2010/05/04 - 2010/05/04
141位(同エリア93件中)
ぬいぬいさん
晴天に恵まれた今年のGW。
でもどこに行っても混んでるし、お金もかかるし、家の近所で楽しめる場所はないものか・・・
そうだ、馬込文士村を歩こう
そんなことで、都営浅草線に乗って終点の西馬込から馬込文士村の散策をスタートしました。
最近メタボに加速がかかり、先週久しぶりに走ったらひざにきてしまい、まずは歩いて体重を落とそうと思ってはいるのですが、なかなか実現できず、減量のウォーキングもかねての散歩です。
書家の熊谷恒子邸や日本画家の川端龍子記念館、少し足を伸ばして池上本門寺、そして大森山王を抜けて大森貝塚や徳富蘇峰の山王草堂記念館と盛りだくさんで、予想以上に楽しめました。
9時前に歩き出して5時間半、距離にして15キロ。普通に歩くと大変距離ですが歴史を感じながらの散歩は楽しいものですね。
お昼に飲んだ生ビールの味は格別でした。
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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馬込文士村散歩のスタートは、家から地下鉄で3つめの西馬込駅。
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歩きはじめて5,6分で書家の旧熊谷恒子邸へ到着。
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実は私、今日まで熊谷恒子さんて知らなかったのです。
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熊谷さんは現代女流かな書道界の第一人者として活躍した人
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美智子皇后の書道の先生でもあった方のようです。
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この記念館は熊谷恒子さんが生前住んでいた家を改修して平成2年より熊谷恒子記念館として公開しているそうです。
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西馬込からの文士村散策路はこんな桜並木になっています。1ヶ月早く来ていれば桜の下での散歩になったのに残念。
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馬込文士村といってもそう呼ばれていたのは大正時代から昭和初期にかけてのこと。
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1996年99歳で亡くなった宇野千代さんも尾崎士郎さんと結婚当時ここに住んでいたそうです。
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当時の建物が残っているのはほんのわずか。
ほとんどがこんな説明プレートが建っているだけです。 -
石坂洋次郎と川端康成が並んで建っていますが、ここには九州閣という下宿があって、どうやら同じ下宿に住んでいたようです。
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次に向かったのは、川端龍子旧宅
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見学できるのは11時、1時、3時の3回だけ。とりあえず先に龍子記念館を見ることに。
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もともと龍子が古希の記念に、自らの設計により建てた私設美術館でしたが、現在は大田区立になっているので入場料も200円と格安になっています。
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龍子記念館をじっくりみても、まだ龍子邸の見学時間まで1時間。
日蓮宗の大本山池上本門寺へと向かいました。 -
ここで見つけたのが力道山のお墓
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幼い頃の記憶に微かに残るヒーローの姿。
ちゃんと覚えていました。 -
この石碑の書は右翼の大物だった児玉誉士夫によるもの。
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広い境内は奥までずっと広がっていますが、大堂の周りの建物は比較的新しいものばかり。
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今日は裏口から入ってきたので階段のメインの参道は上から見下ろすだけ
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池上本門寺、時間があれば見所がたくさんあるのですが川端龍子邸の見学時間まで戻る時間を差し引くと10分足らずしかないため、今日は端折っての散策です。
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仁王門は空襲で焼失し昭和52年に再建されたもの。
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長いこと手を合わせている女性が二人
何があるのかな? -
たわしと柄杓が置かれていて、ごしごし擦りながら水を掛ける、水掛地蔵ならぬ水掛菩薩?
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鐘楼の脇に古い鐘がはずされているのは、戦災で一部に亀裂と歪みが生じたたから。
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この青銅で作られた立派な相輪はどこについていたものなのか?
