sinxさんのクチコミ(6ページ)全400件

ドゥオモの北にあり、サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会や捨て子養育院が広場に面している。アカデミア美術館・サンマルコ修道院（美術館）・考古学博物館などが近くにある。広場自体は浮浪者や鳩のフンで薄汚れた感があるが、ジャンボローニャ作のトスカーナ大公・フェルディナンド１世騎馬像が立ち、像が見上げる視線の先に建つドゥオモの眺めはとても良い。

ドゥオモの北にあり、サンティッシマ・アンヌンツィアータ広場に面する教会。原型は１３世紀にさかのぼり、１５世紀にはミケロッツォによって改築された。アンヌンツィアータはイタリア語で受胎告知という意味。外観は大したことなさそうだが、内部の祭壇や彫刻はなかなか豪華で見甲斐がある。

高級店が建ち並ぶトルナブォーニ通り沿いにあるルネサンス様式の邸宅。メディチ家へ対抗するために、フィレンツェ出身、ナポリで成功した富豪のフィリッポ・ストロッツィが、他家の土地を買い漁り、１５世紀末に建築した。設計はジュリアーノ・ダ・サンガッロ。建設当時はフィレンツェで最も大きい邸宅だった。おしゃれな中庭、変わった美術品の企画展が開催されることもある。

フィレンツェのサンタ・マリア・ノベッラ駅から道を渡ってすぐ。僕が宿泊した時は、改装中かなんかで、信じられないくらい安かった。そのせいか同じ系列のホテルディプロマット等と一緒の朝食会場だった（入口は別だが）。工事は昼間だけだし、窓から見える景色はどうせ駅前なので、別に足場が架かっていても全然気にならないし。
部屋は寝室とリビングとミニキッチン付（ただしミニキッチンを使用する時は事前申請が必要。たぶん追加料金が発生するんだろうね）。
エアコン・冷蔵庫・ポット・シャワー付き。雰囲気はとても良いが、庶民の僕には広すぎて逆に落ち着かない感じ。

僕がフィレンツェに行ったら、必ずご飯を食べに行くレストラン。美味しいし、値段も手ごろだし、とても親切。ディナーは当日の昼でもいいから予約をした方がよい。ランチは時間をずらせばまあ入れる。英語メニューもある。３人で入って、スパゲッティ・リゾット・ラザーニャ、タッリャータ（薄切り牛肉）、豚のソテー、それに飲み物を注文して１００ユーロくらいだった。取り皿も３人分持って来てくれる。

フィレンツェの有名ジェラテリア。創業以来７０年の変わらぬ美味しさ。レプブリカ広場やシニョーリア広場からも近い。卵・牛乳・生クリーム・砂糖のみで、着色料や香料は不使用なのが店の自慢。僕はフィオリ・ディ・ラッテとピスタッキオのダブルを注文。美味しいけど、僕はベネチアの爽やかＮｉｃｏ派なので（笑）。ハーゲンダッツが好きな人におすすめ。

もともとは警察署や監獄として利用されていたが、１９世紀に国立の美術館として改築。中庭とポルティコ（アーチ回廊）がとても良い雰囲気を醸し出している。外観はヴェッキオ宮殿とよく似ている。
館内にはルネサンス期のさまざまな彫刻が展示されている。有名作品には、ドナテッロの「ダビデ像」、ミケランジェロの「バッカス」があるが、うーん、「ダビデ像」はアカデミア美術館展示のミケランジェロの超有名作品の方が好きだし、「バッカス」はサンソビーノの作品の方が個人的に好き。

フィレンツェ政庁の中心となるヴェッキオ宮前の広場。ヴェッキオ宮殿は、１６世紀にメディチ家がピッティ宮に居を移す前はシニョリーア宮殿と呼ばれていたことから、その前の広場をシニョーリア広場と言った。シニョリーアとはフィレンツェ共和国の支配体制のこと。コジモ１世の乗馬像や、ミケランジェロのダビデ像（レプリカ）・メデューサの頭を掲げるペルセウス・サビニの女たちの略奪を見ることができる。

シニョーリア広場にある、有名な彫刻が並んでいる回廊。ミケランジェロの「ダビデ像」（レプリカ）・チェッリーニの「メデューサの首を掲げるペルセウス」・ジャンボローニャの「サビニの女たちの略奪」などが無料で見られる。

アルノ川南岸の小高い丘の上から、フィレンツェの市街全体が見渡せる。ドゥオモのクーポラとジョットの鐘楼、ヴェッキオ宮殿の塔、アルノ川とヴェッキオ橋が印象的。夕刻がきれいらしい。僕は昼間しか行ったことないけど。フィレンツェ・サンタ・マリア・ノベッラ駅前から１２番のバスで４０分くらいかかる。タクシーは常駐はしていないが、ミケランジェロ広場まで乗って来る客も多いから、つかまえられる確率はかなり高い。駅まで１１ユーロくらい。

