2008/09/10 - 2008/09/10
360位(同エリア432件中)
まりも母さん
昨年、ちょっとだけ行って、「次回はゆっくり来よう」と思っていた栃木市の「蔵の街」エリア。
今回は日帰りながら朝から出かけてみました。
珍しく事前にwebでチェックも入れて、
街歩きして、古い建物を眺めたりするのを第一の目当てに。
今回もヘリテージング気分で、出かけて来ました。
思いのほか写真も沢山撮ってしまったので、
こんな建物見たよ〜と、こんなの見ちゃった!の
”街歩き編”と
買い物したり、こんなの食べました〜の
”お買い物編”に分けて書こうと思います。
街歩きでは、前回通らなかった、狭い道や行かなかった場所など
かなり歩き回りました。
買い物編に書くのはやはり、レトロな洋館でのお茶や見世蔵での買い物、それに今回は栃木名物!
じゃがいも入りやきそばも賞味いたしましたよ〜。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
-
今日は、"栃木市に行く”と予定していましたから、
朝から、出かける事ができました。
お天気もまずまず。9月にしては暑い位です。
筑波山を横目に栃木を目指します。
つくば市の北条あたりでは、ぼちぼちお米の刈り入れが始まっていました。
この日もコンバインが田んぼに入ってるの結構 見かけましたよ。
北条のお米は茨城県内ではおいしいお米として有名です。 -
途中で買い物に寄ったりもしましたが、11時前には栃木市に着きました。
今回は、蔵の街のエリアをくまなく歩いてみよう、と
お昼をはさんで、車の留め場所を変える事にしました。
まず、車を停めたのは栃木市役所の駐車場です。
一応、無料駐車場です。
入り口でおじさんに「何の用で来たのか?」と聞かれました。「観光」である旨を伝えた所、無料でよいそうでした。
役所に用事のある場合は紙を渡されるみたいでした。
蔵のエリアやメインの”蔵の街大通り”からは離れていますが、無料駐車場なら時間を気にせずにゆっくり出来ますね。
(土日やお祭り開催中などは無料では無いかもしれません) -
「栃木市役所別館」です。
レトロな木造の建物で、前回も今回もじっくり見とれてきました。
昔の栃木県庁の跡地に町役場として大正10年に建てられたそうです。
今は栃木市役所の別館となって、教育委員会などが入っています。
こんなレトロな建物ですが、現役で、中ではお仕事している方が沢山見えました。
旧県庁のあった場所なので、
この建物の周りのお堀は"県庁掘り”と今でも呼ばれているそうです。
ものすごくでっかい鯉が沢山いましたね。
この建物を見る前に隣の市役所本館の1階で観光パンフをもらいました。 -
「栃木市役所別館」
ちょっと離れて見た姿もすばらしいです。
色がまたかわいいですね。
ペンキを塗ったりと維持も大変だと思いますが、
登録文化財になっていますので、メンテはされていくのでしょう。
入り口に平面図や総工費などが書かれたものがありましたが、
総工費は約87500円で〜す。 -
市役所別館の通りの反対側に
「日本聖公会栃木聖アルバン教会」があります。
この建物は新しいものですが、ステンドの部分に鳩が二羽とまっていました。
よく見ると、ステンドグラスの図柄も鳥のものです。 -
市役所の周りのお堀に沿って「横山郷土館」の方へ歩いてみました。
「横山郷土館」・・・実は前回帰ってから次はここを見に行きたいと思っていた場所でした。
しかし・・・火曜・水曜が休館日です〜〜〜〜〜Orz
なんでだ〜〜〜。見たかったぞ〜〜〜。
でもまりも母 基本水曜日しか休めないんです・・・。
なので、せめて外からでも良く見ようと、行ってみました・・・。
これは、堀に面した板壁部分にある戸口です。
巴波川(うずまがわ)を登ってきたか下ってきた舟がこの堀の戸口の下について、荷物を上げ下ろしするための開口部だと言うことです。
