toshibaa45さんのクチコミ(30ページ)全6,289件

吉野駅からずっと歩いて金峯神社まで到達。ここで引き返す予定でしたが、西行庵までのルートが詳しく描かれた案内板を発見。こりゃ行くしかない。霊験あらたかな山道を登ること10分ほどで到着しました。なかなか山深いところです。平安時代の最末期に西行法師が奥駈修行をしながら2年余り過ごしたところです。もちろん修復整備されているとは思いますがなかなか味わい深い庵でした。惜しむらくはまだ桜が咲いていなかったこと。中千本、上千本は見頃だったのでこちらを優先させたゆえ、仕方ないです。

吉野山の最奥に鎮座する古社。吉野山の地主の神、金山毘古神(かなやまひこのかみ)が祀られています。
吉野駅からずっと歩き。今回は花見が目的だったので吉野水分神社で引き返すつもりでしたが、体力の余裕もあり時間的にも余裕があったのでトライ。途中高城山展望台にも寄り、金峯神社までは所要40分ほどでした。ここまで来たという感慨、吉野山を制覇したという達成感、そしてなにより厳かな神社の雰囲気。とてもよい体験ができました。

吉野山、奥千本エリアにある金峯神社の手前に「大峯奥駈道」(おおみねおくがけみち)の案内板がありました。
吉野山から熊野まで続く修験道の修行の道。長さは100km以上で2000m近い山々を越えて行くとか。
金峯神社までの道も大峯奥駈道の一部のようです。結果的にほんのわずかではありますが大峯奥駈道を歩くことができました。

吉野山奥千本エリアにある山です。別名“ツツジが城”。鎌倉時代末期、吉野山に立てこもった後醍醐天皇の皇子皇子大塔宮護良親王が北条方相手に戦った場所です。頂上には見晴らしのいい休憩所があります。登山道は2つ。下側(登り側)は急な斜面ですが上側(下り側)は緩やかな舗装路となっています。

中千本、上千本の桜を堪能したあと、金峯神社へ向かう途中に立ち寄りました。頂上に展望台を兼ねた休憩所がありめす。肝心の眺めは…いまいち。黄砂の影響でしょうか彼方の吉野連山はぼんやり。そして奥千本である桜はまだほとんど咲いておらず…。中千本、上千本とはこんなに時期がずれるんですね。同時に見られないのが悩ましいところです。

名前のとおり、水の分配を司る天水分大神(あめのみくまりのおおかみ)が祀られています。また、子守宮ともいい子授け、安産に御利益があります。社殿は「コの字」型に配置されており狭苦しい感じがしますが、それがまた独特の山深さの雰囲気を醸し出しています。境内の枝垂れ桜が満開で見事でした。

吉野水分神社から奥千本へ続く道沿い、高城山展望台の手前にあります。牛頭天王社(ごずてんのうしゃ)とはスサノオノミコトの化身で病疫を鎮めるために祀られる神でもあります。“跡”なので現在は見るに値するものは残っていません。

吉野山のシンボルでもある蔵王堂、金峯山寺の本堂です。金峯山寺は“きんぷせんじ”と読みます。これはなかなか読めません。蔵王堂と呼ばれる訳は御本尊が三体の金剛蔵王大権現であるからです。現在、仁王門大修復中につき特別御開帳が行われています。期間は令和5年5月7日まで。通常は数年に一度なのでこれは大チャンスです。拝観料は1600円となっています。

後醍醐天皇が樹立した南朝の皇居跡です。金峯山寺蔵王堂の西側の階段を降りたやや奥まった場所です。実城寺を皇居にし、改められた寺号が金輪王寺。現在は公園として整備されて南朝妙法殿が建てられ、後醍醐天皇その他南朝三帝の歌碑もあります。

どんなに素晴らしい所だろうと、この展望台を目標に登りましたが、がっかりでした。確かに眺めはいいのですが茶店に占拠されていて景色を眺められるスペースが限られています。金払って見ろということでしょうか。上千本、中千本、金峯山寺を眺めるなら展望台から100mほど下った「さくら咲競プロジェクト」入口の上千本展望台からの方が気持ちよく眺められます。

