2011/12/05 - 2011/12/05
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- #遺跡・歴史
- #ミステリアスな雰囲気の地下宮殿
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最初にトルコに来たのは2001年。
あの時には旦那と二人車でサフランボルやカッパドキア、ボドルム方面にも行ったけど、今回は御年70数歳というBさんも一緒の旅。
時間も取れないし無理は禁物と、イスタンブールだけに的を絞って出かけてみます。
イスタンブールでは、これまでに訪れていなかった場所を重点的に回ってみた数日間。
その中でも、この地下宮殿は印象に残ったので、ご紹介しようと思います。
古代ミステリー調にライトアップされた石柱が立ち並ぶ地下宮殿の正体は、なんと東ローマ帝国時代の地下貯水池。
世界遺産イスタンブール歴史地区の一部としても登録されているんだそう。
場所はスルタンアフメット地区で、アヤソフィア博物館やブルー・モスクから楽々の徒歩圏内。
お時間があれば、このあたりを回るついでに寄ってみるといいですよ。
表紙の画像は、ライトアップされてミステリアスな姿を見せる地下宮殿の列柱。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- その他
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
アヤソフィア博物館のすぐ近くに、地下宮殿と呼ばれる見所があると聞いてお出かけしてみたSUR SHANGHAI一行。
その地下宮殿の名は、トルコ語だとYEREBATAN SARNICI(イェレバタン・サルヌジュ)、英語だとTHE BASILICA CISTERN。
地下宮殿その正体は何か、を説明する前に、まずはそこへの行き方をちょっとご紹介。
この画像左奥に見えているのがアヤソフィア博物館で、その手前のちょっとした公園風敷地には、画像のような地下宮殿の場所を示す標識がいくつか出ているのでお見逃し無く。 -
地下宮殿と聞いて、その入口もさだめし大きいに違いないと思ったSUR SHANGHAI一行。
上の画像の標識通りに行ってみたものの、その入り口はどこ?(・・?
アヤソフィア博物館前を通るジャフェリエ通りまで来ても、それらしき入り口が見当たらず。
キョロ( 「・ω・ )キョロ( 「・ω・)キョロ
通りかかった地元の人に、「あの建物。」と、この画像右奥を指差され、その方向を見ると…、 -
…さっきすぐそばを通り過ぎたこの建物が地下宮殿への入口だった。
これだけ見たら、失礼ながら公衆トイレほどの大きさ。
表にも≪ここが地下宮殿の入口!!≫とでかい看板が出ているわけじゃないから見落としたのね…。(−−〆)
『う〜ん、これが入口だとすると、地下宮殿って言ってもあんまり期待できない気がする…。』と思いつつも、この日のプラン通りに行ってみます。
地下宮殿の名誉のために結論を先に言うと、「行ってよかった!!(^◇^)」場所でしたよ。 -
地下宮殿への入口建物と分かってからよく見てみると、入口には小さいながらもちゃんと看板が出ていました。思い込みによる見落としって怖い…。(;^ω^)
地下宮殿の所在地: YEREBATAN CAD.NO.13 アヤソフィア博物館前のジャフェリエ通りを渡ってすぐ近く。
地下宮殿のサイト http://www.yerebatan.com/ (トルコ語版)
チケットは10トルコ・リラ。オーディオ・ガイドは別料金。
オープン時間は9:00〜17:30。 -
地下宮殿入口の建物内でチケットを買ったあとはいよいよご入場。
地下宮殿へと下りて行く階段は短いので、普通の体力がある方なら楽に下りて行けます。
この日の同行者の一人のBさんは70歳代の女性。膝をかばいながらも地下宮殿全体を歩き通しましたよ。
階段の下り始めに地下宮殿を見下ろすと、列柱の並ぶ薄闇の地下階が目の前に広がって、すでにミステリアスな雰囲気。 -
地下宮殿への階段を下り切った所にあったオーディオ・ガイドのブース。
残念ながら日本語版は無いようでしたが、トルコ語や英語など数ヶ国語が準備されてました。
語学堪能な方は借りてみては?
