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ダマスカス旧市街のサラディーン廟、アゼム宮殿、ウマイヤド・モスクなどの紹介です。どちらも、歩いて見学できる範囲にありました。

2011冬、シリア等・中東旅行記(20/54):ダマスカス、サラディーン廟、アゼム宮殿、ウマイヤド・モスク

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2011/02/22 - 2011/03/02

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旅人のくまさん

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ダマスカス旧市街のサラディーン廟、アゼム宮殿、ウマイヤド・モスクなどの紹介です。どちらも、歩いて見学できる範囲にありました。

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  • サラディーン廟です。サラディーンは、十字軍を駆逐したアラブの英雄です。1171年にファティマ朝を滅ぼしてアイユーブ朝(大アイユーブ朝:1169〜1250)を創建しました。ファティマ朝は、エジプトからシリア、メソポタミアに至る広大なイスラム王朝です。

    サラディーン廟です。サラディーンは、十字軍を駆逐したアラブの英雄です。1171年にファティマ朝を滅ぼしてアイユーブ朝(大アイユーブ朝:1169〜1250)を創建しました。ファティマ朝は、エジプトからシリア、メソポタミアに至る広大なイスラム王朝です。

  • サラディーン廟のオレンジ色の瓜型の屋根を持ったドームのアップ光景です。サラディーンは、1189年に始まったエルサレム奪還のためのイングランド王・リチャード1世を総司令とした第3回十字軍の侵攻に耐え、1192年に十字軍と休戦条約を結ぶことに成功しました。その翌年、ダマスカスで没しました。

    サラディーン廟のオレンジ色の瓜型の屋根を持ったドームのアップ光景です。サラディーンは、1189年に始まったエルサレム奪還のためのイングランド王・リチャード1世を総司令とした第3回十字軍の侵攻に耐え、1192年に十字軍と休戦条約を結ぶことに成功しました。その翌年、ダマスカスで没しました。

  • 200シリア・ポンド紙幣には、1993年がサラディーンの没後800年を記念してダマスカス市内に建てられたサラディーンの騎馬像が描かれています。この像は昨晩撮影しました。

    200シリア・ポンド紙幣には、1993年がサラディーンの没後800年を記念してダマスカス市内に建てられたサラディーンの騎馬像が描かれています。この像は昨晩撮影しました。

  • 同じく、石畳の上に飾りのように残された、古代の石柱の光景です。

    同じく、石畳の上に飾りのように残された、古代の石柱の光景です。

  • 石畳の上に飾りのように残された、古代の石柱の光景です。遺跡の年代は分かりません。

    石畳の上に飾りのように残された、古代の石柱の光景です。遺跡の年代は分かりません。

  • ここからは、アゼム宮殿の紹介です。アゼム宮殿は、1749年にダマスカス地方総督アサド・パシャ・アル・アゼムによって建てられた宮殿です。

    ここからは、アゼム宮殿の紹介です。アゼム宮殿は、1749年にダマスカス地方総督アサド・パシャ・アル・アゼムによって建てられた宮殿です。

  • アゼム宮殿は、ウマイヤド・モスクのすぐ南側に位置します。アゼム家は、18世紀を通してオスマン帝国のダマスカス州総督の地位を独占していた名家とされます。

    アゼム宮殿は、ウマイヤド・モスクのすぐ南側に位置します。アゼム家は、18世紀を通してオスマン帝国のダマスカス州総督の地位を独占していた名家とされます。

  • アゼム宮殿は、オスマントルコ支配時代の名建築として、現代にまで名を残しました。

    アゼム宮殿は、オスマントルコ支配時代の名建築として、現代にまで名を残しました。

  • イーワーンと呼ばれる建築様式の壁に施された大理石象嵌細工のアップ光景です。

    イーワーンと呼ばれる建築様式の壁に施された大理石象嵌細工のアップ光景です。

  • 同じく、建物壁面に施された大理石象嵌細工のアップ光景です。

    同じく、建物壁面に施された大理石象嵌細工のアップ光景です。

  • アゼム宮殿の建物と中庭光景です。建物内部の写真撮影は出来ませんでした。

    アゼム宮殿の建物と中庭光景です。建物内部の写真撮影は出来ませんでした。

  • アゼム宮殿の庭木の光景です。自然なのか、手が加えられたものかは分かりませんが、個性的な枝振りです。

    アゼム宮殿の庭木の光景です。自然なのか、手が加えられたものかは分かりませんが、個性的な枝振りです。

  • アゼム宮殿の平面図です。内部の写真撮影は出来ませんが、往時の生活様式や伝統文化を再現した資料館として公開されています。施設の種類ごとに色分け表示されていました。

