2006/09/13 - 2006/09/13
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06年春の話題作≪ダ・ヴィンチ・コード≫は、レオナルド・ダ・ヴィンチの有名な≪最後の晩餐≫の絵画に関する目から鱗の解説と、おしまい近くに出て来たロスリン・チャペルの佇まいが印象に残った映画だった。
ロスリン・チャペルは、1446年にテンプル騎士団に属していた貴族ウィリアム・セント・クレアという人物によって建てられた実在する礼拝堂。
エジンバラ近郊にあって、エジンバラ市街からもバスで簡単に行けるという話を聞いたので、滞在中に行ってみることに。
この日は朝から晴れ上がり、昨日までバテ気味だったSUR SHANGHAIも絶好調。
タイからヨーロッパへの飛行機内では、たまたま≪ダ・ヴィンチ・コード≫も見られたので、ストーリーの復習もバッチリ。
さて、そのロスリン・チャペルへの行き方とその内部は…。
表紙の画像は、彫刻でびっしりと埋め尽くされたロスリン・チャペル内部
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≪ダ・ヴィンチ・コード≫のおしまい近くに出てきたロスリン・チャペルのあるロスリンへは、エジンバラからバス1本で簡単に行けますよ。
SUR SHANGHAIはLOTHIAN BUSの15A番のバスで行ってみました。
エジンバラのウェーバリー駅や観光インフォ近くにあるST. ANDREW SQUARE(地図で赤●を付けたところ)そばのバス停(地図で緑●をつけたところ)からどうぞ。
画像をクリックすると拡大表示されます。
運行については、06年の9月中旬の平日だと1時間に一本という感じでしたが、曜日によっても違うようなので事前に確認してくださいね。
バスのチケットは運転手さんから直接買います。
片道1ポンド。LOTHIAN BUSの1日券は2.30ポンドなので、ロスリンへの行き帰りのほかにもバスに乗る予定の方はそちらの方を買うのが○。
お釣りは出ないので、小銭を用意していきましょう。
1日券を買った方は、次に乗り込むときに提示しなければならないので、失くさないでくださいね。 -
途中下車になるロスリン村までは30分ほど。
ロスリン・チャペルに行く人は、この画像のROSSLYN HOTEL(THE ORIGINAL ROSSLYN HOTEL)前で降りるのですが、その手前にもROSSLYNの名が付いたバス停があるのでご注意。間違えて降りそうになる人もいました。
運転手さんも心得ているので、ROSSLYN HOTEL前に着くと「ロスリン・チャペルに行く人はここで降りて!」と言ってくれました。
その降りたバス停が、この画像だとホテル左側に見えています。 -
同じバスに乗り合わせた人たちはさっさと行っちゃったけど、帰りのバスの時刻は知っているのかなあ。
帰りのバスも本数が少ないので、確かめて行くのをお忘れなく。
このROSSLYN HOTEL前で降りたバス停のすぐ向かいに、エジンバラ方面へのバス停があります。同じくLOTHIAN BUSの15A番のバスです。
帰りのバスの時刻も確かめたら、画像奥の方向へ進むと…、 -
…こんな小さい十字路があって、ロスリン・チャペルへの標識も出ています。
この画像だと、木立がある方向の道を数百m。
あとは、チャペル前にチケット売り場があります。
入場料7ポンド。
日本人だと言うと、日本語で説明の付いたパンフレットを渡されますが、これは最後に返さなければならないのがちょっと残念。英語による内部ツアーもありました。
見学できる時間は、いただいた資料によると9:30〜18:00(10月から3月は9:30〜17:00)で、日曜日は12:00〜16:45ということなのでご注意ください。
詳しくは、次のサイトで。 http://www.Rosslyn-Chapel.com -
この日は、昨日までと打って変わって爽やかな秋の空。
赤い実をつけた木々も秋の訪れを感じさせてくれる。 -
チケット売り場から塀の中に入ると、修復と保護を兼ねた足場と屋根に囲まれたロスリン・チャペルが。
チケット売り場から入ってまず目にするのは、チャペルの北側。
今、訪れる人たちが入っていく入口(北口)は、昔は男性専用だったらしい。
昔の女性用入口は南口で、これはあとで見に行くことに。 -
小説と映画で有名になりすぎて、各地からのツアー客が多いので、チャペル内部は今ひとつ静寂と神秘性に欠ける…。(^^ゞ
