旅猫さんのクチコミ(2ページ)全1,124件

燕温泉から山間に入った場所にある野天風呂です。温泉街から谷沿いの道を少々歩かないと辿り着けませんが、その自然に抱かれた素朴な湯舟は、入る価値があります。湯船には、白濁の湯が注がれ、湯温もちょうどよく、長湯も出来ます。脱衣所は男女別ですが、あとは完全な混浴なので、女性が利用するにはかなり勇気が要ります。それでも、泉質や雰囲気は良いので、お勧めです。登山客の利用も多いです。また熊の出没情報もありますので、利用する際には、最新の情報を把握してください。

上越越妙高駅からほど近い場所にある釜蓋遺跡の概要が学べる施設です。駅から歩いて来ると、ちょうど遺跡の入口の手前にあるので、まずはこちらに立ち寄り、遺跡の概要を学んであから遺跡を観に行くと良いです。展示室には、釜蓋遺跡の他、近くの吹上遺跡からの出土品が展示されています。発掘の際に剥ぎ取った環濠の断面地層も展示されていました。なお、入館料は無料です。

上越妙高駅の北西にある今泉城跡の土塁上に立つ大きな欅です。樹齢は、約350円ほどだそうです。城自体は、南北朝時代に南朝側に付いた地頭職村山氏が築いたもので、現在、城跡には旧大和村の氏神である大和神社が鎮座しています。欅は、その本殿の左後ろにあります。城跡は、土塁の他、かつての濠跡である水路が残っています。また、戦国時代の石仏も本殿裏手に保存されていました。

江戸時代、南部藩の人口の二割に当たる六万人もの死者を出した大飢饉など、度重なる凶作による死者を弔うため、天明3年（1765年）、大慈寺の19世義山和尚より、自然石に彫られた大小五百ほどの羅漢像です。深い森の中に点在する岩々に彫られていて、長い年月を経て苔生したその光景は、一見の価値があります。ただ、斜面に広がっているため、足場は悪いです。また、熊の目撃情報が以前よりあるため、訪れる際には注意が必要です。

キリンビールが毎年11月初旬に発売する『一番搾り とれたてホップ』に使われるホップが栽培されている畑です。遠野産のホップは、60年ほど前から栽培されていますが、キリンビールのこの銘柄が発売されたのは、22年前（2025年現在）。個人的には、醸造酒が好きで、お酒（日本酒）とワインの他、麦酒も大好きです。遠野産ホップと言えば『IBUKI』。市内では、現在、三軒ほどの醸造所が遠野産ホップを使った麦酒を醸造しています。

前九年の役で討たれた安倍貞任の弟重任が屋敷を構えた場所と云われています。史跡案内板があり、その背後に人為的に造られた池のようなものがあり、これが堀の跡のようですが、平安時代のことなので、よくわかりません。土塁の跡のようなものもあり、その近くに末裔が勧請したという稲荷社も残っています。カッパ淵のすぐ近くにあり、伝承園からも徒歩数分です。なお、最寄りのバス停は足洗川です。

飯坂町の鎮守です。創建年代は不明ですが、平安時代後期の天喜４年(1056)、後三年の役の際、源義家が勧請したのが始まりとされています。現在の社殿は、江戸時代の宝永七年(1710)に再建されたものらしく、福島市の指定有形文化財に登録されています。社殿に違和感があるのは、後世に付け加えられた土台のせいです。境内には、運が良ければ、春に行われる『足尾講中祭』に関係する大きな草鞋を観ることが出来ます。ちなみに、秋の例大祭は『けんか祭り』で、大阪・岸和田の『地車祭り』、秋田・角館の『飾山ばやし』と並び、『日本三大けんか祭り』とされています。なお、隣接して、かつての別当寺であった満願寺の御堂もあります。

飯坂温泉にある外湯の一つです。江戸時代からあったと云われ、かつては上湯と呼ばれていたそうです。入口が建物と建物の間にあり、地下に降りて行くような感じです。外観は、コンクリート打ちっぱなしと言った感じで、暖簾が掛かっています。浴室には、タイル張りの小さな湯舟があるだけです。湯温は48度もあり、入れませんでした。浴室の窓からは、目の前に摺上川が流れ、ちょっと怖いくらいです。
※『切湯』は、令和6年11月14日で閉鎖されています。

福島の餃子と言えば『円盤餃子』ですが、この店は、普通の餃子です。息の合った夫婦の手作業により作られています。皮も自家製です。餃子はやや小ぶりで、味はあっさりとしています。個人的には少々物足りない感じでしたが、美味しかったです。料理は、餃子の他に、ラーメンと焼きそばのような『いためそば』と言うものがあります。
※写真では餃子が七つですが、2025年9月現在は六つになっています。

福島交通飯坂線の終点飯坂温泉駅の前にあります。芭蕉は、『おくのほそ道』の途次、源義経の家臣佐藤継信・忠継兄弟で知られる佐藤一族の菩提寺である医王寺を拝観するため、飯坂温泉を訪れ、一夜を過ごしています。ただ、かなり酷い宿に泊まったらしく、その印象は悪かったようです。芭蕉が浸かった湯は、今は無き『滝の湯』とされてきましたが、実際には、旧『鯖湖湯』もしくは『当座湯』だったらしく、最近(2011年)、かつての鯖湖湯があった場所に、石碑が立てられました。

