2015/08/21 - 2015/08/23
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ぱんスキュさん
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2015年8月7日~24日
中国~ウズベク、シルクロード天山北路横断の旅7
羽田→ソウル→ウルムチ(⇔トルファン)→アルマトイ→ビシュケク→ボコンバエバ→ベルタム&ボズ・サルクン→ビシュケク~シムケント(⇔トルキスタン)→タシケント→ブハラ→【サマルカンド→タシケント→】
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2016年8月21日
ブハラからシャルク号に乗ってサマルカンドへ。この旅の最終目的地である。アムダリヤ川とシルダリヤ川に挟まれたサマルカンドは、またシルクロードの時代から東西の交易路が交わる重要な都市として発展してきたのだった。
昔はソグディアナと呼ばれてイラン系の民族ソグド人が住み着いていたこの地も、モンゴル帝国の侵入により破壊され、その名残はアフラシャブと呼ばれる丘のあたりに名残をとどめるのみ。
14世紀に入るとティムールが首都としてサマルカンドを定めると再び栄え、現在にまで残る荘厳なモスク類が作られました。
現代のサマルカンドは、中心部もふくめかなり都市化されていました。青の広場と呼ばれるモスク類ももちろん良かったのですが、やはり庶民の暮らしや文化などの方が自分にとっては面白かったなあ。
そんなサマルカンドを2日に分けてぐるりと観光。ひょんなきっかけから2日目は個人ガイド&車を頼むことになりましたが、ちょうど体調不良なのもあり、結果オーライな滞在に。
★
今なおシルクロードの中心地として注目を浴びている都市であり、2016年のセンター試験では地図上での場所を聞かれたり…なんてこともありました。
新シルクロード構想が高まりつつある今、この先さらにスポットが当たっていくのでしょうか。
ともかくシルクロード最終章、長かった天山北路横断の旅もこれにて終わり。一連の旅行記をお読みいただいた皆様、本当にありがとうございましたm(_ _)m
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ウズベキスタン航空 大韓航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ブハラ→サマルカンド間は鉄道で移動。
8:40発シャルク号→12:03 サマルカンド到着。タシケント~サマルカンド~ブハラを結ぶ高速鉄道 by ぱんスキュさんシャルク号 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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サマルカンドのホーム。ほぼ定刻通りの到着でした。
ホームにはご当地フードのサマルカンドナンの販売を見かけた。1つ3000スム也。バザールや街中の倍値だった。巨大で装飾が美しいサマルカンド中央駅 by ぱんスキュさんサマルカンド駅 駅
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サマルカンド駅外観。ウズベク国内にしては大き目の駅舎。
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駅前には広場とバスターミナルがあり、ここから市内中心部行きのバスに乗れます。最中心部のレギスタン広場行きの3番バスに乗り込む。
バスの行き先がアルファベット表記なので分かりやすくて◎。 -
サマルカンド鉄道駅と市内中心部は結構離れていた。計画都市らしく開発された大きな道路や建物を眺めながら、20分くらいでレギスタン広場前へ。これは車窓から見えたティムール像。
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レギスタン広場に面した歩行者通り。どーーーーんと大きな造りに圧倒されます。
2015年夏は入場時間の規制があった by ぱんスキュさんレギスタン広場 広場・公園
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さて、観光はあとにしてまずは宿へとチェックイン。ここでの宿はレギスタン広場にほど近い住宅地にある『ジャホンギルB&B』。
レギスタン広場の対面にあったスーパー、その名も"レギスタン"(笑)。このスーパーの横の通りを進み、庶民的なエリアへ。 -
ちなみにこのレギスタンスーパーは、1階の食品売り場と2階の雑貨・衣料コーナーがある中規模な造り。ウズベクならではのお土産もあり、ちょっとしたお土産を買うのに助かりました:)
お値段もそこそこ、バザールで買うよりも少々割高でしたが物はきちんとしていました。 -
レギスタンスーパー横の通り。そこはすでにローカルのエリア。庶民的な食堂が並んでおり、サマルカンドナンを積んだリヤカーもズラリ。ここでの価格は1500スム(約40円)。かなり大きいのに安い!
