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不忍池の大黒天堂は、東京にある上野恩賜公園の中に位置する不忍池にある弁天堂（辯天堂）の横にあるお堂です。
こちらの大黒さまは豊臣秀吉公が大切にしていたという伝説があり、幕末の戦争や太平洋戦争といった難を免れて今日に伝わっているそうです。
1945年（昭和20年）の東京大空襲で焼失しましたが、1968年（昭和43年）になってようやく再建されました。

人形供養は、東京の上野公園にある寛永寺清水観音堂で例年9月25日に執り行われる人形供養大法要です。
子授け、安産などを「子育て観音さま」に祈願した人々が心願成就のお礼に「子供の身代わり」として奉納される人形の供養がはじまりだそうです。
奉納された人形や家庭で飾って汚れたり、子供と遊んで壊れた人形を秋の彼岸の終わりに集めて読経のうえ荼毘に付されます。

不忍池は、東京にある上野恩賜公園の中に位置する有名な池です。
現在の不忍池は、中央に弁才天を祀る弁天島があります。
また、不忍池は3つの部分に分かれていて、一面がハスで覆われる蓮池、ボートを漕いで楽しむことのできるボート池、上野動物園の中に位置しカワウが繁殖している鵜の池となっています。
命名は、弁天島に建つ石碑によると、かつて上野台地と本郷台地の間の地名が忍ヶ丘と呼ばれていたことに由来するとのことですが、異説もあるそうです。

寛永寺の清水観音堂は、JR上野駅の不忍口から不忍池の弁天堂に向かう途中にありました。
寛永寺は、徳川3代（家康・秀忠・家光）に仕えた天海大僧正が2代将軍・徳川秀忠から上野の山を寺地として与えられて寛永2年（1625年）に創建した寺院だそうです。
清水観音堂は、寛永8年（1631年）に五重塔とともに創建され、京の清水寺を思わせるような懸造（かけづくり）となっていて、重要文化財に指定されています。
また、清水観音堂の舞台前には、歌川広重の「名所江戸百景」にも描かれた「月の松」があります。

共立講堂はその名の通り共立女子大学の講堂で、一般に神田共立講堂と呼ばれていました。
住所は、東京都千代田区一ツ橋2-2-1で、アクセスは神保町駅A8出口より徒歩3分、竹橋駅1b出口より徒歩5分です。
神田共立講堂は、1938年(昭和13)に落成し、外観は縦型の付け柱によるゴシック調にデザインされ、また屋根の形状は切妻型で、当時としては大変モダンな意匠でした。
その後、消失しましたが、1957年(昭和32)に再建されました。
戦後はこのような大講堂が都内にも少なく、『日本の文化の殿堂』として音楽関係の公演のメッカとなりました。
クラシック、フォーク、ロック、海外アーティストの公演にもしばしば使用されたそうです。
1975年当時、絶大な人気を誇っていたかぐや姫の解散コンサートも神田共立講堂で行われ、後日、深夜放送で放送されました。

東京大学発祥の地の石碑は、東京の学士会館旧館の正面玄関脇に建っています。
1877（明治10）年4月にこの地にあった東京開成学校と、別の場所にあった東京医学校が合併して東京大学が創立されました。
創立時は、法学部、理学部、文学部の校舎が当地に設けられていましたが、1885（明治18）年までに本郷へ移転しました。
この地を我が国最初の大学である東京大学発祥の地として1991（平成3）年に記念碑が建立されたそうです。

学士会館は、学士会が運営する宿泊、レストラン、会議室、結婚式場などを完備する会館で、学士会会員のための倶楽部施設ですが、現在では一部施設を除いて一般利用が可能となっています。
住所は神田錦町３丁目で、通りを挟んだ向かいには共立講堂があります。
電車では、都営三田線の神保町駅のA9が最寄りになります。
学士会は、東京大学を中心に旧帝国大学である北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学の出身者の親睦と知識交流を目的とした会です。
1913（大正2）年1月に初めて会館と呼べる西洋風の木造2階建ての施設を創建しましたが火災で焼失しました。
その後、焼失と再建を繰り返し、1928（昭和3）年に現在の学士会館が建設されました。

東京の学士会館の敷地内に、野球のボールを握った手の記念碑があり、これが「日本野球発祥の地」のモニュメントです。
日本に初めて野球を伝えたとされるホーレス・ウィルソン氏の野球殿堂入りを記念して、2003（平成15）年にこの地に建立されたものです。
ホーレス・ウィルソン氏は、1871（明治4）年にアメリカから来日し、1872（明治5）年から6年間、教師として授業のかたわら生徒達に野球を教え、日本全国に野球が広まったそうです。
記念碑はブロンズ製で、ボールには世界地図が描かれ、アメリカと日本を縫い目によって結ぶことで野球の国際化が表現されています。

三菱一号館美術館は、東京駅の丸の内にある美術館です。
三菱地所が運営する企業博物館で、建物は丸の内最初の洋風貸事務所建築として明治時代に建てられた（旧）三菱一号館を同社が復元したものだそうです。
三菱一号館美術館は、再開発で2009年に誕生した「丸の内ブリックスクエア」を構成する施設として2010年に開館したました。
19世紀の近代美術を中心とする美術館で、企画展が年間3～4回開催されているようです。
訪問した際は、20世紀で最も影響力の大きい女性デザイナーといわれるガブリエル・シャネル（1883～1971）の回顧展が開催されていました。

行幸通りは、東京駅丸の内中央口から皇居前内堀通りを結ぶ位置にあります。
呼び方としては「ぎょうこうどおり」とも「みゆきどおり」ともいわれていますが、正式名称は「東京都道404号皇居前東京停車場線」です。
長さ190m、幅73mのこの通りは、皇室の公式行事や、外国大使の信任状捧呈式で使われることもあるため、東京の顔として風格ある景観となるように、皇居周辺道路との連続性や調和を考えた街並みになっているそうです。

