総額398円で枝垂れ桜のハシゴ <小石川後楽園 VS 六義園>

2016/03/27 - 2016/03/27

いただいた都立動物園・水族園＆都立9庭園共通入園券の使用期限が3月31日と迫っていたので、無駄にするのは勿体無いけど、動物園・水族園まで足を延ばしてる余裕も無かった3月最後の日曜日、某旅行会社のパンフレット配りのバイトを午前中で終えて、お昼を済ませた後（あくまで余計な出費は控えたいPHOです）出かけてみました。
開花宣言は出ていたものの、肌寒い日が続いて、ソメイヨシノは全く期待出来ません。よって、一足先に咲くはずの枝垂れ桜を狙って小石川後楽園〜六義園へ。
六義園〜小石川後楽園の順で廻ると、文京区バスB−ぐるのルートに沿うので、300円で済むのですが、ライトアップしてるのは六義園だけなので、そちらを後回しにせざるを得ません。
となると、もう98円使って、有意義に時間を活用しようと、JRにも乗りました。毎度セコい金銭感覚でスミマセン。

ちなみに、この日の枝垂れ桜の見頃情報（多数のサイトで確認した平均）では、小石川後楽園が5分咲き、六義園がほぼ見頃でした。
果たして、それは正しかったのでしょうか？？


小石川後楽園は、東京都文京区後楽一丁目に在る都立庭園です。
江戸時代初期に水戸徳川家の江戸上屋敷内に造られた築山泉水回遊式の日本庭園（大名庭園）で、国の特別史跡及び特別名勝に指定されています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E7%9F%B3%E5%B7%9D%E5%BE%8C%E6%A5%BD%E5%9C%92

六義園は、東京都文京区駒込6丁目に在る都立庭園です。
徳川五代将軍・徳川綱吉の側用人・柳沢吉保が、自らの下屋敷として造営した大名庭園です。特別名勝に指定されています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E7%BE%A9%E5%9C%92

エリア 大塚・巣鴨・駒込(東京)

• 旅行の満足度: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

PHOの自宅最寄り駅から小石川後楽園最寄り駅までのJR運賃は165円です。
改札を出ると、正面にこの案内板が見えます。
後は案内板に従って歩いて行けば良いのです

上の写真の案内板のすぐ横に歩道橋が在ります。階段に斜め上の矢印が付いているのは上れって事なので、歩道橋を上ると、その上にも案内板が見つかります

更に案内板

首都高5号池袋線に沿って走る目白通り。日曜日は車が少ないです、神田川は汚いけど

こちらは外堀通り側

小石川後楽園は入口と言うか、正門から塀沿いに入園券を買うお客さんの列が出来ていました。エッ、見頃前のはずなのにこんなに人が・・。
つか、東京って何処へ行っても人・人・人。行列や渋滞が当たり前なんですよね（だから時々抜け出したくなる）。
既に入園券を手にしているPHOは、その列に並ぶ事無く即入園出来ました。

が、目にした光景はこれです★ガ〜ン！

入口すぐに在る枝垂れ桜は2本です。辛うじて、もう1本は取り敢えず咲いていました。それがこちら

形は美しいのですが、何にせよボリュームに欠けます

大堰川にかかる渡月橋から清水観音堂跡へと向かう途中の通路の枝垂れ桜。こちらもまだしょぼい状態です。が、素人女性カメラマンが何人も群がってました。カメラが素晴らしいのは判りましたから、道塞ぐのは止めてもらえませんかね

やっぱり桜は丸く集まって咲くのですね。何とも可愛いです☆

でも、枝垂れ感が無いよ

渡月橋を渡り、振り返って見た枝垂れ桜。こちらも形は美しいけれど、花が見えない‥

清水観音堂跡へと上る途中からの枝垂れ桜、右下に渡月橋

清水観音堂跡からの眺め。
小石川後楽園の一番残念なところは、周囲にビルが迫っちゃってるって事ですね。しかも、この日は東京ドームでデーゲームが進行中で、歓声の途絶える事が有りませんでした

小廬山を廻って下りたところに在るソメイヨシノ。見事に咲いてません★

その向こうの枝垂れ桜は若くて小さい木ですが、人を集める程度の咲きっぷり

良く開いている辺りを選んで写してみました。
あ〜っ、やっぱり桜は特別ですね☆

実は、園内ですれ違った欧米人が、連れの日本人女性に『日本人は何故こうまで桜に一喜一憂するのか？』と尋ねていました。立ち止まって彼女の答えを聞きたかったです。

What a hell! Tell me why Japanese go crazy for Cherry blossom.

