はちのすけさんのクチコミ(59ページ)全3,564件

　帯屋町商店街の中にあるデパートだ。商店街と百貨店が共存し、集客力のアップを果たしているパターンの商業集積だ。観光客にはあまり関係ないようだが、高知名物の買い物であればここのデパ地下は使える。特に魚介類がいい。デパートだけにいいものがそろっているからだ。この日はカツオの刺身をおろしてもらい、お土産として持ち帰った。

　学生時代に訪れて以来なのでとんでもなく久しぶりだ。こんなに整備されていたかなあ…が率直な感想で、朝の連ドラの舞台になって以来、上がった注目度がこの町を磨いたのかもしれない。マイカーでの訪問となったが、町並みの入り口といえる場所にある道の駅に駐車。てこてこと３時間ぐらいかけて町並みを一周した。朝から歩いて、お昼時に終わる感じの観光だ。町並み観光地には辟易するようなショップがあるものだが、ここにはなく、いい意味で落ち着いた観光地だ。

　高知市観光協会が運営する特産品店。アンテナショップ的な役割があるのだろうか、無名有名を含め多品種そろっていた。数年前に来た時はあまり響かない内容だったが、再訪してみて感度が上がっていたのは感心した。著名なカツオのたたきや馬路村関連だけでなく、県域全般のセンスがいい雑貨、グッズ、食品が集めてあり、これなら女性を中心に人気を呼びそうだ。土産品探しにも好適。高知大丸、はりまや橋、帯屋町商店街に近く、観光客でも寄り付きやすい場所にある。

　高知城に近く帯屋町の端にある観光施設。二つの商店街の結節点にあるほか、繁華街に近接しているので、便利な立地にある。40店もの飲食・物販店があり、土曜日の夜に行ったが、食事時のフードコートは満員の大にぎわいだ。カツオ、マグロ、鶏肉、餃子などの有名店が軒を連ねており、アンテナショップ的に高知の夜を楽しむことができる。いい意味では高知の夜の日曜市だが、あくまで入門編。そう思って気軽に楽しむ分には便利な施設だ。

　かつてはりまや橋は「がっかり名所」の異名があった。知名度は高いのだが、現地に行くと橋の欄干が道路わきにちょこなんとあるだけ。高知を代表する観光地だと思い込んで桂浜並みの感動を期待していくと、思いっきりがっかりするからだ。久しぶりに足を運んだが、エリア一帯がよくなっているではないか。その原動力の一つが、アンパンマンの石像だ。記念写真スポットだ。

　道路標識には「峰寺」と記してあるケースもあるので注意だ。小高い山の頂にあり、ここから見下ろす太平洋はしばし立ちすくむほどの絶景だ。航海の無事を祈って建立されたといういわれも納得できる。小ぶりなお寺だが、たどり着くまでの＜少し困った感＞といい、駐車場の観音像、山門、参道の奇岩、絶景となかなか楽しめるお寺でもある。特に奇岩は印象深い。溶岩か何かが風雨の浸食で芸術的な風貌に変わったのだろうが、岩の前に不動明王を安置した場所では紅蓮の炎のようにも見えた。

　四国八十八カ所霊場の三十一番札所だ。高知市郊外の五台山に上り、牧野植物園の隣にある。山門から長く続く石段、本堂、五重塔と品格があるたたずまいで、訪ねたときは結婚式を挙げていた。境内には「めぐりのもり」という現代的な庭園があり、今も多くの人々の信仰を集めていることがうかがい知れる。

　弘法大師空海が自ら彫った馬頭観音像を本尊とし、現地の説明版によると、この本堂は空海が一晩で建立したという言い伝えが残る。現存する建物は鎌倉時代末期の築と推測され、国宝に指定されている。本山寺は見事な伽藍を有しているが、本堂はひときわ立派だ。

　中国と四国の結節点に位置するだけに、パーキングエリアだがサービスエリア並みの施設、品ぞろえを誇る。特に土産物ショップは四国４県それぞれの特産物がそろっており、結構な買い物ができる。駐車場は広く、ストレスはない。また、とても景色がいいパーキングエリアなので、その点でも楽しめる場所だ。

　本土と四国を結ぶ瀬戸大橋だが、かつては橋を渡ることそのものが観光だった。その時代に中心だったのが、この与島だ。今でこそ縮小したが、与島パーキングエリアの反対側にフィッシャーマンズワーフがあり、多くの観光客でにぎわった。たしか、レーシングカートもあったはずだ。与島は観光拠点として飛躍を夢見ていたはずだ。その後、立ち寄り客は減ってしまい、今はパーキングエリアだけになってしまった。それでも、景色がいい島だけに大橋を渡る時は必ず立ち寄る。