この時のお値段設定は5トルコ・リラ。または2.5ユーロ、3米ドル。
近くにはコスプレ写真屋さんもあって5ユーロのお値段。 -
前置きが長くなりましたが、地下宮殿の正体はなんと地下に造られた貯水池。
トルコ語名のYEREBATAN SARNICI(イェレバタン・サルヌジュ)には、≪地に沈んだ≫という意味があるんだそう。
イスタンブールの旧市街地にはいくつも昔の地下貯水池があるんだそうですが、この地下宮殿は縦138m、横65m、高さ9mという規模。
4世紀から6世紀にかけて造られたものだそうで、現存する東ローマ帝国時代の貯水池としては最大規模を誇っているそうです。
世界遺産のイスタンブールの歴史地区の一部として登録もされているというのがなるほどとうなずける佇まい。
今も湧き出しているという水を張った床。
そこから林立する石柱に支えられた薄暗がりの空間に息を呑みます。 -
地下宮殿の内部。
今も湧き出す水が張られた床から林立する石柱群。
薄闇に浮かぶその姿は、秘められた宗教の礼拝所のようにも見える。 -
地下宮殿の規模は縦138m、横65m、高さ9mと聞いても、立ち並ぶ石柱のお陰で奥行きが異様に深く見える。
このミステリアスな照明や、水面に映る石柱の倒影、かすかに聞こえてくる瞑想的旋律のBGMの心理的影響もあるのかも。 -
地下宮殿内には、渡り廊下風の通路がしつらえてあって、一回りできるようになっていました。
ゆっくり見て回って小一時間程度。
夏場は、アヤソフィア博物館とブルー・モスク訪問の途中で立ち寄ると、ちょっと涼めていいんじゃないでしょうか。どちらからも楽々の徒歩圏内です。
時々天井から水が垂れてきたり、通路の床も濡れているので、カメラ類やお足元にはご注意を。 -
地下宮殿内の連続した天井のアーチ、石柱の風情。
照明が明るすぎないのが、ミステリアスな空間を一層引き立てていると思います。
秘密めいた雰囲気を楽しみながら歩いてみるといいですよ。 -
イチオシ
地下宮殿内部。荘厳な地下礼拝堂のよう。
この画像だけ見たら、ここが地下の貯水池だと言い当てられる人はいないでしょうね。
同じような柱が並んでいますが、よく見ていくと場所によってスタイルが異なりますよ。
出だしのあたりは、柱頭の飾りがコリント風。 -
イチオシ
瞑想的旋律のBGMと照明の地下宮殿内部。
時々、団体さんや子どもたちの無遠慮な大声が響き渡るのがちょっと興醒め。(;^ω^)
中には真面目な団体さんもいて、ガイドさんのお話に静かに耳を傾けている姿が影絵のよう。
なんだか、『遠野物語』のイスタンブール版語り部さんと、それに聞き入るお客さんを連想してしまったSUR SHANGHAI。 -
地下宮殿の水が張られた床から立ち上がる石柱群。
光の量を落とした照明が、いかにも古い遺跡という雰囲気を強調。
時折揺れ動く水面に映る倒影も、見ていて飽きません。 -
地下宮殿の見所は、入口から見て一番奥の北西の角にあるメデューサ(メドゥーサ)の二つの頭像。
通路の途中に≪MEDUSA≫と書かれた標識や説明書きが出ています。
二つある頭像はどちらも柱の基礎部分として使われているんですが、画像手前の一つは天地逆さま、画像左手のもう一つは横向きに据えられているのが奇妙。
そばを通る人影と比べると、その大きさが分かると思います。
説明書きによると、このメデューサの頭像は古い建築物から取り外されてここまで運ばれて来たらしいのですが、その場所は特定されていないようです。
また、頭像の向きについても、故意にこう置かれた位しか分かっていないんだそう。 -
地下宮殿内のメデューサ(メドゥーサ)の頭像の一つ。
堆積していた泥の中から掘り出されたとも聞いたけど、貯水池の水が増えた時にも水没していたに違いない。
蛇の髪を持つメデューサ(メドゥーサ)は、見る者を石に変えてしまう奇怪な風貌の怪物として知られていますが、その伝承については知らない人も多いのでは?
次のウィキペディアのページで見てみるといいですよ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%82%B5 -
地下宮殿内のメデューサ(メドゥーサ)の頭像の一つ。
上に出した天地逆さまの物とはすぐ隣り合った柱の基礎として据えられています。
こちらの頭像は、なんだか恨みを呑み込んだ表情でおどろおどろしい感じ。
わ、目が合ったらどうしよう。 (((;゚д゚))) -
地下宮殿内に並ぶ石柱群と床の水面に映るその倒影。
つるりとした表面の柱の中に一本だけ混じっていた浮き彫り付きの柱。
これには何か神秘的な意味があるのかも?
…と思ったら、地下の貯水池として造られた場所なので、ありあわせの柱を使っただけらしい。
そう聞くとちょっとガッカリ。(−−〆) -
地下宮殿の天井を見上げる。
天井はレンガ造りの小ドームが連続したような造り。
その天井を支える大理石の柱は合計336本で、縦138m、横65m、高さ9mのこの空間に7万8千立方メートルの水を蓄えることが出来たのだそう。 -
地下宮殿内に林立する石柱と見学用通路。
時折響き渡る団体さんの大声が無ければ、緩やかなBGMに誘われて瞑想的雰囲気に浸れます。 -
地下宮殿内に林立する石柱。
地下の貯水池として造られた場所のため、柱はありあわせの物を使ったらしいというのがよく分かる部分。
スタイルも柱頭部分の飾りもまちまちで、コリント風の華やかな飾り付きだったり、飾り無しの質実剛健風だったり。 -
地下宮殿の正体は古代の地下貯水池だったと分かった後も、暗闇の奥深くまで続いていくようなこんな石柱群はミステリアス。
水がいっぱいに蓄えられて柱が水没していた時にはどういう風に見えたんだろうと想像してみる。 -
イチオシ
さ、もうすぐ地下宮殿の出口。
最後に振り返る石柱群。
ライトアップされたその佇まいが美しい。 -
出口階段が見えて来た。
その手前にあるのは一軒のカフェ。
SUR SHANGHAIたちは使いませんでしたが、ここで地下宮殿の風情を眺めながらお茶にするのもいいかも。
出口階段を上り切った所には、小さなお土産屋さんも数軒入ってましたよ。 -
地下宮殿の出口近くは、水が張られた床面が生簀のようになって魚がスイスイ。
飼ってるのかな? (^◇^) -
最後に出口階段から見下ろした地下宮殿。
最初に入口を見た時には『期待できない…。』と思ったのがウソだったように、「来てみてよかった!!」に変わっていたSUR SHANGHAI一行。
皆さんも、アヤソフィア博物館やブルー・モスク見学の合間にお時間があれば寄ってみては?
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