京急バスで廻る、横須賀の海岸

2015/06/23 - 2015/06/23

　梅雨の中休みとなり暑い日差しが照る中、以前から廻りたいと考えていた、三浦半島の西海岸（長者が崎まで）をめぐる機会があったので、海を見に行ってきた。
　横須賀線で、横須賀駅下車、ヴェルニー公園から港と護衛艦を眺めたのち、京急バスで三浦半島を横断、長井地区まで行き、富浦公園周辺を散策。
　次はバスで西海岸を見ながら国道を北上、久留和の漁港と海岸を散策、そこから徒歩で長者が崎まで行き、そこをまた散策した後、最後はそこからバスで京急の逗子まで乗車、京急に乗って三浦半島を後にした。
　道は混雑しておらず、思ったより短い時間で見て廻ることが出来た。シーズンオフで海岸には人がいないのだが、天候はきわめてよく、暑いなかを砂浜や磯浜を歩くのは爽快で、精神衛生上もきわめてよかった。
　一方、秋谷地区から長者が崎までの海岸は、浸食被害が進んだため県の養浜事業が行われ、立ち入り制限の海岸があるなど、難しい問題があることも目の当たりにした。
　相模湾に面するそこに、もう一つの横須賀市の姿があった。西海岸は、逗子駅から秋谷海岸までは、バスが１０分〜１５分間隔と頻繁に出ている。

エリア 横須賀(神奈川)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　今年から朝夕に佐倉駅に停車するようになった、成田エクスプレスに乗って、横浜まで一気に往く。

　横須賀線に乗り換え、横須賀駅に到着。駅前からは三浦半島各地へバスが多数出ている。

ヴェルニー公園 公園・植物園

青く晴れたヴェルニー公園から軍港を見る。
注目のいずもはどこかに出航中だった。米軍第７艦隊に新たに配備された巡洋艦「チャンセラーズヒル」は、ここからは見えない。

YOKOSUKA軍港めぐり 名所・史跡

　夏らしく、バラの花が咲くヴェルニー公園だった。

ヴェルニー記念館 美術館・博物館

ヴェルニー公園近くの汐留バス停から、三崎口駅行バスで４５分、三浦半島を横断し、相模灘沿いの港町、長井でバスを降りる。

　長井バス停から近い、相模灘に面した海岸。「富浦公園」
　小ぶりな砂浜がある。海の向こうには、佐島マリーナなどが見えた。
　自衛隊の施設が近くに多く、高専工科学校が隣接してる。

自衛隊の施設。

梅雨せいか、海岸には多量の海藻が流れ着いていた。

長井のバス停まで戻り、逗子行のバスを待つ。このバス停は、この周辺のバス路線の集積点で、ここから近い荒崎海岸やソレイユの丘へ行くバスが1時間毎、三崎口駅へ向かうバスが30分間隔程度、横須賀駅や衣笠駅へ向かうバスが20分間隔、逗子へ向かうバスが30分間隔出ている。
　逗子から来るバスは、ここで半数が終点、三崎口や三崎漁港へは、少し待てば横須賀からのバスが来るのでそれに乗り換える。逗子から三崎口まで、国道134号を走破するバスは1時間毎。

待つこと15分、逗子行のバスが来たので、これに乗って長者が崎を目指す。

　バスは自衛隊の横から一旦大楠地区の山中を通るが、そこを抜けると、一挙に湘南、相模灘に沿って走るようになる。秋谷海水浴場、立石公園だ。

秋谷の立石 ビーチ

　途中、久留和地区でバスを降り、国道からそれて海岸に降りた。
　久留和の漁港である。

大浜海水浴場 ビーチ

　漁港の北側に、砂浜とちょっとした磯が広がっていた。

　今年初めて砂浜沿いを歩くことになった。

　こぶりな防波堤から北を見る。目指す長者が崎が見える。

　海岸から国道に戻り、こんどはひたすら国道を歩いて北上。

　国道のすぐ真下は相模灘。

　眼下に海岸線が広がる。向こうは南の方、芦名地区や佐島マリーナ。

北を見ると、ゆみなりの海岸の先に、長者が崎がよく見える。

海岸と国道とバス。このあたり、バスの本数は多く、大体12分間隔でやってくる。
下の海岸は、浸食被害が目立っていた所で、県の事業による養浜工事が行われており、海岸には入れないようだ。
浜も砂浜ではなく、礫浜である。以前は、浜辺がざっくりえぐられて、この国道の真下まで波が迫り、断崖のようになっていたことが、県のHPなどでうかがえる。

　ようやくついた長者が崎。岬の付け根で国道がカーブし、その周囲に駐車場や土産物屋、トイレ、海水浴場（岬の北側）がある。
　この岬が横須賀市と三浦郡葉山町との境目にもなってる。

　市の境界線。シーズンになると道が混むが、この時期は空いている。
　海岸にも人はまばら。

　葉山町側から見た岬。

長者ケ崎海水浴場 ビーチ

　葉山の海岸やマリーナを望む。

　江ノ島も見えた！

　しばし散策ののち、長者が崎バス停から、バスで京急逗子駅まで帰路に就くのだった。
　シーズンオフのせいか、無料になってる駐車場が目立った。

長者ケ崎海水浴場 ビーチ

　葉山の街をぬけ、長柄トンネルで市境を超えると、京急の逗子駅はすぐだった。

　10分毎に運転している、羽田空港行急行に乗って、帰る。
　この空港行急行、車端部のみボックスシートになってる車両が多く使われる。
　ここから上大岡で快特に乗り換え、日本橋まで行き、そこからは高速バスで家路についた。

逗子・葉山駅 駅