香港大好きさんのクチコミ(60ページ)全1,198件

　島原・天草の乱では唐津藩とキリシタンが激しい戦いを繰り広げた場所として知られています。川の水面には両軍の死体が累々と横たわっていたと言います。天草キリシタン館から本渡バスセンターに戻る道すがらにあります。いにしえをしのびながら訪れてください。
橋も大変立派です。天草の往時がうかがえます。

　島原鉄道島原駅から歩いて１０分。駅からもその勇姿を見上げることができます。休日に行くと、忍者の姿をした人や天草四郎が出迎えてくれました。鎧、兜を身に着け、記念撮影も。天守閣からは雲仙の山々や有明海が一望できます。

　九州でも最大級の遺跡です。とにかく広い。じっくり見て回るには２、３時間は覚悟しておいた方がいいでしょう。そのくらいの時間がないと、全体像はつかめません。入り口近くから園内を回るバスが出ているので、地図を見てまず自分の行きたい所を決めて、利用するといいでしょう。時間の節約につながります。一番奥まで行って、戻ってくるルートが一般的かな。
　甕に入れられて埋葬された墓地群、予言をする女性がいたという建物、竪穴式住居など再現された建物があちこちにあります。「邪馬台国はもしかしたら…」という思いにもかられますが、どうでしょう？入り口付近には無料のコインロッカーがあるので、身軽になって歩いた方がよかろうかと。
　アクセスは車で行くのが一般的でしょう。それ以外の方法はＪＲかバス。バスは久留米と佐賀から出ています。ただしバス停や最寄り駅からは少し離れているので、歩く覚悟を。
　いろいろなイベントも開催しています。子ども連れでも十分に楽しめる施設です。古代のロマンを感じるには、うってつけです。

　佐世保から平戸に向かうバスが平戸大橋を渡る前に最寄りのバス停と松浦鉄道の駅があります。ここに行くには大変です。車を使わずに行くならば、バスか松浦鉄道で。バス停、駅からも歩いて１０数分。周辺に高校がありますから、目安になります。教会に隣接してキリスト教徒の墓地が広がっています。墓石の上には十字架が。静かな田舎のたたずまいの中に教会はひっそりと建っています。入場料は不要ですが、できれば寄進を。内部の撮影は神聖な場所でもあり、控えた方がいいかもしれません。長崎にはこうした教会が点々とあります。決して観光地ではないので、見学する際には、自覚して訪問したいです。

　旧日本海軍が昭和の初めから建設した無線塔です。昭和１６年１２月８日の真珠湾攻撃を前に、「ニイタカヤマノボレ」の暗号を送信したのも、一節にはこの送信所からとも言われています（異説との指摘もあり）。
　高さ１５０メートルの塔が３本も立っています。遠くからも見え、西海橋からもその雄姿が望めます。アクセスは徒歩では大変です。最寄りのバス停から歩いたら２０分はかかります。やはり車でしょう。１６時までに行けば、ボランティアの方が案内してくれます。１本は内部に入ることができ、近くにある無線室も外から見られます。
　何十年も前につくられたにもかかわらず、コンクリートに日々はなく、当時の建設技術の優秀性をしのばせます。現在は国の重文に指定。佐世保近辺を訪れたならば、見て損はないでしょう。
　近くの海鮮レストランの穴子丼は大きな穴子が３本ごはんの上に立っており、地元ならではの食を提供しています。

　旧島津家の庭園です。ＪＲ鹿児島中央駅から名所めぐりのバスが出ています。バスの回る先を確認して乗り込みましょう。１０数分で着きます。丁寧に手入れされた庭園は桜島を真ん前に望み、非常に快適です。園内には土産物を扱う店や名産の薩摩揚げなどを食べれる店も。隣接して、幕末に島津藩が設置した日本初のコンビナート「尚古集成園」もあります。こちらは世界遺産にも登録された近代化遺産群の一つです。幕末の島津藩の活動がよく分かるでしょう。

　別府駅から徒歩で１０分ほど。歓楽街の中に古風な建物が建っています。中に入ると受付があり、入浴か砂風呂かを選んで料金を払います。砂風呂は少し混んでいる時は待たなければなりません。順番が来たら係りの人が読んでくれます。脱衣所で浴衣に着替えて、砂風呂に。係りの人が全身に砂をかけてくれます。約１５分ほどで汗びっしょりになります。体はぽかぽかしています。砂風呂から出れば、湯船がありますから、砂を落として入浴。温泉地・別府らしいひとときを過ごせます。

