東海道本線歴史的痕跡探訪記 ～関ケ原-深谷-長濱間／深谷-長岡（現 近江長岡）間（廃止線）編 明治頌歌～

2020/03/20 - 2020/03/20

該区間は、開通時に複雑な経緯を有している。
即ち、
長濱Ⅰ-春照-関ケ原Ⅰ間　　　 　　　　　　　明治１６年（１８８３年）　５月　１日開業
米原-長岡（現 近江長岡）-深谷（分岐点） 　 明治２２年（１８８９年）　７月　１日開業
長濱Ⅰ-深谷（分岐点）間　　　　　　　　　 明治２２年（１８８９年）　７月　１日休止
長濱Ⅰ-深谷間　　　　　　　　　　　　 　　明治２４年（１８９１年）　１月１２日貨物列車専用線復活
長岡（現 近江長岡）-柏原-関ケ原Ⅱ間　　　　明治３２年（１８９９年）１０月１５日開業
長岡（現 近江長岡）-深谷-関ケ原Ⅰ間 　 　　　　　 　　　　　 　 　　１２月２８日廃止
である。
該区間内途中停車場として 春照（すいじょう）驛 が設置された。


該区間たる長濱Ⅰ-関ケ原Ⅰ間延長工事は、第４代工部卿 山尾庸三（やまお ようぞう）（天保５年（１８３７年）１１月５日～大正５年（１９１６年）１２月２２日）（明治１２年（１８８０年）９月１０日～明治１４年（１８８２年）１０月２１日在任）が、大政大臣 三條實美（さんじょう さねよし）（天保２年（１８３７年）３月１３日～明治２４年（１８９１年）２月１８日）（明治４年（１８７１年）７月２９日～明治１８年（１８８５年）１２月２２日在任）に対し、明治１４年（１８８２年）７月１０日附で該区間建設に関する上申書提出が嚆矢である。

然るに、当時の我が国政府財政は西南（せいなん）ノ役（明治１０年（１８７７年）２月４日～同年９月２４日）鎮定の為の戦費費消に依り破綻状態であり、該状態に於いて鉄道新線建設等々資金捻出の目途すら立たぬ状況では殆ど不可能に均しく、更に公卿出身の三條大政大臣の優柔不断で決断力が欠落した性格が原因で、該上申に対する答申すら無い態度に、短気な工部省鐵道局長 井上 勝（いのうえ まさる）（天保１４年（１８４３年）８月２５日～明治４３年（１９１０年）８月２日）（明治１０年（１８７７年）１月１９日～明治１８年（１８８５年）１２月２８日在任）が三條大政大臣の煮え切れない態度に激怒し、同年９月１１日附で該上申決定を促す文書を送付し、同月１６日には再上申する事態へと発展した.
井上工部省鐵道局長は、翌明治１５年（１８８２年）２月１８日附で 第５代工部卿 佐々木信行（ささき のぶゆき）（文政１３年（１８３０年）１１月２６日～明治４３年（１９１０年）３月２日）（明治１４年（１８８２年）１０月２１日～明治１８年（１８８１年）１２月２２日在任）に対し、該区間設置が緊急性を有する事を論じた文書を送付し、此れに対し、佐々木工部卿は三條大政大臣に対し同年３月３日に再上申を行い至急の回答催促を行った結果、該区間建設工事予算が認められ同年６月１０日附で工事着工した。

該区間は明治１６年（１８８３年）４月２５日附で全工事が完了したが、土地等々買収に鑑み支払金額は、
滋賀県 　 ２２町５畝８歩　　　 計７７３９円　４銭３厘
岐阜県　 　 ７町４反３畝３歩　計１１９５円３２銭
を要した。


