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京都東山の山ふところに抱かれた古刹、&quot;もみじの永観堂&quot;で有名な【永観堂禅林寺】は『古今和歌集』にも歌われた紅葉の名所です。娘を連休明けに送り届けたついでに、哲学の道を通って永観堂を訪れました。<br /><br />先日「古寺名刹こころの百景」という番組で、永観堂の&quot;みかえり阿弥陀如来&quot;と永観律師のことが取り上げられ、阿弥陀さまの導きを悟り苦しむ民衆に寄り添い手を差し伸べた永観律師の話を知り、モミジだけではなく阿弥陀如来をじっくり見たいと思いました。<br /><br />境内を染め上げる紅葉にはまだ少し早かったけれど、色づき始めのモミジも見応えがあり、まだ人出が多くないなか、ゆっくり阿弥陀如来を眺め思いを巡らせることができました♪<br /><br />

色づき始めた"もみじの永観堂"へ ~みかえり阿弥陀にひかれて~

68いいね!

2014/11/04 - 2014/11/04

522位(同エリア6948件中)

旅行記グループ 秋の京都・滋賀へ紅葉狩り

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akiko

akikoさん

京都東山の山ふところに抱かれた古刹、"もみじの永観堂"で有名な【永観堂禅林寺】は『古今和歌集』にも歌われた紅葉の名所です。娘を連休明けに送り届けたついでに、哲学の道を通って永観堂を訪れました。

先日「古寺名刹こころの百景」という番組で、永観堂の"みかえり阿弥陀如来"と永観律師のことが取り上げられ、阿弥陀さまの導きを悟り苦しむ民衆に寄り添い手を差し伸べた永観律師の話を知り、モミジだけではなく阿弥陀如来をじっくり見たいと思いました。

境内を染め上げる紅葉にはまだ少し早かったけれど、色づき始めのモミジも見応えがあり、まだ人出が多くないなか、ゆっくり阿弥陀如来を眺め思いを巡らせることができました♪

  • 11月になり、木々の葉が色づき始めました。<br />文化の日の翌日、京都で下宿している娘をたくさんの荷物とともに送り届け、そのまま帰るのは惜しいので、近くの哲学の道を通り「色づき始め」と出ていた【永観堂】を訪れることに・・・

    11月になり、木々の葉が色づき始めました。
    文化の日の翌日、京都で下宿している娘をたくさんの荷物とともに送り届け、そのまま帰るのは惜しいので、近くの哲学の道を通り「色づき始め」と出ていた【永観堂】を訪れることに・・・

  • 哲学の道は春の桜のきれいな頃にも来ました。<br />秋は、恋人同士で訪れればロマンチックなのでしょうが、一人歩くにはちょっと寂しいかな、なんて思いながら黄色く色づき始めた疎水沿いの道を歩いて行きました。

    哲学の道は春の桜のきれいな頃にも来ました。
    秋は、恋人同士で訪れればロマンチックなのでしょうが、一人歩くにはちょっと寂しいかな、なんて思いながら黄色く色づき始めた疎水沿いの道を歩いて行きました。

  • 【永観堂】は、&quot;もみじの永観堂&quot;という愛称で呼ばれているので、もみじを見るのも楽しみですが、この日は&quot;みかえり阿弥陀さま&quot;をじっくり見たいという目的がありました。<br /><br />若い頃は、仏像などに全くと言ってよいほど興味がありませんでした。歳を重ねるにつれ、いつの間にか宗教だけでなく仏像についても知りたいと思うように・・・聞くところによると、みかえり阿弥陀さまは「永観、遅し!」と言葉を掛け、遅れる者を待つ姿勢を示され、苦しむ人々に手を差し伸べるように励まされたそう。先日TVでこの話を見て永観堂に興味がわき、ちょうど紅葉の季節と重なり、恒例の親友との紅葉狩り以外に訪れるなら永観堂だと決めたのでした。

    【永観堂】は、"もみじの永観堂"という愛称で呼ばれているので、もみじを見るのも楽しみですが、この日は"みかえり阿弥陀さま"をじっくり見たいという目的がありました。

