2015/12/30 - 2016/01/02
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PHOPHOCHANGさん
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PHOの年がバレるタイトルですね(;^_^Aってとっくに御承知ですよね。
と言うか、38年前に既に蔵巡りをして、ラーメン食べてたんですよ!この先取りぶり☆ついでに言えば、その後、大内宿に泊まって、塔のへつりへも足を延ばしてました。勿論PHOの計画です。高校の同級生連れて行きました。
今回は大晦日と言う事も有って、かなりの施設が休業中。しかも、もう1ヶ所38年ぶりにどうしても訪れたい会津葵シルクロード館が元旦は休業しちゃうので、今日中にその営業時間内に会津若松へ戻って来なければなりません。だもんで、喜多方はホンのちょこっと中心部を見て廻るだけになっちゃいます。
果たしてどのくらい廻れるのでしょう?
さて、喜多方市は福島県会津地方の北部に位置する市で、日本三大ラーメンの一つに数えられる「喜多方ラーメン」発祥の地でもあります。
また、蔵が多く立ち並ぶ街並みを楽しめる事から、「蔵の街」としても知られています。
by Wikipedia
それでは何故、喜多方市に蔵が多いのか?それはこちらで・・
http://www.kitakata-kanko.jp/category/list.php?sc=6
- 旅行の満足度
- 3.5
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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駅前のこちらで自転車借りました。どうやって廻ろうか迷っていただけに、幟を見つけて尋ねてみると、すぐに借りられたのはラッキーでした。
同じ電車から降りた方も、PHOらを見て、続いて借り出してました。
1日500円で16時までにお戻りくださいとの事でした -
ふれあい通りへ向かう途中で発見。
38年前に初めて喜多方ラーメンを食べたのが此処、源来軒でした。勿論当時とは店舗の様子は違いますが、今日も営業中なので、後で来てみようかって話になりました -
蔵の立ち並ぶふれあい通りの一番手前に在るのが、若喜商店。江戸時代から続く醤油・味噌醸造元です。
http://www.wakaki-kura.jp/kura/
ズレた感じがストレスなんですけど・・ -
ふれあい通りに面した店舗から、レンガ蔵と書かれた看板の掲げられた小さな門(上)から、そしてこの写真の北口と色々な所から入れちゃうんですが、目指すは一つ、レンガ蔵
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解説はこちらをお読みください(って一応、此処からの抜粋も写真ごとに載せはしましたが)
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これが明治37年築で国の登録有形文化財のレンガ蔵です。
玄関がバルコニー風(あんまりそういう感じはしませんが) -
こっちの方がバルコニー感有るかも。
一階は絵師による華麗な障壁画が描かれ、柱や調度品はすべて縞柿(しまがき)という大変珍しい材木で造られており、引き出し階段から二階は総欅造りとなっています -
その玄関ですが、ええっ、此処からは入れないの!
順路は蔵の右側(狭いよ)へ廻って、蔵座敷の向こう側の入り口から入るようになっています -
明治37年の鉄道開通に際し、喜多方市三津谷にレンガ工場が建てられた為、喜多方では多くのレンガの蔵が現存しています。
若喜商店のレンガ蔵も三津谷のレンガを用い、明治37年に喜多方最初のレンガ蔵として建てられました。外壁は赤レンガとなっており、洋風の雰囲気を醸し出していますが、座敷蔵の中は伝統的な和室のしつらえとなっています -
一階は「柿の木」でつくられた「縞柿(しまがき)の間」です。天井、鴨居、柱、座卓、火鉢等の調度品までが縞柿の木で統一されています。縞柿というのは柿の木一種で、長い年月の間に渋と年輪が混ざってできた木目を特徴としています。「孔雀の羽」のような「縞模様」や「ぶどう状の模様」があり、たいへん珍しいものです。明治の初めに山形県「置賜地方」で「縞柿の巨木」が見つかったという記録があり、その珍しい柿の木で造られたようです。
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でね、蔵座敷に入れないまでもせめて手の届く範囲で、と思ったら、何とガラス越し。それもこの狭い隙間から覗くだけ。そりゃ無料だから文句は言えないけど・・
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野口英世の自筆の書
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縞柿の重箱
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ちょっと角度を変えて覗いてみます。映り込みは有るものの、襖絵などが見られます。でも縞柿が使われているかは判りません
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端午の節句の飾り物。現当主の初節句の際に誂えられた物だそうです
