団塊二世代1さんのクチコミ(16ページ)全1,037件

今日は会津若松の東山温泉庄助の湯を早朝に出発して、盛岡城跡公園地下駐車場に車を預け階段を上がるとすぐに歴史文化館があったので入りました。当初は岩手県立図書館として使われていた建物を全面改装し、2011年、盛岡城跡公園（岩手公園）の一角に開館したそうです。１階では盛岡の祭り（チャグチャグ馬コ・盛岡さんさ踊り・盛岡秋まつり山車）や旬の観光情報を紹介し、２階では盛岡藩の歴史や南部家の至宝を展示していて予想外に良かったです。

飯盛山を観光して下山すると白虎隊記念館手前の山斜面に大きな桜が満開でした。立て看板によると、高さ13m、周囲5.5m、樹齢300年のエドヒガンザクラです。会津五桜の石部桜とともに会津二老樹と呼ばれています。寛永3年（1626年）、蒲生忠郷公在城の頃、若松城下の掘江町にいたいつき太夫と云う名妓が、花見のおり、この辺で兇徒のために殺害された。
弟の南秀という滝沢南岳院の法師がこれを大変悲しみ、霊を弔うために、墓側に植えられた桜で、その樹はすでに枯れ、現在の樹は二代目と伝えられているそうです。今回の私達の東北旅行は各地で桜が満開でした。勿論、太夫桜も満開でしたが、通路の左斜面に咲いている為「太夫桜」を知らなければ素通りしますので、飯盛山のみどころで検索すると、飯盛山の案内図があるのでコピーして行くことをお勧めします。

飯盛山は、鶴ヶ城を観光した後に行きました。近くには石部桜があり駐車場も一部重複していました。城下町を一望に見渡す小高い山で、その頂上には約１６５０年～１７００年前につくられた前方後円墳であり、隠れキリシタンの祠もあり、地元滝沢村住民の共同墓地でもあり、古くは古代四道将軍、弁財天、日本武尊などの神話も残り、１６００年以上、連綿と会津盆地を見守る信仰の山です。
飯盛山には、白虎隊十九士の墓、各地で戦死した三十一士の墓や、イタリア並びにドイツから贈られた記念碑、さざえ堂、宇賀神堂、厳島神社、白虎隊引揚の洞門、市天然記念物の太夫桜など、数多くの神話、史跡名所が残っていて見所満載で楽しく観光できました。

飯盛山の頂上に白虎隊19士の墓からの帰り道にさざえ堂がありますが、その近くに戸ノ口堰洞穴の傍にある神社です。詳細は不明らしく堰水を守る守護神として勧請されたと思われるそうで、歴史的には比較的に浅く、明治時代末期から大正時代に勧請されたと云われ、明治４５年（１９１２）に周辺が区画されたことからその前後に創建されたと思われます。堰水の守護神と考えると水神が祀られていると思われる。社殿は木造平屋建て、入母屋、銅板葺、平入、桁行２間、正面１間向拝付き、外壁は真壁造り板張りで、質素な印象をうけました。

飯盛山のさざえ堂を過ぎると神社と洞窟がありました。この洞窟は猪苗代湖西岸の戸ノ口から会津盆地に水を引く用水堰で、全長31Kあるそうですが、戊辰戦争の猪苗代湖畔・戸ノ口原の戦いで破れた白虎隊士ら二十名は、鶴ヶ城を目指して長さ約150mの洞穴を潜り命からがら、飯盛山の中腹へ到着し、主君がいる鶴ヶ城の安否を確かめんとする一心で、冷たく流れの速い洞穴の中を足を取られながらも進んでいって、飯盛山の中腹に辿り着いた末城下の黒煙を目にして自刃したと言われているそうです。こんな小さい洞穴を150Mも潜って進まなければならない状況を想像すると悲しくなりました。

