再びフランス大使館　～No Man's Land～

2010/02/06 - 2010/02/06

解体されるフランス大使館で開催されていた 「No Man's Land」
１月末で終了の予定が、２月１８日まで会期延長となりました。
前回は終了１週間前の日曜日に見に行ったため、大混雑で半分しか見ることができず、話題になっている作品を見逃してしまい、土曜の午後再び見に行ってきました。
今回は空いていたので、じっくりとすべての作品を見ることができました。
別館の展示作品も一新され、現代アートを存分に楽しんできました。

エリア 麻布(東京)

前回訪れた時は、この前に四重に並ぶ人人人
３００人くらいの人が並んでいましたが、今日は全く人の姿が見当たりません。

フランスのビザの申請でもない限り、訪れることのない大使館

しばらくは、来ることのないでしょうね。

入口のゲートの付近も人の姿なし。

今日はゆっくり見れそうです。

前回はあまりの人の多さに、展示室の半分も見ることができませんでしたが、今日はすべて見てから帰るつもり。

まずはこちらから

これは見ていませんね。

まだ製作は進行形
どんどん成長していきます。

サブタイトルの創造と破壊ではなく、

どう見ても破壊と創造です。

明るく見えますが暗闇の中で掃除機ロボットが走り回っていました。

今回すべての部屋を回ってみて、前回は四分の一程度しか見ていなかったこと気づきました。

こちらの壁にはエールフランスの社員たちの刺繍

鼻血の階段、今日はガラスで仕切られています。
ガラスには相撲のイラストが

フランスを代表する車、シトロエンは真っ赤な部屋

plaplax「para para sight」
天井からぶら下がってる植物のようなオブジェの先端の赤い部分に触れると、町並みのシルエットが現れます。

もうひとつの状態はこれ

天井から下がった何層もの白いレース地に写る映像は、白いスクリーンに映るものよりも柔らかな感じ

前回の入り口の通り過ぎてしまった部屋、こんな作品だったんだ

前回来たときのお気に入りの部屋

いたるところにフランス国旗が

壁に付いているトリコロールカラーに塗られているのは・・・フランスパン

あれ、前回これあったかな・・・？

ちょっとだけ生活感が漂う部屋

テレビの画像はお弁当？

この写真良く見るとお弁当なんです。
上から３つめはシャネラーの弁当なんでしょうね。

これが見たかった作品

この絵を見てみたかった
やっぱり「きもかわいい」感じ

太ったウーパールーパー？

こちらから見るとフランス国旗と日本の日の丸ですが

向きを変えると人の顔
微妙に顔かたちが違いますね

ヘアスタイルのサンプル？

縦５センチ、横３０センチほどの覗き窓を覗くと・・・

この散乱する紙くずは・・・

そうです、紙くずバスケットの部屋でした。

白と黒のモノトーンの部屋

絵をよく見ると、かなり不気味

いすに座った女性の後姿
この部屋にはこれしかなかったので、これもれっきとした作品なのでしょうか？

これって、それ程目立ちませんが好きだなあ

前回来たときはあまり光ってませんでしたが、明るい今日はきんぴか

真っ赤な小部屋に影のようなイラスト。
かなり妖しいです。
赤と黒の２色の世界

フランス大使の部屋

男女のトイレが並んでありますが、女子トイレだけがこんな状態に

鼻血の階段も見る角度によって別な作品に見えます

再縫の部屋
これはなかったような・・・

NHKのドラマで白洲次郎を演じた伊勢谷友介もアーティストとして参加していたようなのですが、今回も作品を見つけることができませんでした。

最近知ったのですが、彼は東京芸大美術学科の出身で、デザイナーの山本寛斎は異母兄弟なんですね。

自然光の光の陰影を意識した作品

これも、前回見そびれてしまった作品

白い家具にシルバーの家電製品

プリンターやキーボードもすべて銀色

カーテンの代わりに漁網がかけられています。

ライブパフォーマンス中
これ、墨絵です

この飛行機、紙製ではなくステンレス製
ヘアラインと鏡面仕上げ２つの種類がありました。

ホンダのバイクもトリコロール＆ドット柄

別なアングルから

別館の２階は様変わりしていました

別館はバンタンデザイン研究所、東京芸大、団DANSへと引き継がれ、最後の締めくくりはパリで活躍した高田賢三のKENZOPARFUMSのプロデュースの作品に変わっていました。

