クリント東木さんのクチコミ(52ページ)全1,696件

みくりが池から雷鳥沢に向かう途中にある赤褐色の池。立山地獄の1つとして「血の池地獄」と呼ばれており、この名が付きました。水や泥に多くの酸化鉄が含まれるからこんな色に見えるんだそうです。他の池はこんな色になっていないのに、なぜここだけという疑問は残りますが、周りの草紅葉の色づきとも相まって魔訶不思議な風景です。

雄山の北西山腹にあるのが山崎カール。地理学者の山崎直方が日本に氷河があった可能性を示し、1905年（明治38年）にその存在が確認されました。その後この圏谷は、山崎の名を取って命名されました。エンマ台から眺めると、その圏谷には氷河に削られた痕跡を残すのみ。その悠久の時に思いを馳せる事しかできません。ちなみに1945年には立山の山崎圏谷として国の天然記念物に指定されました。

　2011年秋に訪れた時には散策できた地獄谷ですが、現在は噴気が活発化し通行止めになっています。散策路や展望台から眺めると、その荒涼とした大地から噴気があがる様子はまさに地獄。しかしそれによって温泉という恵みも享受しているわけです。

　ただ明らかに以前よりガスの臭いもきつく、風向きにもよりますが雷鳥沢に向かう階段では咳き込むほど。注意が必要です。

室堂ターミナルから歩くと、みくりが池温泉の裏側にあるのがこのエンマ台。現在通行止めになっている地獄谷を見下ろす事ができます。ただ手前の草木が邪魔をして噴気が上がっている様子は少々見づらいです。反対側には立山連峰と共に山崎カールを遠くに見ることができます。また違った景観を楽しめるのでお勧めです。

室堂の標高2405ｍにある池。室堂ターミナルから歩いて15分ほどの所にあります。ここが立山を代表する風景で人気の撮影スポットです。みくりが池とその背後にそびえる立山の雄大な景観には誰もが感動を覚えると思います。今回運よく風が止む瞬間に立ち会え、水面に立山が映る見事な逆さ立山を見ることができました。時間によっても様々な表情を見せるのでじっくり見ていただきたい場所です。

雄山の直下から湧出する地下水です。場所は室堂ターミナルを出てすぐ。撮影スポットである立山の石碑のすぐ横にあります。名水100選にも選ばれており、飲んでみると癖のないまろやかな水でした。無料で飲むことができるので是非。

標高2450ｍに広がる溶岩台地です。立山黒部アルペンルートの中ではここが最も高い場所になり、メインの観光スポットになります。その魅力は何といってもその景観。目の前に迫る立山連峰の雄大な姿に目を奪われます。見どころも多く、散策路が整備されているので手軽に楽しめます。伺ったのは9月末。草紅葉やチングルマ、ナナカマドなど彩り豊かな紅葉を見ることができました。日帰りではもったいない。是非宿泊してゆっくり見て頂きたい場所です。

3連泊したのでその間に何度か伺いました。みくりが池温泉に宿泊していると、1階受付横にあり、便利です。1日目チェックイン直後に、みくりサンデーとコーヒー。3日目朝にはモーニングコーヒーを。夕方にはカフェオレを頂きました。

　みくりサンデーのソースは2種類あり、ブランデー入り山ぶどうソースをチョイス。山ぶどうは甘さ控えめ、酸味があり少し野趣のある味わい。しかも濃縮感もありサンデーのいいアクセントになりおいしかったです。

　朝、6時から8時まではモーニングコーヒーが頂けます。これがセルフですが200円という安さ。この時間なので宿泊者用だと思いますが、朝早く出発しない時など食後のコーヒーが頂けるのは有難い。

　登山の後だと甘いものが欲しくなり、そういうメニューも豊富。しかも店内には山関係の本が多くあり、それらを見て登った山や次はどこに登ろうかなど会話も弾みます。空いていればそれらを見ながら過ごしていても全く構わない様子。山ではこういうリラックスする時間も必要だなぁと実感します。まさに憩いの場ですね。

立山旅行に持っていくため出発前日に伺いました。通常のブラウニーもありましたが、期間限定のシャテーニュを購入。栗のたっぷり入った焼き菓子です。（こちらの方が四角くリュックに入れやすいという事もポイントになりました。）

　立山を縦走。剱御前小舎には昼過ぎに到着。前にベンチがあり、こちらで頂きました。洋酒がふわっと香り栗がたっぷり。しっとりとした生地で上品な甘さなのでいくらでも食べれそう。剱御前小舎でコーヒーも購入し、ちょっと優雅なカフェタイムとなりました。山で食べるちょっとおいしい物っていいですね。元気が出ました。（リュックに入れ持ってきたので形は少し崩れています。）

みくりが池の畔にある温泉宿です。部屋などから考えると山小屋と温泉旅館の中間にあたる作り。しかし山小屋で感じる不自由さは全く感じませんでした。今回は1部屋しかないデラックス相部屋に3泊。4人部屋でベットには荷物置き場、狭いですが小物置き場、コンセントもあります。カーテンで仕切れることからプライベートな空間は確保できます。何よりシーツや枕が清潔でした。夕食も山小屋より豪華。朝のバンキングも質、量とも十分で3日間の献立も違うもので飽きません。そして温泉は地獄谷のカジヤ地獄から噴気造成されたものが引かれています。単純酸性泉で源泉かけ流し。しかも石鹸、シャンプーが使えるのがうれしい限り。その他、併設されたレストランや喫茶などのレベルも高くこの宿の魅力をさらにアップさせています。滞在中は非常に快適に過ごせ、室堂の中では一押しの宿です。（ちなみにホームページからインターネット予約すると秘湯を守る会のスタンプ押印はしていただけませんのでご注意を）

