2024/06/25 - 2024/06/26
1040位(同エリア6434件中)
旅人なおさまさん
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完全ひとり旅再開
二日に分けて訪問した美術館博物館の旅行記です
→ベルヴェデーレ宮殿→シシィ博物館→王宮宝物館→美術史美術館
シシィ博物館については写真撮影不可情報が多いですが写真撮影は可能です
カメラのフラッシュは禁止です
(2020年以前は不可だった可能性が高いですが少なくとも2023年以降はOKになっています)
カメラのフラッシュ、自撮り棒(三脚)は禁止です
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ウィーン市内の公共交通チケットは共通で使用できます
発券機でも買えますが私はアプリを利用しました
星印のWineMobilがそれです -
このように自分の都合に合わせて購入できます
私は24時間チケットを2回とシングルチケット1回購入です
購入方法も簡単です
購入したチケットは下部にあるMy Ticketsでいつでも表示、確認できます -
ということで、先ほどまで参加していたツアーが終了したので早速24時間チケットを使いやって来たのはこちら
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スフィンクスさんのお出迎え
ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿
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あちらのオレンジ色の屋根は下宮です
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緑の屋根が上宮です
そうここは、ベルヴェデーレ宮殿
時間予約制になっていますので予約はお早めに
オンラインチケット対応です -
14:00の予約をしておりましたので13:50にチケットをチェックのお兄さんに提示
OK と笑顔で入れてくれました
白いエントランスが豪華です -
この宮殿はオーストリア軍の名将プリンツ・オイゲン・サヴォイアンが迎賓館として建てたものです
この装飾はだまし絵なんですよ
プリンツ・オイゲン大好きなんです(笑)
彼が建てた宮殿なのに彼に関連するものはほとんどないのが残念でなりません
20世紀初頭の作品が展示される美術館となっており多数の名画が展示されていますので何点かご紹介しますオーストリア ギャラリー 博物館・美術館・ギャラリー
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説明不要ですが
ヴェルベデーレ宮殿と言えばこの作品
1908年 クリムト作
接吻 -
1906年作
フリッツア・リードラーの肖像 -
イチオシ
私が一番好きな作品
1901年作
ユデット
この表情が耽美な雰囲気を醸しています
黄金のアデーレをニューヨークでも拝見しましたが
この作品が一番好きです -
The Bride
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イチオシ
Portrait of a Women
黒いドレスの女と言えば、サージェントのマダムXですが
こちらの作品もスッと立った女性のキリっとした横顔とギュッとしまった腰、片方のグローブが外されている意味深な構図
金箔の張られていない写実的な作品は日本ではあまり紹介されないクリムト作品ではないでしょうか -
この宮殿は装飾も見どころです
が、宮殿はここまでの旅の間で見学しすぎてしまったせいか(笑)
じっくり見学する気持ちが起こらず、無念 -
イチオシ
1803年 ダヴィッド作
ベルナール峠からアルプスを越えるボナパルト
ミラノに飾られていたこの絵は1834年に収蔵された
同じ構図の絵が5枚あり、うち一枚がここに!
3枚はフランスに、1枚はドイツにあります
ほぼヴェルサイユ宮殿にあるものと同じですが、こちらにはサインがあります -
紹介した作品以外にも、モネ、エゴンシーレ、などオーストリアの世紀末芸術からユーゲントシュティールを多数所蔵しております
じっくり鑑賞するなら2時間程度は必要だと思います -
この真っ白な階段に映える黒い照明も素敵です
じっくり鑑賞できた作品もあるんですが、香水の匂いが展示室に充満してまして耐え切れず避難中のひとコマ
あとね、クリムトの接吻の前で同じポーズで自撮りするカップルとかいます(笑) -
トイレについて、
ここにはトイレが2か所しかありません
混みあっており、たいして綺麗でもありません
※時期的問題もあります
女性の方はご注意くださいませ -
プリンツ・オイゲンに関する展示を求めて館内をうろつきましたが宮殿の歴史以外では発見できず
美しいベルヴェデーレ宮殿と池を眺めながら次へと向かいます -
こちらの門から退場します
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6月26日
ホテルをチェックアウトしバスとUバーンを乗り継いでやって来たのはこちら
絶賛大規模道路工事中のミヒャエル広場ミヒャエル広場 広場・公園
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ドーム中央部分に目的地の入口があります