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そのうちの一軒でランチ。入ってみると、昼からウズベクオヤジがビールジョッキをガンガン開けているような酒場風な食堂だったw。ちょっと場違い感が…笑
しかし英語を話せる若いにーちゃん店員がとてもフレンドリーだったので救われる。彼曰く『数日前にも日本人の男性が来たんだよ〜。名前は…えーと…』
ん…!?
それってもしやブハラで一緒だったHさんじゃ?!
彼、サマルカンドの酒場でオヤジたち数人と一晩でウォッカ何本も空けたって言ってたよ!
『そうそうHだH!…えっ、君たち知り合いなの?!』
サマルカンド広しと言えどなぜか同じ店をチョイスしてしまう偶然ったら!この旅ベスト3に入るビックリ&笑えたエピソードだった。
店員さんはHさんのことを気に入っていたようで、Hさんがもうサマルカンドに居ないのを知ってとても寂しそうにしていた。 -
さて気を取り直して昼食を。
ショルバ(スープ)&サマルカンドナン。しみじみとしたショルバに、むっちりもっちりなサマルカンドナンが大変美味!他地域のナンとは一線画してる感アリ。 -
ついでに羊のシャシリーク(串焼き)。ここのは炭焼きで、癖が無くて大変美味。
この3品でお会計は2ドル以下だった。簡素だけどなかなかリーズナブルな昼食でした。 -
通りをさらに進む。店も無くなり完全にローカルの住宅街。
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途中にあった貯水場的なプールでは、暑さに耐えかねた子供たちが泳いでいた。
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子供たちが写真撮ってー、と言ってきたのでパチリ。良い表情やね!
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本日の宿『ジャホンギル』。レギスタンスーパーから5分ほど歩いて到着。近くて良い!
温かいおもてなしがうれしいB&B by ぱんスキュさんJahongir ホテル
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壁の中は葡萄棚に囲まれた中庭が印象的な、とても素敵な造りでした★ついついノンビリしてしまう…:)
家族経営らしい温かいおもてなしも心地よく、オススメの宿です! -
シングルの部屋も内装がウズベクらしい雰囲気でカワイイ!女性は気に入ると思います。
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スタッフに両替をお願いするも、手持ちの資金が底を尽きかけている事実…。この札束!でもこれだけあっても50ドルあるかないかのだ…笑
クレジットのキャッシングで資金調達をと思うも、ここはウズベキスタン。国営銀行(キャピタルバンク)以外は海外のクレジットカードは受付不可なんです…!店でもほとんど使えません(涙)。
こうしてまずは銀行探しに奔走するハメになったのでした…(TT) -
ジャホンギルでもらった、主要な観光地や銀行や食堂などが示された地図。すごく頼りになりました。これを参考に国営銀行へ。
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上の地図のアドバイスに従い、タクシーで『キャピタルバンク、ホテルシャビスタン』と言うもなぜか下ろされた場所には銀行はなく(涙)。
仕方なく手持ちの別の地図を頼りに、バスに乗ってキャピタルバンクの表示が場所へ行くも、やはり銀行らしい建物はなく(涙)。ううっ…。
最終的には何度か目に乗ったタクシーが連れてってくれました。この辺りがウズベキスタンの旅行のしにくさになってるんだなあ…。 -
現金も調達できホッと一安心。そのまま巨大なサマルカンド郊外をブラブラ。
これは大きな公園か動物園か?よく分かりませんでした。 -
これもなんかそういった類の場所だとおもう。ウズ語はよく分からない…
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こちらは大学。とにかく計画都市らしく、大きな通りに大きな建物がドカーンと建っている。
散策はこれ位にして、バスに乗って近場の観光スポット・ティムール廟へ向かいます。 -
ティムール廟前の広場。スケール大きな噴水が印象的です。
ここで気温を測ると…35度。ブハラの40度超えに比べれば涼しいけれど、それでもまだまだ暑い日々。 -
ティムール廟入口。巨大な門に見事な装飾!作るのを想像しただけで気が遠くなりそうだ…。さすがは中央アジア随一の覇者。