まず見上げるのは、祭壇がある方向(東)の天井。
高さ13m。
梁によって五つに区切られた天井には、バラの花などそれぞれの模様が浮き彫りに。
映画≪ダ・ヴィンチ・コード≫にも出てきた星の模様入り天井は、この画像だと上の方(洗礼所のある西側)。
昔は、窓と窓との間には彫像がはめ込まれていたのに、宗教改革の時代に破壊されたのだとか。 -
イチオシ
次に見上げてみるのは、西の洗礼所がある方向。
どこそこに何々の彫刻がある、と聞いていても、全部探し出すのはよっぽど目がよくないと。
首も疲れるし…。 -
星の模様入り天井は、この洗礼所方向のパイプオルガンとステンドグラスの上。
-
祭壇がある辺りは、ツアー客で溢れかえっているので、また天井を見上げる羽目に。
連続するアーチとイボイボ状の彫刻が、タコの脚と吸盤を連想させるんですが…。(^^ゞ
罰当たりですみません。m(__)m -
祭壇とステンドグラスとの間にある柱からは、花のつぼみのような飾りが飛び出していて、それを側面から見ると…、
-
…どうやって彫りあげたのかと思わせる。
その花のつぼみのように見える飾りも、祭壇が並ぶ中央の柱に付いているものをよく見ると…、 -
…グリーン・マンと呼ばれる地の神の顔になっている。(画像中央)
アップでは撮らなかったので、この画像では見えにくくてすみません。
出口にあるギフト・ショップには、大小のレプリカがありましたよ。 -
祭壇が並ぶこの辺りのアーチ部分には、このほかにも世界では最も初期の頃の≪死の舞踏≫の彫刻やロバート・ザ・ブルースのデス・マスクなど目白押し。
ただ、見えにくかったり、自分の好みでないものはパスするSUR SHANGHAI。 -
このロスリン・チャペルを建てたテンプル騎士団所属のウィリアム・セント・クレアの一族は、グランド・マスター・メーソンの血筋でもあるということで、フリーメーソンに関連する彫刻も多数あるらしい。
この逆さまになって縛られているのはそのうちの一つで、堕天使ルシファーなのだそう。
縦数十cmですが、目線よりちょっと高いくらいの位置にあるので、祭壇が並ぶ壁をよく見るとすぐ見つかります。 -
同じ祭壇がある辺りでも、謎を秘めたかのようなほの暗さが漂うロスリン・チャペル。
SUR SHANGHAIもちょっとお勉強してみました。
テンプル騎士団は、中世ヨーロッパにおいて活動した騎士修道会。所属メンバーは修道士であるとともに戦士であったのが特徴で、創設は1096年の第一回十字軍遠征の後。
テンプル騎士団によって、エルサレムの神殿跡から聖杯、聖櫃、キリストが架けられた十字架が発見されたという伝説があるのだとか。
ふむふむ、これが≪ダ・ヴィンチ・コード≫のストーリーのヒントだな。 -
イチオシ
フリーメーソンなどの秘密結社も自らの神秘性を高めるために、そのルーツをテンプル騎士団に結び付けようとしたらしい。
1300年代の初めに壊滅したテンプル騎士団が、その後もロバート・ザ・ブルースが支配するスコットランドで存続し続けたというのがその代表的な伝説なのだとか。
そのロバート・ザ・ブルースの心臓を持つ天使の彫刻が、チャペル南側のステンドグラスの左下に。 -
チャペル内にはそのほかにも謎めいた彫刻が多数。
コロンブスがアメリカ大陸を発見する前に建てられたチャペルなのに、アメリカ原産であるトウモロコシの浮き彫りがあったり…。
重要なものには表示も出ているのでお見逃し無く。
これは、北側の壁(祭壇に向かって左側)にある、セント・クレア家の十字の紋章の付いた盾を持つ天使。
南側の壁にある、シナイ山で十戒を受けたモーゼの彫刻の頭からは角が出ていましたが、これは≪光≫という意味のヘブライ語を間違って翻訳してしまい、≪角≫になったのだそう。 -
イチオシ
地下の聖具保管室に下りて行く手前にあるこの柱は、石工の師匠が留守中に弟子によって造られた≪アプレンタス・ピラー(弟子の柱)≫。
師匠が造った≪メーソンズ・ピラー(師匠の柱)≫も近くにありますが、そちらは質素な造り。
留守から帰って来た師匠がこの柱を見て弟子に嫉妬し、石で打ち殺したという結末のあるいわく付き。
その顛末を表した彫刻が、洗礼所入口上のパイプオルガン右手にあるそう。SUR SHANGHAIには見つけられませんでしたが。 -
その≪アプレンタス・ピラー(弟子の柱)≫の柱頭部分で楽を奏でる天使たちも、下からのライトを受けると、陰影が出来て怖く見える。
-
地下の聖具保管室に下りて行くと、映画≪ダ・ヴィンチ・コード≫にも出てきた秘密の地下室がある、