    若い頃は、仏像などに全くと言ってよいほど興味がありませんでした。歳を重ねるにつれ、いつの間にか宗教だけでなく仏像についても知りたいと思うように・・・聞くところによると、みかえり阿弥陀さまは「永観、遅し!」と言葉を掛け、遅れる者を待つ姿勢を示され、苦しむ人々に手を差し伸べるように励まされたそう。先日TVでこの話を見て永観堂に興味がわき、ちょうど紅葉の季節と重なり、恒例の親友との紅葉狩り以外に訪れるなら永観堂だと決めたのでした。

  • 永観堂の総門に着きました。

    永観堂の総門に着きました。

  • 総門の右側に、午後の日を浴びたお庭があり、<br />部分的に黄色く色づいたモミジがきれい!

    総門の右側に、午後の日を浴びたお庭があり、
    部分的に黄色く色づいたモミジがきれい!

  • 総門をくぐると、右手に赤く紅葉した木々があり、<br />さらに右のほうに行ってみると・・・

    総門をくぐると、右手に赤く紅葉した木々があり、
    さらに右のほうに行ってみると・・・

  • こんな可愛い4人のお地蔵さまの石像発見!

    こんな可愛い4人のお地蔵さまの石像発見!

  • 黄色の花、石蕗(ツワブキ)も可愛く咲いています♪<br />

    黄色の花、石蕗(ツワブキ)も可愛く咲いています♪

  • 参道に戻ると、赤・黄・緑色のモミジがあり(*^_^*)です。

    参道に戻ると、赤・黄・緑色のモミジがあり(*^_^*)です。

  • 中門をくぐって中に入っていきます。

    中門をくぐって中に入っていきます。

  • 鶴寿台が正面に見え、参道を進んでいくと、右方面に色づき始めたもみじの庭園があるのですが、まずは大玄関から建物の中に入っていきます・・・<br /><br />永観堂は、平安初期に空海の弟子真紹が建立し、7世永観(ようかん)律師の代に浄土念仏の道場になり永観堂の名で親しまれるようになったそうです。

    鶴寿台が正面に見え、参道を進んでいくと、右方面に色づき始めたもみじの庭園があるのですが、まずは大玄関から建物の中に入っていきます・・・

    永観堂は、平安初期に空海の弟子真紹が建立し、7世永観(ようかん)律師の代に浄土念仏の道場になり永観堂の名で親しまれるようになったそうです。

  • 玄関を進むと、五色幕が掛けられた「釈迦堂」とお庭に小判型の盛砂が見えてきます。

    玄関を進むと、五色幕が掛けられた「釈迦堂」とお庭に小判型の盛砂が見えてきます。

  • 「釈迦堂」の縁側から「唐門」を見たところです。<br />この唐門は天皇の使いが出入りする勅使門で、勅使は手前に見える盛り砂を踏んで身を清めてから中に進んだのだとか。(白砂壇の間を通り身を清めるとは聞いたことがあるけれど、踏んで身を清めるとは初耳でした)<br /><br />盛り砂は、また、明かり取りの役目もしていたそうで、夜、月の明かりを反射し室内に明かりをもたらしたそう。人工的な明かりがない時代の話で、とてもロマンチックです!

    「釈迦堂」の縁側から「唐門」を見たところです。
    この唐門は天皇の使いが出入りする勅使門で、勅使は手前に見える盛り砂を踏んで身を清めてから中に進んだのだとか。(白砂壇の間を通り身を清めるとは聞いたことがあるけれど、踏んで身を清めるとは初耳でした)

    盛り砂は、また、明かり取りの役目もしていたそうで、夜、月の明かりを反射し室内に明かりをもたらしたそう。人工的な明かりがない時代の話で、とてもロマンチックです!

