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丸の内オフィス街 今では高層のビルが立ち並び、丸の内仲通はブランドショップが軒を連ねるおしゃれな町へ変貌を遂げました。<br />今から115年前、一人の英国人建築家、ジョサイア・コンドルの設計により、三菱一号館が完成し、丸の内のオフィス街の幕開けとなりました。<br />その後、彼の教え子である、曽禰達蔵らに仕事は引き継がれ、馬場先通りには次々と煉瓦造のオフィスビルが建設され、明治40年代には「一丁倫敦」と呼ばれるようになりました。<br />その後、戦後の高度成長期に赤煉瓦の建物は次々に姿を消して、三菱一号館も昭和43年には解体されてしまいました。<br />今年、丸の内に40数年振りに「三菱一号美術館」として当時の設計図や写真、保存部材等に基づき創建当初の姿に復元されました。<br />来年の4月オープンの前に、竣工を記念して来年1月11日まで「一丁倫敦と丸の内スタイル展」が開催されていることを知ってさっそく見に行きました。

蘇った一丁倫敦 三菱一号館 ジョサイア・コンドルの丸の内赤煉瓦街

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2009/11/22 - 2009/11/22

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ぬいぬい

ぬいぬいさん

丸の内オフィス街 今では高層のビルが立ち並び、丸の内仲通はブランドショップが軒を連ねるおしゃれな町へ変貌を遂げました。
今から115年前、一人の英国人建築家、ジョサイア・コンドルの設計により、三菱一号館が完成し、丸の内のオフィス街の幕開けとなりました。
その後、彼の教え子である、曽禰達蔵らに仕事は引き継がれ、馬場先通りには次々と煉瓦造のオフィスビルが建設され、明治40年代には「一丁倫敦」と呼ばれるようになりました。
その後、戦後の高度成長期に赤煉瓦の建物は次々に姿を消して、三菱一号館も昭和43年には解体されてしまいました。
今年、丸の内に40数年振りに「三菱一号美術館」として当時の設計図や写真、保存部材等に基づき創建当初の姿に復元されました。
来年の4月オープンの前に、竣工を記念して来年1月11日まで「一丁倫敦と丸の内スタイル展」が開催されていることを知ってさっそく見に行きました。

交通手段
JRローカル 徒歩

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  • 丸の内と言えば、昔はオフィス街で休日に食事をしたり、買い物をしたりすること自体考えられない場所でしたが、ここ数年で随分おしゃれなイメージに一新しましたね。

    丸の内と言えば、昔はオフィス街で休日に食事をしたり、買い物をしたりすること自体考えられない場所でしたが、ここ数年で随分おしゃれなイメージに一新しましたね。

  • そんな丸の内に、この秋また話題のスポットが誕生しました。

    そんな丸の内に、この秋また話題のスポットが誕生しました。

  • それがここ丸の内パークビルと三菱一号館美術館

    それがここ丸の内パークビルと三菱一号館美術館

  • 今を遡ること百十余年、一人の英国人建築家、ジョサイア・コンドルの設計により建設された三菱一号館が完成し、丸の内のオフィス街の幕開けとなりました。

    今を遡ること百十余年、一人の英国人建築家、ジョサイア・コンドルの設計により建設された三菱一号館が完成し、丸の内のオフィス街の幕開けとなりました。

  • その後、コンドルの教え子である、曽禰達蔵らに仕事は引き継がれ馬場先通りには次々と煉瓦造のオフィスビルが建設され、明治40年代には「一丁倫敦」と呼ばれるようになりました。<br /><br />

    その後、コンドルの教え子である、曽禰達蔵らに仕事は引き継がれ馬場先通りには次々と煉瓦造のオフィスビルが建設され、明治40年代には「一丁倫敦」と呼ばれるようになりました。

