2015/08/13 - 2015/08/14
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ぱんスキュさん
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2015年8月7日~24日
中国~ウズベク、シルクロード天山北路横断の旅6
羽田→ソウル→ウルムチ(⇔トルファン)→アルマトイ【→ビシュケク】→ボコンバエバ→ベルタム&ボズ・サルクン→ビシュケク~シムケント(⇔トルキスタン)→タシケント→ブハラ→サマルカンド→タシケント→成田
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8月13日 AM10:00
観光にはちょっとつまらなかったカザフスタン・アルマトイから、次の目的地キルギスの首都ビシュケクへ。この道はかなりポピュラーなルートらしく、心配していた国境越えもすんなりとパス。
キルギスという国、前評判でとてものんびりしていて自然が豊かな良い所だと聞いてみましたが、実際行ってみるとこれがもーーーーーう、期待以上に大・大・大満足!遊牧民の暮らしと自然とユルさが溶け合った、とっても素敵な国だったよ!
今回は国土の東にあるイシク・クル湖の南岸・ボコンバエバという町の近郊で行われると耳にしたローカルのお祭りの『鷹狩祭り』="Birds of Prey Festival"へ焦点を定めて行ってきました。
この祭り、情報がとにかく少ない!本当に開催されるのか疑心暗鬼になっていた位でしたが、そこでの日々の充実度ったら!
それらはこの後の旅行記で紹介するとして。まずはキルギス最高伝説の序章、首都ビシュケクでの滞在記録を。
ビシュケクもアルマテイ同様にこれといった見どころがないのですが、街のサイズがもっとこじんまりしており、また遠くに見える山々がなんとものどかな気分にさせてくれます。
滞在期間は到着初日とシムケントへの移動日の少し前と限られた時間だったのですが、この国の持つノンビリ感が凝縮されたかのような、なかなか居心地の良い街でした。
感動のキルギス最高伝説、いよいよスタートです!
<参考HP>
在キルギス日本大使館、ビシュケク案内
http://www.kg.emb-japan.go.jp/guidebishkekfebruary2015.pdf
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- ウズベキスタン航空 大韓航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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8月13日10:00
アルマトイ・サイランバスターミナルを出発したマルシュは、カザフスタン側の渋滞を抜けビシュケクへと向かう。アルマトィ⇔ビシュケク間は道が整備されておりとても綺麗で、総勢18人を乗せたマルシュは快調に走る走る。 -
アルマティの街を抜けると、車窓に広がるは牧草地帯、そして遠くには馬たちの放牧が。
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アルマトイ→ビシュケクは約5時間の旅でしたが、途中でしっかり休憩時間が入ります。
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途中で見かけた風力発電機。カザフは資源国なのに、なぜ風車を立てているのかは謎。
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本日の気温・35度。マルシュ内はエアコンがなく、窓からの風だけが頼り。幸いにも運ちゃんが凄くトバす人で平均120kmで走っていたため、窓からビュンビュンと風が入ってきて、体感温度はこれより低い。
旧ソ連圏のマルシュは通常かっ飛ばすのが多く、こんなにトバして事故ったらどうするんだろうっていつも思う。けどこのトバすマルシュに乗ってると、旅をしている…生きてる…って実感する。
身体中の血がざわつくのを感じる。 -
13:00
3時間ほどのところで第一の検問がありパスポートチェック。カザフ⇔キルギスの国境はまだ少し先らしい。 -
途中から少し山道を抜ける感じになる。天山山脈の間を縫って走っているのだ。
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13:45
カザフ側の国境コルダイに到着。この旅では4度、陸路での国境を超えるけどここでようやく2つ目。何事もないと良いなあ。
全員が荷物とともに車から下ろされ、出国審査を受けます。お昼過ぎで人が殺到してないことを祈りつつ。。。 -
カザフ側のブースは3つあり、みんな押し合いへし合い。幸いにも列はできていたので辛抱強く待つ。15分ほどしてブースに到着、入国カードも持っていたのでごく普通に終わる。ここの国境はイジワルだと聞いていたので安心した。
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カザフスタンとキルギスの国境間にある緩衝地帯。シュー川という河川が流れており、橋を渡る形で国境を越えていく。奥にはキルギスタンの文字看板が。
ここでアゼルバイジャンとグルジアのバラキャン−ラゴデヒ国境を思い出した。どっか雰囲気が似てるな。 -
さてキルギス側の国境アルコルにて入国審査。
ブースは2つだけど、ビザチェック無し・カザフと違って写真撮影なしのため、大変スムースな流れ。しかし皆と同じブースでパスポートを見せると、旧CIS国以外の外国人は隣の建物でスタンプを貰ってと言われて二度手間でした。でもカザフ側ほど高圧的な態度はなくて安心。
国境抜けたぞ記念にパチリ。奥に写るのが出入国審査の建物です。現在気温33度、やはり車内の方が暑い…。 -
14:20
無事に全員が揃い、マルシュ出発。ここから30分ほどでビシュケクのバスターミナルに到着するらしい。 -