  • 縁側を進むと&quot;悲田梅&quot;と呼ばれる梅の木が植えられていました。<br /><br />昔、永観律師は貧しい病人のために、境内の梅の木に実がなるたびに、それを採って施療に使ったそう。&quot;悲田&quot;とは病人や貧窮者のことをことを言うそうで、いつしか村の子どもたちがその梅の木を&quot;悲田梅&quot;と呼ぶようになったという。今もこの庭でかわいらしい実をつけるそうです。

    縁側を進むと"悲田梅"と呼ばれる梅の木が植えられていました。

    昔、永観律師は貧しい病人のために、境内の梅の木に実がなるたびに、それを採って施療に使ったそう。"悲田"とは病人や貧窮者のことをことを言うそうで、いつしか村の子どもたちがその梅の木を"悲田梅"と呼ぶようになったという。今もこの庭でかわいらしい実をつけるそうです。

  • 続くお庭の様子。縁側に座ってみると、こぢんまりまとまったお庭で、お庭を眺めながらひと休みをするのがオススメです。

    続くお庭の様子。縁側に座ってみると、こぢんまりまとまったお庭で、お庭を眺めながらひと休みをするのがオススメです。

  • 小さいけれど、枯山水庭園。<br />紅葉はまだで残念だけど、もう少しするともみじが紅葉し、白砂の海に散る紅葉が美しいのでしょうね・・・

    小さいけれど、枯山水庭園。
    紅葉はまだで残念だけど、もう少しするともみじが紅葉し、白砂の海に散る紅葉が美しいのでしょうね・・・

  • さらに進んでいくと「御影堂」があります。<br />「御影堂」は宗祖法然をはじめ善導大師・証空上人が祀られています。<br />ぐるりとまわると・・・

    さらに進んでいくと「御影堂」があります。
    「御影堂」は宗祖法然をはじめ善導大師・証空上人が祀られています。
    ぐるりとまわると・・・

  • 「手水舎」が色づき始めたモミジの葉の後方に見えています。

    「手水舎」が色づき始めたモミジの葉の後方に見えています。

  • 「御影堂」の後ろに崖があり、「開山堂」や「阿弥陀堂」への通路が見えてきました。

    「御影堂」の後ろに崖があり、「開山堂」や「阿弥陀堂」への通路が見えてきました。

  • この通路は、屋根がついた通路で、突き当りを右に行くと「阿弥陀堂」へ、左に行くと「開山堂」に続いています。<br /><br />右を見ると・・・

    この通路は、屋根がついた通路で、突き当りを右に行くと「阿弥陀堂」へ、左に行くと「開山堂」に続いています。

    右を見ると・・・

  • 背の高い立派な木があり、「三鈷の松」という案内板がついています。<br />「三鈷の松」とは葉の先が三つに分かれている珍しい形の松の古木だそうです。<br />&quot;三鈷&quot;とは、&quot;智慧&quot;&quot;慈悲&quot;&quot;まごころ&quot;の三つを表していて、この松の葉を持っていると、三つの福が備わるという。<br />誰もが欲しいと思うけれど、「*降りて拾ってはなりません。」という但し書きが書かれていました(笑)

    背の高い立派な木があり、「三鈷の松」という案内板がついています。
    「三鈷の松」とは葉の先が三つに分かれている珍しい形の松の古木だそうです。
    "三鈷"とは、"智慧""慈悲""まごころ"の三つを表していて、この松の葉を持っていると、三つの福が備わるという。
    誰もが欲しいと思うけれど、「*降りて拾ってはなりません。」という但し書きが書かれていました(笑)

  • 葉先が三つに分かれているのがわかるでしょうか?

    葉先が三つに分かれているのがわかるでしょうか?

  • 通路の突当たりの左手には、くねりと山肌を這うような形が、龍が伏せているように見えることから臥龍廊(がりゅうろう)と呼ばれる階段があります。この階段を上がって行きます。<br /><br />パンフレットには“起伏が激しく、龍の体の中を歩いているような不思議な気分が味わえる”と書かれています。

    通路の突当たりの左手には、くねりと山肌を這うような形が、龍が伏せているように見えることから臥龍廊(がりゅうろう)と呼ばれる階段があります。この階段を上がって行きます。

    パンフレットには“起伏が激しく、龍の体の中を歩いているような不思議な気分が味わえる”と書かれています。

  • 階段は、崖にそって作られていて、急な斜面からもみじの木が斜めに生えているのが見えます。これらのもみじは「岩垣紅葉」と呼ばれていて、ここだけでしか見られないのだとか・・・

    階段は、崖にそって作られていて、急な斜面からもみじの木が斜めに生えているのが見えます。これらのもみじは「岩垣紅葉」と呼ばれていて、ここだけでしか見られないのだとか・・・