　ＪＲ別府駅西口からバスでまずロープウェイ入り口に行きます。このバスは湯布院行きのバスです。ロープウェイで参上に上がると、眼下には別府の市街地をはじめ、別府湾、山口県方面まで見渡せます。１２月下旬に訪れた時は既に冠雪していました。周遊路があり、展望台も。緒形拳さんが主演した映画「復讐するは我にあり」で、最後に三國連太郎さんらが死刑になった榎津巌夫の骨を投げるシーンがあります。このシーンは鶴見岳が舞台です。別府市のすぐ背後にこんな山があるとは、少し驚きです。鶴見岳を下りたら湯布院に抜けるルートもおもしろいでしょう。バスは山並みハイウェイを通り、由布岳の間近を走ります。その雄大な眺めはきっと記憶に残ります。

　ＪＲ中津駅前からバスで約３０分。バスは日田行きの特急バスと各駅停車の路線バスがあります。特急バスに乗ると、耶馬溪駐車場前が青の洞門の最寄りバス停です。
　道路沿いを中津方面にしばらく戻ると、手彫りの洞くつに到着。３０年かけた執念が感じられます。すぐ近くには石造りの８連のオランダ橋があります。周辺はこの橋を巡るなど、いくつかの周遊コースが設定されています。ただ羅漢寺などを回ろうとすれば、バスでは少し無理があります。車ならば周辺の名所を効率よく回れるでしょう。
　オランダ橋の近くにおいしくて安いパン屋さんがありました。探してみてください。

　高千穂は有名すぎて敬遠していました。宮崎を訪れたついでに、と足を伸ばしたら、思いのほか、良かったです。真名井の滝は高千穂神社からシャトルバスが出ています（１００円）。休日はかなりの人出を覚悟しておいた方がいいでしょう。バスは谷底に落ちて行くように降りて行き、滝のそばに。有名なボート乗り場も近くです。残念ながら訪れた時は、ボート乗り場に向かう道に落石があり、台風の後で五ヶ瀬川の水位が高くて、ボートには乗れませんでした。
　滝は橋の上から見えます。皆さんここで写真撮影しています。滝をバックに記念撮影できます。一帯には遊歩道もあり、高千穂神社まで歩いて帰ることもできます。ただし相当の坂を上がる覚悟で。かなりしんどいです。
　おそらく平日ならば空いているでしょう。ボートは３０分で２０００円とやや高めですが、きっと乗る価値はあると思います。天岩戸神社は少し離れているので、高千穂観光は車が便利でしょう。

　本渡バスセンターから巡回バスに乗ると、間もなく小高い丘の下に着きます。そこから坂を上ること10分。ようやく到着します。坂道は少ししんどいです。タクシーならば入り口まで行ってくれます。お薦めはタクシーかな。
　天草四郎を首領とした島原の乱がなぜ起きたのか。乱が起きるまで、戦いの推移、その結果、乱の後を丁寧に説明しています。島原城にも同様の展示がありますが、場所柄、こちらは天草側の説明が充実しているようです。
　圧巻は四郎ら一揆の側が掲げていた旗のレプリカでしょう。一揆側から鎮圧軍が奪った旗です。とても感動的です。残念ながら旗そのものは記念品の類いでは販売されておらず、地元ゆかりの土産物の包装に用いられているだけ。ハンカチなどになっていれば、いい記念品になると思うのですが…。
　２階からは本渡の街が見渡せます。岐路は近くの祇園橋に歩いて行くルートをお薦めします。なかなか味のある、立派な橋です。一帯は乱の戦場にもなった場所で、往時を偲んでほしいです。

黒田官兵衛の居城です。コンクリート造りの再建された城ですが、天守閣の最上階から眺める景色は格別。海と山が見渡せ、遠く本州側の山口県も。
NHKの大河ドラマの放映中のためか、官兵衛の資料を集めた資料館もありました。歩いて１０分ほどの所には福沢諭吉の旧宅もあり、セットで訪れてはいかがでしょう。
ただ中津駅からバスはなく、アクセスは徒歩のみ。ぶらぶら散歩するのはいいですが、お年寄りの方にはタクシーという手段もあります。