15:00
無事にビシュケクのバスターミナルに到着!約5時間の道のり、お疲れさまでした。西バスターミナル バス系
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ビシュケクのバスターミナル外観。まずは3日後のシムケント行き夜行バスのチケットを買うべくウロウロ。
このバスターミナル、両替所はあってもキャッシングマシンが無かったので要注意。カザフテンゲ→キルギスソムは適正レートで替えられるのが救い。 -
…と、突然道中にあまりの暑さにくたばっている人々が。な、なぜこんな道で寝ているのだ…。
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気を取り直して。ブースに行きカタコトロシア語と筆談で、無事にシムケント行きの夜行バスチケットをGET。600ソム(=約1200円)払ったけど、チケットには580ソムと書かれていたので、多分差額は受付のおばちゃんの懐に入りましたね。さすが旧ソ連…。
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他にも国際バスのタイムテーブルが出ていました。モスクワ行きなんてものもあり、CIS国らしいなあと。シムケント行きは毎日21:30出発だそうです。
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続いてキルギス国内線のバスタイムテーブル。どこもとりあえず頻発していますが、これ以外の便でもマルシュで人が集まれば出発という、なんともゆるい感じです。
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さて駅前でタクシーを捕まえて今日の宿へ。キルギスのタクシーは安くて正確、さらに英語を話せる人もいたりとかなり最高。中心部から少し離れた宿まで200円程でした。
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ビシュケクの宿『Southside Guesthouse』
個人宅をオシャレに改装して部屋貸ししている、民泊というかAirb&bに近い形態の宿でした。朝食込で34ドル、離れの可愛い部屋を使わしてもらいました。Southside Guest House ホテル
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中庭が素敵でハンモックなどもあり。個人宅のため分かり辛い場所にあり、また中心部から離れているのが残念。
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この後はコンタクトを取っていた旅行会社のCBTビシュケクに行き、明後日にボコンバエバという町で行われるらしい鷹狩祭りの宿などのアレンジをお願いすることに。
再びタクシーに乗車。運ちゃんにメーターがないよ〜と指摘すると、これがメーターだよ!と見せてくれた。なんとスマホでタクシーメーターが出る仕様!これはなかなか便利そう、日本でも導入すればいいのに! -
ちなみにCBTビシュケクの前には、こんな立派なスーパーがあります。次のタクシーもここで拾いました。
CBTビシュケクの日本語HPに詳しい地図や情報が載っているのでご参考下さい。JICAボランティア作成とのことでちゃんとしています。
http://cbtkyrgyzstan-jp.jimdo.com/contacts/ -
街南東部を東西に走るゴーリキー通り沿いにあるCBTビシュケクへとやってきた。しかし営業時間内なのになんとクローズ…えええ。どうしよう…
ちなみにこの後行くボコンバエバにて、このCBTビシュケクのスタッフと出会うことになるのですが、この日は停電で終業時間を早めていたことが判明…そしてこれがキルギス式なんですよ〜と説明され、丁重に謝罪を頂きました。なるほど… -
あるタクシーに乗った時の事。日本の中古車ということで、なんとカーナビ表示が静岡の辺りをグルグル回っていた笑。彼曰く『日本車サイコー!』とのこと。こっちこそキルギスのタクシーはサイコー!と言いたい。
とにかくキルギスのタクシーは素晴らしい。ただ教育水準が高い人がタクシードライバーをやっている…ということは、国にまともな産業がないということの裏返しだ。
これがカザフスタンになると、ドライバーの質もタクシーのシステムもダメダメ。まともな人はタクシードライバーよりもっと稼げる職に就くんでしょうね。複雑な気分。 -
それでは次の手を、と某歩き方に載っていた旅行会社CATSへと向かいますが、歩き方に載っていた住所と地図にそれらしき会社は見つからず…ええええ。なんか小さな商店があるだけ。困ったなぁ。
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うわぁと半泣きになりながら、そのトゴログ・モルド通りをとにかく南下し、旅行会社がありそうな大通りを目指して歩きました…
するとロンリープラネットでトップエージェントとして紹介されていた"Novi Nomad"を偶然にも発見!営業時間が過ぎていたので一か八かドアを押してみると…
『いらっしゃい。ああ、時間なら気にしなくて良いのよ。どうしました?』
天の助け! -
お姉さんにこれまでの経緯を話し、15日にボコンバエバで行われるらしい鷹狩り祭りに行きたいと相談すると、『えっ、なにそのお祭り?アプリコット祭りじゃなくって?』と画像のポスターを指さされる…ど、どんだけマイナーな祭りなんだ鷹狩り祭りよ。ここで先行き不安度MAX…。
すると彼女はCBTビシュケクのスタッフに直接電話をかけて確認という奥の手に出る…『わかったわ。鷹狩り祭りは確かに開催されるわよ。参加するなら、明日の朝にマルシュでボコンバエバのCBTに行って。宿は向こうで押さえててくれるそうだわ。』
わわわ、やったー!お姉さんありがとうございます!とりあえずなんとかなりそうで、心細かったのが一気に解消!