…わけではなく、(^^ゞ
昔の建物のパーツや聖具が置いてあります。
この聖具保管室は、チャペル自体よりも歴史が長いのだそう。
チャペルが建設されていた時の作業場でもあったのだとか。そのせいか、暖炉の跡もありました。
ここも人だらけなので、天井方面を撮るSUR SHANGHAI。 -
聖具保管室のキリストの変容を表したこのステンドグラスは、1954年に入れられたということで、まだ新しい作品。
-
このステンドグラスは、1880〜81年に増築された洗礼所内のもの。
聖書に出てくる人物とは違うと思ったら、
パイロット将校だったピーター・セント・クレアという人物を記念するためのもので、これも1900年代半ばの作。
その革の帽子とゴーグルで納得。 -
闇の漂うチャペルから外に出てホッと溜息。
ずっと中にいると、ツアー客が多いせいもあるけれど、息が詰まりそうだった。
これが西に面した洗礼所への出入り口。
補修と保護を兼ねた屋根と足場は全体に架けられているので、てっぺん部分はここから見えない。
初めにチャペル内に入った昔の男性専用口の北口は、ここから左手に回り込んだ所にあります。 -
映画≪ダ・ヴィンチ・コード≫では、主人公の二人がこの碑の脇を通って向こうに見えるチャペルに入っていった。
二人が敷地内に入ったのは、この向かいの石垣に作られた鉄柵の門から。
この碑もチラッと映ってたっけ。 -
チャペルの外回りを一周してみました。
これが昔の女性専用口だった南口。
今は補修中ということで閉まっていました。
戸口上方に付いている水落としのためのガーゴイルの怪物像もちょっと不気味。 -
ステンドグラス部分を外から。
小さいチャペルとは言え、石材の古びた色も歴史にまつわる重みがあるなあ。 -
少しずつデザインの違う窓部分。
補修用の屋根を架ける前は、内部の天井にも水が染み透って変色していたそうな。
文化的遺産の保護の重要性を感じる。 -
足場には上れるので、チャペルの周りの壁、屋根、塔もこんな風に見学できます。
よく見ると、あちこち風化が進んでいるのが分かります。 -
これは、下に祭壇がある部分。
向こうを通る人の大きさと比較してみてくださいね。
この足場は一周できないので、また逆周りで戻ってくるようになってました。 -
足場から見えた敷地内の木にはヤマバト(?)が。
周辺は林や牧草地になっていて、のどかな風景。 -
あとは出口にあるギフト・ショップにも立ち寄るSUR SHANGHAI。
一番多いのは、やはりロスリン・チャペル関連の書籍や内部の彫刻のレプリカ。
書籍は似たようなものが多種多様。
手頃な大きさのものはといえば、画像のようなケルト十字やケルト紋様、バグパイプをあしらった重厚なキーホルダーやボトルキャップ。
キーホルダーは2.95ポンド。
ボトルキャップは4.95ポンド。 -
ついでに言うと、ROSSLYN HOTELからチャペルへの道筋にCASTLEの標識が出ている横道があったので、映画の最後で主人公の二人が別れた所かと思いちょっと行ってみることに。
墓地を通り抜けてからは人一人が通れるほどの草地と林の中の細い道。前日の雨でぬかるんでいたので、途中で引き返してしまいました。
お天気がよい日に興味とお時間がある方は行ってみては? -
またROSSLYN HOTEL前に戻ってきたSUR SHANGHAI。
気候のいい時期は、隣接したカフェの屋外席もしつらえてあって、食事や飲み物も楽しめますよ。
エジンバラに戻るバスが来るまでにちょっと時間があるし、ここで軽いお昼にしていこうっと。 -
花いっぱいの隣に陣取って、まずはミネラル・ウォーター。
-
イチオシ
その日のスープ+数種類のサンドイッチから選べるセットが4ポンド台から。
小エビのマヨネーズ和えサンドイッチを選んで、ミネラル・ウォーターと合わせて7ポンドちょっとでした。
日本円に換算して考えると、やっぱり高いなあ。 -
最後に見上げるROSSLYN HOTEL。
秋晴れの日でよかった〜。 -
エジンバラ市街に戻る15A番のバスが来た。
無事にロスリン・チャペルも見学し終わって、あとはエジンバラ市街地の見学を残すのみ。
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この旅行記へのコメント (7)
-
- felicitaさん 2006/11/15 15:10:21
- ダヴィンチコード〜♪
- ダヴィンチコードに出てきたロケ地に行ったなんて素敵ですね〜!