ちなみにティムールは遊牧民だったので特定の居城は持たず、超!巨大なゲル(移動式の丸い遊牧民用テント。別名ユルタ)で支配地を移動していたらしい。だから墓だけが残っているのだ。サマルカンドの必見スポットの1つ by ぱんスキュさんアミール ティムール (グリ アミール)廟 城・宮殿
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アミール・ティムールの肖像画と、彼の治世の最大判図。西はトルコやカフカスから東はインド北西部まで。さすがチンギスハーンの後継者だと称しただけある。
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内部。真ん中の黒い墓石がティムールのもの。
ティムールは故郷シャフリサーブスでの埋葬を望んでいたが、1405年に彼が中国遠征の途中で急死すると、元々は彼の孫ムハンマド・スルタンのお墓があったこの廟に葬られることとなった。ちなみに本物の墓室は地下にあるけれど現在は入場不可。
ムハンマド・スルタンの墓はティムールの隣にあり、奥にはもう1人のティムール朝の立役者であり、この廟を完成させたウルグ・ベクのお墓もある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%BB%9F -
外観。ティムール王朝のカラーとも言える青色のドームが眩しい。
ここを歩いていると、ティムール廟の修復の手伝いをしているというウズベク人に日本語で声をかけられた。曰く彼のお兄さんが東京でSEの仕事をしているそうだ。
いろいろ話すうちに、明日観光に行くなら主要なスポットを車で回ってあげると言われる。うーん…別にいらんけどなぁとおもっていたが、そこはウズベク人。この人たち非常に商売上手なんです。みるみる彼のペースに巻き込まれ、結局色々交渉した結果、1日で26ドル+2000円で頼むことに。今から思い起こすと高いよな…。
しかし翌日は体調不良に襲われたため、結果的にこの選択は正しいことになるのだった。サマルカンドの必見スポットの1つ by ぱんスキュさんアミール ティムール (グリ アミール)廟 城・宮殿
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右手に見えるのは、ティムール廟入口から見て裏側にあるアクサライ廟。こじんまりとした裏通りに建っています。大した額ではないけれど別途入場料が必要でした。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%A9%E3%82%A4%E5%BB%9F -
地味な外観とは対称的に、美しい幾何学模様の装飾に目を奪われる。八角形の屋根の造作も非常に繊細。
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地下には不明者の墓地があった。
アクサライ廟はとても小さく、10分も経たずに見学は終了です。 -
夕刻、いい時間になってきたので、レギスタン広場前のレギスタン通りに戻り夕食。
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通りには犬の散歩をする人たちも!かわいい…(^_^)
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レギスタン広場の目の前にある、ラビ・ゴールというチャイハネ的な建物のレストランへ。
レギスタン広場の正面にある観光用レストラン by ぱんスキュさんラビゴール 地元の料理
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いかにもウズベク〜な観光地的なレストラン。事前にクチコミ検索してたら別のレストランに入ってたと思う。
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メニューがなく、ウエイターと色々相談しながら注文。ラグマン、サラダ、ここの名物の煮込みシチュー的なもの、チャイ。汁も具もたっぷりなラグマンはこれで小サイズ!食べ応えあったー。
そしてここでうっかり生野菜を口にしてしまった…これが翌日の体調不良の原因になったと思われる。最後の最後で食当たりとは(T_T) -
シチューは薄味なれど余計なものが入ってない優しいお味で○。
この店、全体的に会計がお高めみたいで全部で40000スムほどでした。メニューがないから値段が不明瞭な観光地プライスだった。窓際席でレギスタン広場の眺めは素晴らしかったからまあ許容範囲かな。 -
さて翌日。なんとなく身体がダルくてぐったり。あーこれは食当たりだ昨日のサラダだ…と気づくももう遅い。これまで何度も生野菜食べてたけど大丈夫だったんだけどな。旅の最後だから油断したな。宿の朝食は豪華だったけど、スイカとチャイだけしか頂けず悔しい…!
