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ジョサイア・コンドルの遺構 旧古河邸で毎年バラの見頃の時期に合わせて行なわれる「古河庭園春のバラフェスティバル」。<br />今日がライトアップの最終日で夕方より庭園でコンサートも開かれるとの情報を聞き行って来ました。<br />本当は昨夜行く予定でしたがあいにくの雨。今日も朝から雨で中止かな?と思っていましたが午後には雨が上がり、雨に濡れたみずみずしいバラを楽しむことができました。<br />でもバラはちょっとピークは過ぎた感じ。でもライトアップされた大正浪漫を感じさせるジョサイア・コンドルの重厚感あふれる洋館をバックにジャズ風にアレンジしたオーボエとピアノのクラシックコンサートは結構楽しめました。

古河庭園春のバラフェスティバル

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2008/05/25 - 2008/05/25

291位(同エリア631件中)

旅行記グループ 近代建築散歩(東京2)

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ぬいぬい

ぬいぬいさん

ジョサイア・コンドルの遺構 旧古河邸で毎年バラの見頃の時期に合わせて行なわれる「古河庭園春のバラフェスティバル」。
今日がライトアップの最終日で夕方より庭園でコンサートも開かれるとの情報を聞き行って来ました。
本当は昨夜行く予定でしたがあいにくの雨。今日も朝から雨で中止かな?と思っていましたが午後には雨が上がり、雨に濡れたみずみずしいバラを楽しむことができました。
でもバラはちょっとピークは過ぎた感じ。でもライトアップされた大正浪漫を感じさせるジョサイア・コンドルの重厚感あふれる洋館をバックにジャズ風にアレンジしたオーボエとピアノのクラシックコンサートは結構楽しめました。

交通手段
JRローカル 徒歩

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  • 古河庭園 いろんな種類のバラが咲き乱れています。

    古河庭園 いろんな種類のバラが咲き乱れています。

  • 重厚なジョサイア・コンドルの洋館に似合いますね。

    重厚なジョサイア・コンドルの洋館に似合いますね。

  • まずはこれフラウ カーウ ドルシュキという品種でドイツで100年以上前に作られた品種だそうです。

    まずはこれフラウ カーウ ドルシュキという品種でドイツで100年以上前に作られた品種だそうです。

  • これはピンクピース フランスの品種

    これはピンクピース フランスの品種

  • これ私の生まれた年にできたカクテルというバラ

    これ私の生まれた年にできたカクテルというバラ

  • これは比較的新しい10年位前に改良されたノスタルジィというバラ

    これは比較的新しい10年位前に改良されたノスタルジィというバラ

  • これは第二次大戦の終戦の年に平和を祈願してつくられたというピース

    これは第二次大戦の終戦の年に平和を祈願してつくられたというピース

  • たくさんの花をつけたカクテル

    たくさんの花をつけたカクテル

  • 日本の品種 キラリ

    日本の品種 キラリ

  • こちらは開花につれ色が変化するサハラ’98

    こちらは開花につれ色が変化するサハラ’98

  • 6時を過ぎてだんだん薄暗くなってきました。間もなくライトアップが始まります。

    6時を過ぎてだんだん薄暗くなってきました。間もなくライトアップが始まります。

  • 丹頂という日本の品種 丹頂鶴からきているようです。

    丹頂という日本の品種 丹頂鶴からきているようです。

  • 鮮やかな黄色いバラはジーナロロブリジータ

    鮮やかな黄色いバラはジーナロロブリジータ

  • イタリア人の女優と同じ名前のバラ バックの洋館に映えますね。

    イタリア人の女優と同じ名前のバラ バックの洋館に映えますね。

  • アルベリックバルビエこれも100年以上前に改良されたバラ

    アルベリックバルビエこれも100年以上前に改良されたバラ

  • たくさんの花をつけたピンクのアンジェラ

    たくさんの花をつけたピンクのアンジェラ

  • 緑光 というりんごのような名前の日本のバラ

    緑光 というりんごのような名前の日本のバラ

  • ツル聖花 変わった名前です。

    ツル聖花 変わった名前です。

  • ライトアップの最終日でこれからコンサートもあるためかかなりの人で賑わっています。

    ライトアップの最終日でこれからコンサートもあるためかかなりの人で賑わっています。

  • ライトアップのために付けられた庭園灯 明かりが灯りました。

    ライトアップのために付けられた庭園灯 明かりが灯りました。

  • ここでちょっと古河邸の紹介をしましょう。<br />もともとここは、 明治の元勲・陸奥宗光の別宅がありました。宗光の次男・潤吉が、 足尾銅山で知られる古河財閥の創始者・古河市兵衛の養子になった際に古河家の所有となりました。<br /><br /><br />

