2014/03/18 - 2014/03/23
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旅人のくまさんさん
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前回のカンボジア旅行の時は、地雷撤去が出来ていなかっため見学できなかった、アンコール遺跡群のベンメリア遺跡見学です。アンコールワットに匹敵する規模とされます。
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ベン・メリア遺跡に到着しました。ベン・メリアは、クメール語で『蓮池』の意味とされます。アンコール遺跡群の一つに数えられています。アンコール・ワットからは、直線距離で40キロの東に位置します。
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ベン・メリア遺跡の駐車場近くの光景です。白い花を咲かせた街路樹がありました。ベン・メリア遺跡は、アンコール・ワット建造に先立つ、11世紀末〜12世紀初頭の造営と推測されています。
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イチオシ
芳香を持つ、プルメリアの白い花のズームアップ光景です。プルメリアは、キョウチクトウ科プルメリア属の常緑小低木です。白色のほか、黄色、ピンクと赤色の花の種類があります。
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この池も、元々はベン・メリア(蓮池)だったかもしれません。水草が水面の半ばを覆っていました。
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ここからは歩いてのベン・メリア遺跡の見学です。見学前に、道を逸れないよう注意がありました。もちろん、撤去漏れの地雷に対する注意です。
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地雷除去経緯や注意に関する看板のようです。文中にある『CMAC』は、カンボジア地雷行動センター(Cambodia Mine Action Center)の略称です。その元となったのは、UNTAC(国連カンボジア暫定行政機構)の地雷除去作業と、訓練を指揮した地雷除去訓練部(MCTU)です。1993年に現在の『CMAC』の組織となりました。
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青い看板のアップ光景です。文中、地雷を示す文字は、『Mine』です。2003年1月から始まった作業で、約156万平方の区域から438個の地雷と809個の不発弾(UXO)が除去されたようです。ドイツが支援していることも記されていました。
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今回の旅行でも、地雷の危険性は残っているので、勝手に脇道に入らないよう、注意を受けてからの見学です。
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再建されずに、寄せ集められた状態で保存された遺物の石材群の光景です。お子さん達の遊び場になっていました。
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再建されずに、そのままの状態で保存されていた石板のズームアップ光景です。接続のためか、あるいは移動防止のために使うらしい穴が開いていました。
(追記)石材運搬の穴と説明するネット情報もありました。 -
ネット情報では、遺跡の再建は手つかず状態なものの。石彫のナーガの保存状態は良いことが紹介されていました。その保存状態の良いナーガの光景です。
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ベン・メリア遺跡は、スーリヤヴァルマン2世が建立したと推測されているヒンドゥー教寺院です。その参道光景が続きます。スーリヤヴァルマン2世はアンコール・ワットを建設したことで有名なクメール王ですが、隣国のタイ王国にあるピマーイ遺跡も建設した王様です。
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現地ガイドさんは、この脇道には絶対に入らないように注意されていました。ベン・メリア遺跡の参道から分かれた溝のような光景でした。
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ナーガ像のズームアップ光景です。保存状態がよく、欄干部分もよく残されていました。左岸辺りが使用されているようでした。砂岩が使われる理由の一番は、細工がしやすいことにあるようです。
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対になったもう一方のナーガのズームアップ光景です。頭が五つ刻まれた像の正面光景です。ナーガは、ヒンドゥー教の神名で蛇、殊にコブラを意味するようです。
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イチオシ
ヒンドゥー教の神で、ナーガの頭のズームアップ光景です。時代を経てコブラのイメージが薄れ、綺麗な歯並びの動物のような顔に変わって来たようです。
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ナーガ像の中央下部付近に彫刻されていた、点描のような同心円の飾りです。勝手な推測ですが、蛇神に縁が深い波紋、あるいはトグロを連想しました。
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参道脇に設けられていた石塀跡のような光景です。残された石材のから推測して、あまり高くない造りのように見えました。
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同じく、参道脇に設けられていた石塀跡のような光景です。二段に積まれた石材の高さが、当時の高さだったかも知れません。
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修復されないままの姿の、ベン・メリア遺跡です。環濠幅約45メートル、周囲4.2キロの規模と推定されています。アンコール・ワットとの類似点が多く、『東のアンコール・ワット』とも称されています。
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倒壊した遺跡が続く中で、かろうじてその姿を留めた遺跡のズームアップ光景です。原型を留めていると表現するより、全壊直前の石造建築の光景でした。
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イチオシ
傾いてはいますが、ナーガの彫刻そのものは保存状態が悪くない遺物の光景です。補修作業が進めば、もう一度欄干の上に建ちそうです。
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こちらのナーガも転がっていましたが。保存状態は悪くないようです。早く、助け起こして欲しいような怒った顔でした。
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再建作業が着手できずに、石材などがそのままに放置された遺跡の光景です。地雷撤去さえ終わっていれば、この状態での見学も興味が湧きます。
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ベン・メリア遺跡は、アンコール・ワットの建設に先駆け、そのモデルとして建設されたとする見解もあるようです。使われている石材は、主に砂岩です。
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夥しい遺物の石材の山は、ここだけではありませんでした。遺跡全体がまるで廃墟のような光景でした。
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この辺りの壊れ方ですと、原型を復元するのに、ほかの場所にとっても参考になりそうです。石材も失われずに、そのまま残されているようでした。第三回廊の遺跡になるようです。
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これからベン・メリア遺跡を修復する人達にとっては、ため息が出てしまいそうな量の遺物の山の光景です。現状の把握から、復旧の方針の立案から実施まで、かなりの長年月がかかりそうな予感がします。
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北西に位置するクーレン山は、良質の砂岩を算出し、その石切り場跡が残されています。その石材を使った、三重の回廊、十字型の中庭などを持つ伽藍配置の寺院とされます。
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前方に立ち塞がるような姿を見せた大型遺跡の光景です。ヒンドゥー教寺院として建造されましたが、仏教のモチーフを用いた彫刻が多く残されている遺跡とされます。
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