さて昨日約束したエルキン氏、朝8時にレギスタンスーパー前に登場。グロッキー気味なので車で回ってくれたのはとても有難かったです。 -
30分ほど走って着いた最初の目的地は、手漉き紙の工房・コニギルメロス。街の喧騒が嘘のような田舎の住宅街にある、桃源郷みたいな雰囲気。
751年タラス河畔の戦いで、中国側の紙職人からイスラム側に製紙技術が伝わった後、ここサマルカンドでは中東一と呼ばれるほど製紙業が盛んになった。近代化に押され19世紀半ばには生産が一時途絶えてしまったものを、21世紀に入りJICAの支援もあり再びここで稼働をはじめたとのことです。昔の伝統技術である紙すきを復活させた工房 by ぱんスキュさんコニギルメロス 体験・アクティビティ
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敷地内には川が流れており、水面が朝日に照らされてキラキラしている。せせらぎの音も相まって最高に気持ち良いです。
サマルカンドの大都会の喧騒を癒してくれる、かなりオススメのスポットです。 -
紙の原料となる木の皮を剥いでいるところ。これを煮込んでドロドロのパルプにします。日本の和紙ではコウゾを原料にしますが、ここはマルベリー(桑)の木を使っています。そのため和紙とは仕上がりが変わってくるのだ。
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風通しの良い場所でマルベリーの木が干されている。
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紙すき。先ほどの煮込んでドロドロになったパルプ液を適度にすくい上げ、紙すき枠で濾していく。この辺りの工程は和紙と同じ。
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これを水取り紙に挟んだあと、網にのせて乾燥させる。乾いたら今度は磨き石を使って紙をこすっていく。するとあら不思議!紙に光沢が出てくるのだ。この輝きと滑らかさがサマルカンドペーパーの特徴なのだ。
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手漉き紙で作られたお土産品の品々。手書きのイラストが素敵なポストカードのほかにも、カレンダーや袋、果てには紙で作られた洋服までありました!私事ですが、仕事でも手漉き紙を作る機会があるため、インスピレーションをたくさん貰いとても参考になったのでした。
入場料2500スムはお土産を買うとおまけして貰えました★最後にお茶とお菓子を頂き、大満足で工房を後に。 -
この紙すき工房はサマルカンド市内からさほど離れていないのに、とても入り組んだ田舎道の真ん中にあります。迷路のような村内の道でしたが、エルキンさんはここが地元らしくスイスイと市内へと戻っていった。
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お次の観光スポットはダニエル廟。18mもの長ーい棺桶で有名です。
入場料は外国人10000スム。ちなみにウズベク人は800スムでした…。凄い差額w長ーい長ーい棺が特徴的 by ぱんスキュさんダニエル廟 史跡・遺跡
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丘の上にあったダニエル廟と棺桶。彼は紀元前4〜3世紀の人だそうで、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教共通の聖人です。なんでもその遺骨は年々伸びるとの言い伝えがあり、ティムールがこのような長い棺桶を作ったらしい…。上にかけられた緑の布はサウジアラビアからの寄贈品だとのこと。
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ダニエル廟のある丘は眺めが大変よく、一帯の公園を見渡すことができます。気持ちいいー!
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東屋の中にある水汲み場。これは聖水と崇められており、絶えず人が訪れては水を組んでいきます。
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続いてダニエル廟のほぼお向かいにある、ウルグベク天文台。左側の筒状になっているものが天文台として使われていました。
天才ウルグベクの業績が分かる天文台跡 by ぱんスキュさんウルグベク天文台跡 史跡・遺跡
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巨大なスケールのこの天文台!
1400年前後に作られたこの天文台は、現在は11mの地下部分のみが残っていますが本当は地上部分もあわせ40mの大きさを誇ったそうです。ウルグベクはここでの観測を元に1年間の暦を測ったそうですが、なんと現在の暦と誤差は1分弱という素晴らしい正確さだそうです。 -
隣には博物館がありました。
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中には天文台を復元したミニチュアはじめ、ウルグベクの業績などを記した展示物などがあり。
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そして中央にいるのが我らがウルグベク。
ティムールの孫ながら学者肌の指導者で、イスラーム的なメドレゼやモスクをたくさん作った一方で、天文学や詩・音楽といった学問/芸術振興の鞭をとり、それがサマルカンドの都を大いに発展させたという。
彼は先ほどのティムール廟に埋葬されましたが、ソ連時代での発掘の結果、首を切り落とされて殺されたことが分かっている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%99%E3%82%AF -
ウルグベク天文台を出て西に進むと、見えてくる丘がアフロシャブの丘。ここにかつてのサマルカンドの街があったのですが、モンゴル帝国の襲来により壊滅させられ、今では茫漠とした荒涼たる丘にしか見えない。恐るべしモンゴル軍…。
今ではペンペン草感あふれる諸業無常の地 by ぱんスキュさんアフラシャブの丘 自然・景勝地
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最後はシャーヒズィンダ廟群へ。ここはティムールに関係ある親族などの霊廟が並んでいる。入場料8000スム。
ティムールゆかりの青の霊廟群は圧巻! by ぱんスキュさんシャーヒズィンダ廟群 建造物
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中はどこまでも青・青・青の廟が建ち並び圧巻!