このヘルプの対価を支払おうとすると、『えーっ、そんなの要らないわよ。もし気が済まないなら、ポストカードでも買っていってくれれば、ね(ニコッ)』
お姉さん、めっちゃエエ人や…T_T せめてものお礼に、フェルトグッズを幾つか購入し、丁重にお礼を言ってオフィスを後にしました。 -
さて、今後の旅程の目処も立ったところで休憩と夕食を。トゴログ・モルド通りにある、ブブリクというオサレカフェへ突撃ー!
ブブリク カフェ
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このカフェは後にボコンバエバで会うことになる、JICAボランティアのOさんもオススメのカフェです。
キルギスらしからぬ?、とってもオシャレで素敵なカフェでした。そしてfreewifiもあります! -
バタバタ歩き回って空腹だったため、ガッツリとお料理を頂きました。まずはロシア料理のオクロシュカというスープ。
伝統料理なのにとっても洗練された盛り付けとお味で感激… -
続いてヘルシーな野菜のラップを頂く。ここのところヘビーな肉やチーズ料理が続いていたので、こういう感じの料理がうれしかった。しみじみ美味しい。
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生オレンジジュースも、こんなオシャレアレンジで出してくれました。ステキやー!
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最後に〆のチャイを。色々なフレーバーが選べてよかったです。ちなみにキルギスでは緑茶か紅茶がよく飲まれています。
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こちらのカフェには、JICAも開発支援している『一品一村運動』の商品を買うことが出来ます。最近は無印良品でもキルギス発のフェルト製品が取り扱われるようになりました。これらはとても可愛くて女子ウケ間違いなし!
一品一村運動商品のアンテナショップはアラトー広場にもあります。
http://www.muji.net/lab/found/kyrgyz/ -
そのアラトー広場。夕刻過ぎだったため残念ながらショップはクローズ。キルギスの建国叙事詩『マナス』の像。彼の名がそのまま詩のタイトルになっているという、キルギス一親しまれている勇者さまです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8A%E3%82%B9アラ トゥー スクエア 広場・公園
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アラ・トー広場。アラトーはキルギスにある世界遺産の山の名前にもなっています。
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そのまま町中心部をブラブラ。ド派手な黄色い看板に見えるのは、ケンタッキーのパクリらしいファーストフード店、KFC=キルギス・フライド・チキン笑
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アドリアーノというシャレオツイタリアン。free-wifiで居心地良し。そしてここにも一村一品運動のプロダクトを発見!
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日が落ちていくビシュケクの街。遠くにはうっすらと山が見え、ここが天山山脈の麓にあるということを思い出させてくれる。
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そんなこじんまりと素朴な街ビシュケクにも開発の波は少しだけ訪れているようです。巨大マンションの建設現場。ビシュケクそしてキルギスの素朴さとはかけ離れたイメージですが、周りはまだまだノンビリ感ありでホッとする。
暗くなってきたので宿に帰ろう。明日はいよいよボコンバエバへ出発だ。 -
おはようございます。こちらの宿は朝食付きで温かい卵料理が出ますが、調理法を選べるのがうれしいところ。オムレツにしてもらいました★
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さてここからはオマケ画像。宿にはイヌとネコがそれぞれ1匹ずつおり、いつもはじゃれあって仲睦まじく過ごしているのですが…
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この日はやたらとイヌ氏がしつこくネコに絡んでいます。
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犬『ん〜〜〜〜ペロペロペロペロ』
猫『うわなにをするやめろ』 -
猫『お前しつこいよっ』
ネコパーーーーーンチ!
犬『ぐわわーblbkly;fdkーー』
記録的瞬間。 -
犬氏しょんぼりして退散の巻。
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ふふん。とドヤ顔。猫強いな!
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面白いものを見られたところで、昨日来た西バスターミナルへ。ここからボコンバエバまでのマルシュに乗り、いざ鷹狩祭りへ!
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