    ここでちょっと古河邸の紹介をしましょう。
    もともとここは、 明治の元勲・陸奥宗光の別宅がありました。宗光の次男・潤吉が、 足尾銅山で知られる古河財閥の創始者・古河市兵衛の養子になった際に古河家の所有となりました。


  • 現在の煉瓦造2階建ての建物は、古河財閥三代目当主・古河虎之助がジョサイア・コンドルに設計を依頼して1917年(大正6年)に建てられました。<br />この洋風庭園の設計もコンドル自身が行ったそうです

    現在の煉瓦造2階建ての建物は、古河財閥三代目当主・古河虎之助がジョサイア・コンドルに設計を依頼して1917年(大正6年)に建てられました。
    この洋風庭園の設計もコンドル自身が行ったそうです

  • 6時30分間もなく庭園コンサートが始まります。

    6時30分間もなく庭園コンサートが始まります。

  • MINAMI&MIKIによるオーボエとピアノのクラシックコンサートで、白鳥、エーデルワイス変奏曲、野ばら等ジャズ風にアレンジされた演奏はなかなかのものでした。<br />

    MINAMI&MIKIによるオーボエとピアノのクラシックコンサートで、白鳥、エーデルワイス変奏曲、野ばら等ジャズ風にアレンジされた演奏はなかなかのものでした。

  • 西の空が茜色に染まりライトアップされた洋館が浮き上がってきました。

    西の空が茜色に染まりライトアップされた洋館が浮き上がってきました。

  • ライトアップされるとまた違ったイメージを受けます。

    ライトアップされるとまた違ったイメージを受けます。

  • あと2,3曲でコンサートは終了するようなので人であふれる前にライトアップされた洋館を見に行きます。

    あと2,3曲でコンサートは終了するようなので人であふれる前にライトアップされた洋館を見に行きます。

  • 建物は入場料150円を払えば外観は自由に見学できますが、内部は事前予約制で時間と人数を限定して有料(525円)で公開しています。

    建物は入場料150円を払えば外観は自由に見学できますが、内部は事前予約制で時間と人数を限定して有料(525円)で公開しています。

  • だから突然行っても中に入ることができないのですが1階にあるティールームでお茶を飲めば少しだけ見ることができるようです。

    だから突然行っても中に入ることができないのですが1階にあるティールームでお茶を飲めば少しだけ見ることができるようです。

  • ここを訪れたのは2度目ですがまだ中に入ったことがありません。

    ここを訪れたのは2度目ですがまだ中に入ったことがありません。

  • 7時を過ぎてティールームも閉店して玄関は閉まっていました。半円アーチのシンプルなステンドグラスの入った玄関ドア。

    7時を過ぎてティールームも閉店して玄関は閉まっていました。半円アーチのシンプルなステンドグラスの入った玄関ドア。

  • 窓から中を覗いてみると、ありました洋館の定番 暖炉が・・・。壁は金唐革紙が使われています。

    窓から中を覗いてみると、ありました洋館の定番 暖炉が・・・。壁は金唐革紙が使われています。

  • 調度品が何も無いためか、かなり広い部屋に見えます。

    調度品が何も無いためか、かなり広い部屋に見えます。

  • 多角形に突き出したサンルーム

    多角形に突き出したサンルーム

  • あれっ 北側の玄関の辺りはライトアツプされていない

    あれっ 北側の玄関の辺りはライトアツプされていない

  • 幾何学模様のサンルームの壁と床

    幾何学模様のサンルームの壁と床

  • ライトアップ いい感じになってきました。

    ライトアップ いい感じになってきました。

  • ここで、私の大好きな建築家である、ジョサイア・コンドルについてふれておきましょう。

    ここで、私の大好きな建築家である、ジョサイア・コンドルについてふれておきましょう。

  • ジョサイア・コンドルはロンドン出身の建築家。文明開花の明治の初期に、お雇い外国人として来日し、東京大学の工学部建築学科の前身である工部大学校の教授となり、日本の近代建築の礎を築いた人物です。<br /><br />

    ジョサイア・コンドルはロンドン出身の建築家。文明開花の明治の初期に、お雇い外国人として来日し、東京大学の工学部建築学科の前身である工部大学校の教授となり、日本の近代建築の礎を築いた人物です。

  • その教え子の第一期生には、東京駅の辰野金吾、慶応義塾の図書館などを手がけた曽禰達蔵、赤坂離宮や国立東京博物館の表慶館などを手がけた片山東熊、旧日本郵船小樽支店などを手がけた佐立七次郎など、日本の近代建築の礎を築いたそうそうたる建築家たちがいます。 <br />

    その教え子の第一期生には、東京駅の辰野金吾、慶応義塾の図書館などを手がけた曽禰達蔵、赤坂離宮や国立東京博物館の表慶館などを手がけた片山東熊、旧日本郵船小樽支店などを手がけた佐立七次郎など、日本の近代建築の礎を築いたそうそうたる建築家たちがいます。