本州の下関と九州の北九州（門司）を結ぶ海底トンネルです。両サイドともエレベーターで地下に下り、１キロ足らずの道を歩けば、それぞれの終点に。
歩いて海底を横断するのはおつなものです。子供たちがトレーニング代わりに走っていたり、お年寄りのウォーキングのルートにも。車がこないので安全です。もちろん無料。国道ですから。
誕生してかなりの年が過ぎていますが、日本の産業遺産とも言える資産です。ぜひ歩いてほしいです。

博多に秋を告げるお祭りです。「ほうしょうえ」とも「ほうしょうや」とも呼ばれます。地下鉄箱崎宮野駅を降りて地上に上がれば、参道です。境内まで両サイドにずらっと露天が並んでいる様子は圧巻です。
２日目の夜に行きましたが、参道は大変な人の量で、身動きが取れず、行列が前に進みませんでした。事故でも起きれば大変なので、その日は参拝は断念。翌日明るいうちに行くと、とても空いていました。
お祭りらしいお祭りのような気がします。一度行かれてはいかがでしょう。

志賀島で見つかった金印が展示されていることで有名です。金印は２階の常設展示場を入るとすぐの場所に独立して展示してあります。実物はほんの小さなものですが、「漢奴倭国王」の文字が刻んであります。入場料は２００円。これを見るだけでも安いものです。
最近、展示方法が変わりました。以前よりも見やすくなったかもしれません。古代から現代までの福岡市の歴史がよく分かります。博多山笠の展示もさすがに充実しています。
ただ市中心部（天神など）からは少し遠いかも。地下鉄とバスを乗り継ぐか、福岡タワー方面行きのバスに乗るのがいいでしょう。休日に販売している市営地下鉄のエコチケットを持っていれば、入場料が割引になりました。
売店ではよくできた金印のレプリカを売っています。ちょっと高めですが、いい記念品になるでしょう。

　佐賀駅バスセンターからバスで10分足らず。呉服本町バス停から歩いてすぐの所にあります。旧長崎街道に面し、歴史的な建築物が集まっており、市の歴史民族資料館を形成しています。
　中でも旧古賀銀行は明治に誕生した九州でも最も古い銀行の一つで、本店の建物を再現しています。戦後、別の組織が利用し改築していたのを、開店当時の間取りに修復。吹き抜けのある開放感がある構造になっています。中には佐賀の７賢人と呼ばれる人たちを紹介s他コーナーや佐賀の維新を紹介するコーナーも。
　入場は無料。訪問した際は職員の方が丁寧に内部を案内してくれました。併設してレトロな雰囲気のレストランもあり、なかなかの穴場的なスポットです。大隈重信記念館、佐賀城本丸資料館とあわせて見学するのがよろしいかと。

ハクハクの愛称でも親しまれている明太子と日本で始めたパイオニアを紹介した施設です。１階には明太子の由来や創業者の紹介、２階は明太子を作る工場がガラス越しに見ることができます。
１階の食堂では白ご飯に明太子のセット、お茶漬けなどが食べられ、お土産物コーナーではできたての明太子が安く手に入ります。韓国からの観光客も多いそうです。
工場は１５時で稼働が終わるので、それまでに入場しては、と勧められました。はやりのゆるキャラも出迎えてくれます。
難点は公共交通機関の最寄り駅、バス停から遠いこと。歩いたら１５ー２０分はかかります。JR吉塚駅からタクシーという手段もあります。行くだけの価値は十分にあると思います。

平尾台は北九州・小倉地区の南に広がるカルスト台地です。センターはその中心。１階には平尾台のジオラマがあり、コース別に光の線でルートを示してくれ、これから一帯を回ろうとするならば、まず訪れて全体像を把握できます。また展望台に上がれば、平尾台を見渡すこともできます。
センターから歩いて３０分もあれば、千仏洞に到着します。車がおすすめ。かなりの距離を歩き、途中、坂もあるからです。入場料は大人８００円。単なる洞くつと思って入ると、後悔します。中間ぐらいまでは濡れずにすみますが、奥に進めば進むほど、冷たい水の中を歩くことに。入り口で濡れてもいいように、サンダルを貸してくれます。
照明のある最奥部は入り口から約９００メートル。そこから先は強力ライトがないと進めません。全体に荒削りですが、かなり迫力のある洞くつです。夏は涼しく（水は冷たいほど）、冬は暖かい。鍾乳洞を実体験できます。