今は堀は浅く、画像左手に橋があって、とても橋の下を舟が通れると思えないので、昔はもっと堀が深かったか、橋が太鼓橋だったのでしょう。
横山家は銀行と麻の商売をしていたそうです。 -
横山郷土館前の巴波川です。
川面に降りられるような段がついています。
巴波川のビューポイントのひとつですね。
川沿いには柳が植えられています。
手入れされたばかりなのか、風にそよく柳葉は少しでしたが、
蔵の風景に柳は似合います。 -
「横山郷土館」・・・休みじゃ・・・。
大谷石の蔵にはさまれた帳場や銀行部分に入れません。
お庭や中にある洋館も通りから屋根しか見えない・・・。
お庭を見ながらお茶や食事ができるところがあるらしいのですが・・・。
残念ですが、詳しくは下記の横山郷土館のwebサイトをご覧下さい。
http://home.k08.itscom.net/kyodokan/ -
「横山郷土館」銀行部分入り口
まぁ、こんな風にクラシックなシャッターが閉まっている図もめったに見れないだろう。
と、いう負け惜しみ根性から写真撮ってみますた。
って、開館日はここ、開いてるのか?も定かではないが・・・。
横山家はここで、”栃木共立銀行”という銀行業を営業していたそうです。 -
「横山郷土館」・栃木共立銀行内部
どうしても見たかったので〜幽体離脱して魂になって入ってみました〜〜〜。
って うそうそ。
ガラス越しに無理やり写真撮ってみました。(ついでに覗いてみた)
天井にはクラシックな照明があるし、
よく残っていたな、と思うアンティークな事務用品が沢山あります。
やっぱ、中でもっと良く見たかったよ・・・。 -
「横山郷土館」・大谷石の蔵
栃木県内では名産の大谷石で作った蔵を良く見かけるのですが、
この栃木市ではあまり見ないです。
ほとんどは土壁に漆喰を塗った土蔵です。
なので、この横山郷土館は木造の帳場、銀行入り口の左右に大谷石の蔵があって、ちょっと異彩を感じます。
なんとなく、”洋のおしゃれさ”を感じるんですが。
石造りの建物のせいでしょうか。
でも、中庭に小さいながらも美しい木造の洋館があるので、やはり"洋の趣味”を持ち合わせた家柄だったのかも、と勝手に想像したりしました。 -
びっくりその1
懐かしい看板!
巴波川沿いに散策を続けます。
川の脇の道には何件も商店がある場所があります。
江戸のはじめ頃から交通路の役目もあった川ですから、荷物の行き来があって、川沿いもそれなりに人の往来もあり、商店も並んでいたのかもしれませんね。
川沿いの道にしては幅も広めです。
巴波川は川の流れが結構急なので、下りはいいのですが、川を遡るのは大変なので、岸に縄を張って、引っ張り上ったそうです。
縄を引く道幅も必要だったのかも。
この電気屋さんも看板掲げた頃は”ブラックストライプカラーテレビ”売りまくったんでしょうね〜。
ところで、ブラックストライプのカラーテレビってどんなんでしょうか???ちっとも判らん。 -
びっくりその2
常に床下浸水(?)の家???
ダンナは空中権不法占拠にならないのか?と言ってましたが・・・
自分で川の方に増築したのかな?
それとも何かの事情で、川が家の下にまで広がった?
(最初は蓋があったとか)
謎じゃ・・・。
まぁ、昭和中頃まではこういうのも珍しくなかったと思いますが、
残っていたんですね・・・。
夏は涼しいかって?鴨川や貴船の納涼床じゃないっつ〜の。
たしかに、以前、夏に貴船の納涼床で食事した時は
”風情があるな〜”と思いましたが・・・このおうちは、毎日風情がありまくり〜。
魚釣り禁止の看板もありますが、
自宅の窓から魚まで取れちゃうなら、最高じゃないか! -
びっくりその3
新築中のレトロ住宅!
川沿いに連続びっくり大展開でした。
屋根の形や尖塔部分、レトロな住宅で見かけますが〜このは、おうちは、修復とかでなく新築・・・だよね。
うずま公園のすぐそばですが、
栃木市ではレトロなおうちや蔵風な建物を建てると補助金が出るとかあるのでしょうか?
