クリント東木さんのクチコミ(53ページ)全1,696件

立山黒部アルペンルートの長野側の始まりは扇沢。高速バスかJRで信濃大町駅からアルピコ交通のバスに乗り換えです。扇沢からは関電トロリーバス（来年からは電気バス）に乗りますが、そのほとんどが赤沢岳の下に掘られたトンネルの中。眺望を楽しむのは富山側の黒部ダムに着いてからになります。

立山黒部アルペンルートの長野側の出発地です。今回自分たちは富山側から入ったのでここが終点。関電トロリーバスの駅はロータリーが広く、写真も撮りやすかったです。来年は電気バスに代わるのでまた違った雰囲気になるでしょうね。トロリーバスと扇沢からのバスの接続が良く、お土産をゆっくり見ている間もなく慌ただしく購入したので、（しかもバスのチケットも購入しなければならない）余裕のある方は1本早いトロリーバス（電気バス）で扇沢に向かうことをお勧めします。

お店はとやマルシェ内の一角にあります。乗り換えの間に伺い購入したのは鱒のすしと一口サイズの鯖の柿の葉寿司、鯛寿司、のどぐろ寿司。弥陀ヶ原でいただきました。鱒のすしの鱒の身はしっとり。旨みもありご飯と見事に一体化していておいしいです。ますの寿司はもっと酢が効いていている印象でしたが、刺身ほど生ではありませんが、フレッシュ感がありました。鯖、鯛、のどぐろの寿司。鯖だけ2個入りで柿の葉の香りもほのかに移り、しっかり酢締めされた鯖が旨いです。鯛はレモンも乗せられさっぱり。のどぐろは少し炙られており、少し香ばしさも感じされました。この3つの中では鯖が好みでした。久しぶりの鱒のすし。思っていたよりおいしく感じました。スーパーの駅弁大会でも売っている源のものを富山に来てまで、と思われる方には寿々屋さんもお勧めです。

黒部ダムと扇沢間6.1kmを16分で結ぶトロリーバスです。ずっとトンネルの中を走るので車窓からの眺めはありませんが、車内アナウンスで説明していただけます。有名な黒部ダム工事で最難関だった破砕帯を通りますが、看板があるだけでアッという間に通過します。とは言え2019年からは電気バスになり、関電トロリーバスは今年が最後。乗り納めできてよかったです。

黒部ダムレストハウスの3階にあります。観光客の多い黒部ダムでは忘れ去られたような施設で、人も少ないです。（実際貸し切りでした。）常時上映されている「くろよん物語」は迫力があり見ごたえ十分。無料というのもうれしい。また窓からは黒部ダムと黒部湖を少し見下ろせるので少し違う景観を楽しめます。

ランチで伺いました。台風が接近中という事もあり、さほど混雑もなく着席。券売機で食券を購入しセルフで受け取ります。食べたのは黒部ダムカレーとアーチダムカレー。黒部ダムカレーは辛口のグリーンカレーですが、実際はさほど辛口ではなくピリっとする程度。挽肉が使われていてキーマカレー風です。ヒレカツ2つで食べ応えはありました。アーチダムカレーは中辛のビーフカレー。ジャパニーズカレーという部類だと思いますが、牛肉はもちろん野菜も具が小さい。味は可もなく不可もなく。他にもメニューは豊富ですが、選ぶならやっぱりダムカレーになってしまいます。

黒部ダムの完成によってできた人造湖です。ダムの上から見た黒部湖は広大です。しかもこの湖面の標高が1400ｍで、観光放水であれだけの量を出してもさほど減っているようには見えないのが驚きです。大観峰から、または展望台から見ても黒部湖とその周りの自然の雄大さに圧倒されます。

黒部ダムを見られる場所はいくつかありますが、この展望台からの眺めが一番いいと思います。黒部ダムのアーチ式の形や観光放水も良く見え、黒部湖、立山連峰も一望です。200段の階段を登らなければいけませんが、その価値はあると思います。余談ですが、売店では「地上の星」が流れっぱなし。少し雰囲気を盛り上げます。