映画の影響で観光客が一杯いるのはちょっとさみしいですが。。。
いつもながらSUR SHANGHAIさんの写真は素敵ですね。
私も一眼レフデジカメが欲しくなってきました!!
レンズの交換が大変そうですが、SUR SHANGHAIさんはどうしてますか?
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2006/11/15 22:39:37
- RE: ダヴィンチコード〜♪
- こんばんは。(^o^)丿
たまたま行ったエジンバラの近くにロスリン・チャペルがあったんですよ。
普段は映画に出たから、という理由ではあまり動かない私でも、あの映画の中に出てくる神秘的な雰囲気に惹かれて行ってみました。(*^_^*)
私は、カメラの扱いはぞんざい。(^^ゞ
時々、内部の精密部分のクリーニングに出す程度。
あ、そうそう、前に聞かれていたレンズですが、
AF-5 NIKKOR 18〜70mmです。これで答えになってますか。
- felicitaさん からの返信 2006/11/16 02:50:12
- RE: RE: ダヴィンチコード〜♪
- ダヴィンチコードの神秘的な映像よかったですよね。
あまり期待していなかったのですが、最後には映像に引き込まれていました。
カメラ情報ありがとうございます!!
SUR SHANGHAIさんの写真を見ていると本当にニコンの一眼レフが欲しくなります。
でも一眼レフはレンズ交換時ゴミが入ったりするので手入れが結構大変だという話を聞き、尻込みしていたのですが、SUR SHANGHAIさんのお話を伺って挑戦する勇気がわいてきました!
妹もカメラに凝り始めたみたいなのでもしかしたら二人でニコンの一眼レフを買っちゃうかもしれません。
SUR SHANGHAIさんはニコンのPR大使になれますね。
-
- 迷子さん 2006/11/11 23:20:20
- 素晴らしいぃ〜♪
- きゃ〜さすがお写真がバッチリどすな!
(自分の旅行記)では涙の迷子もこちらで
笑顔になったどすョ!
夏のホテルの外観もツタが青々してたんどすな?
SUR SHANGHAIさんがお出でになった夏の日中は
混み具合はどうどすた?
迷子は週末の土曜の閉館1時間前だったので2〜30人位の
見学者だったどすが、同宿のお客さんが
昼間は人が凄かったので見学は止めて、次の日の朝一で
見に行くと言ってますた。
やっぱりアノ小説&映画の影響なんどすなぁ〜。
迷子は映画は丁度、行きの機内でやってたのを見たどすよ!
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2006/11/12 20:04:59
- RE: 素晴らしいぃ〜♪
- お越しくださいましてありがとうございます。
私もヨーロッパへ向かう機内でたまたま≪ダ・ヴィンチ・コード≫が見られたので復習していきましたぞい。
私は路線バスでロスリンまで行ったんですが、そのバスの乗客のほとんどもロスリン・チャペル目当て。
まだ気候のいい時期だったこともあり、私が着いた時刻はそれ程でもなかった見学ツアー客が、あとからあとからワラワラと…。(^○^)
人がいないように写真を撮るのが大変だった、フゥ〜。
-
- wiz さん 2006/11/11 19:07:33
- ◇ロスリン・チャペル◇
- 今、更新ボタンを押したら新しい写真追加!!
〜まさしく編集途中??にお邪魔してしまいました・・・
SUR SHANGHAIさんのすてきなコメントも楽しみ♪
エジンバラからバスで簡単に行けるんですねー!
おもわず写真をアップにして"見入って"しまいました!!
またお邪魔しまーーす(^-^)/~
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2006/11/12 19:37:50
- RE: ◇ロスリン・チャペル◇
- 先日からのスコットランド編の連続アップでP.C.の見過ぎなのか眼がショボショボ。(>_<)
ここしばらく、一つの旅行記を仕上げるのにも一気に、と言う訳にはいかずにモタモタ。
このロスリン編も、あれやこれや写真を選び直したり。
やっと仕上がってホッ、です〜。
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