2011/06/04 - 2011/06/04
2713位(同エリア4546件中)
ぬいぬいさん
上野に木曜日と土曜日の午後1時からの3時間だけ公開しているお奨めの美術館があります。
それは藝大の一角にある『黒田記念館』
この記念館は、日本近代洋画の父ともいわれる黒田清輝が亡くなる際に、遺産の一部を美術の奨励事業に役立てるよう遺言しました。
これをうけて昭和3年当時売れっ子の建築家だった、東京美術学校教授で建築を担当していた岡田信一郎の設計により建築されました。
館内には、遺族の方々から寄贈された遺作を展示して黒田記念室が設けられました。
以降美術に関する学術的調査研究と研究資料の収集を目的として、美術研究所が設置され業務を行っていましたが新庁舎の竣工に伴い平成13年にリニューアルを行い黒田清輝の作品を展示する美術館としてオープンしました。
1週間のうち2日間のわずか6時間だけしか公開していない美術館で、料金は無料、しかも日本の美術館にあっては珍しい写真撮影もOKな太っ腹な美術館なんです。
木曜と土曜の午後に上野に訪れた際には是非お立ち寄りください。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
-
イチオシ
上野には数多くの博物館や美術館があります
その中にあって唯一無料で開放しているのがこちら。
黒田記念館です。 -
でも、いつ行っても見れるわけではなく、公開しているのは木曜日と土曜の午後の3時間だけ。
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そして美術館といえばほとんどのところは内部や作品は撮影禁止になっていますが、ここは心おきなく「湖畔」や「智・感・情」などの有名な作品をすぐそばで撮影することができるんです。
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そしてさらに建物そのものが、昭和の初期の日本を代表する建築家の岡田信一郎による、昭和の初期の美術館建築として貴重なもの。
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岡田は、古今東西の建築様式に精通していて、歌舞伎座をはじめ、明治生命館や関東大震災後のニコライ堂再建など数々の作品を残しています。
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この記念館は中世ヨーロッパの貴族の館を摸して造られたものだとか。
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1階は美術研究所だった頃の部屋が再現されています。
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館内はストロボさえ使わなければ写真撮影はOKです。
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2階の絵画の展示室はさすがにダメだろうと思っていたら、2階もOK
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クラシックな階段を上って2階に上がります。
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展示室は中央の廊下でつながって東側と西側に振り分けられています。
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まずは東側の展示室から見てみましょう。
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作品よりも先に目が行ってしまったのは天井の漆喰の装飾
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イチオシ
その下には、黒田清輝の代表作「湖畔」が
切手のデザインにもなったこの作品のモデルは金子種子
後に黒田清輝の2番目の奥さんになる人です。
箱根の芦ノ湖と彼岸の山を背景にして涼をとる女性の作品は、現在では『湖畔』と呼ばれていますが、明治30年『避暑』の題名で出品され、1900年のパリ万博にも出展されています。 -
『湖畔』とともにパリ万博に出展されたのがこちら『智・感・情』
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黒田清輝の作品の中で私が一番のお気に入りなんです。
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ここの訪れるたびに、この作品の前のベンチに座りしばし見とれています。
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イチオシ
3人の裸婦の3部作になっていますが、特にお気に入りが真ん中のこの女性。小川花と幸という姉妹をモデルに僅か一ヶ月弱で制作された3枚1組の裸婦作品で、日本人女性をモデルに制作された最初の油彩裸婦作品。
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今から100年以上前の女性とは思えない 現代的な知性をもった美しさがあります。
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真ん中の女性が美しすぎて、左右に並んだ女性も美人なのですが・・・
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真ん中の女性の引き立て役にすぎません。
パリ万博では『裸婦習作(Étude de Femme)』として出品され、銀賞を受賞しています。 -
昔語り下絵(男) 左
1896年
モデルは紙商庄次郎。
昔語り下絵(舞妓) 右
1896年
モデルとなったのは舞妓の三代子 -
赤髪の少女
1892年
滞仏中の作品では、最も印象派的要素の強い作品 -
西の展示室に向かいます。
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『花野』
生涯の後半期に試みた唯一の大作である。明治年代から下書きがつくられ、大正4年(1915)年再度着手したが未完に終わりました。 -
ここは人が少ないのでじっくり作品を独り占めして見れます。
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こちらのお気に入りはこの作品
湖畔のモデルでもあった照子夫人 湖畔の頃は種子さんでしたが後に改名しています。
照子夫人美人ですね。 -
『照子夫人肖像』
1911-12年
カンヴァス・油彩 -
こんな感じで建物を眺めるのも良し
-
2階で黒田清輝の作品をじっくり鑑賞するも良し
土曜の午後は上野の黒田記念館へ
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