黒部ダムと言えばこの観光放水なくして語れません。真上から覗き込むと少し怖さを覚えるくらいの凄まじい放水を目の当たりにできます。一番眺めがいいのは展望台。ただこちらには200段の階段を上がらなければならず少々きついです。ただ階段をほとんど登らない新展望広場やレインボーテラスもあり、こちらからでも十分迫力ある放水を見る事ができます。

7年の歳月と延べ1000万人を費やして完成させたアーチ式ダムです。黒部湖駅からはトンネルを3分ほど歩くと突然黒部ダムのアーチの上に出ます。ダム堰堤からでも見えますが、一番眺めがいいのは階段を200段上がった黒部ダム展望台からでしょう。観光放水の様子や黒部ダム、黒部湖、立山連峰が一望です。

黒部平駅と黒部湖駅間の800ｍを走るケーブルカーです。標高差は約400ｍあり約5分で結んでいます。全線地下なので景観は楽しめません。黒部平に着いた時は感じませんでしたが、黒部湖駅に着いた時には気温がグッと上がりました。傾斜があるので混んでいる時は早めに並び座席を確保することをお勧めします。

立山ロープウェイと黒部ケーブルカーの乗り換え駅です。大観峰と黒部ダムの展望台は有名ですが、こちらの屋上にも展望台があります。紅葉したタンボ平を背景にロープウェイが上り下りするのを正面に見ることができ壮観。タンボ平の景観はここから見るのが一番良かったと思います。

立山連峰の東側にあるなだらかな斜面はタンボ平と呼ばれています。分かりやすく言えば大観峰と黒部平の間。それぞれの展望台からも見れますが、ロープウェイから見た景色がダイナミックで素晴らしい。ダケカンバ、ナナカマド、ミネカエデなど鮮やかに色づき、まさに紅葉の絨毯。それは見事という他ありません。

大観峰と黒部平を結ぶロープウェイです。約7分で1700ｍ、標高差488ｍを下ります。窓からは色づいたタンボ平を真下に見る事ができました。まさに紅葉の絨毯の上を滑り下りるかのような素晴らしい景観。当日は客が7名だったので自由に車内を移動して写真を撮る事ができラッキーでした。

立山ケーブルカーと高原バスを乗り継ぐのが美女平です。接続の時間が良く皆高原バスの改札に並ぶので、ゆっくり散策はできませんでした。改札越しやバスに乗りこみ発車するまでの間、周りの景観や紅葉の色づき具合を確認するのが精一杯。ただそれもその後の弥陀ヶ原や室堂の素晴らしい景観を見ると影が薄くなりました。

立山トンネルトロリーバスと立山ロープウェイの乗り換え駅です。屋上以外は外には出られないので景色を楽しむには展望台まで登るしかありません。しかし展望台からは後立山連峰が目の前にそびえ、アルペンルート一の雄大な景観を見る事ができます。

大観峰駅の屋上にある展望台です。荷物を持って階段を登るのは少し辛いですが、その眺めは抜群。後立山連峰、黒部湖が一望です。しかも2018年は少し紅葉が早く、9月末でタンボ平も色づき半ば、展望台の横から上部は見頃でした。晴れていれば素晴らしい景観が楽しめるので登る価値はあります。

室堂と大観峰を約10分で結ぶバスです。正式名称は「無軌条電車」。法律上は電車に分類され、ガソリンではなく電気で走ります。全てトンネルで車窓からの眺めはありませんが、雄山山頂直下で上下線がすれ違うので見所と言えばその辺りでしょうか。

弥陀ヶ原には数多くの池塘が点在しています。山岳信仰に由来する名前が残り、立山では餓鬼田と呼ばれています。池塘に生えるミヤマホタルイを稲に、地獄に堕ちた餓鬼が飢えをしのぐために田植えをした場所に見立てています。9月下旬だったので周りの草紅葉がきれいで独特の景観を生み出していました。

立山の標高1600ｍから2000ｍにある高原。ラムサール条約に登録されていますが、散策できる木道は条約登録エリアの外側になります。池塘が点在し、黄金色に色づいた草紅葉、黄色いミネカエデ、真っ赤なナナカマドが織りなす風景は素晴らしく癒されました。木道はアップダウンは少なく、大回りコースを写真を撮りながら歩いても1時間半弱。気持ちのいいハイキングが楽しめます。