  • その後、戦後の高度成長期に赤煉瓦の建物は次々に姿を消して、三菱一号館も昭和43年には解体されてしまいました。<br />

    その後、戦後の高度成長期に赤煉瓦の建物は次々に姿を消して、三菱一号館も昭和43年には解体されてしまいました。

  • 今年の秋、丸の内に40数年振りに、創建当時と同じ約230万個の赤煉瓦を積み上げ、当時の設計図面や保管部材を使用するなどして明治・大正期の姿を忠実に復元して、三菱一号館美術館として生まれ変わりました。

    今年の秋、丸の内に40数年振りに、創建当時と同じ約230万個の赤煉瓦を積み上げ、当時の設計図面や保管部材を使用するなどして明治・大正期の姿を忠実に復元して、三菱一号館美術館として生まれ変わりました。

  • 来年の4月の美術館オープンの前に、竣工を記念して来年1月11日まで「一丁倫敦と丸の内スタイル展」が開催されています。 <br />そんなニュースを聞いて、さっそく見に行ってきました。

    来年の4月の美術館オープンの前に、竣工を記念して来年1月11日まで「一丁倫敦と丸の内スタイル展」が開催されています。
    そんなニュースを聞いて、さっそく見に行ってきました。

  • 特に展示室の中は撮影禁止の表示は出ていませんでしたが、写真を撮るにはちょっと気が引けて、内部の写真は廊下と階段のみ。<br />できたばかりなのでちょっときれい過ぎるため、セピア色で表現します。

    特に展示室の中は撮影禁止の表示は出ていませんでしたが、写真を撮るにはちょっと気が引けて、内部の写真は廊下と階段のみ。
    できたばかりなのでちょっときれい過ぎるため、セピア色で表現します。

  • 2種類の鉄骨階段があります。玄関に近いところにある階段がこれ。

    2種類の鉄骨階段があります。玄関に近いところにある階段がこれ。

  • 東京駅に近いところにある階段はこれ

    東京駅に近いところにある階段はこれ

  • 石の手摺が付けられている階段。<br />エントランス脇のメイン階段は人が大勢いて撮れませんでした。

    石の手摺が付けられている階段。
    エントランス脇のメイン階段は人が大勢いて撮れませんでした。

  • 裏側に建つ丸の内パークビルディングのほうに入ってみます。

    裏側に建つ丸の内パークビルディングのほうに入ってみます。

  • 丸の内パークビルディングと三菱一号館美術館、アネックスに囲まれた「一号館広場」は遊歩道のように巡らした小径の間には、モニュメントやアートが設置され、木々や草花を豊かに配し、その周りにオープンカフェ等もあって都会のオアシス的なスペースになっています。

    丸の内パークビルディングと三菱一号館美術館、アネックスに囲まれた「一号館広場」は遊歩道のように巡らした小径の間には、モニュメントやアートが設置され、木々や草花を豊かに配し、その周りにオープンカフェ等もあって都会のオアシス的なスペースになっています。

  • 中に展示してあった資料によると一丁倫敦と呼ばれていたころには、集合住宅もあったようです。<br />

    中に展示してあった資料によると一丁倫敦と呼ばれていたころには、集合住宅もあったようです。

  • 芝生の庭園の中には、こんなアート作品があります。

    芝生の庭園の中には、こんなアート作品があります。

  • 一号館の屋根に乗っている避雷針も、創建当時の姿を忠実に再現しています。

    一号館の屋根に乗っている避雷針も、創建当時の姿を忠実に再現しています。

  • 広場側の出入り口

    広場側の出入り口

  • ショッピング・レストランゾーンの丸の内ブリックスクエアではもうクリスマスモード突入

    ショッピング・レストランゾーンの丸の内ブリックスクエアではもうクリスマスモード突入

  • これは花屋さんのツリーですが、向かいにはおいしそうなケーキ屋さんがありました。

    これは花屋さんのツリーですが、向かいにはおいしそうなケーキ屋さんがありました。

  • 夜になってこのガス灯が点灯されると、一段とレトロな雰囲気を醸し出してくれそうですね。

    夜になってこのガス灯が点灯されると、一段とレトロな雰囲気を醸し出してくれそうですね。

  • 115年前の建物を忠実に復元しても、外壁の煉瓦は新しいためどうしても風格を感じることができません。<br />少し薄汚れてきたくらいが貫禄が出ていいのかもしれませんね。