でもね、だんだんに古い蔵やレトロ住宅も痛んできた時、文化財になったりすれば残るのでしょうが
やはり、そうはいかなくて壊してしまう場合もある訳ですよね。
だとすると、街の景観を維持するためには、新しい建物もその雰囲気に合わせて作るっていうのは大事な事ですよね。
千葉の佐原で、そんな町ぐるみで空気読んでる建て方を感じたのですが、ここもそうなのだとしたら喜ばしいことです。
こういうレトロ風な家を作る施主に拍手!ですね。
いやぁ、私も住んでみたい・・・。 -
うずま公園
遊具と広場のある公園です。
この公園にも駐車場がありますが、有料です。
巴波川沿いに歩いて来たので、今度は1本"蔵の街大通り"方面の”みつわ通り”を歩いて戻ってみる事にしました。
地図を持って、二人で、ウロウロと歩きます。 -
銭湯発見!!
みつわ通りに銭湯がありました。
「玉川の湯」
他にも観光地図に大通りの東側に2軒の銭湯があるように書かれていました。
いいですね〜。またしても水曜日休みだった。
佐原でもそうだったけど、意外と古い町並みの場所に銭湯がありますね。
やはりこれからは、車にお風呂セット積んでおかないといけないかも。
ふいに銭湯発見しても内部まで見学できないもんね。
これもりっぱなヘリテージングでしょう。
銭湯の右側に駐車場もあった。
今時は銭湯も車で来るのか? -
イケてます。金魚銭湯。
ちょっと調べてみたら、この銭湯はかなりものすごいらしい・・・。
と言うのは、ただの銭湯(風呂に入る)だけではなく、
なんでも二階部分が舞台付の大宴会場になっているらしい・・・。
昼間っからカラオケ大会とか展開されちゃうらしいレポートも読みました。
中に入って見ていないのがつくづく残念。
モザイク画の中に金魚のいる水槽が仕込んであるらしくそれで、
"金魚湯・玉川の湯”なのでしょうか?
これはびっくりその4にしよう。 -
古風な木造住宅
特に観光ガイドや地図に載っていなくても、
古風で趣のある住宅や蔵がいっぱいあるのです。
だから、裏路地なんかもじっくり歩くと面白い訳です。
このおうちはなんだか旅館っぽい造り。
昔は、旅館とかやってたのかも?など勝手ながら想像するのもまた一興。
左隣には大谷石の蔵がありました。 -
大谷石の蔵です。
右下に見える"教会・・・”の看板はここの事ではないです。
白い石の壁に赤い扉がいい感じです。 -
街しるべ。
ガイドマップと同じ内容の地図が街の色々な場所に設置されています。
観光に力を入れているのが判ります。
ぐるぐる廻って歩いていると、結構どこだか判らなくなってしまうので、
ちゃんと地図を持っていればいいのですが、
"大丈夫だろう”みたいな、テキトーに歩いてしまうと、こういうのが便利でありがたいですね。 -
「とちぎ山車会館」
画像は大通り側ではなく、みつわ通りに面した裏手のものです。
栃木のお祭りの使われる、大きな山車3台展示し、お祭りに関しての紹介があるようです。
山車会館webサイト
http://www.city.tochigi.tochigi.jp/kankou/dasi/dasi.html
すぐ隣には
「とちぎ蔵の街美術館」
200年前に建てられた土蔵3棟を改修して使っているそうです。
企画展も開催され、今は”レオナルド・ダ・ヴィンチのもう一つの遺産展”が開催中でした。
蔵の街美術館webサイト
http://www.city.tochigi.tochigi.jp/hp/menu000001000/hpg000000762.htm
今回は観光ではあるものの、”ヘリテージング”が主な目的だったので、美術館鑑賞などはパスとなりました。 -
万年筆病院!?
