京の休日 ～リニューアルした堂本印象美術館、スビキアワ食器店、その他いろいろ～

2018/05/26 - 2018/05/26

2018年3月、堂本印象美術館がリニューアルオープンしました。
数年前に一度訪れましたが、若い時の繊細な描写から後の抽象的な作品まで、表現の幅広さが印象的でした。
家から近いので母を誘って出かけてきました。

その他、今年の冬～春にかけて、週末に出かけたところをまとめてご紹介。

エリア 今出川・北大路・北野(京都)

5月の暑い日。家からてくてく歩いて「きぬかけの路」にやってきました。
https://kinukake.com/

「きぬかけの路」は金閣寺・龍安寺・仁和寺、三つの世界遺産を巡る全長約2.5Kmの観光道路です。
宇多天皇が真夏に雪見をするために衣笠山(別名きぬかけ山)に絹を掛けたと伝えられる故事にちなみ「きぬかけの路」と命名されました。

京都府立 堂本印象美術館
http://insho-domoto.com

立命館大学 衣笠キャンパスの正門前、バス停の目の前にあります。

京都生まれの近代日本画の大家・堂本印象（1891～1975）が自らの作品を展示するため、昭和41 年（1966）に堂本美術館として設立。
平成3 年に建物と作品が京都府へ寄贈され、翌年、京都府立堂本印象美術館として開館しました。
今回のリニューアルにともない、外壁もきれいになりました。

リニューアルオープン記念展覧会「堂本印象　創造への挑戦」は6月10日までの開催です。

建物外観から内装、調度品まで、すべて印象の設計によるものです。

正面玄関ガラス戸取手の絵も！

玄関ロビーのステンドグラス

絵画鑑賞前にちょっと休憩。
美術館のリニューアルにともない、京とうふ藤野が喫茶「藤野茶房」をオープンしました。
http://www.kyotofu.co.jp/shoplist/saveau

特製おとうふハンバーグや豆乳だしまき玉子のハンバーガー、豆乳プリンなどのスイーツメニューがあります。
玄関入ってすぐの小さなコーナーです。

印象の独特の空間が随所に。作品はもちろんのこと、建物自体も楽しめます。
館内は撮影禁止。
観覧料は大人500円ですが、65歳以上の方は無料ですので（要証明）、シニアの方には大変おすすめです。

印象は大変多くの作品を残していますが、お寺の障壁画もたくさん描いています。
京都のお寺はもちろんのこと、浅草寺の本堂外陣の天井絵まで描いていたとは知りませんでした。

作品の写真撮影ができないので、もらったパンフレットをパシャリ。

右の抽象画は「交響」
左上「木花開耶媛」日本神話に登場する女神、このはなさくやひめ
左下「乳の願い」牛の毛1本1本まで描かれています。手形は印象の妹の右掌を押したもの。

真ん中「豊雲」最晩年に最高裁判所のために描いた長さ11メートルの巨大額絵。

最高裁判所なんて行く機会はないから、二度と見られない絵でした。
これを80歳を超えて描いて、額縁までデザインしたのはすごいです。

「兎春野に遊ぶ」
三菱財閥の総帥岩崎小彌太の還暦祝いに描かれ、氏の邸宅の食堂に飾られていました。うさぎは岩崎氏の干支で、5匹で60歳という年齢を表しています。
ちなみに印象も卯年生まれ、そしてpacorinも…ということで、ポストカードを買いました。（100円）

3階のサロンからの眺め。
左の山が比叡山、右の方には大文字が見えています。

すいているのでゆっくり鑑賞できました。
印象は83歳で亡くなる直前まで大きな作品を描いていて、ものすごく創作エネルギーにあふれた人だったんだと改めて感心しました。
また何年後かに訪れたいところです。

最後に庭園を拝見。ベンチももちろん印象のデザイン。
これは「憩い」という名前がついています。

椅子の背もたれが一つひとつ違うデザインです。

チファジャ 北野白梅町店
http://chifaja.com/shop/02hakubaicho.php

美術鑑賞の後は白梅町まで歩いていって焼肉を。
京都が本店の食べ放題チェーンですが、メニューが充実していて、50歳以上から割引もあるので、老若男女誰でも楽しめるカジュアルなお店です。

