2011冬、シリア等・中東旅行記(9/54)：ダマスカス、旧市街散策、聖アナニアス教会、パルミラ遺跡夜景

2011/02/22 - 2011/03/02

ダマスカスの旧市街散策の後、その日の内にパルミラ遺跡の近くのホテルに向かいました。その途中、ホテル近くのライトアップされたパルミラ遺跡を見学しました。

エリア ダマスカス(シリア)

聖アナニアス教会に飾られた絵画の紹介です。先にそれぞれ紹介した、聖パウロの生涯を描いた3枚の絵画です。3枚が並んで飾られていました。

別の場所に飾られていた絵画です。中央で、7人のエンジェル達の中にいるのがキリストのようです。右下が剣を手にした聖パウロのようです。左の人物が手にしているのが天国への鍵のようです。

右が23番、左が25番の番号が付けられた絵です。右の絵にはCaesal(カエサル：シーザー)の文字があります。椅子に座った赤い服の人がカエサル(紀元前100〜44)のようです。25番の絵は嵐に遭った舟の光景です。マルタでの聖パウロのようです。

右が4番、左が6番の絵です。右の絵ではローマ兵士に捕えられようとしているローマ兵士が描かれているようです。パウロかも知れません。ダマスカスの単語はありますが、文字はほとんど読めません。6番の絵は、神の啓示を受けるアナニアスです。啓示は、ストレート通りでパウロと出遭うと言うものです。

聖アナニアス教会の見学を終えて、東門近くまで戻ってきました。暫く自由時間となりましたので、聖パウロが歩いたと思われるストレート通りの散策です。ただし、当時の遺跡は地下5メートル程に埋まってしまったようです。ダマスカスの支配者が代わる度に、古い施設が埋められ、新しい建物が建ったようです。

アーチ門の石組のアップ光景です。東門のようです。現在残るダマスカス旧市街の街並みは、13世紀から14世紀にかけて、十字軍やモンゴル帝国の侵略を防ぐため、アラブ人が建築したものとされます。

石積みの建物の光景です。十字架が見えますからキリスト教会のようです。現在のシリアの宗教人口は、イスラム教徒が9割、キリスト教系が1割とされます。新約聖書の世界が残るシリアですが、今はイスラム圏の国です。

路上に展示してあった古い石柱等の遺跡です。古代ローマ時代の遺跡は地中深く眠っているにしても、一部の遺跡は再利用され、あるいはこのような形で残されているように思えます。

時刻が17時近くになりました。白いミナレット風の塔が茜に染まる時刻となりました。東門の横に建っていた塔です。

ダマスカス旧市街の敷石のアップ光景です。古代ローマ時代の遺跡は5メートルほど下に埋もれてしまったようですから、この敷石はアラブ人によって造られた、13〜14世紀の頃の物かも知れません。

同じく、茜に染まり始めたドームを持った建物光景です。屋根飾りがはっきりしませんので、キリスト教会かイスラム寺院かは、はっきりしません。

ミナレット風の建物のアップ光景です。城壁の横に建っていました。屋根付きの見張り台らしいものが見えました。クラシックな造りのようです。聖アナニアス教会の見学の前に撮影しておいた写真です。

同じく、スマートなミナレットの光景です。新しい造りのモスクの建物のようです。何段にも亘って、スピーカーが取付けられています。かなりの高さがあります。同じく、聖アナニアス教会の見学の真に撮影しておいた写真です。

城壁の門を潜って、表通りに出ました。潜りませんでしたが、地下街らしいものがありました。現地ガイドさんは、迎えのバスと電話連絡を取りながら、駐車場所を探しているようでした。メインストリートですから、交通取締りが厳しいようでした。

バスに乗り込んですぐの光景です。脇を通りかかった地元のお子さん達が、写真を撮ってくれるように、思い思いにポーズをとっていました。

お子さんたちは、小学生のようでした。先生に引率されていましたが、先生は横で微笑んでいました。みんな生き生きとした表情でした。

ダマスカスを出発し、パルミラに向かう途中での撮影です。現地時刻は17時過ぎです。3時間以上かかりますから、パルミラ到着は20時を回る予定です。

今晩泊まるパルミラに到着しました。ホテルはパルミラ遺跡の近くでした。ホテルにチェックインする前に、ライトアップされたパルミラ遺跡の見学です。

ホテルまではあと少しの距離ですから、バスを降りて暫くライトアップされたパルミラ遺跡を見学することが出来ました。周りが暗い中でしたが、かなり広い地域に遺跡があることが分かりました。

ライトアップされたパルミラ遺跡の見学の後、ホテルにチェックインしました。こちらもライトアップされた、宿泊のホテルの光景です。ダマスカスを出発して、3時間少しかかりました。

この日の夕食です。泊まったホテルのビュッフェで戴きました。今回の旅行を通じて、イスラム圏ですから半ば諦めていましたが、予想に反してワインの用意には満足しました。今晩も赤ワインと白ワインです。

ホテルにチェックインし、夕食も済んだところで、早速夜の外出です。ホテルは商店街が並ぶ新市街らしい場所に立地していました。日本との時差はマイナス7時間、現地時刻は10時頃です。

お店を仕舞って、一息ついているようなお二人でした。ホテルの前の商店街での光景です。軽く声を掛けてからの撮影です。

骨董品らしいものを売っていたお店の店先光景です。ローマ帝国時代の兜でしょうか。勿論、イミテーションでしょう。

立派な造りのレストランの光景です。新市街地らしい場所は、世界遺産のパルミラの恩恵で潤っているようでした。パルミラは、1980年にユネスコの世界文化遺産に指定されました。

ライトアップされたホテルの光景です。泊まったホテルとは別のホテルです。外観上は、こちらの方が新しいように見えました。

新市街地を外れると、辺りは真っ暗でした。写真を撮っている背中側に当たる部分です。遺跡がある区域のようにも感じました。

30分ほどの夜の散策でホテルに戻ってきました。ホテルの年代物のエレベーターです。以前中欧旅行の時、観音開きドアのエレベーターがありましたが、それよりは新しいようでした。

パルミラで1泊したホテルの部屋の紹介です。少し小さいですが、エアコンも付いていました。夜はタイマー設定か、乾燥し過ぎる時は止めることにしています。

シングルの部屋をいつも頼んでいますが、どういう訳かベッドが三つありました。勿論、料金は同じです。