2026/06/01 - 2026/06/01
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fmi(ふみ)さん
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2026年の紫陽花紀行その2。今回は埼玉県の東部、今まで行ったことのなかった葛飾郡エリアの噂の紫陽花ポイント、幸手市の県立権現堂公園。
春は桜堤、そして夏は埼玉県でも有数の紫陽花並木のスポットで、大きめの川や三日月湖沿いの堤に花が咲くと言う、いかにも葛飾らしい処。広大な公園のうち、紫陽花群落は一部分に咲いてるがそれでも見事な群落であった。ただ、写真で映えるようにするのは、案外難しいかなと思った。とにかく陽射しがよくさす中に咲く紫陽花は綺麗だった。
しかし、それ以上に大きな発見は、公園から離れていない田園の中を、東武日光線が走っていることであった。日程の半分を、水田の中のゆるいカーブを走る日光線特急の撮影に費やしてしまった。
権現堂公園から南栗橋駅まで、歩きながら撮った。いやー、汗かいた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回は埼玉県幸手市、東武日光線幸手駅からスタート。
8時台に到着したせいか、下り列車も学生で混雑していた。調べると付近に高校と医療大学がある。
この橋上駅舎に改築されたのはわりと最近。東武日光線 乗り物
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幸手駅にある、東武日光線開通記念碑。
他の旅行記で述べたが、明治に既に開業していた東武鉄道だが、日光への路線を伸ばしたのは昭和に入ってからだった。
昭和4年4月に、まず新鹿沼まで開通し、同年10月に日光まで開通させている。開通当初から、全線複線電化されていた点が伊勢崎線と大きく異なる。戦前から日光行き優等列車が運転されており、ここ幸手駅は、日光線開通時に開設された駅である。
日光線は栗橋までは国道4号線(日光街道)に並走し、その先は鹿沼まで街道からは外れる。幸手は江戸時代は日光街道の宿場町で、宿場に中川も流れ水運もあった。これから行く権現堂公園がその船着き場だった所で、宿場沿いの中川に築かれたのが権現堂堤である。
その堤の対岸は、茨城県。幸手の街が所属した北葛飾郡はもともと下総国で、利根川の付け替え事業の完成により、武蔵国になった経緯がある。幸手駅 駅
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広大な権現堂公園は、幸手駅からバスで行く。
幸手駅から直線距離で2.3kmの中川・権現川調整池沿い、そして国道4号に沿って2km以上の長さが続く細長い公園。公園は4つのブロックに分かれており、一番北にある第一公園は東武南栗橋駅から1.5kmくらいの距離。
公園から川を挟んだ対岸は茨木県五霞町だ。
その4ブロックに分かれた公園のうち、春は桜並木、夏は紫陽花群落と、かつての堤防沿いに花が咲き乱れるのは、「権現堂桜堤公園」と言い、いちばん南端、幸手駅寄りにあるブロックだ。権現堂桜堤 名所・史跡
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国道4号線に面した駐車場沿いの土手に早速紫陽花群落。
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権現堂の紫陽花1
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明治天皇行幸の碑。明治9年に行幸があり、それを記念している。
また、行幸にちなみ、すぐそばの国道4号線が中川を渡る橋を「行幸(みゆき)橋」と呼び、調整池と化した現在の権現堂川を「行幸(みゆき)湖」と呼ぶ。順礼の碑 名所・史跡
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堤の上が散策路になっている。
権現堂あじさいまつり 祭り・イベント
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堤から北方、中川に向かった斜面約450mが、紫陽花群落になっている。
北西から南東に渡っており、中川に面した部分は陽当たりも良い。
堤の上には桜並木が続く。 -
その中川の斜面に植えられた紫陽花。
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イチオシ
すでに「あじさい祭り」が始まっていたが、まだ、盛りには早かったようで、つぼみの株も多い。
やはりここも「山紫陽花(ガクアジサイ)」が先に満開になっている。
青一色の山紫陽花。 -
色はまだ白いものが多い。
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西洋紫陽花の群落もたくさんある。
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堤の北斜面から、中川を望む。排水機場が見えるが、あの排水場の向こうが「権現堂川調整池」。
権現堂川は、ここで中川と合流するが、本来は利根川の本流だったらしい。栗橋で利根川と繋がっていたが、大正15年に、締め切られ河川としての役目は終えた。その後は調整池として現在に続いている。
洪水の抑制のためこのような措置が取られた。やはり中川も水害が古来より多く、この権現堂堤も、安土桃山時代に治水工事の一環として普請されたのが始まりである。 -
桜の並木と紫陽花群落。
この堤防が治水としての役割から、まず、観光地として変わった最初のきっかけは、大正9年に、地元有志の手によって、桜が多く植えられ、花見の名所となったことが始まりである。6kmの長さにわたり3000本の桜が植えられた。昭和の戦時中に荒廃したが、戦後に再び植樹が行われ、長さ1kmにわたり1000本が咲き乱れる現在の姿になった。今、ここに生い茂る桜は、1949年に植えられたものが大半である。 -
イチオシ
権現堂の紫陽花2
埼玉県内でも有数の桜の名所となると、東武の特急も春には幸手駅に停車するようになった。
1995年には県営の公園として整備された。