  • 屋根にもみじの葉がかかるように見えます。

    屋根にもみじの葉がかかるように見えます。

  • 「臥龍廊」を上から見下ろすとこのように見えます。なんとクギを1本も使わず組木だけで作られているそうです。

    「臥龍廊」を上から見下ろすとこのように見えます。なんとクギを1本も使わず組木だけで作られているそうです。

  • ここからも曲がっている様子がよく分かります。

    ここからも曲がっている様子がよく分かります。

  • 岩垣紅葉が「御影堂」の上で重なり合いながら赤く染まりつつあります。

    岩垣紅葉が「御影堂」の上で重なり合いながら赤く染まりつつあります。

  • 「臥龍廊」をぬけ進むと、<br />境内が見渡せる展望スペースと「開山堂」がありました。

    「臥龍廊」をぬけ進むと、
    境内が見渡せる展望スペースと「開山堂」がありました。

  • 左の中央部から、「開山堂」の中が見えるようになっています。<br />「開山」とは、寺院を開創した僧侶の敬称だそうで、ここを開創した真紹僧都像が安置されています。

    左の中央部から、「開山堂」の中が見えるようになっています。
    「開山」とは、寺院を開創した僧侶の敬称だそうで、ここを開創した真紹僧都像が安置されています。

  • 同じ道を戻り、今度は「阿弥陀堂」に向かいます。

    同じ道を戻り、今度は「阿弥陀堂」に向かいます。

  • この阿弥陀堂は、元々大阪の四天王寺にあったものを豊臣秀頼が移築したものだそうです。

    この阿弥陀堂は、元々大阪の四天王寺にあったものを豊臣秀頼が移築したものだそうです。

  • 柱の上部を見ると、朱塗りの柱に極彩色で塗り分けられた美しい装飾が施されています。(見ていると、パーツがお猿さんの頭のように見え、頭がたくさん並んでいる?なんて思ったりして・・・)

    柱の上部を見ると、朱塗りの柱に極彩色で塗り分けられた美しい装飾が施されています。(見ていると、パーツがお猿さんの頭のように見え、頭がたくさん並んでいる?なんて思ったりして・・・)

  • 「阿弥陀堂」正面の柱や上部に青を基調色に飛ぶ天使の&quot;飛天&quot;が描かれています。これは、極楽浄土を表していているのだとか。<br />以前、平等院を訪れた時、藤原頼通が&quot;極楽浄土&quot;をイメージして「鳳凰堂」を建て内部を再現したCGを見たことがありますが、その極楽浄土の様子と似ているような気がしました。<br />当時、貴族政治が衰退し武士が台頭する動乱期で「末法の世」の始まりとされ不安が高まっていた頃。誰もが地獄を恐れ、極楽浄土に行きたいと願っていたという。

    「阿弥陀堂」正面の柱や上部に青を基調色に飛ぶ天使の"飛天"が描かれています。これは、極楽浄土を表していているのだとか。
    以前、平等院を訪れた時、藤原頼通が"極楽浄土"をイメージして「鳳凰堂」を建て内部を再現したCGを見たことがありますが、その極楽浄土の様子と似ているような気がしました。
    当時、貴族政治が衰退し武士が台頭する動乱期で「末法の世」の始まりとされ不安が高まっていた頃。誰もが地獄を恐れ、極楽浄土に行きたいと願っていたという。

  • 阿弥陀堂には、ご本尊「みかえり阿弥陀」がまつられています。<br />ここから堂内に入るのですが、(内部は写真撮影は不可)堂内は華やかで極楽浄土を思い起こさせる極彩色に彩られています。<br /><br />正面に「みかえり阿弥陀」さまが見えます。顔だけ横を向かれた姿です。<br />

    阿弥陀堂には、ご本尊「みかえり阿弥陀」がまつられています。
    ここから堂内に入るのですが、(内部は写真撮影は不可)堂内は華やかで極楽浄土を思い起こさせる極彩色に彩られています。