    115年前の建物を忠実に復元しても、外壁の煉瓦は新しいためどうしても風格を感じることができません。
    少し薄汚れてきたくらいが貫禄が出ていいのかもしれませんね。

  • それでは中に入ってみましょう。

    それでは中に入ってみましょう。

  • 馬場先通りと大名小路の交差点に面する1階の角部屋は、創建当時は銀行営業室として使われていました。<br />

    馬場先通りと大名小路の交差点に面する1階の角部屋は、創建当時は銀行営業室として使われていました。

  • この空間を完全に復元し、二層吹き抜けの開放的空間のレトロな雰囲気のCaf&amp;eacute; 1894があります。<br />この日は残念ながら並んでいたので、入口から覗いただけ。

    この空間を完全に復元し、二層吹き抜けの開放的空間のレトロな雰囲気のCaf&eacute; 1894があります。
    この日は残念ながら並んでいたので、入口から覗いただけ。

  • 美術館として蘇った「三菱一号館」は、建物と収蔵作品に呼応した19世紀近代美術を中心に展示されていくそうです。

    美術館として蘇った「三菱一号館」は、建物と収蔵作品に呼応した19世紀近代美術を中心に展示されていくそうです。

  • 4月6日に正式にオープンしたとの予定は<br /><br />『マネとモダン・パリ』 <br />会期:2010年4月6日(火)〜7月25日(日) 開館記念展<br /><br />『「Art Galleries. Maru no Uchi. Tokio」 三菱が夢見た美術館』(仮称)  <br />会期:2010年8月〜11月<br /><br />『カンディンスキーと「青騎士」―ミュンヘン、レンバッハハウス美術館コレクション』(仮称) <br />会期:2010年11月〜2011年2月 <br /><br />

    4月6日に正式にオープンしたとの予定は

    『マネとモダン・パリ』
    会期:2010年4月6日(火)〜7月25日(日) 開館記念展

    『「Art Galleries. Maru no Uchi. Tokio」 三菱が夢見た美術館』(仮称) 
    会期:2010年8月〜11月

    『カンディンスキーと「青騎士」―ミュンヘン、レンバッハハウス美術館コレクション』(仮称)
    会期:2010年11月〜2011年2月

  • 『王妃の画家ヴィジェ=ルブラン マリー・アントワネットと18世紀の女性画家たち』(仮称) <br />会期:2011年3月〜5月<br /><br />『ジャポニスムの立役者たち―欧米で愛された陶磁器・銀器・装飾品』(仮称) <br />会期:2011年6月〜8月 <br /><br />『トゥールーズ=ロートレック モーリス・ジョワイヤン・コレクション』(仮称) <br />会期:2011年9月〜11月<br /><br />と続きます。

