きで、年中帰りが遅く、土日も出勤することが多かったため、家族共同で何かをするということが長年ありませんでした。
二人とも定年退職となり、初めてじっくり顔を合わせることや、話す機会も増えました。
変な夫婦ですが、友だち夫婦として共同生活を続けてきたんだと、今になって思います。
退職後、女房は地域のボランティアやサークル活動に励み、私は趣味を楽しんでいて、それはそれで生きがいがあり、退屈はしていません。
私たちの海外旅行は、格安航空券をネットで買うだけで、ほとんど現地であれこれ考え迷う旅ですので、一種の冒険です。
そんな冒険旅行が終わると、力を合わせて困難を乗り切ったような、いわば戦友のような人間関係を作るものだと、思わぬ発見をしています。
この歳になって、もっと早いうちから、家族が力を合わせて一つのことに挑戦しておけば良かったと、反省しています。
そうすれば、子育ても、もっと上手くいったのかも知れません。
子どもも親も、力を合わせて必死にならないと、乗り越えられないようなハプニングや状況が生まれる旅に、どうぞ挑戦してください。
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