飯坂温泉の玄関口である飯坂温泉駅のすぐ近く、阿武隈川水系の摺上川に架かる美しい橋です。大正４年(1915)に造られた日本最古級の銅製のアーチ橋で、国の登録文化財に指定されています。その名の由来は、平安時代に遡り、橋の両岸を十条の藤の綱で結び、板を渡していたからだそうです。鯖湖湯と並ぶ、飯坂温泉の象徴です。なお、夜の姿も必見です。

飯坂温泉にある共同湯のひとつです。狭い石段を下りた先にあり、入口の暖簾や木の温もりを感じる脱衣場などに風情を感じます。湯船は角が丸みを帯びたほぼ正方形で、真ん中に立つ塔のようなものから湯が注がれていました。カランなどは無く、湯船のみの飯坂温泉の定番の造りです。湯温は44度で、飯坂温泉の共同湯の中では、一番入り易いかもしれません。
※平成23年(2011)に改築され、現在は普通の温泉施設となっています。

佐渡島内での公共交通機関には、新潟交通佐渡の路線バスがありますが、季節運行の花鑑賞ライナーもあります。その中でも、初夏の佐渡の風物詩である大野亀のトビシマカンゾウを観に行く時に便利なのが『カンゾウライナー』です。新潟港からのジェットフォイルに接続していて、大型の観光バスで運行されます。開花期の土日四日間だけの運行で、乗車には予約が必要です。途中、二ツ亀に停車するので、そこから遊歩道を歩いて大野亀まで行くことも出来ます。また、路線バスの利用には、『バス乗り放題dayパス』が便利でお得です。１日用、二日用、三日用があり、花鑑賞ライナーを除くバスが乗り放題となります。１日券で、両津港と金山のある相川を往復するだけでも元が取れます。

俳聖松尾芭蕉が、『奥の細道』の途次、草鞋を脱いだ宿です。この宿で、かの『荒海や佐渡によこたふ天河』を詠んだとされています。曽良の日記によれば、夜中に雨が降ったようですが、昼間は快晴だったので、夜中前は星空が見えていたのかもしれません。大崎屋は、現在『芭蕉園』となっている町年寄敦賀屋鳥井家の屋敷前にあったとされますが、実際の場所は良く分からない。訪れた時は、芭蕉園から20mほど北よりの民家の軒先に、史跡案内板がありました。
※現在、写真の民家は建て替えられ、史跡案内板も撤去されています。なお、『芭蕉園』入口の向かいではありません。

大好きな版画家斎藤清が晩年に暮らした家です。三階にアトリエがあり、そこからの景色は、画伯の作品にも登場します。和洋混在の建物で、三階の和室からは、只見川河畔で打ち上げられる花火が見えたそうで、画伯のお気に入りだったそうです。最初に訪れた時は混んでいましたが、二度目に訪れた時は、かなり丁寧に説明していただけました。ちなみに、入館は無料です。

中国出身の初代が、昭和二年に屋台から始めた『支那そば』を原点とする喜多方ラーメン発祥の店です。この店の成功が、『坂内食堂』、『まこと食堂』と言う名店の誕生につながりました。この三店は、後に喜多方ラーメン御三家となります。この店のラーメンは、まさに喜多方ラーメンと言う感じで、飾りも無く、とても美味しい。幾度となく訪れている喜多方で、これまで多くの店でラーメンを食しましたが、やはり一番です。御三家の中で、一番駅に近いのも魅力。なお、麵が無くなると、閉店時間前に閉店となりますので、注意が必要です。
※長らく閉店していましたが、2024年3月より再開しています。また、御三家のひとつ『まこと食堂』は廃業となっています。

奥之院弁天堂は、福満虚空蔵菩薩圓藏寺の奥之院として、室町時代中期に建てられたものです。国の重要文化財に指定されています。後に、弁財天を祀る御堂となったため、弁天堂と呼ばれるようになったそうです。茅葺屋根が特徴的で、その優雅な屋根の反りがとても美しい建物です。石段を登ると、樹々の緑が重なり、とても風情があります。圓藏寺の境内からもほど近いのでお勧めです。

会津坂下町の役場裏に佇む寺院です。その山門は、屋根が大きい楼門形式で見応えがあります。文化元年(1804)に再建されたもので、当時は茅葺屋根だったそうです。町指定の文化財に指定されています。下層の四隅に、象と獅子の装飾があり、欄間には、十二支の彫刻が施されています。境内の墓地には、地元出身の版画家斎藤清画伯が眠っています。

柳津温泉の中心にあり、弘法大師が錫杖で突いた場所に湧き出たと言う清水です。圓蔵寺の御本尊である福満虚空蔵菩薩を作るために柳津を訪れた弘法大師が、その時地元の人々から受けた親切に報いるために湧かせたと云われています。旱魃や地震があっても枯れたことは無いそうです。口に含むと、とても柔らかく、どことなく甘みも感じます。このような水を、甘露と言うのでしょう。美味しいです。

横手駅前に立つプラザホテルの一階にある居酒屋です。宿泊者以外でも利用できます。一人客も歓迎してくれます。秋田の地酒も40種類ほどありました。珍しいお酒もあり、なかなかの品揃えです。料理の数も多く、どれも美味しかったです。もちろん、いぶりがっこやジュンサイなどの郷土料理もあります。店内は落ち着いた雰囲気で、店の方の対応もとても良かったです。なお、プラザホテルの宿泊客には特典があるそうです。