You know why ...　お答えお願いします

大泉水の一番奥までやって来ました。
これから内庭と東京ドームをチェックしに行きます

内庭です。
まるで東京ドームがその一部みたいでしょ。

内庭って言うのは、その名の通り「おうちの庭」「うちのお庭」で、江戸時代には水戸藩邸の書院の庭でした。
それに対して、表側（大泉水の在る方）が後園＝後楽園です。
江戸の大名屋敷がほとんど消滅した現在、書院の庭の旧態を良く残している貴重な存在なのです

内庭に在るこれはエドヒガン。
薄くて丸みを帯びた大きな花弁が特徴的だとPHOは思いました。とても可愛い花です

空が透けて見えるようです

少し離れて見てみると

う〜ん、色が冴えないな

右側に桜に向かおうとしている人（其処にしか人は居ない）。

小石川後楽園には33本の桜の木が在ります。
暖かい日が2、3日続けば、アッと言う間に満開になるでしょう。ってか、この旅行記を書いてる時点で見頃とか？

文京区バスB-ぐるは20分に1本しか走っていません。小石川後楽園から乗った時にはほぼ駆け込み乗車だったので、停留所などを写す余裕無く‥。
改めてB-ぐるです　

文京区コミュニティバス「Bーぐる」は、「千駄木・駒込ルート」「目白台・小日向ルート」の2路線が運行しており、年中無休、20分間隔で文京区内を巡っています。
こちらは「千駄木・駒込ルート」で、主に文京区の北と東をカバーしています

時間はかかりましたが、六義園（りくぎえん）到着。
PHOの自宅からB-ぐるで小石川後楽園へ行こうとすると、六義園前を通過して、文京区の東半分を4分の3周しなければなりません。まぁ、1乗車100円ですから、それも無くは無いのですけれど、今回は六義園のライトアップも見ようと思っているので、先に小石川後楽園を見ておきました

この門の向こうに‥。既に花が見えてますね　

はいっ、この2日後に夕刊の一面中央を飾った枝垂れ桜です

角度を変えてみます。形崩れますね

溢れんばかりとまでは行きませんが、そこそこ

枝垂れてるところを撮ってみました。
まだ花の塊の間がスカスカしてますね

それでも人は集まっています。此処にも色んな国の方が居ましたよ

そうそう、満開になると、隙間無く、花は重なるようにボリューム感を増すのです。
夜間は安全確保の為、所定の区域にしか立ち入れません

17時30分のライトアップまでまだ間が有るので、園内を少し歩いて廻る事にしました

滝見の茶屋。
残念ながらライトアップを控えて、既に立ち入り禁止となっていました

尋芳径（はなとうこみち）を行きます。花の香りを尋ねて歩く道と言う意味です。
奈良の桜の名所、吉野山を尋ねる道に見立てられています

勿論、吟花亭跡に向かいます

エッ、これ？？

ちょっとガッカリしたので、即移動。

こちらも渡月橋と言う名前です。どんだけ好きなんでしょうねｗ

大泉水の向こうに日が沈んでいく感じ。もっと夕焼けになれば良かったけれど

中ノ島の向こうに吹き上げ浜を見るの図（多分ｗ）
ライトアップ始まりましたが、まだ周囲が明るいので全く目立ちません

池に灯が映ってるんだけどね。
そろそろ枝垂れ桜の元へ戻ります

やっぱり物足りない

ライトアップは4月3日までとは言え、今日しか（3月31日まで有効の入園ご招待券が使える最後の日曜日）来られる日無いんだもん

ストロボ使ってみました

やっと暗くなった感出ましたね

ん〜、まだ明るいな

もう一度吟花亭前の桜を見に来ました。こちらもライトアップされるはず、でもハッキリしない

下の方の枝が一部明るくなってますよね

立ち入り制限区域は在りましたが、ほぼ丸2周しています。また内庭大門近くの枝垂れ桜まで戻ります

4つ在る土橋の1つ、山陰橋

暗いところの撮影は得意じゃないし、三脚使用禁止だし、こんな感じでご容赦ください

和ですねぇ☆それでは帰ります

出入り口に貼られていた開花状況のお知らせ。同じ物がJR駒込駅のコンコースにも貼られていました。　
帰りは発車を知らせるベルが『さくらさくら』の駒込から133円でした。

次は何処の桜を狙おうかな？
まずは交通費もかからず、無料で見られる地元の桜並木2ヶ所へ足を運ぶ予定です。
あ〜っ、でも青春18きっぷがもう1回分残ってるし‥