立山の雷鳥沢にあるキャンプ場です。山にあるキャンプ場（テント場）としては平らで広く快適に過ごせそうです。何より一番いいのは眺望。立山三山の絶景が目の前に広がります。登山道や散策路も近くにあり、山に登らなくても楽しめるキャンプ場です。

立山の縦走路と劔岳に向かう登山道が交差するのが別山乗越。そこにある山小屋です。雄山から縦走し、大汝休憩所がすでに小屋仕舞いしていたので初めての山小屋になります。山小屋があり、そこに人がいるというだけで安心感があります。トイレ、ベンチもあるのでここで大休憩。ブラウニーをもってきていたのでコーヒーを購入しました。これが旨い。ブラウニーとも合い、山で飲むコーヒーの有難さを実感した次第です。

立山連峰にある標高2999ｍの山。国内では最も登るのが難しい山とされており、岩の要塞とも呼ばれています。今回は雄山から縦走し、別山でその姿を拝む事ができました。その急峻な山容は他を圧倒する存在感で、一般の登山者を寄せ付けない雰囲気。ただ眺めている分にはその岩稜のすごさに見惚れました。憧れではありますが、まだまだ遠い存在です。ちなみに室堂平からは、みくりが池手前の階段からみくりが池温泉の真後ろに見えます。

立山連峰にある標高2880ｍの山です。室堂平から見ると立山の北側（左側）にそびえています。ただ山脈が連なっており、山に詳しい人でなければ見分けがつきにくいかもしれません。別山自体の景観は立山の影に隠れて薄いのですが、登山者にとっては劔岳の一番いい展望ポイント。南峰と北峰があり、標高が高く劔岳に近いのが北峰。10分ほどで着くので荷物をデポして向かいました。遮るもがなにもない劔岳の絶景を間近で拝むことができ感動。しばし時間を忘れ見惚れました。時間が許せば是非北峰へ。

立山駅から室堂、黒部ダムまでを結ぶのが富山側のアルペンルート。立山駅からはケーブルカー、高原バスと乗り継ぎ、1時間弱で1975ｍ登ります。美女平から室堂へ直行し、景色は車窓から楽しむという方も多くおられますが、途中の見所も多くあります。特に弥陀ヶ原は素晴らしい景観で散策にお勧めです。また大観峰、黒部平、黒部ダムには展望台もあり絶景の連続です。

立山という単独峰はなく、雄山、大汝山、富士ノ折立の三山を指して立山と呼んでいます。最高峰は大汝山の3015ｍ。室堂平からの景観は圧倒的な存在感があり見事としか言えません。またみくりが池からの逆さ立山、アーベントロートなど日々刻々と変わる姿は息を飲むような美しさでした。見ているだけでも十分楽しめますが、今回は雄山から真砂岳、別山と縦走。その稜線を歩けば、富士山は勿論、北アルプスの名山の数々が目の前に見れ、想像を遥かに超える景観の連続で素晴らしかったです。

二百名山の一つに選ばれている標高2611ｍの山です。立山や劔岳の険しい山容とは異なりゆったりと重量感のある山。室堂平からは北西（左後）にあるため見落としがちですが、その景観は素晴らしい。花の名山としても有名なので、いつか登ってみたい山です。

雄山の山頂にある神社です。ここは特別に峰本社と呼ばれているところ。登拝料が500円が必要で、鈴付きの札を記念にいただけます。神殿の前では登山安全のご祈祷とお神酒が頂け、やはり神聖な気持ちになりました。授与所より少し高い位置にあるので少し見晴らしはよくなります。ちなみに授与所（社務所）横の一等三角点の標高は2991.6ｍ。この峰本社の上が3003ｍになり雄山山頂の石碑もこちらにあります。風を防ぐものがなく秋は授与所より気温が下がるので厚着で登拝しましょう。

今回は2度目の雄山登山。前回登ろうと思ったのはテレビで富山の小学生が登る番組を見たから。小学生が登れるなら大丈夫だろうと挑戦しました。まだ登山に不慣れな時期で思っていたよりきつかったですが、なんとか登頂。なのでゆっくり登れば登山初心者でも登頂可能だと思います。ですが油断は禁物。十分な装備を準備して臨んで下さい。今回はご来光を見るため、深夜に宿を出発しヘッドライトの灯りのみで登りました。2度目なのである程度コースはわかるだろうと思ったのですが、途中でコースを見失うこと数回。やはり嘗めてかかってはいけませんね。ちなみにコースタイムは室堂から一ノ越まで1時間、一ノ越から雄山山頂までは1時間です。

映画鑑賞前のランチで訪問。手打冷麺と石焼きビビンバのセットと冷やし麺と焼肉重のセットを注文しました。冷麺は手打ち。コシも十分あり喉ごしもいい。石焼きビビンバにはコチュジャンを入れ良く混ぜると、様々なナムルの味わいと共に肉と卵黄のコク、おこげの香ばしさが加わり旨い。冷やし麺は野菜がどっさり乗り、さっぱりした味わい。焼肉重は程よい脂と肉の旨みをタレが引き立ておいしいです。さすが和牛一頭を謳うだけの事があります。このセットメニューだと色々味わえてよかったです。