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明治時代、西洋様式の監獄を作るための規範が示されて、それに倣って作られた正門。煉瓦造りの重厚な門になっている。奈良監獄も似たような雰囲気だったので、この時代の監獄は、みんな似たような雰囲気だったのかも。煉瓦造りの美しい門だけど、鉄格子がはめ込まれているのが、重々しい。

京都にあった教会で、煉瓦と木造を併用した作りになっている。礼拝堂は木造の内装でぬくもりが感じられる。ステンドガラスなど、精密な調度品と木造の内装が日本的な教会を作り出してて素晴らしい。椅子に座ってしばらく礼拝堂の中を見渡していた。末永く残っていてほしい建物。

明治に入るまでは木製の橋ばかりだったけど、明治10年に初めて鉄製の橋が完成した。場所は多摩川下流の六郷川に掛けられていた。明治村に移されてからも川の上に掛けられている。朱色の綺麗な橋で、デザインが今どきっぽい。近くでみると、迫力ある。

1月の明治村を訪問したので、寒かった。寒い中、コロッケの販売店をみつけたのでつい買ってしまった。メニューは2種類あって、ひき肉コロッケと、ひき肉と馬鈴薯コロッケの2種。どちらも180円。1つずつ買って食べた。タイミングが良かったのか、意外とアツアツのコロッケですごい美味しく感じてしまった。食べる環境って大事かも。

北口から入場して正門から出た。小倉ドックの店は正門近くにあって、動き回って丁度お腹が空いた時にタイミングよく遭遇。小倉ドックを購入した。小豆と生クリームがハイカロリーだけど、甘いものが体に嬉しい。チープなコッペパンが良く合います。

銭湯の歴史を知る上でも興味深い建物。建物は木造でかなり傷んでいる感じ。明治末期でも男女の湯船の仕切りがないのは驚く。建物の中で、は1人100円で足浴ができるイベントが行われていた。時間がなかったのでやらなかったけど、足湯と同じだよなと思ったり。

伝統建築の芝居小屋で、大阪の西元町という場所にあったものらしい。中に入ると芝居の上演が行われていた。面白かったのが、客席部分が四角いマスで区切られていること。もたれかかれて良い具合。

役者が演技をする上でも、いろいろな仕掛けが施されているらしい。じっくり見たかったけど、時間がなかったので早足に見学してしまった。残念。　

駄菓子屋さんになっている、楽しい家。小泉八雲が避暑に使っていた家なので、妖怪の仕掛けもある。明治時代に使われていた、アイロン、箪笥、ミシン、ランプなどの展示もあって興味深い。家自体はかなり古い木造建築で、かなり寒そう。避暑地だからいいのかな。

建物も素晴らしいけど、実際に手紙を出すことができる楽しい施設。内部の天井はとても高く、ドーム型の屋根を見上げると花形のランプがついていた。郵便局にも、窓口があるけど、銀行の窓口よりは簡易的な感じ。様々なポストの展示などもあり、身近な存在だからかとても楽しめた。

イギリス式のガラス制作工場。外観は煉瓦造りのモダンな雰囲気。中は汐留バーといバーが入っているお酒や軽食が楽しめます。ガラス細工のショップもあって、意外と楽しめた。文化財の建物に、こういうお店が入っていると楽しい。赤レンガ倉庫に来たみたいだった。

品川の大井町にあった機関車修復工場はイギリス式で作られている。内部は、精密な機械がズラリと展示されていて、機械や鉄道が好きな人にはたまらない場所となっている。私的にはあんまり興味がなかった。ただ、実際に動かしている機械もあって、動いているものは見ていて面白かった。乗車券印刷機などは動いている機械の一つだった。

名古屋にあった歩兵第六聯隊兵舎。明治政府はフランス式の軍隊を真似ていたので、この建物もフランス式。中は簡易ベッドや銃の模型が並べられ、食べていたものなどの模型もあった。個人的には歩兵部隊の部屋は見ていてあんまり気持ちの良いものじゃない。軍国主義の雰囲気まで感じ取れそう。

石川県金沢市にあった道場で、柔道、剣道、弓道ができるようになっている。広い道場の空間には、電影春風と書かれた額や、剣道の胴着などが飾られていた。その床の間の右横には、通っていた人たちの名前と見られる名札がズラッと並べられていたけど、これも当時のまま、移築されたんだろうか。ディティールが細かい道場です。

大学の建物は取り壊されてしまったけど、車寄せは保存された。7m近くある建物で、西洋風の立派な作り。建物の記録はないけど、車寄せからは立派な大学校舎が想像できると解説に書かれている。確かに車寄せにしては大きすぎる気もする。外国ならともかく、日本でこんな高い車寄せが必要だったのか。東屋のようにも見えてしまう。

バルコニーの方から住宅を眺めると、完全に西洋建築。バルコニーの正面左手側の壁を見ると和風の木材がそのまま利用された和風の造りになっている。和と洋が合わせ混じった不思議な建物。
竣工当時住んでいた外国人のことが良くわかっていない建物で、後年は日本人によって所有されていたらしい。住人が気になる建物。

日本の造船技術に貢献したスコットランド人が住んでいた家。西洋人が住んでいた割には意外と日本的な家財が多い印象。特に和式便器が違和感があった。住人は短い生涯をこの家で閉じたと書かれてる。
リビングのテーブルコーディネートがノリタケでまとめられているのが愛知だなあと思った。

菅島燈台付属官舎の隣に移築された品川燈台。綺麗な白い塔で、今も現役で使えそうな雰囲気を擁してる。現存する最古の様式燈台だとか。中に入ることはできないけど、隣の官舎で解説がされている。
品川燈台敷地内には、山口県から移築された変わった信号機が置いてある。どちらも海洋の安全のために欠かせないもの。合わせてみるのがおすすめ。

古い駅舎のような外観の燈台付属官舎。イギリス人技師による設計で、煉瓦の組み立てなどに色濃いイギリス流らしい。品川灯台はフランス式で、2つ見比べてみると面白い。
中には灯台で使われていた大きなランプが置いてある。部屋の中は薄暗く、ランプの影が映って綺麗だった。

静岡県、清水港に建てられていたという和風建築の別荘。内装は洋間が多く、テラスの雰囲気が素敵。西園寺公望が一線を退いてから、建築された別荘とのこと。明治村の「坐漁荘」の隣には、幸田露伴が住んでいた「蝸牛庵」が建てられているけど、なんだか比較してしまう。小説家と元総理大臣では、やはり住環境が全然違います。

寒そうな和風建築。夏目漱石の旧住まいと似たような感じの建物。中流階級が住む家は、こういう和風建築が多かったらしいけど、当時の小説家はこういう建物に住む人が多かったんですね。かたつもり庵とは言ったものの普通の住みにくそうな住宅です。