東海道線は京濱対京阪神間東西間直接鉄道連絡開通を急務とした為に、全線開通時は急勾配区間をも含む半ば玉石混合的路線を設置せざるを得なかった。

該区間は、明治１６年（１８８３年）５月１日附で長濱Ⅰ-春照-関ケ原Ⅰ間開通に依り、途中、鉄道未開通区間に於ける、琵琶湖大津Ⅰ（現 濱大津）-長濱Ⅰ間は大湖汽船（現 琵琶湖汽船）、関ケ原Ⅰ-木曾川間は人力車を介し京濱間対京阪神間鉄道未開通区間に依る中継連絡が可能になり、更に、明治２２年（１８８９年）７月１日に、米原-長岡（現 近江長岡）-深谷間開通に鑑み、鉄道に依る直接輸送こそ可能ならしめたが、然し、該区間は主として北國脇往還（ほっこくわきおうかん）（現 国道３６５号線）沿に敷設された為に、該区間は最大２５／１０００‰連続急勾配と共に、該地域に於ける伊吹山（いぶきさん）標高１３７７ｍを頂点とし太平洋側気候、及び、日本海側気候接合点に位置する事から、冬期間に於ける降雪量は尋常では無く、豪雪地帯と同時に吹溜常発生地帯として輸送障害区間化していた。


明治１８年（１８８５年）５月１日附で春照-長濱Ⅰ間に 上阪（こうざか）驛が開設されたが、該駅は早くも同年１２月１０日附で廃止された。


明治１９年（１８８９年）６月１６日附官報に拠れば、
武豊　　　５：３０ 列車
名古屋　　７：３０
木曾川　　８：２５
　　　　　８：３０ 人力車
大垣　　１１：３０
　　　　１２：００ 列車
長濱　　１３：３５
　　　　１３：５０ 太湖汽船
大津　　１７：４５
　　　　１７：５０ 列車
京都　　１８：４０　
大阪　　２０：２０
神戸　　２１：３５
で連絡した。


明治２２年（１８８９年）７月１日附開通区間は、特に状態不良に指定された長濱Ⅰ-深谷間緊急代替区間として建設されたが、長岡（現 近江長岡）-深谷-関ケ原Ⅰ間は、滋賀岐阜両県境に存在する深山幽谷地帯であり、深谷-長濱Ⅰ-米原間より降雪量は少量なりとは言え伊吹山南麓鞍部たる標高２３０ｍ地点通過の為に豪雪地帯たる事に変わりは無く、日清（にっしん）戦争（明治２７年（１８９４年）７月２５日～明治２８年（１８９５年）１１月３０日）勃発に伴ふ軍事輸送活発化と共に、冬期間に於ける該降雪輸送障害頻発地帯の客貨滞留を要因として、陸海軍部側をして監督官庁たる逓信省鐵道局に対し改善要求させる事態へと発展した。

長岡（現 近江長岡）-馬場（現 膳所）間開通時に関ケ原-春照間から分岐し、長岡（現 近江長岡）に接続する新線開設と同時に新旧線分岐地点で旧線線路は切断され分岐点-長濱間は使用休止になったが、英國人運輸長 ウォルター･Ｆ・ページ（Ｗａｌｔｅｒ．Ｆ．ＰＡＧＥ）（１８４３年（天保１４年）～１９２９年（昭和４年））の助言に依り該休止区間施設撤去は留保された。
長濱Ⅰ-春照間に存在した龍ケ鼻切取区間は、明治２３年（１８９０年）４月に該地に龍ケ鼻（りゅうがばな）隧道６１ｍ（２０２ｆｔ）を追設置し対処した。
該区間廃止後、該隧道は長らく現地に於いて道路用隧道として利用されていたが、国道３６５号線道路拡張工事に支障する事から昭和４３年（１９６８年）に隧道本体は撤去されたが、一部側壁は擁壁として活用され現存する。