飯盛山スロープコンベアの左にありますが、飯盛山を観光すると帰りに必ず通るので帰りがお薦め。会津出身の弁護士だった故・早川喜代次氏によって創立された史料館。戊辰戦争における「白虎隊」をはじめとする会津藩の悲劇を後世に伝えたいという思いから、私財を投じて作られたそうです。「白虎隊」以外にも戊辰戦争関係の様々な史料(遺品、遺墨、写真)やジオラマなどを展示しています。九代会津藩主松平容保公、松平照、萱野権兵衛、横山主税、北原雅長、新島八重子らの会津藩関係の史料や、新撰組の近藤勇、西軍総督岩倉具定ら有名諸将や、文人の徳富蘇峰、土井晩翠ら当館の創立者と親交のあった人物の史料も展示しています。 陳列資料は1万二千点と多く、館内は撮影禁止、高速道路利用者に割引あり。

飯盛山スロープコンベアを降りて飯盛分店の階段を登るとすぐ左にあります。案内板によると「この碑は、会津藩戊辰戦役で自刃又は戦死した婦女子二百余名の霊を弔うため昭和３年４月旧藩士山川健次郎氏（男爵、理学博士、帝大総長）等の篤志家によって建てられた顕彰碑である。」とあります。戊辰戦争の際、会津藩は人員不足や藩の教えなどから数多くの女性が参加し大きな役割を持った反面、犠牲者も多く出しています。特に娘子隊を率いた中野竹子、自刃した城代家老西郷頼母の妻西郷千重子が有名で、生き残った者としては鶴ケ城（会津若松城）で籠城した際に城内にいた女性をまとめた照姫（松平容保の2歳年上の義姉）や幕末のジャンヌダルクといわれた新島八重などがいたそうです。武家社会の厳しさを物語っていますね。

飯盛山頂上にありました。戊辰戦争で齢16～17の少年たちによって編成された白虎隊は、戸ノ口原合戦から退却し辿り着いた飯盛山で、鶴ヶ城の天守を覆い隠す激しい炎と濛々たる黒煙を目にした時、隊士の間では城に戻り戦うか、敵陣に斬り込み一人でも多く道連れにするか、激論が交わさた結果、彼らが選んだのは自刃。捕らえられて生き恥をさらすより潔く死を選ぶ、という結論だった。ある者は腹を割き、ある者は喉に刃を突き立てる、凄惨たる光景―。新政府は彼らの遺骸に手をつける事を許さなかったが、3ヶ月後、近くの村人・吉田伊惣治らによって付近の妙国寺に密かに仮埋葬された。改葬が許されたのは明治2年。その時作られた墓は拡張され、大正15年に今の形となったそうです。当時の悲しき物語を見る事が出来て良かったです。

飯盛山の右に白虎隊自刃の地がある手前に、戊辰戦争において自刃した白虎隊20名の中ただ一人生き残った人物である「飯沼貞吉」の墓です。
貞吉は、生き残ってしまった自分を責めて、この会津の地から離れ二度と会津に戻ることはありませんでしたが、戊辰戦争・白虎隊の自刃に至るまでの詳細を貞吉が語ったことで、飯盛山で自刃された白虎隊の物語が世に知られることになったそうです。

飯盛山頂上の白虎隊十九士の墓を真っすぐ進むとイタリアとドイツ記念碑の間にある階段を降りるとあります。戊辰戦争で圧倒的な勢いで迫る新政府軍に押され、敗走し負傷者を抱えながら飯盛山に落ち延びた時に鶴ヶ城をみると、天守を覆い隠す激しい炎と濛々たる黒煙を上げ武家屋敷の大火災を目にした隊士らは、戻って生き恥を晒（さら）すよりは、潔く死を選んだ。と言う有名な話の地です。でもただ一人生還した隊士がいたそうです。ここからの景色は良かったです。でも階段は急なので年配者は注意がひつようです。

正式名称は「円通三匝堂（えんつうさんそうどう）」と言うそうで、郁堂禅師が二重紙縒の夢を見て発想を得たという説がある奇妙な二重らせん構造と、一方ではレオナルド・ダ・ヴィンチが設計した、フランスのシャンボール城内部にある二重螺旋階段、この発想が蘭書に載って会津まで伝わったのではないかという説があるそうです。二重螺旋構造の堂内には西国三十三観音像が安置されていて、一度に全ての観音像にお参りができます。入口から入ると上りと下りが全く別の通路になっている一方通行の構造となっていて、降りてくる人とすれ違うことなく堂内を参拝できるという珍しい建物でした。上層階の堂内は暗いでいが頂上からの景色は結構高さがありました。