3月某日。友人が好きな京大近くのお店へ。
グラスを中心としたレトロテイストな雑貨屋さんです。

Subikiawa食器店
http://subikiawa.petit.cc/

営業日・時間（コビト会議）は不定期なので、必ずHPをチェックしてから行きましょう。

この日は商品が少なくて、お目当てのワイングラスは一つもありませんでした。
全てハンドメイドで1点1点手書きのイラストがついています。

店内は独特のテイスト。
雑貨好きな女子におすすめ。

レトロでポップ。

ちょっとしたプレゼントに良いので、あげる予定がなくても買ってストックしておきます。

プレゼント用のラッピングもかわいい☆

これは以前母にプレゼントしたワイングラス。
気に入って使ってくれています。

菜食庵 パドマ
http://padmazenfood.com/

スビキアワ食器店からすぐの、動物性の食材を使わないヴィーガン料理のお店でランチ。
お野菜たっぷりのプレートは、意外に揚げ物も多く、お腹いっぱいになります。
現店舗での営業は、2019年の3月までだそうです。

一保堂茶舗　喫茶室「嘉木」
http://www.ippodo-tea.co.jp/about/kaboku.html

御所を散歩してお茶にします。
「淹れるところからご自分で。」が嘉木の喫茶スタイルなのですが、中には面倒な人もいるようで、隣のキャラ濃い目のオバ様は「めんどくさい！やってちょうだい！！」って（笑）
適温で淹れたお茶は大変おいしゅうございました。

鼎泰豊 京都店
http://d.rt-c.co.jp/kyoto/

ディナーは言わずと知れた小龍包の名店で。安定の美味しさ。
台湾までいかずとも高島屋京都店で食べられます♪
6月15日にリニューアルオープンするようです。
けど、やっぱり台湾に行きた～い。

2月某日。姪っ子が遊びに来たので、楽しめそうなイベントを見つけた岡崎エリアへ。

岡崎茶寮　豆狸
http://mameda.jp/

行列のない店でサクっとランチを、と思ったのですが、お運びさんが要領悪めでゆっくりランチになってしまいました。
さっきまで生簀で泳いでいた「磯造りアジ御膳」

京都市勧業館「みやこめっせ」
https://www.miyakomesse.jp/

京都最大級のイベント会場で、この日は「和菓子創作作品展」をやってました。

和菓子教室の生徒及び講師の美しい作品が展示されている展示会場は入場無料♪

練りきりがお重にぎっしり。

青い毛氈は先生の作品だったかな。

赤い毛氈は生徒さんの作品。
これ、かわいい♪

目で見て楽しんだあとは・・・

体験コーナーで和菓子作りに挑戦♪（500円）

老舗の和菓子屋さんの職人さんに教えてもらいながら作ります。
同じものを作っても三人三様の仕上がりに。

作ったお菓子は抹茶とともにいただきます。
姪っ子は初めての体験だったので楽しんでいました。

地下1階の京都伝統産業「ふれあい館」へ。
https://kmtc.jp/

京の歴史と技を伝える伝統的工芸品74品目約500点を常設展示。
製作工程なんかも説明されています。無料です♪

ちょうど「舞妓舞台」が始まるところだったので、しばし見学。

花かんざし、西陣織、京友禅、京扇子…舞妓さんの衣装の説明をしてくれました。
「祇園小唄」の舞もあり。

職人さんの実演もやってます。
そして、この日はたまたま無料の手書き友禅体験をやっていたので、もちろん参加♪
姪っ子も丁寧に色をつけていました。

仕上がりはこんな感じ。
無料で京都の伝統工芸品に触れることができる、京都伝統産業「ふれあい館」。
ご興味のある方は平安神宮や美術館のついでにぜひお立ち寄りください♪

以上、週末のおでかけ色々でした。

この旅行記へのコメント （2）

• salsaladyさん 2018/06/05 10:57:36

  古都京都！これぞ京都？

  ☆普通の京都の姿~を拝見する想いです。
  
  ☆あまりに観光化された姿より日常の中で”はんなり”した雰囲気が上手～see you～

  pacorinさん からの返信 2018/06/06 13:38:32

  Re: 古都京都！これぞ京都？

  salsaladyさん
  
  うれしいコメント＆ご投票ありがとうございます。
  何気ないお出かけを旅行記にしてみました。
  
  pacorin