因みに、分岐地点たる地は無人地であり、地名字名等々など存在し得なかった事から、駅名命名に対し、深山幽谷を略し深谷と命名された。


明治２４年（１８９１年）１０月２８日に発生した濃尾（のうび）大地震に依り該区間は不通になったが、同月３０日に開通した。


逓信省鐵道作業局は明治３１年（１８９８年）６月に、関ケ原-長岡（現 近江長岡）間改良工事に着手し、該新区間は、翌明治３２年（１８９９年）１０月１５日に開通した。


因みに、一部文献に、当時の内閣鐵道局長 井上 勝（いのうえ まさる）（天保１４年（１８４３年）８月２５日～明治４３年（１９１０年）８月２日）が、長濱経由に固執した最大理由として、長濱港-大津港間運航の太湖汽船（現 琵琶湖汽船）社長 藤田傳三郎（ふじた でんざぶろう）（天保１２年（１８４１年）７月３日～明治４５年（１９１２年）３月３０日）の権益保護の為だったとする説が多数存在するが、井上は国益を最優先ととする思考の人物で、有能と判断なれば藩閥外たる旧幕府方人材でも登用する人物が藤田が親友だからと利権保護の為に牽強付会を行うとは考えにくく、寧ろ、当時の我が国政府は資金枯渇に依り鉄道建設もままならぬ状態だった事から、建設資金出費を最低限に抑える為に、可能な限り既成施設利用に依る出費を抑えたというのが真相で、該権益保護論主張者は薩長藩閥性悪説に基いた短路的で根拠無き思い付き発想であろうと解される。


該区間は長らく旧橋梁が多数残存していたが、１０数年前より開始された道路整備工事に依り、多数の煉瓦橋梁が破壊撤去され、残存する原橋梁は少数である。




表紙写真は、
旧 重堂川（しげどうがわ）拱橋






東海道本線歴史的痕跡探訪記
～東京-濱松町間編 明治頌歌～
http://4travel.jp/travelogue/10701644
～東京驛編～

～汐留-濱松町-品川間編 明治頌歌～
http://4travel.jp/travelogue/10797199
～品川-川崎間編 明治頌歌～
http://4travel.jp/travelogue/10502858
～川崎-横濱間編 明治頌歌～
http://4travel.jp/travelogue/10711843
～横濱駅移設変転史編 明治頌歌～
http://4travel.jp/travelogue/10316826
～横濱-大船間編 明治頌歌～
https://4travel.jp/travelogue/10713813
～大船-平塚間編 明治頌歌～

～平塚-國府津間編 明治頌歌～
https://4travel.jp/travelogue/10715768
～國府津-根府川間編～
http://4travel.jp/travelogue/10298330
～根府川-熱海間編～
http://4travel.jp/travelogue/10310352
～丹那隧道完成秘話 丹那隧道碑文から読み取れし或る歴史的事実～
http://4travel.jp/travelogue/10291350
～丹那隧道完成秘話 三島口建設工事鉄道線探訪記～
http://4travel.jp/travelogue/10575630
～熱海-沼津間編～

～沼津駅驛編～
http://4travel.jp/travelogue/10294787
～沼津港線編～
http://4travel.jp/travelogue/10621891
～沼津-富士間編 明治頌歌～
http://4travel.jp/travelogue/10623829
～富士-興津間編 明治頌歌～
http://4travel.jp/travelogue/10625542
～興津-静岡間編 明治頌歌～
http://4travel.jp/travelogue/10859308
～静岡-島田間編 明治頌歌～
http://4travel.jp/travelogue/10855589
～島田-掛川間編 明治頌歌～
http://4travel.jp/travelogue/10858139
～掛川-濱松間編 明治頌歌～
http://4travel.jp/travelogue/10858815
～濱松-豊橋間編 明治頌歌～
http://4travel.jp/travelogue/10858508
～豊橋-岡崎間編 明治頌歌～
http://4travel.jp/travelogue/10870287
～岡崎-大府間編 明治頌歌～
http://4travel.jp/travelogue/10898135
～大府-名古屋-尾張一宮間編 明治頌歌～
https://4travel.jp/travelogue/10898177
～名古屋驛編～

～尾張一宮-岐阜-大垣間編 明治頌歌～
https://4travel.jp/travelogue/10990946
～美濃赤坂支線編～
https://4travel.jp/travelogue/10992335
～大垣-垂井-関ケ原間編 明治頌歌～
https://4travel.jp/travelogue/11095931
～大垣-新垂井-関ケ原間編～
https://4travel.jp/travelogue/11200178
～関ケ原-米原間編 明治頌歌～
https://4travel.jp/travelogue/11099834
～関ケ原-深谷-長濱間／深谷-長岡（現 近江長岡）間（廃止線）編 明治頌歌～
https://4travel.jp/travelogue/11141230
～米原-近江八幡間編 明治頌歌～
https://4travel.jp/travelogue/11099568
～近江八幡-草津間編 明治頌歌～
https://4travel.jp/travelogue/11214049
～草津-膳所間編 明治頌歌～
https://4travel.jp/travelogue/11102339
～膳所-濱大津間（廃止線）編 明治頌歌～
http://4travel.jp/travelogue/11157145
～膳所-稲荷-京都間（廃止線）編 明治頌歌～