アルノ川に架かるフィレンツェ最古の橋で、過去に洪水で流されたが１４世紀に再建された。橋の両側には貴金属店がずらりと並んでいる。また橋上には「ヴァザーリの回廊」が築かれており、メディチ家が邸宅と政庁の間を行き来した。ガイドブックには「美しい」と書かれているが、その評価には個人的にかなり疑問が。

１３世紀末、アルノルフォ・ディ・カンビオによる設計。ミケランジェロ、ガリレオ、マキャべリ、ロッシーニなど、歴史的に著名なイタリア文化人が埋葬されている。当初ドゥオモと同じくファサードはむき出しのレンガ造りで未完だった。１９世紀になってようやくネオ・ゴシック様式の現在のファサードが完成。内部はステンドグラスがなかなか見応えがあるし、祭壇画もよい。

ドゥオモのクーポラに登ると、ジョットの鐘楼よりも高い位置からドゥオモ広場やフィレンツェの街並みを眺めることができる。ただし、フィレンツェの象徴とも言うべきドゥオモのクーポラ自身が見えないというジレンマ。どうせ登るならジョットの鐘楼の方が素晴らしい景色を堪能できると思う。最近では日時を予約しないと入場できなくなったそうだし。

アルノ川の南、ブランカッチ礼拝堂の近くにある教会。１５世紀末完成のブルネレスキ設計。ベルニーニが「世界で最も美しい教会」と言ったとか。そうかあ？ファサードの形が特徴的だがのっぺらぼうで、中も単にアーチが並ぶごく普通の教会だと思うが。フィリッポ・リッピの有名な絵が飾られているらしいが、あまり印象に残っていない。

ピッティ宮の中にある美術館の一つ。赤い壁にごちゃごちゃと絵が飾られている。有名どころとしては、ラファエロの「小椅子の聖母」・「大公の聖母」、ティツィアーノの「懺悔するマグダラのマリア」、フィリッポ・リッピの「聖母子と聖アンナの生涯」など。個人的にはウフィツィ美術館に次いでかなりオススメ。アルノ川の南にあるため通常の観光ルートから外れているが、ミケランジェロ広場から下って行ってみるとか。

１５世紀中頃に、メディチ家の政敵であったピッティ家が建てた宮殿。打倒メディチ家の陰謀が発覚してピッティ家は叩き潰される。１６世紀にコジモ１世が病気の妻のために宮殿を買い取り、バルトロメーオ・アンマンナーティに改装させた。宮殿内にはパラティーナ美術館をはじめ、５つの美術館が入っている。

フィレンツェの建築家・ミケロッツォの設計。メディチ家のコジモ・イル・ヴェッキオが建造したリッカルディ宮は、１５世紀後半から黄金期のメディチ銀行の本店であったが、１７世紀に富豪のリッカルディ家の所有となった。ゴッツォリによる「東方より来たりし三賢人の礼拝」のフレスコ画が有名。また、鏡の間とよばれる金と鏡で構成された部屋も美しい。柱廊とアーチが並ぶ中庭と木々や草花が植えられた中庭があり、いろいろ楽しめる。

コジモ・デ・メディチをはじめ、メディチ家代々の当主の墓をまつる。外観は未完のファザードであり、レンガ積みがそのままになっている。ある説では、メディチ家のあまりの裕福さをみせびらかさないようにするために、あえて貧相なファサードのまま残したとか。ただし、教皇レオ１０世がミケランジェロにファサードを完成させるよう依頼しているので、たぶんこの説は間違いだろう。フィリッポ・リッピの「受胎告知」も展示されている。また、サン・ロレンツォ教会の新聖具室及び君主の礼拝堂は、メディチ家礼拝堂として別に公開されている。

１７世紀初頭に建造された、バロック様式の茶色の壁の八角堂。外観に反して、君主の礼拝堂の内部は日光東照宮に似た装飾が印象的。壁は黒をはじめ色とりどりの大理石と貴石で飾り、天蓋は聖書を題材にした絵が描かれている。頭頂部から差し込む日光がとても美しい。ドゥオモ内部よりも断然オススメ。

アルノ川の南側、ピッティ宮殿に近い所にある教会。もともとロマネスク・ゴシック様式の教会であったが、火災のために１８世紀末に建て替えられた。この教会が有名なのは、ブランカッチ礼拝堂。１５世紀前半、フィレンツェの豪商・フェリーチェ・ブランカッチがマゾリーノとマザッチョにフレスコ画を委託した。「貢ぎの銭」の絵は、ペテロがイエス・キリストに命じられてガリラヤ湖に行き、銭をくわえた魚を見つけ徴税人に支払った故事を、線遠近法と明暗法の手法を用いて鮮やかに描いたものである。ヴァザーリは『美術家列伝』のマザッチョ伝で、ダヴィンチもラファエロもミケランジェロも、ブランカッチ礼拝堂に通いその壁画を模写したと書いている。
カルミネ教会自体もなかなか見所はありますよ。中庭とか「最後の晩餐」の絵とか。