はちのすけさんのクチコミ(63ページ)全3,564件

　篠山城下町の中央商店街にある酒蔵だ。市立歴史美術館を観賞した後、ふっと前を見たら建物があった。江戸中期の建築で、国の有形登録文化財だという。かつて使用していた店舗の跡や仕込場の様子が見学できるほか、商品を無料で試飲できる。城下町には必ずこういう酒蔵がある典型のような場所だ。

　二見浦の旅館街と海岸の間に広がる白砂青松の公園だ。旅館街から眺めた海を飾るような役割を果たすとともに、散策の場を提供している。さわやかな海風が吹くだけに、夫婦岩や二見興玉神社、表参道と組み合わせればすがすがしい散策ができる。

　江戸幕府の出先機関である遠国奉行の一つ「山田奉行所」があった場所だ。実は宿泊したホテルの近くにも山田奉行所跡地の碑があり、複数個所あるので不思議に思っていた。調べてみると、最初に山田奉行所が置かれた場所は中心部から離れていたため、便宜上、出張所のようなものを数カ所設けていた。それぞれに「奉行所跡」の碑が残っていることから、奉行所跡が点在しているらしい。

　これも別宮の一つだ。風雨をつかさどる神様が祭られているという。当初は小さな社だったが、蒙古襲来を暴風雨で「結果的に」退けると、別宮に昇格したとされる。幕末などその後も「国難」を迎えると、篤い信仰が寄せられた。ここも多くの人が参拝する別宮だ。

　外宮の別宮の一つだ。亀石を渡り多賀宮、風宮とならんで境内にある別宮だ。外宮が位置する場所の土地の神様が祭られているという。外宮の正宮を参った後、参拝客が多く押し寄せるエリアで、行った時は行列ができていた。

　＜かまぼこ屋＞を標榜しているが、創作系練り物＆てんぷら＆かまぼこと表現した方がいいのではないか。練り物好きにとってはたまらないショップだ。牛窓のしおまち唐琴通りの入り口にあり、夕飯の献立を視野に入れて帰途に購入するお土産としては最適な一品だろう。多種の練り物があるが、いずれも試食があり、好きな味が選べる。この日は周辺の散策を終えて小腹がすいたタイミングだったので、キニラ天と玉ねぎ天を選び、店内のイートインでぱくついた。

みやま公園の入り口にある道の駅だ。野菜、鮮魚、特産物、花などの直売施設、観光地などの情報施設、カフェ、レストランがそろっている。山あいの場所にあるから意外に感じるが、水産物の売り場が充実している。駐車場は公園と共有しているのでとても広い。

　１９８８年の瀬戸大橋開通以来、劇的に環境が変化したエリアだ。人々が集まる動機が激減したと言っていい。初めて来たが、そうした不利な条件にもかかわらず、頑張っているエリアだと感じた。以前のことは知らないが、かき氷のおまち堂やカフェ、宇野のチヌなどの屋外芸術、いしいひさいち関連の施設などいろいろ楽しめるスポットだ。

　護法堂の前に鳥居があるので拝殿という感じはしないが、護法堂を本殿とする拝殿がこの建物だ。併せて隣接して建っている開山堂に参籠する行者のための施設だという。護法堂が二つの神社で構成されることから横に長い建物だ。神社の位置関係としては極めて異例。武蔵坊弁慶が七歳から十七歳までの十年間、この地で修行していたとの伝説が残る。

　奥の院にあるお堂だ。性空上人をまつる開山堂近くに護法堂があり、その隣に位置する。護法堂は上人に付き従ってきた二人の童子である乙天（不動明王の化身）と若天（毘沙門天の化身）を祭神とするが、不動堂の名前から知れるように乙天の本地仏である不動明王を祭る。江戸時代の建築だ。ところで、若天の本地仏はどこに祭ってあるのだろうという疑問もわいた。