下の説明プレートを見忘れてしまい不明です。 -
この経蔵は江戸時代・天明4年建立され、五重塔や総門とともに戦火を免れた古い建物です。
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経蔵ではちょうど車のお祓いをしていました。
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鐘楼や大堂の妻側にある人の顔の姿をしたこれ、何でしょう。
気になる存在です。 -
龍子記念館から池上本門寺に抜ける汐見坂。
かつてはこの坂から大森海岸や船の白帆が見えたとか。 -
この建物は龍子自らの設計によるもので、上から見ると竜の落とし子の姿を現しているそうです。
そして前面に大型のガラス窓が付いていて、今は遮光カーテンに覆われていますが、龍子が健在なころにはこのカーテンはなく、自然光のもとに作品を鑑賞できるようになっていたそうです。 -
ラシマソウ
花の姿が釣り糸を垂れている浦島太郎に似ていることに由来しているがこの花 川端龍子の伊豆の別荘から運んできたものだとか。 -
入口の門は白いバラの蔦に覆われていて、でも根元をたどっていくと、これってお隣のバラの木でした。
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母屋の奥にあるアトリエ
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この蹲、足元を見ると三角、蹲そのものは四角そして丸いくり抜いた川端龍子いわく、世界を現しているとか。
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基礎の上部の壁は竹で編みこんだ網代で覆われています。
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軒裏部分にも網代が使われています。
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建物の基礎の部分は丸太を半分に割った木で覆われていて所々にこんな取っ手が付いています。
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取っ手を引っ張ると床下の通気口が現れます。
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アトリエも龍子が自ら設計したもの。
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アトリエの周りは大型ガラスの入った扉で覆われていて、アトリエ内部からは庭が前面に眺められるようになっています。
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画業以外の唯一の趣味として、自身で建築と庭園の設計を行ったこの場所で、大正9年から、亡くなる昭和41年までを過ごしていました。
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日本画家の大家の設計した建物や庭園。お見事です。
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季節ごとに姿を変える野趣あふれる庭園の草木は、龍子の作品に数多く描かれています。
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ほうの木の大きな葉っぱの先には白い蕾が
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手前に立っている川端龍子邸の母屋
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庭には一輪のシャガの花
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ガラスに反射するつつじの花
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裏口の照明のガラスのランプシェイドレトロですね。
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土蔵風の窓の中は持仏堂。
3体の古仏を安置していましたが重要文化財指定の毘沙門天立像は東京国立博物館に寄贈され展示されています。 -
名前に金のつく花
何だったかな・・・? -
ここで川端龍子の略歴についてふれておきます。
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1885年(明治18年)和歌山市に生まれ、幼少より絵を描くことに興味を抱いていた龍子は、家族とともに1895(明治28)年に和歌山から上京し画家を志します。
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日露戦争の開戦の年となった1904(明治37)年、白馬会洋画研究所に入り、ついで太平洋画 研究所において本格的に洋画を学ぶとともに、『ハガキ文学』『東京パック』といった雑誌の挿絵を描き、 明治年間を通じて挿絵画家として活躍しました。
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1913(大正2)年、洋画を学ぶため龍子はアメリカへ渡り ますが、この渡米が契機となり、翌年の帰国後日本画へと転向することとなります。
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1914(大正3)年には、日本美術院が再興され、龍子はこの再興院展を舞台に日本画家としての地歩を 固めていきます。そして再興美術院同人となった後も、「繊細巧緻」が主流であった院展の作風に飽きたらず、展覧会という「会場」において、観衆である大衆に訴える力を持つ作品を指向し、大作主義による「会場 芸術主義」を掲げ、その実践の場を得るため美術院を脱退、1929(昭和4)年、自ら日本画団体「青龍社」を 創設しました。
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「龍子の前に龍子はなし、龍子の後に龍子はなし」と評され、近代日本画の異端者、在野の巨人と言われ活躍した龍子ですが大正9年から、亡くなる昭和41年まで馬込文士村の住人としてここで過ごしていました。
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龍子記念館は、昭和38川端龍子の喜寿の記念に龍子身の発意と設計によって設立されましたが没後は社団法人青龍社によって運営され、青龍社の解散に伴って、記念館と所蔵作品等が大田区に寄贈され、区で運営されています。
だから入館料も美術館としては格安の200円
年に4回展示作品の入れ替えがあるようなのでまた訪れてみたいですね。
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この旅行記へのコメント (2)
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- までさん 2010/05/05 11:33:50
- 懐かしい!
- こんにちは、お邪魔してます〜
かつて馬込〜池上〜大森あたりがテリトリーだったので懐かしい!
けど・・・行ったこと多分通ったこともないとこばかりなり(^^;
池上本門寺ぐらいかしら。
日常のちっぽけな風景も見逃しちゃいけませんね。
では〜
まで
- ぬいぬいさん からの返信 2010/05/06 06:16:19
- RE: 懐かしい!
- までさん おはようございます
この界隈に住んでたのですか?
それとも職場が近かったのかな?
GWどこに行っても混んでるし、お金もかかるので後半は近場をうろうろしていました。
馬込文士村の存在は知ってましたが、改めて歩いてみると文士村の華やかな頃を想像しながらの散歩、なかなか楽しかったですよ。
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