京の週末　仁和寺 秋の特別拝観「372年！五大明王初公開」、HUNTERで肉々しいディナー♪　　

2018/10/27 - 2018/10/27

仁和寺 秋の特別拝観で、建立より372年、初公開される壁画があるという。
http://www.ninnaji.jp/news/184/

じゃ、行ってみようかということで、ふらっと出かけた散歩の様子や、ゴハンを食べに行った週末の行動です。

エリア 嵐山・嵯峨野・太秦・桂(京都)

ゆっくり起きて、てくてく歩いて仁和寺へ。

総本山仁和寺
http://www.ninnaji.jp/

仁和寺は仁和4年（888）に創建された寺院であり、現在は真言宗御室派の総本山です。

二王門（重要文化財）、阿吽の二王像にご挨拶。

ずらりと人が並んでいる拝観受付を横目に勅使門をパチリ。彫刻が細やかです。

勅使門から南庭をのぞき見。何気に仁和寺のお庭って拝観したことがないかもしれない。

中門（重要文化財）

中門の向かって左側に西方天、右側に東方天が安置されています。
（どっちがどっちだろう・・・？）

372年アピールがすごいです。

茶処の後ろに五重塔が見ています。

名勝御室桜

遅咲きで有名な御室桜も近年は昔より早く開花しているような気がします。

五重塔（重要文化財）

寛永21年（1644年）建立。塔身32.7ｍ、総高36.18ｍ。

紅葉しかけている木もありますが、こんなに暖かいと今年の紅葉はイマイチっぽい感じですね。

こんなだし・・・

金堂（国宝）

仁和寺の本尊である阿弥陀三尊を安置する御堂。慶長年間造営の御所 内裏紫宸殿を寛永年間（1624～43）に移築したものです。現存する最古の紫宸殿であり、当時の宮殿建築を伝える建築物として、国宝に指定されています。

特別拝観限定五大明王御朱印絶賛授与中。

金堂の前で拝観券をゲット。
二王門前で並んでいた人はみんなお庭を見たかったのかな？
特別拝観だけなら金堂前で並ばず買えますよ。

当然のように金堂の中は写真撮影禁止なので、適当につらつら書きます。

今回の特別拝観は、今年の6月に第５１世門跡が就任されたことを記念し、金堂裏堂に描かれている五大明王を初公開されるというものです。

まず、金堂の中に入って阿弥陀三尊を拝みながらお坊さんの説明を聞きました。
なんか他のお寺と建物の雰囲気が違うな～と思ったのは、紫宸殿を移築したものだからなんですね。宮殿建築だからなんだ。

そして裏側にまわり、薄暗い明かりで五大明王をゆっくり眺めました。
明るい写真が載せられたリーフレットをもらったけど、ロクに読んでいなかったりして・・・
ちなみに表側の金堂壁画も素晴らしかったです。

金堂の隅鬼は亀に乗った黄安という仙人です。
この亀は3000～4000年に一度、水面に顔出すといわれ、黄安はその亀を3～4回見たそうです。 永遠の象徴として安置されています。

鐘楼（重要文化財）

「鐘楼」の「楼」とは元来二階建ての建物を指すそうです。通常吊られた鐘は外から見ることが出来ますが、この鐘は周囲を板で覆われていて見ることが出来ません。

では経蔵を見に行きましょう。

経蔵（重要文化財）

寛永～正保年間の建立。内部は釈迦如来・文殊菩薩・普賢菩薩など六躯を安置し、壁面には八大菩薩や十六羅漢が描かれています。

内部中央には八面体の回転式書架（輪蔵）を設け、各面に96箱、総計768の経箱が備えられており、その中には天海版の『一切経』が収められています。

写真撮影禁止なので、外からパシャリ。

重要文化財の壁に名前の落書きが彫られていました。
そういうことはしないでほしいですね。

経蔵のまわりをぐるりと一周。

八角輪蔵をまわして経典読誦の御利益を得たいけど、そういうわけにはいかないから、経蔵のまわりをまわって御利益を得ようという勝手なこじつけ( *´艸｀)

木造の建築美を感じます。

そろそろお暇しましょうか。

苔！

お昼を食べに行こう。

二王門を内側から見たところ。

なんかこの風景、大昔、夏休みの宿題の写生で描いた気がする。

最後に振り返って。

御殿・庭園もいつかは見にこよう。

で、お昼。
「京の食べある記」シリーズに何度か登場しているお店です。

佐近
http://www.sakon-kyoto.com/

仁和寺ビューでランチ。

夜に来るときはコースをいただきますが、今日はお昼なので鱧ちらしセットにしました。

御室ついでにちょっとご紹介。
今年の「京の夏の旅　文化財特別公開」で、pacorinは島原の角屋と輪違屋に行きましたが、ここも特別公開してました。

旧邸御室
https://omuro-kyoto.jp/

昭和初期を代表する和風邸宅として、平成28年秋に国の登録有形文化財に指定されました。

主屋の南側には、双ヶ岡の斜面をうまく取り入れた日本庭園が広がり、茶室「双庵」と待合が設けられているほか、御室の山を眺望するといった趣向が凝らされています。

・・・だそうです。通りすがりに写真撮っただけなのであしからず。

双ヶ岡が出てきたからってわけではないけど、名勝 雙ヶ岡を通って帰りましょう。

あれ？木が倒れている。

そうか、台風でやられてたんだ。

あれま、入れなくしてありますね。

急にパトロールを始めるpacorin。

登り口が全部立ち入り禁止になっている・・・。
本当であればこんな感じでハイキングできるのに。

『京の夏休み　～妙心寺のお精霊さん・ちょっとだけ大文字・双ヶ丘お散歩～』
https://4travel.jp/travelogue/11389435

毎年見ている桜の木が・・・（涙）

思ったより大きな被害に呆然。

・・・。

こんなことになっていたとは知らなかった。ショックです。

気を取り直して、夕方、烏丸丸太町の待ち合わせ場所へ。

バードホステル
https://www.birdhostel.com/ja-jp

こじゃれたホステルに併設されたカフェ＆バーでハイボールを1杯。

そして歩いてやってきたのは「HUNTER」というお店。

ビールサーバーが鹿の角です。

ほぼ肉のメニューしかありません( ﾟДﾟ)
ま、肉を食べに来たんですけど（笑）

泣く子もだまる、前菜の盛り合わせ（2人前）

生ハムやチョリソーの嵐ですが、この下にはニンジン、ゴボウ、ミョウガ、レンコンその他色々、たっぷりの野菜のマリネが隠れていました。
美味しいけど、これだけでお腹いっぱいになる～

メインは炭焼ペリゴール鴨をチョイス。
これがめーっちゃ美味しかった。皮目はパリッとジューシー、肉の火の通り具合もバッチリで鴨好きにはたまらない美味しさ。

けど、量が多すぎて2皿でギブ。
グラスワインは赤も白もあんまり好みのものに当たらなかったかも。

しかし、鴨はとっても美味しかったので、他の牛や豚や鹿もきっと美味しいと思われます。肉好きの方にしかすすめられないお店です（笑）

旅行記最後の写真は美しく締めておきましょう。（別の日に撮ったものですが）
リニューアルした南座にまねきがあがりました☆
3年ぶりに南座に帰ってくる顔見世興行に向け、今年は例年より1か月早く、まねきが上がったそうです。