    正面に「みかえり阿弥陀」さまが見えます。顔だけ横を向かれた姿です。

  • これが「みかえり阿弥陀如来像」です。ー永観堂の冊子より転写ー<br />栞によると、1082年永観が日課の念仏行道を夜を徹して行っていた時のこと、ふと何かの気配がしたと思うと本尊の阿弥陀如来像が須弥壇から降り念仏行道を始められたという。あまりのありがたさに永観が感涙し歩みを止めると、阿弥陀如来はすっと首を左にひねって「永観、遅し」と言葉を発せられた。末代の衆生済度の証拠にこの姿をとどめ給えと祈ると、振り返った姿のままになったという。<br /><br />右手を上げ、左手を下げ親指と人差指をつける&quot;来迎印&quot;を結んでいる姿は、極楽浄土から迎えに来るときの姿だそうです。まるで「私についてきなさい」と言っているかのように見え、振り返って、遅れる者を待ち、手を差し伸べてくれるような姿が何とも優しく感じ、しばらく阿弥陀如来を眺めさせてもらいました。

    これが「みかえり阿弥陀如来像」です。ー永観堂の冊子より転写ー
    栞によると、1082年永観が日課の念仏行道を夜を徹して行っていた時のこと、ふと何かの気配がしたと思うと本尊の阿弥陀如来像が須弥壇から降り念仏行道を始められたという。あまりのありがたさに永観が感涙し歩みを止めると、阿弥陀如来はすっと首を左にひねって「永観、遅し」と言葉を発せられた。末代の衆生済度の証拠にこの姿をとどめ給えと祈ると、振り返った姿のままになったという。

    右手を上げ、左手を下げ親指と人差指をつける"来迎印"を結んでいる姿は、極楽浄土から迎えに来るときの姿だそうです。まるで「私についてきなさい」と言っているかのように見え、振り返って、遅れる者を待ち、手を差し伸べてくれるような姿が何とも優しく感じ、しばらく阿弥陀如来を眺めさせてもらいました。

  • 永観堂は元々真言密教のお寺として始まったそうです。真紹僧都が「禅林寺」を開創し、大きく発展したのが永観律師の時代。永観律師は、難解な教義や権威的な仏教のあり方に疑問を抱き、どうすれば人々を救うことができるのか?その答えを求めていた時、&quot;ひたすら念仏を唱えれば救われる&quot;という浄土教に出会い、自身も日に6万遍念仏を唱えるようになったという。律師はまた、境内に病人のための施療院を建てたり、恵まれない人々に寄り添い、手を差し伸べたそうです。<br />「禅林寺」はいつしか永観律師を慕う人によって「永観堂」と呼ばれるようになって今に至るのだとか・・・

    永観堂は元々真言密教のお寺として始まったそうです。真紹僧都が「禅林寺」を開創し、大きく発展したのが永観律師の時代。永観律師は、難解な教義や権威的な仏教のあり方に疑問を抱き、どうすれば人々を救うことができるのか?その答えを求めていた時、"ひたすら念仏を唱えれば救われる"という浄土教に出会い、自身も日に6万遍念仏を唱えるようになったという。律師はまた、境内に病人のための施療院を建てたり、恵まれない人々に寄り添い、手を差し伸べたそうです。
    「禅林寺」はいつしか永観律師を慕う人によって「永観堂」と呼ばれるようになって今に至るのだとか・・・

  • 「阿弥陀堂」で&quot;みかえり阿弥陀如来&quot;の姿をじっくり見せてもらったあと、「釈迦堂」前のお庭に戻り、退出する前にここのお庭を鑑賞しました。

    「阿弥陀堂」で"みかえり阿弥陀如来"の姿をじっくり見せてもらったあと、「釈迦堂」前のお庭に戻り、退出する前にここのお庭を鑑賞しました。

  • 大玄関を出て、永観堂の最も高い位置にある「多宝塔」に向かうことに・・・

    大玄関を出て、永観堂の最も高い位置にある「多宝塔」に向かうことに・・・

  • 紅葉の名所だけれど、青モミジもきれいです・・・

    紅葉の名所だけれど、青モミジもきれいです・・・

  • 「多宝塔」への階段を登って行きます。

    「多宝塔」への階段を登って行きます。

  • また、屋根の上にもみじがかかっているところがあり、きれい!

    また、屋根の上にもみじがかかっているところがあり、きれい!

  • 「御影堂」でしょうか、紅葉といっしょにパチリ!