シシィ博物館へ参りました -
このドームの中も装飾が凝っていますね
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誰かの記念プレートがありました
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9時からの予約をしておりましたので入場後、直接オーディオガイドのエリアへ移動
時間予約をしていない場合はチケットブースへ向かってください
私も早めに行きましたが15分前には30人ほど並びが出ていましたシシィ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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案内に従い見学開始
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撮影可能です
カメラに斜線がありますが、これはフラッシュ禁止です -
王宮が、王宮だったころの敷地内模型
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オーストリア帝国皇后エリーザベト・フォン・エスターライヒ 享年61
ジュネーブで暗殺されるところから展示スタート -
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等身大の彫刻
正面から撮影すると写り込みが激しいので横からです
エリーザベトは当時としてはかなり長身の女性で172cmあったそうです -
初めの方の展示は非常に暗いです
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ヴァンターハルター作
この肖像画は大変有名ですね
福岡にも一度来たことがあり見に行きました
この部屋の展示は福岡で見たものが多かった -
ハンガリー王妃の戴冠衣装(レプリカ)
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このアングルのポートレートのエリーザベトはかわいいらしくもあり美しもありますね
この頃30才くらいなんですね -
宝飾品も展示されていますが全てレプリカです
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旅装
近づいて撮影すると写り込むので引きです -
16歳でいやいや結婚したうえに、伯母である皇太后ゾフィーとの確執もあり旅する生活をつづけた彼女の訪問先
アイルランドやアフリカへも行っていますね
ウィーンに居ることは稀で、別荘をあちこちに建てたり購入したり、専用列車にと国庫を随分使っています -
専用列車の室内
同じ女性として彼女の人生に共感も同情もしていますが、当時の国民はどう感じていたんでしょうね? -
貴族王政に批判的なのに湯水のように金は使う生活
彼女の中ではこれは矛盾しないことだったのかなぁ -
息子の皇太子ルドルフが自殺して以降はマリア・テレジアに倣い黒い服を身に着けていた
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換気のために窓が開けられていてフランツ2世像が見えます
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ここからは宮廷生活の展示/カイザーアパートメント
皇帝フランツ・ヨーゼフの謁見室
週2日、あらゆる階層の人々と謁見した皇帝 -
これは謁見者の署名(直筆)
謁見に際してドレスコードは、自身の用意できる中で一番きちんとしているもの、だったとか -
パイナップル柄はマリア・テレジアのお気に入り
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会議室
ここでは大臣たちとの会議が行われ議長は皇帝が務めた -
愛用のサーベル
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皇帝の執務室
シューンブルンの執務室同様に豪華さはなく、家族の肖像画と写真が飾られています -
皇帝が最も気に入っていた皇后の肖像画
エリーザベトの長い髪が前で結ばれているという不思議なヘアスタイル -
そばにいない妻の肖像画を前に執務をこなしていた
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皇帝の寝室
質実剛健だった彼は、年若い妻にはつまらない男性とうつったのでしょう
母親、皇太后ゾフィーが行った皇后エリーザベトへの嫌がらせを止められず、和解できるよう働きかけもしたようですが・・・・・・
権威主義の母親と自由主義に傾倒していく若い妻
こんな結婚生活、やだな、というのが個人的意見です -
皇后の寝室
皇帝の寝室と異なり柔らかい白の壁板に金箔の装飾枠で豪華な寝室
壁に据えられているストーブも柔らかなデザイン -
そして、皇帝の寝室より広い
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ここが有名なエリーザベト皇后の化粧兼トレーニングルーム
当時、誰にも理解されないことだったと思います
