2017/01/08 - 2017/01/08
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motogenさん
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昼時です。
東メボン遺跡に行く前に昼食jにする。
トゥクトゥクに連れて行かれたのは、『王の沐浴場』と言われる貯水池の北側。
樹木の奥にひっそりとレストランが建っている。
近寄れば、おしゃゃなレストランだ。
『王の沐浴場』は、東西700m、南北300mもあるという巨大な貯水池で、とても沐浴場とは思えません。
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木陰に隠れて目立たないが・・・
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これまでの遺跡区域には見られなかった、お洒落なレストラン。
従業員が席まで案内してくれる。 -
メニューを見ても難しい名前ばかりで、何にしようか、迷うばかり。
ドライバーさんに任せると、アモックという料理を頼んでくれる。
「同じものより別のものを頼んで、二人で分け合った方がいいね・・」
と女房はクメールカレーを頼んだ。
このドライバーさん、話をしてみると、ゲストハウスの調理場を任されているスライホンさんの夫だった。
ということは、泣き虫ちびっ子たちのパパだ。 -
大盛りのご飯が付いてきて、「こんなには食べれない」、と言っていた私たちですが、アモックやカレーが美味くて、きれいに完食。
アモックとカレーは見た目は似ているが、ジャガイモがゴロゴロと入っているカレーの方が私向き。
私がカレー、女房はアモックを主に食べることになった。 -
フルーツシェイクを含めて3人で総額30ドル。
けっこう値段がはるものだ・・・
これが今回のカンボジアでの、最高にぜいたくな食事となりました。 -
東メボン遺跡に向かう。
これまでの遺跡巡りは薄暗い森の中だったのに、太陽光線が燦燦とふりそそぐ田園地帯が現れた。
別の世界にやって来た感じです。 -
二輪車を引っ張っる牛を追い抜いていくと、
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西メボンが見えてきた。
この辺りは、昔は貯水池(東バライ)の底で、遺跡はその貯水池の中心に、すっくと浮いていたのだいう。
しかしここに来る途中、貯水池の淵と考えられる段差や、高低差が見られる場所があっただろうか・・・? -
アンコールワット造営の160年前に造られたこの遺跡は、3段基盤のピラミッド型。
ピラミッドといっても、基盤だけの台地のようなものだ。
3段目の上に5つの祠堂がそびえている。東メボン 史跡・遺跡
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1段目2段目の四隅には、等身大の象が四方を見つめていて・・・
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正面石段の入り口には、シンハが寺院を守っている。
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段はそんなに高いものではなく、石段を登っていくと・・・・
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すぐに祠堂が建つ頂上に出てしまう。
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すっくとそびえる主祠堂と・・・
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4つの副祠堂があって、下の段にも小さな祠堂や、頭部が崩れ落ちた祠堂が、たくさん並んでいる。
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このレリーフを注目せよ・・と、ガイドブックに書いてある。
カーラの口からナーガが湧き出しているらしい。
その説明を読めば、そのように見えてくる。 -
東メボンは簡単に登れ、簡単に降りられる、気軽な遺跡だった。
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それに比べて、ほとんど同じ時代の、同じピラミッド型のプレループ遺跡は、高さもあって、威厳があった。
東楼門をくぐると、目の前にドーンと立ちふさがっていた。
石段の手前にあるのが、遺体を荼毘に付したという石棺だ。プレ ループ 寺院・教会
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ここに薪や藁を積み、その上で荼毘したのだろう。
幼い頃は家の近くに似たような火葬場があり、大人に隠れて悪がきたちと、怖々と遊んだことを思い出す。 -
死者を焼いた灰を使って儀式を行い、その後でここで灰を流したのだそうだ。
そんな説明を読むが、具体的にどのようにしたのか・・・
それはよく分からなかった。 -
頂上を目指して登る。
疲れている女房には、この石段はきつそうだが、 -
それでも何とか登りきり、万歳。
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天に向かってそびえ立つ祠堂。
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真っ青な空と、くっきりした祠堂のシルエットに見とれる。
見とれていると、やはりエイリアンの映画が頭に浮かんでしまう。
ここは宇宙につながっている。 -
周囲には緑の森林がどこまでも広がり・・・・
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はるか彼方を見つめても、高い山々の影さえ見えない。
カンボジアは平らな大地なんだと、少し驚く。 -
夢枕漠の書くサイコダイバーの九門鳳介ならば、人知れず眠り続けていた遺跡の意識と対話し、岩の心と同化できるのだが、私はそうはいかない。
でも、そんなことができそうな気がしてくるのだから、不思議な遺跡だ。 -
九門鳳介の真似をして、じっと心を澄ましてみる。
遺跡は何を思うのだろうか。
人の次元とは異なる意識は、「在る・・」と言うのだろうか。
「善く在る」も「悪く在る」もなく、「ただ在る」
肯定、ただ肯定・・・・ -
レリーフは何にも応えてくれないけれど、
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これらを造った職人達の心が伝わってくるような、錯覚をしながらぶらぶらと歩く。
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ガイドブックの「必ず見るべし」のデヴァターを見つけた。
ブラフマーの妻、サラスヴァーティーを模したデヴァターだ。 -
他にも「見るべし」はあるものの、一応これで満足し、
露店に並ぶ、素敵な絵画にも感心して・・・
プレループをあとにしました。
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この旅行記へのコメント (1)
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- trat baldさん 2017/02/11 06:38:23
- 観光客が落とす貴重なお金を漏らさず手に入れる。
- 食事、移動、宿泊がお客の払う大半だから大切?に扱い収入源として他人に零れていかない様に良い意味で取り込んでくるね。
記事を読んでいるとアンコール遺跡の事を1/10も知らない自分が居た、特にマイナーな遺跡には新鮮と言うか興味津々!
Ps.人生で最も重要なのは意を同じくして楽しめる伴侶を持つ事だね。
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