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その時の様子。一番小さいのが現当主
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最近の現当主。
あれこれ説明してくれたのも現当主w
この後、昭和館で利き醤油をして、だし醤油の小瓶をお土産にしました。商売上手な現当主でした -
これがそのだし醤油。
以下HPからの引用です。
「若喜だし醤油」は国産丸大豆醤油に鰹節だし、昆布だし、帆立だしを加えたしょう油加工品です。天然のだし原料を使ったことで、塩分が控えめで、何にでも使える万能醤油です。自然由来のだしのさっぱりした味わいが魅力です。
「卵焼き」、「お浸し」、「生卵」、「冷や奴」、「納豆」に、「かけ醤油」としてお使いください。
さらに、「麺つゆ」、「天つゆ」にも美味しい醤油です -
昭和館と呼ばれる現在の店舗。
とは言え、後に大成建設会長となった地元出身の故・本間嘉平氏が東京工業大学の卒業制作として設計し、昭和6年に完成したものです。
戦後しばらくは富士銀行(現在のみずほ銀行)喜多方支店として使われ、現在のような店舗になったのは昭和30年代になってからです -
若喜商店の在る市役所通りとふれあい通りの交差点の斜め向かいの角に在る蔵座敷美術館笹屋は大晦日休業、よってふれあい通りを北へと進んで行きます。
まず、松本屋。
店蔵2階に在る防火・防湿と採光の機能を共有した3つの窓は意匠的にも優れており、開いた時も隣の扉と上手く噛み合うように造られています。全国でも数少ない逸品です。2階は蔵座敷、敷地内には2棟の商品蔵が建っています -
あっ、ホントだ、判る
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冠木薬店。
薬屋としての創業は享保元(1716)年。
蔵座敷には書院造や削欄間など名工・工藤兄弟の技が光ります。また、建築を通して庭を鑑賞出来るように造りが工夫されているとの事でした -
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居酒屋遊
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レディース島屋。
かつては呉服商、完成までに3年を要した昭和初年築の総欅造りの重厚な店蔵は、当時斬新な蔵として注目を浴びました。幅2尺の巨大な梁が特徴的でしたが、今は陳列商品に配慮して、低く抑えています。
邸内には3棟の蔵が在ります -
ラーメン神社&ラーメンミュージアム。
軒並み休業中ですが、此処も例外では無く・・
ちなみに神社の御神体はラーメン丼だそうです -
清川酒造。
勝手に見学させていただいてます。
PHOにとってはドラフトですが、ツレは子供の頃、自宅の釜の上に、こういうのが付いていたと言いました -
でもね、年末年始と関係無く、どう見ても営業してる状態とは思えませんでした。全てに埃かぶっちゃってるような、お酒の匂いも何処からもしないし。
このブログを拝見して納得。http://blog.livedoor.jp/tanjo0711/archives/53074004.html -
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ホーロー製のタンクです。これだけの大きさって貴重☆
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それでも清川は喜多方で一番古い酒蔵で、創業は寛永8(1631)年。
そしてブログを引用させていただいた方も仰ってる感想そのままに、ツレも美味しいと言ってました。2種類ほど試飲させていただいた後、どちらか忘れたけど購入。
それなら日本酒好きの息子の嫁の実家にも送ろうかと思ったら、店主のオジサンは大阪じゃ送料高くつき過ぎるから止めときなだってw
話が弾んで、今度会津に来たら東山温泉の某ホテルに泊まるようにって推薦してくれました -
島慶園。
かつて喜多方はお茶の産地で、島慶園も茶葉製造業として明治35年に創業しました。現在の建物は昭和5年に建てられましたが、高い天井、座売りの空間、並べられた火鉢や昔の茶器などに老舗の風格があります -
旧嶋新商店、荒物雑貨を扱っていました。今は蔵人
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安くて新鮮な野菜類が並んでます。店内にはお酒など喜多方の名産品が揃えられています
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お店のご主人に、奥の三十八間蔵を見せていただきたいとお願いすると、好きに入って見てくださいとの事。それでも駐車場に張られたロープの向こうなので、お断りしておかないとね。
で、またツレと話が弾んで‥ -
今は教育委員会が管理していて、毎年少しずつ修復しているのだそうです。此処だけ見ると雰囲気良さげですが、かなりボロボロ
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この辺りは修復済みかと。
三十八間蔵とは、その長さをそのまま呼び名として用いたものです -
壁剥げてるの判りますか?周囲にあれこれゴミのような物も放置され、蘇るまでにはかなりの時間がかかりそうです