容色を維持するための並々ならぬ執念は、おそらく周囲には異常にみえたことでしょう -
ヨーロッパ各国の王妃、王女、皇妃で美しいと評判のある女性に関心を持っていたそうで、ロシア帝国皇后アレクサンドラをライバル視していたことは有名
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エリーザベト皇后の部屋には、夫を含め子供の肖像画も写真もありません
飾られているのはヴィッテルスバッハ家の家族と友人たちのもの -
美しさだけでなく知性も高かった彼女ですがオーストリア国民のために行ったことは非常に少ない
子供の頃はエリーザベトに憧れましたが、今の年齢で彼女を客観的に見てみると自己愛が強く他者を慈しむ心の余地の狭い女性という印象を受けます
それでも現在はオーストリア、ハンガリーを観光で潤していますから功績は大きいですね -
鏡の装飾が綺麗です
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皇后の浴室
ホーフブルク王宮で初めて作られた浴室 -
お湯と冷水とが分けられていて近代的です
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月に1度、長い髪の手入れのため卵黄とコニャックで今でいうところのトリートメントをしていたそうです
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皇后のサロンへの回廊
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皇后への面会は許可制だったので、サロンの扉の前で皇帝は待たされたのだとか
このご夫婦は、ドSの妻とドMの夫だったとしか私には思えません -
ディナールーム
毎週日曜日に皇帝一家のディナールームとして使用された部屋
ですが、皇后は不在のことが多く一家が揃うことはほとんどなかったそう -
シシィ博物館見学終了
シェーンブルン宮殿の見学をしていなければ、もっと興味深く見学できたと感じました
皇后エリーザベトに特別な思い入れのない私には高い見学料だったかな・・・・・・
29.50ユーロ(2024年6月現在) -
シシィ博物館から出てきた場所から次の目的地までまでが遠い
反対側かよ~ -
今朝来た道を戻り改めましてのスイス門
スイス門に来るまでにシシィ博物館の入口を通ったのですが、ものすごく並んでいました -
スイス門のアーチにも装飾があります
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次に向かうのはこちら
王宮宝物館
シシィ博物館ではレプリカの装飾品しか展示されていませんでしたが、こちらはハプスブルク家のお宝を展示しています -
案内に従い進みます
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扉をあけてエントランスへ向かいます
チケットを持っている場合、チケットブースには寄る必要はありません
コインロッカーにバックパック類を預け(2ユーロ/リターン式)、チケットチェックを受けて見学スタート -
ハプスブルク家の歴史と領土の広がり
ハプスブルク家は1282年に現在のオーストリアに該当する領土に対する支配を確立
世襲の土地として知られる領土が形成されはじめた
これらの土地は現在の南ドイツ、イタリア、スロベニア、クロアチアの一部が含まれ・・・・・・
1453年からオーストリア大公国という呼称が公式に使われ、1526年にはボヘミアとハンガリーがハプスブルク家の領土に追加された・・・・・・
Google先生の翻訳です -
ハプスブルク家のと皇帝の称号
神聖ローマ帝国皇帝位は1438年から1806年まで、ほぼ独占的にハプスブルク家によって占められていた
この国境を越えた組織の選出された主権者として、皇帝の称号を持ちました
ナポレオンが自らをフランス皇帝と宣言したことに反応し、フランツ2世1804年8月11日に世襲制のオーストリア帝国の樹立を宣言
オーストリア帝国にはハンガリー王国とボヘミア王国だけでなくすべての世襲階級を包含していた
1867年オーストリア帝国はオーストリア=ハンガリー二重君主制に移行した -
ここには日本語オーディオガイドがないのでGoogle先生の翻訳を使いながら見学しています
-
レガリア いわゆる戴冠宝珠と呼ばれるもの
日本式にいうと三種の神器 -
直近ではイギリスのチャールズ国王の戴冠式で似たようなものをご覧になったかたも多いかもしれません
宝冠の重さはどれくらいあるんでしょうね?
1602年にプラハで作成された宝冠は金製、エナメル、ダイヤモンド、ルビースピネル、サファイア、パールで装飾され内側はベルベット王宮宝物館 博物館・美術館・ギャラリー
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初代オーストリア皇帝フランツ1世(最後の神聖ローマ帝国皇帝フランツ2世)の戴冠肖像画
戴冠宝珠に加え白いマントはフランツ2世のために追加されたオーストリア帝国皇帝のマント
フランツ2世は、なかなか頭脳派で強かな皇帝です
アウステルリッツの戦いでナポレオンに惨敗しましたが