～膳所-山科-京都間（現行線）編 大正浪漫～
http://4travel.jp/travelogue/11157106
～京都驛編 明治頌歌～

～京都-向日町間編 明治頌歌～

～向日町-高槻間編 明治頌歌～

～高槻-茨木間編 明治頌歌～

～茨木-吹田間編 明治頌歌～

～吹田-淡路-大阪間（廃止線）編 明治頌歌～

～吹田-新大阪-大阪間（現行線）編 大正浪漫～

～大阪駅周辺編～

～大阪-西宮間編 明治頌歌～
https://4travel.jp/travelogue/11366806
～西宮-灘間編 明治頌歌～
https://4travel.jp/travelogue/11321266
～灘-神戸間編 大正浪漫～
https://4travel.jp/travelogue/11245946

エリア 長浜(滋賀)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 1.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

関ケ原町役場



初代関ケ原駅跡
該駅は、明治１６年（１８８３年）５月１日開業である。
即ち、長濱Ⅰ-関ケ原Ⅰ間開通に伴い設置された。
初代該駅は、現在の関ヶ原町役場庁舎付近に設置された。
明治３２年（１８９９年）１０月１５日附で現位置に移転。

関ケ原-深谷間



旧東海道本線跡
明治１６年（１８８３年）５月１日開通区間。
連続２５／１０００‰急勾配区間。

関ケ原-深谷間



旧東海道本線跡
明治１６年（１８８３年）５月１日開通区間。

関ケ原-深谷間



重堂川拱橋
明治１６年（１８８３年）５月１日開通区間。

関ケ原-深谷間



重堂川拱橋
明治１６年（１８８３年）５月１日開通区間。

関ケ原-深谷間



重堂川拱橋
明治１６年（１８８３年）５月１日開通区間。

関ケ原-深谷間



重堂川拱橋
３．６４ｍ

関ケ原-深谷間



重堂川拱橋
内部

関ケ原-深谷間



旧東海道本線跡
明治１６年（１８８３年）５月１日開通区間。
岐阜滋賀県境付近

深谷（ふかだに）駅跡



該駅は、明治２４年（１８９１年）１月１２日附開業である。
明治３２年（１８９９年）１２月２８日廃止。

深谷（ふかだに）驛跡



旧東海道本線跡
現 大野下分岐

関ケ原-深谷間



旧東海道本線跡

深谷-近江長岡間



旧東海道本線跡

関ケ原-深谷間



旧東海道本線跡

深谷-近江長岡間



東海道新幹線交差地点

深谷-近江長岡間



旧東海道本線跡

深谷-近江長岡間



新旧東海道本線合流点

近江長岡驛



新旧東海道本線合流点

近江長岡駅



旧貨物取扱施設跡

近江長岡駅 駅

近江長岡（おうみながおか）駅



該駅は、明治２２年（１８８９年）７月１日開業である。
但し、該駅開業当時は長岡（ながおか）と称した。
該駅は、長岡（現 近江長岡）-深谷間開通時に設置された。
開業当初は同名ながら信越本線に長岡駅が存在し、且つ、同名ながら信越本線側は旧城下町所在だったのに対し、該駅は旧中仙道宿場町所在に過ぎぬ小駅だった事から混乱忌避の為に、大正３年（１９１４年）１２月１日附で旧国名を冠し現駅名に改称された。
初代駅本屋は上り線旅客ホーム側に接していたが、豪雪地に所在する事から老朽化が著しく、該駅構内大改良計画に依り上り通過線が新設され、昭和３６年（１９６１年）１０月に現第２代駅本屋に改築された。

近江長岡駅 駅

深谷-春照間



政所川（まんどころがわ）拱橋
明治１６年（１８８３年）５月１日開通区間。

深谷-春照間



政所川拱橋
明治１６年（１８８３年）５月１日開通区間。

深谷-春照間



政所川拱橋
明治１６年（１８８３年）５月１日開通区間。

春照（すいじょう）驛跡



該駅は、明治１６年（１８８３年）５月１日開業である。
元来は春照宿存在地。
但し、東海道、中仙道は基より寒地宿場では人口希薄であり、地元住民利便より列車交換施設として設置。
明治２２年（１８８９年）７月１日廃止。