    『王妃の画家ヴィジェ=ルブラン マリー・アントワネットと18世紀の女性画家たち』(仮称)
    会期:2011年3月〜5月

    『ジャポニスムの立役者たち―欧米で愛された陶磁器・銀器・装飾品』(仮称)
    会期:2011年6月〜8月

    『トゥールーズ=ロートレック モーリス・ジョワイヤン・コレクション』(仮称)
    会期:2011年9月〜11月

    と続きます。

  • 中庭に咲いていた一輪のピンクのバラ。唯一1本のバラの木だけが花を咲かせていました。

    中庭に咲いていた一輪のピンクのバラ。唯一1本のバラの木だけが花を咲かせていました。

  • 同じ幹からもう一輪 こちらは蕾

    同じ幹からもう一輪 こちらは蕾

  • 丸の内パークビルディングも1階は重厚な石造りのイメージになっています。

    丸の内パークビルディングも1階は重厚な石造りのイメージになっています。

  • 隣の新丸ビル 

    隣の新丸ビル 

  • オープンエアのカフェ ちょっと入ってみたくなるようなお店でした。

    オープンエアのカフェ ちょっと入ってみたくなるようなお店でした。

  • 1階にコーチが入っています。

    1階にコーチが入っています。

  • こちらのショーウインドウもクリスマスバージョン

    こちらのショーウインドウもクリスマスバージョン

  • 後10日もすればジングルベルがなって、この辺りもイルミネーションも含めクリスマス一色になってしまいますね。

    後10日もすればジングルベルがなって、この辺りもイルミネーションも含めクリスマス一色になってしまいますね。

  • 新丸ビルのクリスマスツリー。<br />ここは毎年同じですね。<br />今日は原田真二のミニコンサートが夕方から行なわれるようで、リハーサルをしていました。

    新丸ビルのクリスマスツリー。
    ここは毎年同じですね。
    今日は原田真二のミニコンサートが夕方から行なわれるようで、リハーサルをしていました。

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  • たらよろさん 2009/12/27 23:07:59
    三菱一号館、楽しみ☆
    ぬいぬい様、こんばんは〜♪

    三菱一号館、今度東京に行った時に見てみたいなって思って
    旅行記を拝見させていただきました。
    庭園も素敵ですね〜〜
    カフェも入れそうだったら行ってみたいなぁ。。。
    イルミネーションの東京、本当に来年こそはこの時期に訪れたいと思います☆

    今年もいっぱい素敵な旅行記で楽しませていただいてありがとう。
    後半は日本国中、北から南まで大忙しでしたね〜
    来年も楽しい旅行記で楽しませてくださいね〜
    2010年、良いお年をお迎え下さい。

      たらよろ

    ぬいぬい

    ぬいぬいさん からの返信 2009/12/28 05:04:10
    是非いって見てください
    たらよろさん おはようございます

    年末最後の旅は、現在彦根です。
    昨日は天気よかったのに、あいにく今日は雨。
    今日は近江八幡によって京都の東華菜館でランチをして、京都の大丸心斎橋店を見てから夜高松に入ります。

    明日はうどんめぐりと金毘羅山、夜は松山の道後温泉
    しまなみ海道から因島、尾道とまわって最後は神戸によって元旦の朝戻ります。

    今年締めくくりの旅 楽しんで帰ります。
    それではまた。
  • べるつくさん 2009/11/25 08:48:06
    三菱一号館
    ぬいぬいさん、こんにちは。

    三菱一号館、いってらしたのですね。
    私も先週の帰りに寄ってきました。週の後半は20時まであいているのですね。
    会社帰りだったのでカメラは持っていませんでしたし、夜だったので携帯でちょっと撮った程度でした。
    あ、展示室内は撮影禁止と入口に出ていましたよ。
    逆に言うと展示室の外の階段部分とかはOKということだと思います。
    復元(復原?)てことでしたが、けっこう見事ですね。展示の内容は美術館としてオープンしたあとのものより今のもののほうがずっと興味のある内容でした。見ごたえもけっこうあってなかなか満足でした。
    今度はカフェに行って西洋館グルメしたいところです。

    べるつく

    ぬいぬい

    ぬいぬいさん からの返信 2009/11/27 17:00:50
    RE: 三菱一号館
    べるつくさん  こんにちは

    三菱一号館 忠実に復元していているのでしょうがやはり、歴史を経た近代建築と違って風格を感じられませんね。
    新しいのでそれは仕方がないのでしょうが、10年後くらいに少し汚れたころに見るのがいいのかもしれませんね。

    でも、銀行を再現した1階のカフェには惹かれるものがありました。
    今度空いているときにお茶してみたいですね。

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