　慈悲と書いて「こころ」と読ませる。ロープウエーの山上駅から徒歩で仁王門へ至る参道は西国巡礼の道と名付けられ、西国三十三カ所の各札所本尊を表した銅像が設置されている。ミニ巡礼ができる場所だが、鐘はその道のりに設置されている。1992年（平成4年）の建立で、参拝者が自由に撞くことができる。説明には「ひとりでも多くの方々に、潜在している慈悲心を起こし、願いを込めて鐘を打っていただく。その音は十方世界に響き渡り…」。もちろん、ついてみた。いい音響だ。

　高松南高校を望む駐車場から向かうと、田畑の間の小道を過ぎて本堂の横側から寺内に入る形となる。庭園がよく手入れされているほか、本堂などの建築物も整っており、静かできれいなお寺だ。お参りしたあと、大師堂でご朱印をいただいた。

　護法堂は開山堂のすぐそばに建つ二つの小さな神社だ。全く同じ形の二つの社殿は連なって建っているが、圓教寺を開創した性空上人に付き添って仕えたという乙天と若天の二童子を祭神としている。亡くなっても上人に仕えているのだ。一見、祠のようだが、非常に細かい細工がしてあり、いい建築物だ。

　三之堂から少し離れた奥の院にある。名のごとく圓教寺を開創した性空上人をまつるお堂だ。灯明が内部を照らし出しており、性空上人の像が威厳たっぷりに灯りに浮かび上がっている。圓教寺の御朱印は摩尼殿、食堂のほか、この開山堂でいただくことができる。

　大講堂、食堂とともに「三之堂」のエリアを構成する建物だ。三つのお堂がコの字型に建ち並んでいるが、このお堂は大講堂の反対側に建っている。張り出した舞台が設けられているが、大講堂の本尊に舞を奉納する場所という。常行堂の名前は阿弥陀仏の名を唱えながら本尊を回る修行「常行三昧」をするお堂という意味だ。立ち入れなかったため、目立たないが、いい建物だ。

　食堂、常行堂とともにコの字の形に建ち並び、「三之堂」と呼ばれるエリアを形成している。非常に印象的な場所で、映画やドラマのロケ地としても有名なエリアだ。大講堂はお経の講義などが行われる学問と修行の場だが、圓教寺ではここが本堂に当たるという。三つのお堂ともそうだが、外観のエイジングがいい。豊かな古色だ。柱、梁、桁が組み合わさって描かれる模様も素敵だ。

　姫路城の東側、城見公園の隣にある神社だ。参拝した時、参道には真っ赤なもうせんが敷かれていたが、結婚式・披露宴が行われていたようだ。境内は敷き詰められた砂利にほうき目が入っており、よく手入れが行き届いた新しい神社だ。

　一階が写経、二階が寺宝の展示場だ。この日は一階で写経に励んだ。食堂から二つのお堂を見ながら過ごす時間はちょっと特別なものだ。本来は修行僧の寝食のための建物で、１１７４年の創建だという。食堂で長さ４０メートルもあり、二階建てという構造はとても珍しいという。

　大手前公園の隣りに朱塗りの大きな総門が見える。国道２号から見る鳥居は通るたびに見知っていたが、大ぶりな総門は初めて見た。参拝した時は結婚式と七五三のお祓いを同時にやっていた。地面のマンホールにハートと「縁結び」と書かれていたのが印象的。境内に摂社が多い神社で、播磨の国総社と称されるいわれとなっているという。ちなみにだが、この神社の次に岡山県のある神社で御朱印を頂いた時、開いた御朱印帳の反対側に射楯兵主神社の御朱印を見かけた窓口の女性に「この神社の名前は何と読むのですか」と聞かれた。業界でも難読らしい。

　国宝・姫路城を中心として整備された都市公園だ。正確には姫路城を中心とする約68ヘクタールが都市計画決定されたエリアだという。個別の施設で言えば動物園、好古園、美術館、県立歴史博物館、日本城郭研究センター、大手前公園、家老屋敷跡公園、シロトピア記念公園、東御屋敷跡公園、城見台公園を含むエリアだ。この中でも桜の名所である三の丸広場を推薦する。ここの桜、特に夜桜は最高だ。ライトアップされた桜と姫路城の共演は生涯最高の光景の一つだ。