春照-上阪間



旧東海道本線跡
明治１６年（１８８３年）５月１日開通区間。

春照-上阪間



旧東海道本線跡
明治１６年（１８８３年）５月１日開通区間。

春照－上阪間



旧東海道本線跡
龍ヶ鼻隧道跡
該地は雪害吹溜常発地帯だった事から、明治２３年（１８９０年）４月に隧道が設置された。
該隧道は該区間廃止後も長らく放置状態で残存したが、昭和４３年（１９６７年）に国道３６５線道路拡張工事に支障する事から解体撤去。
擁壁のみ活用現存。

上阪－春照間



旧東海道本選跡
龍ヶ鼻隧道跡
該隧道内部擁壁を一部流用。
曲線状積が旧隧道出自を示す。

上阪（こうざか）驛跡



該駅は、明治１８年（１８８５年）５月１日開業である。
然し、早くも同年１２月１０日附で廃止された。

上阪驛跡



該駅痕跡は絶無。

上阪-長濱Ⅰ間



旧東海道本線跡
明治１６年（１８８３年）５月１日開通区間。
左手道路が当該線路跡。

上阪-長濱Ⅰ間



旧東海道本線跡
明治１６年（１８８３年）５月１日開通区間。
背後は伊吹山。

上阪-長濱Ⅰ間



旧東海道本線跡
明治１６年（１８８３年）５月１日開通区間。

上阪-長濱Ⅰ間



旧東海道本線跡
明治１６年（１８８３年）５月１日開通区間。

上阪-長濱Ⅰ間



旧東海道本線跡
明治１６年（１８８３年）５月１日開通区間。

長濱-上阪間



旧東海道本線跡
明治１６年（１８８３年）５月１日開通区間。
長浜警察署附近

長浜駅Ⅱ



駅本屋
該駅は、明治１５年（１８８２年）３月１０日開業である。
その後、地元利便性から明治３６年（１９０３年）１月に現位置に移転。
https://www.jr-odekake.net/eki/top?id=0541403

長浜駅 駅

長浜駅Ⅱ



駅本屋
東口
https://www.jr-odekake.net/eki/top?id=0541403

長浜駅 駅

長浜駅Ⅱ



西口
https://www.jr-odekake.net/eki/top?id=0541403

長浜駅 駅

長浜駅



駅構内
直江津方
俯瞰

長浜駅 駅

長浜鉄道スクエア



初代駅本屋
該駅は、明治１５年（１８８２年）３月１０日開業である。
即ち、長濱Ⅰ-柳ケ瀬隧道東口開通に伴い設置された。

長浜鉄道スクエア 美術館・博物館

長浜鉄道スクエア



初代駅本屋
屋内

長浜鉄道スクエア 美術館・博物館

長浜鉄道スクエア



初代駅本屋
屋内

長浜鉄道スクエア 美術館・博物館

長浜鉄道スクエア



初代駅本屋
屋内
階段
施設老朽化の為に２階は立入禁止。
当該造営物現状は公共事業工事全廃をスローガンに当選した嘉田県政下で、本来は当該造営物は全面緊急改修を必要としていたにも拘らず修復予算無の為に放置状態が継続した事から当該造営物老朽化が進行し、壁面に無数のスクラッチが入り素人目に見ても何時崩壊しても不思議では無い状態である。

長浜鉄道スクエア 美術館・博物館

長浜鉄道スクエア

長浜鉄道スクエア 美術館・博物館

慶雲館



明治天皇長濱行在跡碑
明治２０年（１８８７年）２月２１日に太湖汽船下船後、御召列車乗車まで該地に於いて暫し休息された事を偲び昭和１１年（１９３６年）２月建立。

慶雲館 名所・史跡

慶雲館



明治天皇長濱行在跡碑

慶雲館 名所・史跡

長浜鉄道スクエア



旧桟橋跡碑

長浜鉄道スクエア 美術館・博物館

長濱驛Ⅰ



旧桟橋跡
道路左手が元桟橋跡。

長浜鉄道スクエア 美術館・博物館