　奈良県庁の交差点から国道369号を北に向かって歩くと、伝統的な木造建築が道路沿いに現れる。それが、転害門だ。この門だけが平氏の焼き討ちなど幾多の火災を潜り抜け、奈良時代の姿を残しているという。素朴だ。門だけなのでそれこそ門外漢にその価値は分からないが、静かにたたずむ姿は何かひきつけるものがある。

　生涯にわたって古都・奈良を撮り続けた写真家・入江泰吉。生前に全作品を奈良市に寄贈。それを収容するために同市写真美術館が設立されたことを考えてもその功績が分かる。この旧居は入江が逝去した後、妻が自宅を奈良市に寄贈したものだという。書斎や暗室、趣味の部屋など入江を偲ばせる空間だ。奈良の名場面とされる写真のアングルは入江が生み出したものが多いと思う。東大寺の旧境内町という観光客も少ないとても静かなエリアにある。

　大仏殿の西側、観光客があまり来ないエリアにこのお堂はある。入り口には圓光大師二十五霊場の大きな石碑が。東大寺は華厳宗の総本山なのに、境内に圓光大師（法然）ゆかりのお堂があるとは。後で分かったのだが、平家の焼き討ちで大仏殿が焼け落ちた際に東大寺再興の大役を果たした重源は、法然と極めて親しく、この場で招かれた法然が説教することもあった。そうした関係で〝異例の〟霊場が生まれたという。さらに重源が大仏殿を再建する際、「指図」するためにつくったのがこのお堂で、それゆえにこの名がついた。お堂の前に大仏殿と同じく「びんずるさん」がいる。

　和の雑貨で全国展開する中川政七商店運営の〝お土産物〟セレクトショップだ。JR奈良駅から奈良公園へ向かう観光的な目抜き通り「三条通」沿いにあり、いつも多くの客でにぎわっている。靴下や市や、大仏をかわいくあしらった小物などセンスのいい品々がそろっている。お土産でなくとも身の回り品を求めるのに覗いてみたいショップでもある。

　奈良交通は奈良県を代表するバス会社だ。JR奈良駅前のバスターミナルから東大寺、春日大社、新薬師寺方面に行くときによく使用する。唐招提寺、薬師寺など西ノ京方面も便利だ。一回だけだが、法隆寺方面の観光バスに乗ったことがある。法隆寺や慈光院、薬師寺などを巡るルートだが、快適で今でも思い出に残っている。秋の紅葉など季節イベント時には臨時観光バスも。

　2019年に完成した観光バス用のターミナルだ。インバウンド客が急増し、観光バスが奈良公園周辺に深刻な渋滞を引き起こしていたことから需要調節による渋滞緩和を目指して建設された。地元では効果の賛否があるようだが、観光客の立場からはここの観光拠点性だけを紹介したい。ターミナル屋内には観光案内、資料館、飲食、物販などがそろっており、レスト施設として新たな選択肢が増えたことを歓迎する。

　奈良のアーケード商店街である「東向商店街」の、イメージとしては一本西側に並行して走る商店街だ。「小西」という呼び名は、興福寺の少し西側という意味が込められている。東向商店街がいかにも観光型商店街だが、ここは少し道幅が狭いこともあり生活型、若者向け商店街という印象だ。

　単なる石碑一本ではなく、立派なモニュメントが建立されている。この地で宝蔵院流槍術がいかに親しまれているかがうかがい知れるモニュメントだ。奈良国立博物館の一角。観光客的に宝蔵院といえば小説『宮本武蔵』に出てくる槍術しか知らない。老僧の殺気に驚いた武蔵が飛びのく場面だ。宝蔵院そのものは興福寺の塔頭だが、廃仏毀釈の折に取り壊されたという。

　結構な山間部にあるが、人気のスポットだ。主に客殿だ。壁にあるハート形の猪目窓、植物や舞妓さんなどをモチーフにした160枚の天井画。簡単に言ってはいけないが、女子の写真的興味を大いにそそるものばかりだ。そのせいか、着物スタイルのカップルや女子団の参拝が多かった。真言宗のお寺で快慶の不動明王像を寺宝とする。御朱印がカラフルだ。

　日本三名園の一つである後楽園だが、園内にある建物はほとんどが一般に貸し出すことができる。このフランクさは意外な特徴だ。新殿は最も東側、茶畑の向こう側にある建物だ。高床式構造で、茶畑越しに園内の西側を眺めることができる。