  • 工部大学校教授退任後は、三菱財閥の丸の内の赤煉瓦街の開発に携わり、日本の近代建築に大きな足跡を残しています。

    工部大学校教授退任後は、三菱財閥の丸の内の赤煉瓦街の開発に携わり、日本の近代建築に大きな足跡を残しています。

  • 彼の残した作品は、他にあの鹿鳴館や、現存するものでは御茶ノ水のニコライ堂の改修、岩崎弥之助高輪邸(現三菱開東閣)、三井家倶楽部(現綱町三井倶楽部)旧諸戸清六邸(現桑名市六華苑) 島津公爵邸(現清泉女子大学本館)そして最後の作品となったこの古河虎之助邸があります。<br />

    彼の残した作品は、他にあの鹿鳴館や、現存するものでは御茶ノ水のニコライ堂の改修、岩崎弥之助高輪邸(現三菱開東閣)、三井家倶楽部(現綱町三井倶楽部)旧諸戸清六邸(現桑名市六華苑) 島津公爵邸(現清泉女子大学本館)そして最後の作品となったこの古河虎之助邸があります。

  • 三菱開東閣と諸戸清六邸以外は見ていますが、どれも素晴らしい建物でした。<br /> <br />  <br />

    三菱開東閣と諸戸清六邸以外は見ていますが、どれも素晴らしい建物でした。

     

  • 彼は明治26年7月、日本人の前波くめと結婚し大正9年死去するまで43年間日本に滞在し、数多くの建物を設計しました。

    彼は明治26年7月、日本人の前波くめと結婚し大正9年死去するまで43年間日本に滞在し、数多くの建物を設計しました。

  • 文京区の護国寺に夫妻の墓があり、墓参りに行ったことがありますが、自然石の墓石に刻んだ命日を見ると、なんとくめさんの亡くなったわずか11日後にコンドルも脳溢血で亡くなっています。よほど愛妻の死がショックだったんですね

    文京区の護国寺に夫妻の墓があり、墓参りに行ったことがありますが、自然石の墓石に刻んだ命日を見ると、なんとくめさんの亡くなったわずか11日後にコンドルも脳溢血で亡くなっています。よほど愛妻の死がショックだったんですね

  • 現存する作品のほうが少なくなってしまいましたが、彼の作品の中でもこの建物は一番のお気に入りです。

    現存する作品のほうが少なくなってしまいましたが、彼の作品の中でもこの建物は一番のお気に入りです。

  • バラにも上部からスポットが当てられ洋館をバックに浮かぶ姿はなかなかのものですね。

    バラにも上部からスポットが当てられ洋館をバックに浮かぶ姿はなかなかのものですね。

  • 洋館の白い鎧戸のついた窓をバックに、このバラ映えますね。

    洋館の白い鎧戸のついた窓をバックに、このバラ映えますね。

  • こうやって見ているとバラってきれいですね。

    こうやって見ているとバラってきれいですね。

  • すでに四分の一位のバラは枯れ始めていましたがまだまだこれから見頃の花もありますね。

    すでに四分の一位のバラは枯れ始めていましたがまだまだこれから見頃の花もありますね。

  • 来年はあと1週間早く来ればもっときれいなバラが見れそうですね。

    来年はあと1週間早く来ればもっときれいなバラが見れそうですね。

  • 古河庭園では年に2回バラが楽しめて、秋の10月の第1週から11月の初めにかけて同じように「秋のバラフェスティバル」が開催されるそうです。<br />秋にもまた来るようだなあ。

    古河庭園では年に2回バラが楽しめて、秋の10月の第1週から11月の初めにかけて同じように「秋のバラフェスティバル」が開催されるそうです。
    秋にもまた来るようだなあ。

  • ピンクの蕾

    ピンクの蕾

  • 蕾もいいけど開いたバラもいいもんだ。

    蕾もいいけど開いたバラもいいもんだ。

  • 庭園のバラもライトアップに映えます。

    庭園のバラもライトアップに映えます。

  • バラ園の下のこの角度から見るとシンメトリーナ建物に見えますが、実際は左側にはまだ建物が続き、右側には多角形のサンルームが出ているのでそうではありません。

    バラ園の下のこの角度から見るとシンメトリーナ建物に見えますが、実際は左側にはまだ建物が続き、右側には多角形のサンルームが出ているのでそうではありません。

  • 見る角度によって全く違う建物に見えます。

    見る角度によって全く違う建物に見えます。

  • 西ヶ原の高台ににあって石貼りの重厚感あふれる姿は、威風堂々の表現がぴったりの建物です。

    西ヶ原の高台ににあって石貼りの重厚感あふれる姿は、威風堂々の表現がぴったりの建物です。

  • これだけ楽しめて入場料150円。今日は大満足でした。

    これだけ楽しめて入場料150円。今日は大満足でした。

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