    「御影堂」でしょうか、紅葉といっしょにパチリ!

  • 青空に紅葉が映えています!

    青空に紅葉が映えています!

  • 階段の奥に見えてきたのが「多宝塔」

    階段の奥に見えてきたのが「多宝塔」

  • 下から見上げた姿です。<br />上部は円形で下部は方形の二重塔になっています。

    下から見上げた姿です。
    上部は円形で下部は方形の二重塔になっています。

  • ここは若王子山の中腹にあり、京都の町並みが一望できます。

    ここは若王子山の中腹にあり、京都の町並みが一望できます。

  • パノラマの景色を楽しんだあと、また来た道を戻っていきます。

    パノラマの景色を楽しんだあと、また来た道を戻っていきます。

  • 「開山堂」のところまで戻ってくると・・・

    「開山堂」のところまで戻ってくると・・・

  • そこの近くに石灯籠があり、穴から覗いてみると、穴からも紅葉が眺めることができました。

    そこの近くに石灯籠があり、穴から覗いてみると、穴からも紅葉が眺めることができました。

  • もみじが日を受けスポットライトがあたったように見えます。

    もみじが日を受けスポットライトがあたったように見えます。

  • 「御影堂」の近くに「龍吐水」と呼ばれる手水舎と「今様の塔」がありました。<br />石碑には、&quot;今様&quot;という七五調四句の歌の珠玉が彫られているということです。<br /><br />「佛は常にいませども 現ならぬぞあはれなる<br /> 人の音せぬ暁に ほのかに夢に見え給ふ」<br />

    「御影堂」の近くに「龍吐水」と呼ばれる手水舎と「今様の塔」がありました。
    石碑には、"今様"という七五調四句の歌の珠玉が彫られているということです。

    「佛は常にいませども 現ならぬぞあはれなる
     人の音せぬ暁に ほのかに夢に見え給ふ」

  • その先に、「やすらぎ観音」が立っていました。<br /><br />脇には・・・

    その先に、「やすらぎ観音」が立っていました。

    脇には・・・

  • 可愛らしいお地蔵さまたちの姿もありました。

    可愛らしいお地蔵さまたちの姿もありました。

  • 「やすらぎ観音」の前に長〜い階段があり・・・

    「やすらぎ観音」の前に長〜い階段があり・・・

  • 登ってみると、先ほど訪れた「阿弥陀堂」に続いていました。

    登ってみると、先ほど訪れた「阿弥陀堂」に続いていました。

  • 境内の一番奥のあたりに水の流れがあり、何だろうと思ったら・・・<br /><br />「獅子門句碑」という芭蕉と弟子たちの句碑31基が建てられている一角でした。<br />芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」の碑もあるそうです。

    境内の一番奥のあたりに水の流れがあり、何だろうと思ったら・・・

    「獅子門句碑」という芭蕉と弟子たちの句碑31基が建てられている一角でした。
    芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」の碑もあるそうです。

  • 水流をたどると、奥に小滝があり不動明王の像が置かれています。<br /><br />こんな場所があったとは知りませんでした。<br />

    水流をたどると、奥に小滝があり不動明王の像が置かれています。

    こんな場所があったとは知りませんでした。

  • 右のほうに、石の句碑があり、その前に小さなお地蔵さまが・・・<br />(ついついお地蔵さまがあると、目が行ってしまいます)

    右のほうに、石の句碑があり、その前に小さなお地蔵さまが・・・
    (ついついお地蔵さまがあると、目が行ってしまいます)

  • 最後に、放生池(ほうじょういけ)がある池泉回遊式庭園のほうに向かいます。<br /><br />途中、とても鮮やかな紅葉を発見!

    最後に、放生池(ほうじょういけ)がある池泉回遊式庭園のほうに向かいます。

    途中、とても鮮やかな紅葉を発見!