びっくりその5としよう。
「寺内万年筆病院」とあります。
ちゃんと営業しているようです。
そうだよね・・・万年筆って名前の通り、長く使うものだもんね。
具合が悪くなったら直してもたっらりする訳だ。
なんでも使い捨て・・・の毎日でこういうこと忘れてました。
古い建物を残して欲しいと言うなら、
古い良い習慣や生活道具も同じように大切にすべきか・・・反省。
でも万年筆持ってなかった・・・。 -
栃木県立栃木高校 図書館
この高校には2つの古い建物があります。
ひとつは校門脇のこの「栃木高校記念図書館」
二階に”養正寮”と書かれたのが見えますが、
別に生徒寮とかではなく、
校長の訓話を聞いたりする生徒の精神修養の場だそうです。
大正3年建造です。 -
「栃木県立栃木高校 講堂」
こちらも同じ敷地内の建物です。
どちらも国登録の文化財だそうです。
今も使っているのでしょうか?
今日は学校も普通に開校していますので、勝手に入って見学と言うわけにもいきません。
プールで男子生徒がボールを使ってなにかやっているらしく、大きな歓声やたまにボールが見えましたが、
カメラ持って校内を周りをうろうろしてたらいくらおばさんでも不審者として通報されちゃいますよね〜。
お〜ヤバイヤバイ。
柵ごしになんとか撮影。
良く見えないじゃんか・・・。 -
蔵の街大通りの路地
途中でお昼ご飯食べたりもしたのですが、
食事やお茶関連と買い物関連は別に"買い物編”として旅行記にしてあります。
なので、少々順番どおりではありませんが、街歩きの部分だけ、続けて書きます。
「蔵の街大通り」がメインストリートなのですが、
2車線の通りプラス歩道もゆったりした道でかなり広いのです。
通りの東側の方が多いような気もしますが、
通り沿いに見世蔵の商店があるところからすると、
元々この大通りはかなり広い道だったのだと思うのです。
近年、道を広げたと言う訳ではなさそうで、
江戸、明治の頃はどんな感じだったのでしょう?
この画像の路地は大通りから東側に入っている道ですが、石畳になっています。
右の並んだ建物も古そうですし、奥には大谷石の蔵のようなものも見えます。
大八車の車輪も見えて黒い犬が歩いていました。
大通りから一歩入るとタイムスリップしたような空間になっていました。 -
見世蔵の店舗
ここは箒店です。
箒・かご・麦わら帽子など天然素材の雑貨を色々売っています。
このお店はとても味のある雰囲気なので、良く観光ガイドや栃木の紹介写真で見ますね。
向かって右側にももう1軒箒店があり、2軒並んでいるのです。
他にも見世蔵の店舗やレトロな建物のお店がいくつも並んでいます。
やはりそれなりの数がまとめて残っているところがいいです。 -
「とちぎ蔵の街観光館」脇「万町ポケットパーク」
「とちぎ蔵の街観光館」と「あだち好古館」の間にはこんな小さいながら整備された公園スペースがあります。
散策の間にちょっと一休みするのにもいいですね。
トイレもあります。
「とちぎ蔵の街観光館」は観光協会の運営のようで、
奥に並んだ数軒の蔵を利用して
観光案内場やおみやげ物店、食事所になっています。 -
「好古壱番館」
大正時代の古い店舗の建物を改造して蕎麦店になっています。
うしろに蔵を利用した、浮世絵などの美術品を展示する、「あだち好古館」があります。
「好古壱番館」では栃木名物”じゃがいも入りやきそば”も食べられるそうです。 -
「山本有三ふるさと記念館」
ここはスルーしてしまいました・・・。
なんか、webサイト見ただけで、行った気分になってしまいました・・・。
webサイト
http://www.cc9.ne.jp/~yamamotoyuuzou/top.html
山本有三先生に関しては、東京の三鷹に洋館の記念館があるんですよね。
ヘリテージング好きな私にはそちらの方が興味あり、でした。 -
蔵の街大通り路地。
「山本有三ふるさと記念館」先を右に折れる路地です。
先に煙突が見えたので、何かな?と入ってみました。
木造の建物にスナックの看板がレトロな雰囲気です。
記念館や観光施設は結構、スルーしちゃいますが(webサイトで内容を確認してあまり興味が無い感じだったりすると・・・)
こういう、その場に行かないと見られない、雰囲気つかめないような場所はスルスルと引き寄せられてしまいます。 -
「近龍寺」本堂です。
入っていった路地の突き当たりにこのお寺がありました。
古いお寺のようです。
ここには山本有三のお墓があるとの事で、せっかくなので、案内表示にしたがって歩いてみました。 -
「山本有三の墓」
有名人や文豪のお墓を見つけるような趣味はありませんが、
この栃木市は山本有三と深い関わりがある地だと言う事で、見学です。
”路傍の石”はたしか中学生の時夏休みの読書感想文用に読んだのですが、
正直、”たったひとりしかいない自分だから・・・”のくだりの共感や重みより
なんで、筆を折るんじゃ〜〜〜!!この後どうなったんだ〜〜〜!!
