2011冬、シリア等・中東旅行記(27/54)：アンマン、アンマン城址、ヘラクレス神殿址、アンマン市街遠望

2011/02/22 - 2011/03/02

ヨルダンのアンマン城跡の紹介です。アンマン城跡が残る一帯は、紀元前からの遺跡もありますが、更に時代を遡る有史以前のネアンデルタール人と思しき住居址も残る複合遺跡でした。

エリア アンマン(ヨルダン)

アンマンで泊ったホテルの紹介です。少し手狭だった洗面台の光景です。必要最小限のアメニティは揃っていました。

バスルームの光景です。いつものことですが、バスタブを使用することはありません。お湯はちゃんと出ました。

ホテルのレストランでの朝食です。バイキング方式でした。パンとチーズのほかには、キュウリやトマト、オリーブ漬けを戴きました。

泊った部屋から眺めたアンマン市内の光景です。こちらの方角には広い空き地が見えました。昨晩の散策で、周りには見所がないようでしたから、早朝の散策は止めました。

同じく、泊った部屋から眺めたアンマン市街の光景です。中層階の建物が多く、高層ビルの姿はほとんどありませんでした。

アンマン市内見学の後、そのままペトラへの移動がありますので、荷物を纏めてホテルを出発しました。アンマン城塞址への到着です。アンマン・シタデル（アンマン城塞）の平面図です。

少し早く到着し過ぎたようです。アンマン城址の門はまだ開いていませんでした。周りの景色を眺めながら開門を待ちました。

入口近くに展示してあった石造の遺物の光景です。同心円の文様が刻まれていました。推測ですが、太陽を象徴した文様でしょうか。

アンマン城址がある丘の上からのアンマン市街の眺望です。360度パノラマの世界でした。

アンマン城址がある丘の周囲には崖もあり、危険な場所には手摺が設けられていました。アンマンは、起伏が多い街との印象でした。

ほどなく開門されました。8時少し過ぎだったようです。小高い場所に見えるのは、ヘラクレスの神殿址です。古代ローマの第6代皇帝のマルクス・アウレリウス・アントニヌス帝（121〜180年）が命じて造らせたとされます。

ヘラクレスの神殿址の石柱のアップ光景です。一旦は倒れたものが、再建された光景のようです。石材にも新しいものが混じっていました。トルコのエフェソスにあるアルテミス神殿に似た造りの建物だったようです。

少し靄がかかったような、アンマン市街の眺望です。砂塵が舞っているのかも知れません。この方角は、なだらかな丘になっていました。

アンマン城址から見下ろしたローマ劇場の光景です。ヨルダンでは最大規模のローマ劇場とされます。傾斜地を利用した造りでした。

同じく、アンマン城址から見下ろしたローマ劇場の光景です。現在も現役として使われている、収容人員6千人のローマ劇場です。

同じ場所からの市街眺望の紹介が続きます。カメラのズームでアップした市街光景です。7階建てのビルよりも高い断崖の光景がありました。

アンマンの街は、もともと七つの丘の上に建設されました。次第に拡大し、現在では周囲の丘の上にまで拡大し、その丘の数は170ほどとされます。

アンマン城址の脇を通る幹線道路のアップ光景です。朝の交通ラッシュが始まっているようでした。

アンマン城址の敷地の光景を半分入れた、アンマン市街の光景です。

ここからは、ヘラクレス神殿址の紹介です。ヘラクレス神殿は、先に紹介したマルクス・アウレリウス・アントニヌス帝の命により建設された神殿址です。

ヘラクレス神殿の石壁の遺跡光景です。保存状態の石と、風化が進んだ石が混在していました。

2本並んだ石柱の光景です。基礎の部分はしっかりとしているようでした。転がった柱の部材で修復工事が出来そうです。

無造作に積み上げられた石造遺物の光景です。柱材や梁材が混じっていました。

転倒したままの形で転がっていた石柱の光景です。柱を繋ぐ中央に穿たれた穴が見えていました。

比較的保存状態の良い石壁の光景です。ヘラクレス神殿のものか、他の施設の遺跡かは判断付きませんでした。

日本の石柱の上に辛うじて乗せたれ他梁の石材の光景です。石柱は、アカンサスが刻まれたコリント式でした。

再建工事に使用されずに残った、大きめの部材の光景です。文様なども残っていました。

シリアでもヨルダンでも、各地で見られたコリント式の石柱の部材です。風化はしていますが、アカンサスの彫刻が残っていました。

芝生のような草原にも、無数の石片が転がっていました。ヘラクレス神殿の修復工事には使われなかった破片などのようです。目ぼしい部材は選り分けられているようです。

同じく、芝生のような草原に転がっていた石片のアップ光景です。遺跡公園と言った景観でした。