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とにかく1つ1つの装飾が非常に細かく繊細。それが何十個とも並んでいるのです。
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入口。看板には誰が葬られているのか、名前とティムールとの関係性が記されている。
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廟の中には墓石が安置されている。
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外に墓石が安置されていた場所も。
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とにかくイスラム的文様が美しく、豊潤過ぎる空間でした。
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訪問客もとても多く、青の都サマルカンドならではの建物だと思った。
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ここで体調不良につき、宿の近くまで送ってもらう。最後の気力を振り絞って、レギスタン広場周辺の見どころへ。
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ビビハニムモスク。ティムール妃の名前を冠されたこのモスクは、かつては最大規模を誇ったともいえる巨大モスクで、ティムールによって工事の進行を早められたせいもあり崩壊も早かったと言われている。入場料12000スム
http://www.advantour.com/jp/uzbekistan/samarkand/bibi-hanim.htmティムールの愛妻にちなんだ巨大モスク by ぱんスキュさんビビハニム モスク 寺院・教会
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内部はシンプルな造り。現在もその大きな姿はそのままに、静かな様子で佇んでいる。
ティムールの愛妻にちなんだ巨大モスク by ぱんスキュさんビビハニム モスク 寺院・教会
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お向かいにあったビビハニム廟。
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続いてお隣にあるシヨブ・バザールへ。帰国も近いのでここではお土産を買いました。
サマルカンド随一のバザール by ぱんスキュさんシヨブ バザール 市場
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サマルカンド1のバザールは庶民の市場という感じで大変賑わっていました。
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スパイスやドライフルーツなどを扱うお店。ロシア語で相場を聞いて回って、最も安いところでウズベク名物のレーズン数種類をお買い上げ。100g1500スム也★
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そのほかに見かけて楽しかった物。イチジクのクルミ詰め。見た目も陳列もとても洒落てる!100g6000スム位だった気が。
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内陸部なのに海の魚が!う〜〜〜ん、どこからやってきているのか…ナゾ。
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そしてこちらにもありました、サマルカンドナン!こうしてみると非常に巨大です。
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こんな風にリヤカーに載せられて売られているブースも多数。お値段は店によってまちまち。1000〜3000スム。とても美味しそうで、日本まで持って帰るかどうか真剣に悩みましたが、日本の湿気に耐えられないと判断したのと、重量オーバーにより泣く泣く断念…今から考えれば手持ちにしてでも持って帰ってこればよかった!
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最後はサマルカンドの代表的なスポット、レギスタン広場のメドレセ群へ。
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サマルカンドと言えばこのレギスタン広場!左がウルグベグ・メドレセ、中央右がティラカリ・メドレセ。そして写真外右側にはバチ当たりメドレセのシェルドル・メドレセ。とにかく写真に収まりきらないほどの大きさを誇る建造物に圧倒。
2015年夏は入場時間の規制があった by ぱんスキュさんレギスタン広場 広場・公園
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広場内に入るにはボディチェック有。夏期で真ん中はステージとなるらしく、通行不可だった。また夕方にステージ練習などがあるらしく、14時までしか見学不可であった。
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最初はウルグベク・メドレセから見学します。3つの中で最も古い1440年ごろに建てられた神学校。名前のとおりウルグ・ベクによって建設されました。
レギスタン広場で最も古いメドレセ by ぱんスキュさんウルグベク メドレセ 史跡・遺跡
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中はメドレセの面影はなく、お土産物屋になっていました。うーーーん。
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お次はティラカリ・メドレセ。正面にあるこのメドレゼは最も新しい造りで、1660年に建設完成した。
3つのメドレセの中で一番見ごたえあり by ぱんスキュさんティラカリ メドレセ 史跡・遺跡
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内部は広く、かつては礼拝所としても使用されていたらしい。
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椅子が並び、市民の憩いの場ともなっていたり、コンサートが開かれたりしている
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黄金のミフラーブ(メッカの方向を指す凹)。これが非常に天井高く、かつ黄金使いが荘厳で目を奪われる。。。3kgもの金塊が使われたとか。このことからティラカリ=金箔のメドレセと呼ばれている。
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天井も素晴らしい出来栄え!すーーーっと吸い込まれていくかのような、青と金のコントラストと文様が美しすぎる...。
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中には展示コーナーがあり。展示物の前に土産物屋が居座っているのが中央アジアらしい光景である笑。
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メドレセの昔の配置や修復時の破片など。
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かつての様子の写真コーナー。
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そして最後に罰当たりメドレゼのシェルドル・メドレセ。
ウズベキスタン名物、罰当たりメドレセ by ぱんスキュさんシェルドル メドレセ 史跡・遺跡
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ここもブハラの罰当たりメドレセと同じく偶像崇拝厳禁のイスラーム建築なのに、ライオンの背中にくっきりと人の顔が…(汗)。なかなか豪快というか、恐れしらずな装飾である。
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ここも内部はお土産屋がズラリ。メドレセの面影はほとんどない。
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こんなものまで!これで君もウズベク人だ!