  • 「極楽橋」というおめでたい名前の橋は、写真スポットのようで、外国人の観光客が立ち代わり入れ替わり写真を撮る姿がありました。

    「極楽橋」というおめでたい名前の橋は、写真スポットのようで、外国人の観光客が立ち代わり入れ替わり写真を撮る姿がありました。

  • 赤く紅葉したもみじの後ろに広がる放生池<br />

    赤く紅葉したもみじの後ろに広がる放生池

  • 池のほとりにカモがいます。

    池のほとりにカモがいます。

  • ここにも黄色いツワブキが咲いていました。

    ここにも黄色いツワブキが咲いていました。

  • 秋ですが、苔は青々としていて、シワシワの枯葉が落ちています。できれば、真っ赤な紅葉が落ちていて欲しかったな・・・

    秋ですが、苔は青々としていて、シワシワの枯葉が落ちています。できれば、真っ赤な紅葉が落ちていて欲しかったな・・・

  • 池の中州に弁財天があります。<br />弁財天は、蓄財や芸能の神だとは知られていますが、水を司る神でもあり天変地異から土地を護ってくれるのだそうです。

    池の中州に弁財天があります。
    弁財天は、蓄財や芸能の神だとは知られていますが、水を司る神でもあり天変地異から土地を護ってくれるのだそうです。

  • 石の鳥居をくぐると、石の太鼓橋が続きます・・・

    石の鳥居をくぐると、石の太鼓橋が続きます・・・

  • 橋の向こうには本堂があります。

    橋の向こうには本堂があります。

  • 小さな本堂です。

    小さな本堂です。

  • 弁財島から池を見たところ

    弁財島から池を見たところ

  • 日がかなり傾いてきました・・・

    日がかなり傾いてきました・・・

  • 橋の前に「みかえり茶屋」という甘味・お茶処があります。<br />

    橋の前に「みかえり茶屋」という甘味・お茶処があります。

  • 見上げると、境内の一番高いところに位置する「多宝塔」が見えます。

    見上げると、境内の一番高いところに位置する「多宝塔」が見えます。

  • 「みかえり茶屋」を過ぎると、「寿橋」という小さい橋があります。<br /><br />その橋から小川が夕陽に照らされた景色が見えて、ちょっと素敵で・・・

    「みかえり茶屋」を過ぎると、「寿橋」という小さい橋があります。

    その橋から小川が夕陽に照らされた景色が見えて、ちょっと素敵で・・・

  • 何枚も写真を撮りました。

    何枚も写真を撮りました。

  • これは、橋の反対側の放生池方面です。<br />

    これは、橋の反対側の放生池方面です。

  • 池から水が流れ落ちる様子で・・・

    池から水が流れ落ちる様子で・・・

  • 池の水面は、水鏡のようになっていて池の周りの景色が映り込んでいます。<br />右の石の上に小さく多宝塔が映っています!

    池の水面は、水鏡のようになっていて池の周りの景色が映り込んでいます。
    右の石の上に小さく多宝塔が映っています!

  • 寿橋の下を流れる小川に沿って少し歩いてみました。

    寿橋の下を流れる小川に沿って少し歩いてみました。

  • ここには、苔の上に赤い落ち葉が・・・

    ここには、苔の上に赤い落ち葉が・・・

  • 橋を過ぎると、与謝野晶子の歌碑が立っていました。<br />「秋を三人(みたり)椎の実なげし鯉やいづこ 池の朝かぜ手と手つめたき」<br /><br />与謝野鉄幹と歌人・山川登美子の三人で訪れた時のことを歌にしたものという。<br />&quot;池に三人で無邪気に椎の実を投げ込んだりして遊ぶが、池には鯉(恋)が見当たらないし、たまに触れる手と手はお互いに冷たい&quot;という意らしい。<br /><br />結婚していた鉄幹と晶子と登美子は三角関係だったようで、何とか鉄幹を独占したいと身もだえする気持ちを歌に吹き込んだのだそう。この歌は『みだれ髪』の中に収められているそうです。<br /><br />昔の文人たちも永観堂にもみじ見物に来て、ただ美しさに感動しただけではなく、その時の心の動きや葛藤を歌にしたりしていたのですね〜

    橋を過ぎると、与謝野晶子の歌碑が立っていました。
    「秋を三人(みたり)椎の実なげし鯉やいづこ 池の朝かぜ手と手つめたき」

    与謝野鉄幹と歌人・山川登美子の三人で訪れた時のことを歌にしたものという。
    "池に三人で無邪気に椎の実を投げ込んだりして遊ぶが、池には鯉(恋)が見当たらないし、たまに触れる手と手はお互いに冷たい"という意らしい。

    結婚していた鉄幹と晶子と登美子は三角関係だったようで、何とか鉄幹を独占したいと身もだえする気持ちを歌に吹き込んだのだそう。この歌は『みだれ髪』の中に収められているそうです。

    昔の文人たちも永観堂にもみじ見物に来て、ただ美しさに感動しただけではなく、その時の心の動きや葛藤を歌にしたりしていたのですね〜

  • 「夢庵」という見晴らし台から見える景色も素敵です!