大内宿の有料駐車場の一角にありますが、無人の観光案内所で観光資料が置いてあるだけでした。今朝は芦ノ牧温泉から121号線を通行して来たのですが、帰りに131号線を通行して崖に張り付いている観光地を探したのですが資料が無く、駐車場の管理者に聞いてみたけど判らないと言われたので、今朝来た121号線で鶴ヶ城にいきました。

大内宿の本陣は江戸時代初期に建てられたのですが、戊辰戦争によって大内宿の本陣の記録、図面が紛失して発見されなかったので、昭和59年に糸沢宿、川島宿の本陣を参考にして復元され大内宿町並み展示館として展示しているそうです。 当時をしのばせる部屋と昔からの風習を伝える写真や生活用具などが展示されていて、当時の風習を知ることができます。大内宿で入館料が必要なのはここだけでした。

テレビで何回も大内宿を放映したのがきっかけで旅行したいと思って、東北旅行計画に入れたのですが、大内宿が混雑する前に観光しようと前日芦ノ牧温泉に1泊、今日は大内宿、鶴ヶ城、飯盛山等を観光して東山温泉庄助の宿と2泊したけれど、大内宿って朝お店の人が通勤している様子だったし、蕎麦屋とお土産屋ばかりで見所は少ないし、蕎麦も食べたかったのに観光して帰るまで2時間弱いましたが殆どが準備中。10時半頃帰りましたが、そろ頃大勢の団体客の出会いました。同じ雰囲気の宿場では岐阜県の白川郷の方がよっぽど良かったです。

大内宿に着いて観光協会から徒歩で入口から一番奥にあるこの店まで1時間以上経過しているのにまだ準備中の看板です。中には9時からと言う店も準備中だったし、残るは展望台に登って帰るだけだけど、テレビで紹介しているのと随分違うイメージ、団体客目当てが主体なのかも。

ちりめん細工を中心に手作りの民芸品などを販売していて、大内宿は築350年～400年の茅葺きが多い。かぼちゃや柿など、野菜や果物の形をしたお手玉をはじめ、色取りどりのちりめん製品が揃い、漬け物や味噌などの郷土食を多数販売していて、お土産にもいいと思います。

玉屋は、後白河天皇の第二王子以仁王が草鞋を脱がれたという家柄で、築400年以上の座敷で歴史を感じながらお食事ができるということだったのですが、まだ準備ができていないようでした。店前に掲げてあるメニューは豊富で古代米を使用しているようでした。

大内宿に来るためにわざわざ芦ノ牧温泉丸峰に宿泊して人が多くならない内に観光しようと思って来たのですが、ここは団体客目当てなのか、団体メニューがあったり、この店の様に休みなのか開店していないのか判らない店が多かった。ここは開店して９年目で、下郷町内で収穫したそばを使用し、石臼で挽いた、打ちたて茹でたての蕎麦が食べれるので、蕎麦好きの私達は楽しみにしていましたが、休みの様でした。残念!

大内宿の駐車場が大規模ではないと聞いていたので芦ノ牧温泉宿を8時過ぎに出て着いたのが9時前でした。既に駐車場にはそこそこの車がありました。駐車場に着く前に前の車について行ってのですが宿の人でした。通勤しているのかも?宿に入ると殆どが準備中。十割そばが名物らしいですが、他にもねぎそば 、 十割ねぎそば、 もち類や限定十割そばがおすすめですが準備中。自家製きなこもち、自家製おろしもち、ぴっかぴか光そば（そば粉9割：うどん粉1割で打ったそばでのど越しが良く、盛り付けした際にぴかぴかと光って見えるのでこの名前になったそうです）なども人気があるそうです。仕方なく自家製味噌を買ってかえりました。

今回の東北旅行はさくらを見るのも目的の一つですが、鶴ヶ城の桜祭りは4月5日～5月6日までと長く期待していました。私達は4月下旬の初めに訪れたのですが、満開で駐車場に入るのも長い順番で30分依頼待って入ると、沢山の人がいてあちこちで宴会も始まっていました。公園内の桜も見事でしたが、鶴ヶ城の桜も綺麗で訪れた甲斐があり満足しました。私の友達も東北の桜を見に行った人も多いのですが、なかなか満開の桜は見る事が出来ないと言っていたのでラッキーで良かったです。