超ご近所散策　法金剛院で蓮鑑賞

2012/07/29 - 2012/07/29

うちの超ご近所、関西花の寺 第十三番霊場 法金剛院。
毎日のように前を通り過ぎるお寺ですが、そういえば今まで拝観したことないかも。
ということで、有名な蓮を見にフラっと行ってきました。

エリア 嵐山・嵯峨野・太秦・桂(京都)

• 交通手段: 徒歩

ほんとはもっと早い方がいいのでしょうが、起きられなかったので10時頃に出向きました。

蓮の時期にはこのような看板が出ています。
「蓮の寺」とも言われるように、蓮が有名なのです。

桜の時期にも「しだれ桜　満開」といったような案内が出ます。

いつもはこの辺りで桜を眺めさせていただく程度ですが、今回は初めての拝観です。

あ、蓮の花発見〜

池が蓮で埋め尽くされています。

けど、葉っぱばかりで思ったよりお花が少ない？
出遅れたかな？

蓮といえばお釈迦様のイメージですが、ここから見るとなんとなく極楽浄土な感じ。

ここは平安時代の初め、天長の頃に右大臣清原夏野が山荘を建て、没後に双丘寺としたそうです。

次いで文徳天皇の時代にには伽藍が建てられ、天安寺となります。

その後、1130年（大治5）鳥羽天皇の中宮待賢門院の御願により法金剛院となりました。

庭園は、待賢門院が極楽浄土として造園させた池泉廻遊式浄土庭園だそうです。

なるほど、その意向は今でも伝わりますね。

池の周囲を歩いてみます。

お地蔵さんがずらり。

「青女の滝」は日本最古の人工の滝だそうです（驚）
国の特別名勝に指定されています。

この滝は石立の僧林賢と静意の作で巨岩を並べて造られています。
数少ない平安時代の庭園であって、発願者と作者がはっきりとし、その遺構がそのまま残っているのはとっても貴重だそう。

ここからしばらく蓮の花を･･･

一面に蓮の花☆みたいな景色を想像してたのですが、そうではないんですね･･･
蓮の花を鑑賞するのは初めてかも。

こんな花びら盛りだくさんの蓮もあるんだ〜

地味目なお寺ですが、この時期はさすがに沢山の人がこられています。

途中、お堂に人が集まっていったのでつられて行ってみると、お寺の人のお話が聴けるようだったので、一緒に聴いてみました。

ここは「花園」という地名ですが、その由来はこのお寺なんだって。
清原夏野が山荘近辺に珍奇な草花を植えたことから、花園と呼ばれるようになったそうです。
地元だけど知らなかったわ〜
嵯峨・淳和・任明天皇もお気に入りのお気に入りの場所だったようです。

このお寺の由来の他、蓮の花についても説明がありました。

お話聴きがてら休憩できたし、ついでに仏像なんかも見せてもらって満足でした。

再び外を歩いていると･･･

トンボ発見♪

ひそかに鯉もいました。

いつも外を通っているけど、生垣の内側にはこんな世界が広がっていたんですね。

家から5分の距離ですっかり観光を満喫しました。

清水寺や金閣寺に比べると知名度は低いでしょうが、家の近くにこんな素敵な世界があったとは新たな発見でした。

たまにはご近所散歩も良いものですね♪