皇居前広場から正門を通って皇居宮殿へ通ずる濠に二つの橋が架かっていて､名称は手前の橋が｢正門石橋｣､奥の橋が｢正門鉄橋｣です｡
一般的に｢二重橋｣というのは、この二つの橋を総称して言われていますが､厳密には奥の橋を指しているそうです｡
奥の橋はかつて､｢下乗橋｣と言われ､橋桁を支えるため､中途に台があって二重構造となっていたことからこの名がつきました｡
現在の橋は､昭和39（1964）年に架け替えられたものです｡
これらの橋は､通常は使用されず､新年の一般参賀や外国賓客の皇居訪問等宮中の公式行事の際にだけ利用されるそうです｡

皇居東御苑にある富士見櫓は、江戸城本丸の東南隅に位置しています。
江戸城の遺構として残る中では唯一の三重櫓です。
現存する三重櫓は、1657（明暦3）年の明暦の大火（振袖火事）での焼失後、1659（万治2）年に再建されたものです。
どの角度から見ても同じような形に見えることから、「八方正面の櫓」の別名も有していて、天守焼失後の「代用天守」の櫓ともいわれているそうです。

皇居一般参観は、宮内庁のホームページで参観申込みができます。
集合場所は、皇居桔梗門前で、予約で定員人数が埋まっていなければ当日受付で参観する事も出来ます。
はじめに桔梗門（入門）から窓明館（休所）で荷物を預け、事前説明を受けます。
説明員の誘導のもとに富士見櫓下、宮内庁庁舎前、塔の坂、宮殿東庭、宮殿中門、正門鉄橋（渡ってから折り返し）、宮殿東庭、宮殿北車寄前、山下通り、宮内庁庁舎前、窓明館でおわりとなり、桔梗門（出門）から退出します。
お土産や記念品は窓明館の売店で販売しており、事前に購入しておくと良いです。
また、出発前にトイレにも済ませておきたいものです。

和田倉噴水公園は、皇居外苑の和田倉地区にある公園です。
昭和36年(1961年)に上皇陛下の御結婚を記念して創建された大噴水を、今上天皇の御結婚を機に、「継続と新たな発展」をテーマに再整備し、1995年に完成しました。
整備にあたっては、和田倉地区が水と緑で構成された表情豊かで風格のある空間として、末永く国民の皆さんに親しんでいただけるよう配慮されました。
また、夜は噴水がライトアップされていて、昼間とは違った幻想的な水の風景が見られるそうです。
付近にはスターバックス、無料休憩所、公衆トイレがあります。

江戸城跡は、現在、環境省皇居外苑管理事務所によって管理されています。
江戸城は、そもそも長禄元年（1457）に太田道灌が築城したものです。
その後、大永４年（1524）に北条氏の支城となり、天正１８年（1590）豊臣秀吉による小田原征伐で北条氏は滅亡し、徳川家康がその旧領、いわゆる関八州に移封され居城となりました。
家康、秀忠、家光の三代にわたって、西の丸、北の丸の増設や外郭の整備が行われ江戸城の総構が完成しました。
皇居外苑に含まれる濠、及び宮内庁管理の東御苑の一部などが、特別史跡江戸城に指定されています。

元々の和田倉橋は、江戸城跡の内郭門のひとつである和田倉門に架かっていた橋です。
和田倉橋は、和田倉門の警護の目的で造られ、全長44.6ｍ、幅7.5mだそうです。
完成したのは1590年頃ですが、災害等で何度か失われ、1953年に三代目の和田倉橋が架けられました。
また、和田倉橋は平川橋とともに、江戸城木橋の形を復元した貴重な木橋となっています。

東京へ旅行した際に土地勘がある大森でホテルを調べて2連泊しました。
開業は2018年と比較的新しいビジネスホテルで、宿泊したは部屋はツインルームでそれほど広くはなかったですが、スーツケースを広げるスペースはありました。
場所は、京浜急行大森海岸駅より徒歩2分ほど、JR大森駅からも徒歩10分、羽田空港からのアクセスも比較的便利な立地です。
特に朝食のビュフェは、料理の種類も多く、デザートまであって良かったです。

赤坂御門は江戸城の外堀にあった門で、跡地は紀尾井町の南に架かる弁慶橋の東側の地下鉄有楽町線・永田町駅の「9a出口」すぐの所にあります。
赤坂御門として残っているのは石垣の一部だけでした。
その石垣のそばには案内板があり、明治初期の赤坂御門の写真と構造図、説明が記されていて、これは千代田区教育委員会によるものでした。

弁慶橋は、東京の紀尾井町の南側にある弁慶堀に架かっているコンクリート橋です。
1889年にそれまで神田松枝町と岩本町との間にあった弁慶橋が不用になったため、ここに移されたそうです。
江戸城普請の大工の棟梁であった弁慶小左衛門が架けた橋であることから、弁慶橋と名付けられたといわれています。
現在の弁慶橋は、1985年に改架したもので、長さは44mほどです。

「鳩山会館」は日本の近代政治と教育界にかかわりが深い「鳩山家」の邸宅です。
現在の建物は、1924年に建ち、1996年に修復工事が行われたものです。
設計者は岡田信一郎で、当時としては珍しい鉄筋コンクリート造の洋館に各所にハトやミミズクなど鳥をモチーフにした装飾が施されています。
現在は記念館として一般に公開され、往時の応接室や居間、鳩山家歴代の愛用品、記念品等を見学することができるます。
また、邸宅の横にはイギリス風の中庭が設けられていて周囲に植えられた色取り取りの花が楽しめます。