吾一はこんなに悲惨なのにハッピーエンドにならないのか〜〜〜!!と
ある意味、”フランダースの犬”のラストのような衝撃が心に残ったのでありました・・・。
なので、文豪山本有三先生には”・・・。”なのでありました。
(でも、墓前に手を合わさせて頂きました。合掌) -
例幣使街道です。
万町交番前交差点で、蔵の街大通りから北方面に例幣使街道が続いています。
この街道沿いにも古い建物が多く残っています。
こちらは大通りよりずっと道幅は狭くなりますが、曲がりくねっていて、街道の雰囲気を残しています。 -
木製の看板で「理髪店」とあります。
戸が閉まっていて中は見られませんが、どうも中には古い床屋椅子などが残っているらしいです。
「岡田記念館」の裏手にあたります。
この建物の並びは、皆古い商店などで、それぞれ、もう使われていないものの、中が見られたりするので、
岡田家の敷地内で、外に通りに面した部分は保存しつつ無料で一般公開されているのかもしれません。
並びに消防団に関する展示などもあり、消防自動車(消防団の)がいっぱいいっぱいに入った建物もありました。 -
「岡田記念館」
広い敷地のお屋敷内を見学できるそうです。
今回、「横山郷土館」が一番見たかったのですが(洋館や銀行跡などが)お休みだったので、かわりにこちらか「塚田歴史伝説館」のどちらかを見ようかと考えていました。
でも、ここまでうろうろと歩いてきて、かなり疲れてしまいました・・・。
一休みもしたいけど、とりあえず、車を停めた第一駐車場方面に戻らねば、とボンネット型の市内循環バス”のらっせ号”に乗っちゃおうか〜とバスの時刻表を見ると・・・東回りも西回りもどちらも時間が中途半端で乗れないのが判りました。
思わず”なえ〜〜〜”な気分になって、
とても「岡田記念館」を見る気力が無くなってしまいました・・・。
まぁ、また今度来た時に見よう、と(思ったより時間がかからず来れたので)
それなら、街歩きの途中で見た、”絶品・黒蜜寒天”のガーデンカフェの店までがんばって戻ってお茶しよう、と言う事になりました。
今回も「岡田記念館」はパスしちゃいましたが、
ここ、私の友人の親戚の家なんだそうです・・・。
(ここには住んでいないようですが、ご実家だとか)
友人にも"行った〜?”と言われそうなので、次回は行く事にします・・・。 -
「栃木市 郷土参考館」入り口です。
ここに来るまでに途中でお茶してゆっくり休みました。
でもゆっくりしすぎて、もうお土産買ったら帰らないといけない時間に近づいてしまいました・・・。
(お茶したレトロなお店の事等は”買い物編”に書いてあります)
どうせなら、まだ通ってない道を、と曲がった小道にこの「栃木市 郷土参考館」がありました。
ここはノーチェックでした・・・。
有料施設でないので、チェックしそびれていたようです。
たまたま小道を歩いていて、窓の所に昔の扇風機がブンブンうなって廻っているのが見えました。
”おっ!懐かしい!”と思って見た窓辺に扇風機とおじさんがいるのが見えました。
何かお仕事しているのかな?と見受けられました。
その建物の先がこの入り口だったのです。
webサイトはこちら
http://www.city.tochigi.tochigi.jp/kakuka/bunka/sonota/kyoudo/menu.html -
「栃木市 郷土参考館」
おじゃましま〜すってな感じで入ってみました。
ここは無料施設でした。
なにせ、ノーチェックなので、
何が見られるのか?展示してあるのかも不明だったのです。
とりあえず、のぞいて、見せてもらうかどうかはそれから・・・と思ったところ、
先ほど窓越しにお見受けしたおじさんが出てこられました。
”あっちから入って下さい”との事で、奥の入口から入ってみたところ、どうぞとすすめて下さるので見せて頂く事にしました。
結果、ここに来てよかったです!!