幸手市の有志は、さらに「花の堤防」としての名所として植栽に努めた。
まず、ヒマワリが植えられたがこれは失敗、その代わりに、1996年から植栽が始まったのが、紫陽花なのである。 -
紫陽花は植樹が続き、総勢1万株が植えられ、現在の一大群落に成長した。
以来、桜以上に幸手の権現堂と言えば紫陽花、と知れ渡り、6月には結構な来場者が来る。
国道4号沿いに広い駐車場が整備されており、圏央道のインターも近いとあってか、明らかに車で来ることが前提の様である。 -
権現堂の紫陽花3
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権現堂の紫陽花4
様々な種類が植えられている。 -
紫陽花は手入れしなくてもよく育ち、花も咲かせるが、綺麗に咲かせたいなら手入れは必要。
このアナベルのように、棒で支えや囲いをつくり、真っすぐ育つようにしなくてはいけないし、花が老化したらすぐにに剪定しなくてはいけない(そのままにすると枯れたまま翌年まで残り見栄えが悪くなる)。
特に手入れをしていない野趣満点の山紫陽花もあちこちで風情よく咲くが、「名勝」と呼ばれる紫陽花群落は大抵人の手入れがなされている。 -
紫陽花の向こうに橋が見える。
中川を渡り、対岸(茨城県五霞町)の公園に渡る橋。外野橋 名所・史跡
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権現堂の紫陽花6
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権現堂の紫陽花7
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駐車場のすぐ上にある、峠の茶屋に戻ってきた。
ここでソフトクリームを食べる。峠の茶屋 グルメ・レストラン
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権現堂公園の紫陽花に別れを告げ、東武の南栗橋まで歩くことにする。
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国道4号線を歩き、中川を渡る。
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国道4号、行幸橋から先ほどまわった権現堂桜堤公園を望む。
青く茂った桜並木が良く見える。
実は反対側には至近に東武鉄道の橋もかかっている。 -
で、この川を渡った北側から南栗橋駅にかけて、東武鉄道の有名撮影ポイントが続く。
ここは幸手駅から2.8km、南栗橋から1.8kmっくらいの所。
幸手から南栗橋までは、4.6kmも離れているのだが、昭和の頃は、東武動物公園から栗橋までの間に、駅は幸手駅だけ。杉戸高野台駅も南栗橋も昭和末期に開業した。
東急から直通の南栗橋行き急行が通り過ぎる。 -
日中は、南栗橋まで東急直通の急行が20分毎の運転だが、朝方はこのように、日比谷線直通の普通電車も走る。
上り東武70000系普通。
線路伝いに南栗橋を目指す。 -
イチオシ
もう少し北(南栗橋側)へ進むと、アウトカーブにさしかかる。
田園の中のゆるいアウトカーブなので良好な撮影ポイントである。ちょうど東北本線の東鷲宮-栗橋の中間にある「ワシクリカーブ」に似ている。
看板列車スペーシアX下り特急がカーブにさしかかる。 -
アウトカーブ。上り特急リバティがやって来た。
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線路から離れて田んぼ沿いを走行する下り東急5000系使用の急行南栗橋行きを撮影。
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下り特急リバティをとらえる
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地下鉄半蔵門線用18000形電車仕様の急行南栗橋行き。
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イチオシ
上り特急スペーシア
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周囲は田園風景
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歩き歩いて、ようやく南栗橋に到着。汗かいた。
南栗橋駅 駅
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南栗橋に停車中の、東武日光線新栃木行き。
現在の日光線普通電車は、浅草方向からの電車は、全てここ南栗橋で終点、日光方面は乗り換えとなる。ここから新栃木駅までは30分間隔と本数が減る。ここから出る電車も多くは新栃木止まり、日光まで普通で行く場合は、そこから日光行きに乗り換えとなる。
かつては1時間毎に快速と言う便利な電車があったのだが。東武日光線 乗り物
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半蔵門線直通の急行が停車中、これでトブコまで行き、そこで特急りょうもうに乗り換えるルートで帰る。
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東武動物公園駅、特急りょうもうが来た。これに乗車して帰る。
今は、日光線よりも、舘林まで朝夕は直通があり、日中でも久喜から舘林までは20分ごとに普通が走り、太田まではそれなりに本数がある伊勢崎線の方が便利なのではないかと感じる、りょうもう号も、太田までなら朝夕は30分間隔だし。東武動物公園駅 駅
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この時間のりょうもう号は空いていた。
北千住まで30分前後。
今回、初めて噂の権現堂堤公園に行ったが、聞きしに勝る紫陽花の名勝だった。
紫陽花をめぐる紀行は、この後もあちこち見て回る予定。次回は、売り出し中の神奈川県開成町あたりにしようか。
おわり。特急 りょうもう 乗り物
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