最初から来ていればもっと楽しめたのに、ちょっと損した気分。

出国マーク

入国マークは残っていましたが・・・

正面の絵は白壁に立体眼鏡からこれに代わっています。
これ、今日のお気に入りのひとつ

今回の一番のお気に入りはこちら

これって３階の本屋さんで売っているようですが、今日は売り切れでした。

自然光の光と影でいろんな表情を見せてくれます

これ、やっぱり欲しい

これって首刈族の犠牲になった頭のように見えますが・・・

かつらと靴の組み合わせでできています

嫌いじゃないけど、かなり不気味

やっぱりこれが一番！

亀と小鹿の遊具　西日を受けてのシルエット
なんかいい感じ

オレンジ色の細紐の根元には・・・

飛行機でした

色鉛筆を圧着して作った糸巻き？

本館の前では、フランス国旗でなくカラフルな旗が風ではためいています。

今は消されてなくなってしまいましたが、桜木町の高架下にもこんなウォールペインティングがたくさんありましたね。

これで一通り見学完了。
今日は思う存分楽しめました。

１階の青い部屋はそのままでしたが、今日はライブイベント開催中

２週間後に解体されてしまうのを考えると、本当にもったいない気がします。
解体後は高級マンションに生まれ変わるようですが、壊されてしまうのは残念でなりません。

この旅行記へのコメント （7）

• バートンさん 2010/02/12 02:08:02

  フランス大使館

  ぬいぬいさん、こんにちは。
  先日は楽しい時間を有難うございました。
  
  フランス大使館には一度だけ行ったことがあります。
  もちろんビザを取りに（笑）
  
  たらよろさんの旅行記でも拝見しましたが
  何度見てもこのアートは凄いですね。
  可愛いと思えるものもあるけれど
  やっぱり現代アートは自由な発想すぎて…＾＾
  
  解体前とは言えここまで大胆にアーティスト達に
  場を提供するフランス大使館にあっぱれです。
  
  ばーとん

  ぬいぬいさん からの返信 2010/02/13 08:09:01

  RE: フランス大使館

  バートンさん　おはようございます
  
  こちらこそありがとうございました。
  フランス大使館　壊されるとはいえ、ここまでアーティストたちに空き放題を許す太っ腹には、確かに「あっぱれ」　
  
  敬意を表したくなるほどです。
  
  「創造と破壊」と言うサブタイトルが付いていました
  これはどう見ても「破壊と創造」でした
  
  年末の直島で現代アートに魅せられてしまい、すっかりはまっています。
  たらよろさんの旅行記でトリックアートを発見してしまい、気になって、気になって・・・
  
  終了までにもう一度行くことになりそうです。
  まあ、近いし無料なのでそれもいいか・・・

• 悠太郎さん 2010/02/08 19:19:21

  圧倒されました

  ぬいぬいさん、はじめまして。
  2月8日日の「新着お知らせメール」から参りました。
  過去に何度か僕の旅行記にご訪問頂きましてありがとうございます。
  標題の催しものがあることは、聞いていたのですが、かなり凄いものなんですね。
  それを圧倒的な枚数で記されている旅行記を拝見して、興味が湧きました。
  まだしばらくやっているようなので、近日中に時間を作って覗きに行きたいと
  思います。
  良い、インフォメーションありがとうございます。
  
  悠太郎

  ぬいぬいさん からの返信 2010/02/10 12:58:51

  RE: 圧倒されました

  悠太郎さん　こんにちは
  
  実は、はじめましてではないんですよ。
  昨年４トラファンクラブの銀座のオフ会でご一緒しています。
  そのあと旅行博でもちょっと距離が離れていたので、声は掛けませんでしたがすれ違いました。
  
  フランス大使館の　Ｎｏ　Ｍａｎ’ｓ　Ｌａｎｄ　
  充分楽しめますので、都合がつけば現物をご覧になることをお奨めします。
  
  これ、面白いですよ。

  悠太郎さん からの返信 2010/02/10 18:34:33

  失礼しました

  　病気のせいで、記憶力がかなり弱くて、お会いしたこと失念していました。
  大変申し訳ありません。
  
  　フランス大使館は是非訪れてみたいと思います。
  
  悠太郎

• 一歩人さん 2010/02/08 14:03:42

  いいですねええ、もう見られなくなるんですよね

  ぬいぬいさんへ
  一部始終でしたね。
  ありがとうございました。
  じっくり拝見しました。
  私が行ったときはまだ開催されてなく、
  近くの南麻布光林寺でヒュースケンの墓を
  撮って来ました。
  あれ？クチコミにアップしたかしら。
  あれ、忘れてたみたいです。
  失礼します。
  

  ぬいぬいさん からの返信 2010/02/09 20:54:58

  RE: いいですねええ、もう見られなくなるんですよね

  年末に偶然行った香川県の直島で、すっかり現代アートに目覚めてしまい、フランス大使館の「Ｎｏ　Ｍａｎ’ｓ　Ｌａｎｄ」ですっかりはまりました。
  
  壊されてしまうの残念でなりません。