ろたみこさんのクチコミ(205ページ)全6,792件

東福寺の西にあり東福寺の塔頭です。
1346～1370年頃の創建ですがその後、方広寺の鐘の「国家安康」を含んだ文章を作ったことで家康の怒りを買い、寺が取り壊されるという歴史があったそうです。
桃山時代に作られた枯山水庭園の杉苔の中に咲く桔梗が有名ですが常時拝観はしていないのが残念です。
桔梗の開花時期に拝観が行われるようなので、気になる方は事前に確認して訪れると良いと思います。

京都五山の一つで臨済宗東福寺派の大本山です。
ここを訪れる前に寄った近くのお寺が悉くそうだったように25の塔頭を持つ大規模なお寺です。
境内の渓谷に架かる橋からの紅葉が有名ですが火事による焼失を免れてきた建物に着目すると意外と地味な建物が重要文化財だったりするので一つ一つ確かめながら観て回るのも良いと思います。

東福寺の境内にある渓谷に架かる橋の一つですが単なる橋ではなく本堂から開山堂に渡る廊下が橋廊になっているものです。
歌川広重の浮世絵にも描かれている頃から紅葉が有名で紅葉の時期は大変な人気ですが、橋自体は昭和時代に台風のために再建されていて一部鉄筋コンクリート製とのことで重要文化財などでないのが意外でした。

境内の南側にある大きな門です。
1425年に足利義持が再建した後、焼失しないまま現存する禅寺の三門としては日本最古のもので国宝です。
二階建ての二重門で上の階には釈迦如来などが安置されていますが門の左右に斜めにかかる階段からは入れず、公開されていないようでした。
周りをぐるりと歩いてみるとどの角度から見ても重量感を感じる豪華な門でした。

同聚院から南に歩いていくと木造の橋に差し掛かりました。
東福寺境内にある渓谷に架かる橋で一歩足を踏み出すとすぐに横手に広がる光景に思わず絶句しました。
テレビなどでよく紹介されているからか不思議と記憶にある光景で、東側に同じように架かる通天橋と眼下に広がる渓谷の構図が見事でした。
２月の平日なので観光客は少なめでしたが紅葉の時期は多くの観光客で一杯になって危険なため撮影も禁止になるそうなので気をつけてください。

同聚院の近くにあります。
東福寺の塔頭で1382年の創建です。
見事な枝振りの松や美しい石の並びで東西南北をそれぞれ青龍、白虎、朱雀、玄武の神獣と見立てたお庭がありますが普段は非公開なのが残念です。
気になる方は公開される時期を調べて訪れると良いと思います。

明暗寺の向かい辺りにあります。
東福寺の塔頭で本尊は1006年に藤原道長が法性寺に建立した五大堂の一つの不動明王です。
通称を「じゅうまん不動さん」と言い、境内に掲げられている赤い幟には「十万」の２文字を１文字にくっつけた字が書かれているので是非よく見てみてください。

万寿寺を観て東福寺に行こうと南下してジグザグの道に入るとありました。
ここも東福寺の塔頭で、客殿は桃山時代のもので京都府指定文化財です。
小町寺という額が架かった地蔵堂があってどうやら小野小町ゆかりの寺のようですが拝観は事前に予約が必要そうです。

東福寺の近くにあります。
山門に尺八根本道場とあり、尺八を吹きながら旅をする虚無僧の発祥地で普化宗の総本山です。
尺八演奏家が集まる会なども催されるようでこれは機会があれば観てみたいですね。
今度どこかの街中で虚無僧を見かけたら普化とか明暗とかどこかに書いてあるのか良く見てみようかと思います。

退耕庵の近くにあります。
ここも東福寺の塔頭で1350年頃に後醍醐天皇の皇子、龍泉和尚によって創建されました。
水子供養を行っているからでしょうか、山門をくぐるとすぐに２頭身ぐらいのお地蔵様が６体並んでいて和みました。

東福寺から伏見稲荷まで利用しました。
通過する特急などを見ていたら車両の色やグレードもたくさんあるようでした。
淀屋橋から三条まで走っているので大阪に宿泊して京都の祇園に直通で行けたりもするので観光には便利ですね。

東福寺駅の東にあります。
東福寺の塔頭で、天龍寺・相国寺・建仁寺・東福寺とともに京都五山のひとつです。
門が少し変わった形をしているなと思ったら上階が鐘楼になっていました。室町時代の建築で重要文化財です。
京都五山とのことでよく見てみたかったのですが非公開のようで残念でした。

智積院から東大路通りを南に歩いてJRの線路を越えるとやがてありました。
「しんくまの」と読むとごく最近できたような印象もありますが「いまくまの」と読むそうで、そう読むと古くからあるように思えます。いずれにしろ珍しい名前ですね。
そしてこの辺りの地名は今熊野でした。
たびたび参詣に行くことのできない熊野の新宮・別宮として創建されたとのことですがそれにしてはこじんまりとしていました。

京都国立博物館や三十三間堂があるブロックから東大路通りを挟んで東側にあります。
七条通りに向かって総門がありますが境内には少し南に歩いたところから入りました。
真言宗智山派の総本山とのことですが「ちしゃくいん」という読み方を知らず、失礼致しました。
金堂の周辺に梅が咲いている時期で小雨が降っていましたが草木の色彩を楽しめました。

金堂のすぐ南隣にあります。
江戸時代に建立された京都四条寺町にある大雲院本堂を移築したもので、ご本尊は不動明王様ですね。
赤くて派手目な金堂に対してこちらはぐっと落ち着いた色彩の建物でその対比が面白かったです。

境内に入って鳥居みたいな門をくぐるとほぼ正面にある建物です。
金堂という名前ですが赤いです。
正面に向かって長い参道を歩いたり、横を抜けて裏手のちょっとしたお庭に行けたりするのでいろいろな角度から建物を見られます。
大きくて迫力のあるお堂ですが1705年に建てられたものは焼失してしまい現在の建物は昭和時代のものなのが少し残念です。

三十三間堂の境内南側にある南大門に続く形で西側にある塀です。
豊臣秀吉によって寄進されたので太閤塀といいます。
桃山時代のもので築地塀なので練り土の質感には何ともいえない高貴さを感じました。
南大門と共に重要文化財なので見逃さないように。

三十三間堂の東側で養源院の隣にあります。
ふつうの山門をくぐって境内に入るとお庭に小さな枯山水みたいな石があったり様々な植物がきれいに手入れされていました。
もう一つ同じ通りに面した小さめな門があってこちらは異国風なのが面白かったです。

三十三間堂の東にあります。
元々は豊臣秀吉の側室淀殿が建立、その後1621年に再建されていて現在は浄土真宗の寺院です。
本堂には「血天井」という、伏見城で自刃した武将の血の痕が残る廊下の板を供養のために使用した天井があって、びっくりしました。
他にも重要文化財の俵屋宗達作の襖絵などがあり見所が満載でした。
三十三間堂まで来たら是非こちらも観て行って下さい。

京都国立博物館の近くにあります。
三十三間堂というと1000体の観音像が並ぶ光景が有名だと思いますが、お堂そのものも鎌倉期に再建されたもので国宝です。
三十三とはお堂の長さが120メートルもあり柱間が33あることからきています。
その120メートルを弓で射通す「通し矢」が行われていたことなど、当時の様子を想像するだけでも胸が熱くなるような堂々たる建築でした。