    アゼム宮殿の平面図です。内部の写真撮影は出来ませんが、往時の生活様式や伝統文化を再現した資料館として公開されています。施設の種類ごとに色分け表示されていました。

  • 平面図の左手にあった英文の説明文です。『アゼル宮殿とダマスカス家庭の伝統の解説』といった意味のタイトルのようです。

    平面図の左手にあった英文の説明文です。『アゼル宮殿とダマスカス家庭の伝統の解説』といった意味のタイトルのようです。

  • ダブル・アーチの開放窓の中央に2本の柱が建つ、面白いデザインの建物外壁です。その両脇には丸窓がありました。全体のバランスを考えた意匠でしょうか。

    ダブル・アーチの開放窓の中央に2本の柱が建つ、面白いデザインの建物外壁です。その両脇には丸窓がありました。全体のバランスを考えた意匠でしょうか。

  • 周りにイスラム風の装飾が施された窓の付近の光景です。窓には頑丈そうな鉄格子がありました。

    周りにイスラム風の装飾が施された窓の付近の光景です。窓には頑丈そうな鉄格子がありました。

  • 壁面に描かれた文様のアップ光景です。花をデフォルメしたものと、六角形等の幾何学模様です。大理石のモザイク細工の装飾のようです。

    壁面に描かれた文様のアップ光景です。花をデフォルメしたものと、六角形等の幾何学模様です。大理石のモザイク細工の装飾のようです。

  • 柱の部分の装飾のアップ光景です。全面にレリーフが施されていました。ギリシャのコリント様式に使われるアカンサスに似た植物です。

    柱の部分の装飾のアップ光景です。全面にレリーフが施されていました。ギリシャのコリント様式に使われるアカンサスに似た植物です。

  • カラフルな装飾の大理石で出来た小さな噴水の光景です。水は出ていませんでした。周辺の大理石飾りは、かなり壊れていました。

    カラフルな装飾の大理石で出来た小さな噴水の光景です。水は出ていませんでした。周辺の大理石飾りは、かなり壊れていました。

  • 大理石の噴水の縁に腰かけて現地ガイドさんの説明を聴く、観光客の皆さん方です。欧州辺りからの観光客のようです。

    大理石の噴水の縁に腰かけて現地ガイドさんの説明を聴く、観光客の皆さん方です。欧州辺りからの観光客のようです。

  • 次は、ウマイヤド・モスクの紹介です。広大な中庭を持つ、世界最古のモスクです。ウマイヤ朝第6代カリフのワリード1世によって、705年に建設されました。

    次は、ウマイヤド・モスクの紹介です。広大な中庭を持つ、世界最古のモスクです。ウマイヤ朝第6代カリフのワリード1世によって、705年に建設されました。

  • ウマイヤド・モスクの前身は、キリスト教の洗礼者を祀る、聖ヨハネ教会でした。ダマスカスが7世紀にムスリムの支配下に入り、10年の歳月を費やして施設全体がモスクに改装されました。

    ウマイヤド・モスクの前身は、キリスト教の洗礼者を祀る、聖ヨハネ教会でした。ダマスカスが7世紀にムスリムの支配下に入り、10年の歳月を費やして施設全体がモスクに改装されました。

  • キリスト教会を改装した建物のため、ウマイヤド・モスクには5世紀頃に始まったビザンティン建築様式等が各所に残されています。聖域ですから、靴を脱いでから内部の見学となります。

    キリスト教会を改装した建物のため、ウマイヤド・モスクには5世紀頃に始まったビザンティン建築様式等が各所に残されています。聖域ですから、靴を脱いでから内部の見学となります。

  • 金色の頭飾りを持つ石柱の光景です。黒いホースのようなものが見えますから、噴水かも知れません。

    金色の頭飾りを持つ石柱の光景です。黒いホースのようなものが見えますから、噴水かも知れません。

  • この場所に聖ヨハネ教会が建設されたのは、379年とされます。ローマ帝国最後の皇帝、テオドシウス帝(在位:379〜395)によって、それまであったジュピター神殿が改築されたものとされます。

    この場所に聖ヨハネ教会が建設されたのは、379年とされます。ローマ帝国最後の皇帝、テオドシウス帝(在位:379〜395)によって、それまであったジュピター神殿が改築されたものとされます。

  • 現地ガイドさんが、大きな地震被害があったと説明されていたモザイク外壁の光景です。この外壁は、既に修復作業が行われたようです。

    現地ガイドさんが、大きな地震被害があったと説明されていたモザイク外壁の光景です。この外壁は、既に修復作業が行われたようです。

  • 中庭の中央に建つ、小振りの建物です。イスラム教徒の方が身を清める場所です。キリスト教会時代にはなかった施設でしょう。

    中庭の中央に建つ、小振りの建物です。イスラム教徒の方が身を清める場所です。キリスト教会時代にはなかった施設でしょう。

  • 斜め前方から見上げた尖塔の光景です。ミナレットは別にありますから、聖ヨハネ教会時代の名残の鐘楼のようにも見えます。ただし、千三百年程経過していますから、改築当初の建物ではないようです。

    斜め前方から見上げた尖塔の光景です。ミナレットは別にありますから、聖ヨハネ教会時代の名残の鐘楼のようにも見えます。ただし、千三百年程経過していますから、改築当初の建物ではないようです。

  • 上下段にアーチ門を持つ建物光景です。一説によれば、この地がまだ完全にはムスリムの支配に置かれていなかった時代、キリスト教会の一部を借りてモスクが建てられ、キリスト教とイスラム教が併存する時代があったようです。この説は、今もモスクに中に聖パウロを祀る廟が残されていることからも肯首できます。

    上下段にアーチ門を持つ建物光景です。一説によれば、この地がまだ完全にはムスリムの支配に置かれていなかった時代、キリスト教会の一部を借りてモスクが建てられ、キリスト教とイスラム教が併存する時代があったようです。この説は、今もモスクに中に聖パウロを祀る廟が残されていることからも肯首できます。

  • 中庭の光景に戻ります。スカーフをかぶった女性の方達がすべて後ろ姿でしたから、そのまま建物方向の写真を撮りました。

    中庭の光景に戻ります。スカーフをかぶった女性の方達がすべて後ろ姿でしたから、そのまま建物方向の写真を撮りました。

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