中千本の桜がを眺められる絶景スポットです。かつては五郎兵衛という茶屋があったようですが今はありません。芝生が生え広場のようになっていて気持ちのいいところです。ベンチもいくつかあり、のんびり桜を眺められます。

“中千本公園”という名の公園はありませんが、おそらく五郎兵衛茶屋跡から中千本バス停前にかけての桜の咲き誇る眺めのよい丘のことだと思います。ベンチもいくつかあり、芝生の生えた広場のようなところもあり、シートを広げてお弁当を食べたり、お茶を飲んだりとくつろぐにはいいところです。人もそれほど多くはありません。穴場スポットだと思います。

上千本、花矢倉展望台へと続くつづら折りのとあるカーブの“付け根”にあります。しかし駐車場と化して探すのに苦労しました。「横川覚範供養塔」と刻まれた石碑と五輪塔があります。横川覚範とは鎌倉時代の金峯山の荒僧で、兄の頼朝に追われた源義経を追い詰めるも、すんでのところで佐藤忠信が花矢倉から放った矢で討死したとのこと。歌舞伎の「義経の千本桜」の有名な一幕のようです。

そうだ吉野の桜を見に行こう…ということで初めて出かけてみました。訪れたのは2023年の3/30(木)。中千本が満開、上千本が満開少し手前、天気にも恵まれ、ほぼベストタイミングでした。超激込みを覚悟していましたがそこまではひどくありませんでした。平日だったということもあると思いますが、吉野山は広大なので分散しているせいかなと思います。ケーブルカーやバスの行列は仕方ないですが…。
あちこちにビュースポットがありますが、やはり外せないのが吉水神社からの“一目千本”。そしておすすめなのが花矢倉展望台の100mほど手前の「さくら咲競プロジェクト」の入口看板のある上千本展望台。山肌の桜越しに金峯山寺が眺められます。絶景です。

吉野の桜と言えば吉水神社の境内から眺める“一目千本”。ついに眺めることができました。中千本と上千本の満開の桜が一望です。各メディアで吉野を紹介する上で必ず用いられる景色です。事前に桜の開花状況と天気をチェックしつつやって来たのでまずまずの眺めでした。拝観料をとってもおかしくない価値があると思いますが無料で眺めさせてくれる吉水神社に感謝です。最高の思い出となりました。

入口の階段を上がり、鳥居をくぐるとガラーン。どことなく殺風景な境内。一角にある立て看板を見ると、“再建復興 御寄付のお願い”と…。なんと平成13年9月に不審火により社殿が消失とのこと。もう21年以上前のことですが、なんとも痛ましい…。吉野町の公式HPではかつての社殿の写真を見ることができます。

近鉄吉野駅を出たすぐ右手にあります。グーグルマップはありますが、吉野山を登るにあたりやはり紙のマップも欲しいところ。そしたら案内所に入らずともちゃんと「吉野山みて歩き地図」なるものが外に置かれていました。話しが早い！おそらく地図をほしがる方が大勢いるためいちいち対応していられないのでしょう。とってもいいサービスです。

中千本エリアの歩道脇にある花見の立ち寄りスポットです。場所がわかりにくいですが「花夢亭」というカフェ付近です。広場のようになっていて一部芝生となっているのでシートを広げて桜を見ながらお弁当を食べるにはぴったりの場所だと思います。

行ってがっかりしました。遠方の山々は見渡せますが“特等席”は茶店やら茶店の飲食スペースに占拠されていて景色を眺めるスペースが狭い。中千本、下千本の桜を眺めるだけなら他にいいスポットはいくらでもあります。わざわざこんな人が密集している場所で眺める必要はありません。

金峯山寺蔵王堂を参拝後、ふと目にした塔と桜の美しさに惹かれ、西側の階段を下り行ってみると…石柱に刻まれた吉野朝宮址の文字。後醍醐天皇が住まわれていた実城寺のあった地です。後に廃寺になったため建物はなにも残っていません。現在建っている三重塔である南朝妙法殿は南朝四帝の尊霊と先の大戦での戦没者追悼の施設として昭和33年に建てられたものです。