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そして巨大なウズベク男女人形…これはマスコット?展示品?それとも売り物なのか…ゆるーい表情にまた味があります。
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これで一連のメドレセ群見学は終了。しかし残念だったのは、コンサートの会場設営のためこのような照明が建築物の前にばしばしと置かれていたこと…景観が台無しだよ…さすが理より実を取るウズ人である。
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宿に戻ったころはもうフラフラ…朝まで飲まず食わずで大人しく宿でゴロゴロ…。明日は帰国日、なんとか体調が戻ってくれることを祈りつつ休養に専念。おやすみー。
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8月23日
おはようございます。休んだ甲斐あって無事に復活!昨日は泣く泣く諦めた豪華な朝食も、今日は遠慮なくいただきまーーーす!
旅の最後で健康のありがたさを噛みしめつつ、みっしりモッチリなサマルカンドナンを噛みしめうつ、列車でタシケントへ戻って帰国便へ。 -
宿からバスで再びサマルカンド駅へ。構内は街のテーマカラーである青色のステンドグラスの装飾が美しい造りだった。ただ豪華な造りの割には売店があまり芳しくないので市中調達が吉。
巨大で装飾が美しいサマルカンド中央駅 by ぱんスキュさんサマルカンド駅 駅
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止まっていたアフロショブ号。ウズベク国内最速を誇る高速列車ですが、今回はこれには乗らず、ブハラ→サマルカンド間で乗車したシャルク号に再び乗ります。
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2等車は6人掛けで、約3時間の乗車時間のあいだに同じコンパートメントのウズベク女子と仲良くなりいろいろ話す。曰くわたしが初めて話した外国人だったらしい…カタコトの英語とロシア語とで意思の疎通を図りニッコリ。
やっぱり列車の旅ってイイね! -
タシケントに戻った後は、お土産と軽い市内散策をした後にタシケント空港へ。長かったシルクロード横断の旅も、いよいよ終わりに近づいてきた。
タシュケント国際空港 (TAS) 空港
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最後の関所であった税関審査とレギストリーツィアチェックを何とかパスし、いちいち行列のできる荷物チェックを3度くぐり抜け、ようやく機内へ。ふう。そして離陸。
さよならウズベキスタン、さよならシルクロード! -
大韓航空の機内食。なかなか美味でエライ!
舌包みを打った後は、ブハラで別れたHさんと3たび奇跡の再開!同じ便だとは聞いていたけど、本当に会えるなんてビックリー!
一緒に仁川でのトランジット手続きを済ませた後はガッチリ握手し、彼は大阪へ、わたしは東京へ、それぞれの便でお互いの住む街へと帰っていったのでした。
最後の最後まで出会いと別れとが交錯する、とってもシルクロードの旅にふさわしい展開だったなあ!
★
旅人たちはシルクロードで様々なものに出会い、そして別れる。古来からのそうやって人は往来を続けてきた。『シルクロード』という響きに期待とロマンを感じるのは、きっとそんな数えきれないいくつもの出会いと別れのドラマを感じさせるからであると思います。
そんなシルクロードの旅、とても楽しかったです。皆様も是非いつか彼の地を踏んでみてください...そこには予想以上のドラマが待っていることでしょう★
これにて2015年、シルクロード旅日記を〆させて頂きます。ここまで読んでくださった皆様、どうもありがとうございました。
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旅行記グループ 2015夏 シルクロード天山北路横断の旅
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