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ゴミを入れた写真は撮りたくなかったので、全景は有りません
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喜多方観光物産協会による案内板。ほぼ蔵の在る各店前に立ってました。例によって、現地でゆっくり読んでる暇は無く・・旅行記作成時点で「そうだったのか!」状態です。
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元旦以外は年中無休、中の越後屋さん。
明治初期に立てられた蔵でじっくりと寝かせた「会津マルコシ手造りみそ」は良質の国産大豆と会津米を原料とし、麹を多く入れ、お塩を少なくした体に優しい安心して食べていただけるお味噌なのだそうです -
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山中煎餅本舗。
創業明治33年と110年もの歴史をもつ老舗です。昔ながらのレンガ窯を使った炭火焼きで、今もなお職人が一枚一枚丁寧に手焼きしています。せんべい炭火焼き体験(要予約)では、せんべいが踊るようにふくらんでいく瞬間は「わぁ〜!」という歓声があがります。
蔀戸、座売り空間などが残っています。
また内装は全て白漆喰で、天井の波打ち工法仕上げは最高の職人技と言われています。
2階の窓が片開きなのって珍しくないですか -
金田洋品店
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吉の川醸造元。
お休みです。ってか見学は事前に問い合わせてください。
喜多方の酒蔵って「川」が付くところが多いですね -
これは何に使うの?
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ふれあい通りと国道459号線との交差点が此処です
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更に北へ向かった所に甲斐本家。こちらもお休みなんですけどね。
甲斐本家と言えば、蔵のまち喜多方を代表する蔵座敷を有している事で知られています。
甲斐本家の蔵は、大正6年から12年までの足かけ7年の月日を費やして完成されました。座敷蔵、住宅店蔵、醤油蔵は文化省の有形登録文化財建造物となっています。その中でも座敷蔵は、土蔵建築と木工技術の粋を尽くしたもので、内部は21畳の上段の間と、18畳の次の間を南北に連ね、畳廊下を含め51畳の造りとなっています。店蔵は、2階建ての黒漆喰土蔵造りで、外観の全ての装飾が素晴らしく見事なものです。醤油蔵は、現在、資料展示室として公開しています。展示は、甲斐家の当時の暮しを伺える日用品や美術工芸品と、新しく喜多方市出身の社会慈善家瓜生岩子のパネル展示が加わりました。
実は瓜生岩子氏に関心が有りました。何しろ浅草寺の境内に像が在りますから。
出身地の喜多方へ来るのはとても良い機会だと思ったのですが、こちらの資料展示室も、蔵の里もお休みなんです。残念★ -
年末年始と関係無く、蔵座敷が見られないのは予め調べて知ってました。
38年前には間違い無く見ていますが、記憶には有りません -
吉五郎(山吉)。
隣の甲斐吉五郎本店が7年の歳月をかけて大正12年に完成するまでの間、仮住まいをする為に建てた蔵です。
越後の棟梁、宇佐美与四郎兄弟の様々な試作が見られます。南壁面はレンガ造り、北壁面は白漆喰にレンガの腰壁、二階建ての蔵と平屋の蔵が連結した双方トラスト工法を用いた蔵です。
平成19年からベロタクシーの事務所として活用されています -
こちらは私用の生活居住区域です。見学は常時不可ですが、池の在る庭が外から見えて・・お邪魔したかった
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此処までで止めときます
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重厚さNo.1
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そもそも甲斐家は幕末から喜多方に居を構え、酒造業、製糸業と時代の波に乗り日本のみならず海外にも顧客を持つ大商人の家でした。大正12年に完成した51畳敷の蔵座敷で国の登録有形文化財で、壁には金粉、柱には節なしの檜や黒檀などの銘木を使用し、蔵の外壁には黒漆喰を塗り重ねており、重厚な雰囲気を漂わせています
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お向かいの鳴海屋さんは駄菓子屋さん
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喜多方市のマンホールは平成の大合併以前の市の木、松がデザインされています
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ふれあい通りを北上して来たので、此処国道459号線を東に進み、おたづき蔵通りを南下しながら駅方面に戻って行こうと思って居ました。
ところが後ろから付いて来るはずのツレが一向に姿を現しません。
只でさえ時間無いって言うのに、あちこちでお喋りしてて、また此処でも‥。
続きます(泣)
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