今日一番面白かったと言うか、”ほほ〜〜”な展開となりました。
ここも広い敷地にいくつもの建物があり、一般に公開されているのでした。
蔵が四つあると言っていました。
おじさんはこの坂倉家の末裔らしく、興味深いお話を色々聞かせて下さいました。 -
郷土参考館 蔵入り口
格子のくぐり戸を入る入り口も趣きがありますが、座敷に続いた一番近い蔵の前で、おじさんは”土蔵についての解説”を聞かせて下さいました。
いやぁ〜土蔵に関しては全くの無知だったので、そのひとつひとつが”ほほ〜〜”なお話で面白いのなんの。
画像の四角い穴は土蔵の中に煙を送って中をいぶして殺虫する為の穴なんだそうです。
油煙が出ない、よもぎ等を乾かした物で煙を起こし、密封した(扉を閉めたまま)土蔵内に送る穴だと言う事です。
一般に土蔵は火事に強いとされていますが、
火事の他に昔は虫食いに気を使ったのだそうです。
そうですよね、たんすにゴン・土蔵にゴンは無かった訳ですし、
絹や麻など天然素材づくしで、虫つくでしょうね〜〜〜。
だから、土蔵の厚い扉の断面が段々になってるのも虫が卵を産んで入り込まない工夫のひとつでもあるのだそうです。 -
「郷土参考館 蔵内部2階部分」
土蔵の扉の前で、土蔵の扉の密封性の高さを空気の動きや音で体感させてもらっいました。
一番内側の木の引き戸は閉めると自動的にロックのかかかる"オートロック”になっているのにはびっくり!
このロックを外す、鍵は文字通り¬型になっていて、
”かぎかっこ”の語源はこの形なのか、と”ほほ〜〜”。
土蔵の中も見せて頂きましたが、とても広い大きな土蔵で、二階部分もあるのです。どちらも展示室になっていましたが、二階の屋根裏の梁はものすごくりっぱなものでした。
今まで、茅葺き住宅なので、りっぱな梁は何度も見ていますが、ここの梁の太さは一番ぶっとくてりっぱです。どうやって上げたのか?と不思議な位です。
ここには書ききれませんが、おじさんは自分でも”ペラペラおじさん”と言うほどの舌好調ぶりで、
すでに、帰り時間に迫っていた私達はやや、焦り気味・・・。
でもどの話もひじょ〜に”いんたれすてぃんぐぅ〜〜〜”
で、もっと早くここに来ればよかったな・・・と。 -
帰り際、おじさんは何やら戸棚を開けて・・・なんぞ取り出し・・・"わたし、山伏やってんですよ。
知ってます?山伏?”
と言って取り出したのは黒い6角の頭巾(ときん)・・・。
おまけにほら貝までだして一発吹いてくれました〜。
山伏ってどうやってなるんだろう?やっぱどこぞの山のお寺とかに所属するのかな?
ダンナが帰りに”あのおじさん本当に山伏なのかな?”とか言うのですが、それは、いつ?どこで?何してるの?と言う意味でしょうか?
そりゃ〜山伏コスとか・・・ある訳ないよな・・・。
びっくりその6
半分壊れてます・・・。
前回はお休みだっただけなのか、トタンで覆われていたように思ったのですが、お店営業してます・・・。
こんなに壊れかかっていて大丈夫なのか?
レトロな荒物雑貨類も売っていましたが、
ちょっと怖くては入れない・・・。
この後、「蔵の街観光館」でお土産を買って、帰途につきました。
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