    「夢庵」という見晴らし台から見える景色も素敵です!

  • 最後に、色づき始めた山の中腹に建つ「多宝塔」を目に収めて訪問を終えました。<br /><br />11月中旬から12月初旬にかけて真っ赤に染まった紅葉の景色が広がります。以前は、ただ美しい紅葉を見たくて訪れましたが、今回はプラス永観律師像とみかえり阿弥陀をじっくり見て、思いを馳せることができました。<br /><br />まだ紅葉には少し早めでしたが、思いのほか人出が少なくゆっくり回れて長居をしてしまいました。

    最後に、色づき始めた山の中腹に建つ「多宝塔」を目に収めて訪問を終えました。

    11月中旬から12月初旬にかけて真っ赤に染まった紅葉の景色が広がります。以前は、ただ美しい紅葉を見たくて訪れましたが、今回はプラス永観律師像とみかえり阿弥陀をじっくり見て、思いを馳せることができました。

    まだ紅葉には少し早めでしたが、思いのほか人出が少なくゆっくり回れて長居をしてしまいました。

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秋の京都・滋賀へ紅葉狩り

この旅行記へのコメント (2)

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  • maggiさん 2014/11/29 10:47:15
    akikoさま 永観堂やっぱり最高にいいですね。
     いつも、ポチットしていただきありがとうございます。
    せっかくの三連休を風邪で臥せっておりました。

    紅葉に絶好の時期を指をくわえ、ブログを見ることもできず
    今年は、もう紅葉・・・諦めました。

     永観堂!最高ですよね。
    私は、紅葉の色が最高に良いと言われた数年前の三連休に
    出向いてしまい、美しさに心は奪われるのですが人・人・人
    観光バスから、人がどどどど〜
    それでもきれいな写真は結構、撮れましたね。

    少し早い時期に行くのが、一番良かったようですね。

     akikoさまの4トラで、いろいろ思い出しました
    人がいるといないで、こんなに趣が違う。やっぱり美しいです。
    一人ゆっくり、また出かけたいですね。

     人に聞かれたら、永観堂の紅葉が本数も含めて最高。
    みかえり阿弥陀様も本当に綺麗・・・
    でも、すんごい人よ〜といつも薦めております。
    これからは、紅葉の一番早い時期に行くと最高よ〜と
    行ったふりして、答えることにしま〜す(^_-)-☆

    akiko

    akikoさん からの返信 2014/11/29 22:39:00
    RE: 永観堂やっぱり最高にいいですね。
    maggiさん

    書き込みありがとうございます(*^_^*)
    お風邪はもう大丈夫ですか?

    maggiさんも紅葉が美しい時期に永観堂を訪れられたのですね。
    "もみじの永観堂"と言われるだけあって、とてもきれいですよね。
    でも、一番の見頃の時期はものすごい人で、遠景の写真は撮れるけど、近景は必ず人が入ってしまうでしょ。
    だから、写真を撮りたい時は毎年少し早目に訪れるようにしています。今回も連休明けに、近くに行く用があったので、まだ紅葉には少し早いだろうなと思いつつ行ったのですが、結構きれいでした。(永観堂の紅葉は色づき始めるのが少し早いようです)
    この日、帰り際に日が傾きかけて、水路に夕陽が射しとても美しかったです♪

    >  人に聞かれたら、永観堂の紅葉が本数も含めて最高。
    > みかえり阿弥陀様も本当に綺麗・・・

    > これからは、紅葉の一番早い時期に行くと最高よ〜と
    > 行ったふりして、答えることにしま〜す(^_-)-☆

    ふふふ、そうアドバイスしてあげてくださいね!

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