神聖ローマ帝国皇帝位をナポレオンに渡さないため皇帝位を自ら放棄し、神聖ローマ帝国を消滅させ自身の支配地域であるオーストリアとハンガリーを中心にしたオーストリア帝国を宣言し皇帝位に就きました -
戴冠装束についても詳しく説明されています
上の写真の肖像画に描かれている白いマントはフランツ2世のために追加されたオーストリア帝国皇帝のマント
神聖ローマ帝国皇帝ではないので別の要素を入れる必要があった模様 -
アーミンのケープのついたオーストリア皇帝のマント
1830年に製作されたこのマントはベルベットに金糸の刺繍、スパンコール、金の組み紐が使われている -
レオポルド騎士団の騎士のローブ
1808年 製作ウィーン
トレイン付きマント/ガウン/ひざ丈ズボン
いちいち豪華な刺繍が施されていますが、当時は手縫いの時代ですから刺繍だけでも高価だったでしょう -
オーストリア鉄冠騎士団の騎士ローブ
1815~1816年 製作ウィーン
何とか騎士団の数だけ作ったんですね -
ロンバルディア・ヴェネチア王国国王戴冠式のためのマントと叙爵の剣
Google先生の翻訳が面白いのでご紹介します
アーミンのケープのついたベルベットのマント
爆裂技法による金刺繍
刺繍の爆裂技法って、何? -
肩が震え、他の見学者の邪魔になるので後ろへ移動しました
笑いは止まりませんが鑑賞はしています
ベルベットの深い青と金刺繍の豪華な調和は眼福です
刺繍されている植物は、月桂樹、ヤシの葉、樫の枝 -
戴冠式の祭服
上のロンバルディア・ヴェネチア王国建国のいきさつと、オーストリア帝国皇帝フェルディナンド1世がロンバルディアに伝わる鉄の冠を補完するためマントと剣を作ったこと
イタリア統一闘争でロンバルディア・ヴェネチア王国は20年ほどで消滅したことが説明されている -
神聖ローマ帝国という名称の起源と変移
西暦800年、教皇によって戴冠されたカール大帝は
古代ローマ帝国の伝統を継承する考えと主張のもとに自身の支配地域を「ローマ帝国」と称し、12世紀ごろから「神聖」がつけられるようになった
15世紀後半ごろからドイツ国民の、が付加された・・・・・・ -
オーストリア帝国フランツ1世の皇女マリー・ルイーザ(マリア・ルドヴィカ)
フランスとの友好関係構築のためフランス皇帝ナポレオン1世に嫁ぐ
彼女は幼少期にナポレオンの侵攻によって占拠されたシェーンブルン宮殿から2度、追い出されており幼少期はナポレオンと名付けた人形をいじめて遊んでいた、という逸話の持ち主
ナポレオンとの結婚は強要された政略結婚でした
1810年4月1日ルーブル宮殿礼拝堂で成婚 -
ところがどっこい(笑)
ナポレオンは優しいい旦那様だったので、相思相愛になった二人
1811年3月20日 マリー・ルイーズはローマで男児を出産
ナポレオン2世はローマ王の称号を与えられ、ナポレオンは待望の男児誕生を大変喜んだ -
ローマ王の揺りかご
ナポレオン2世の誕生を記念してパリ市から皇帝夫妻に贈呈された豪華な揺りかご
揺りかごは約280キロの銀製
この揺りかごの装飾は男性の王位継承者であること、父親が皇帝であること、ローマ王であることがデザインされている -
ナポレオンは1812年ロシア遠征に失敗、1813年のライプツィヒの戦いで大敗し苦境に追い込まれ
1814年遂にナポレオンは退位させられる -
洗礼用の水盤
1600~1605年 製作プラハ
金とエナメル加工、ルビーが使われている -
これは勲章などの展示にあったのですが、ものすごく重たそうです
-
一番重たそうなものをご紹介します
ヒタシンス・ラ・ベッラ と呼ばれているそうです
1687年 ウィーンで製作されたと思われる
センターの石はガーネット、シルバーに金メッキとエナメル加工を施している
目玉おやじっぽい、と思った私は審美眼に問題がありそうです -
イシュトバーン・ボクスカイ王冠
黄金の王冠は皇帝ルドルフ2世とハンガリーのプロテスタントの紛争に起源をもつ
カトリックに対抗しオスマン帝国と手を結んだトランシルバニアのイシュトバーン・ボクスカイは1605年、自らをハンガリー王と宣言しこの王冠で戴冠した
オスマン帝国の金細工師の作品である王冠の形は、明らかに東洋の司教か司祭からインスピレーションを得たものである
1605年 製作トルコ
金、貴石、真珠 -
神聖ローマ帝国皇帝ジギスムント
アルブレヒト・デューラー作 -
インペリアルクラウン(神聖ローマ帝国皇帝帝冠)
場所が空くまで少々待ちました
学生さんが集まっていたので授業の課題なのかもしれません
正面に行けず・・・・・・ -
960年~980年ごろ下部が製作され、上部のアーチ部分は1020年~1039年ごろ取付られている
1000年以上前のものだそうです
研磨技術が確立していない時代なので貴石のサイズが不揃いですが金細工は細かい
帝冠正面の貴石12個は十二使徒を、十字架は勝利を表しているそうです -
このインペリアルクラウンは長い間、カール大帝の宝冠と信じられていましたがそれが誤りであったことが分かったそうです
宝石のない絵の描かれている部分はキリストのようです
他に3枚絵の描かれた面があります
後頭部正面にも12個の貴石があり旧約聖書のイスラエル12部族を表しているそうです -
神聖ローマ帝国皇帝マクシミリアン1世
彼がハプスブルク家を我々が知る大帝国にした人物
マクシミリアン1世は最後の騎士王と呼ばれ、肖像画でも着ていますが軽装鎧を開発、戦場で大砲をぶっぱなし馬上槍試合が好きだったそう
後にウィーンの森少年合唱団と呼ばれる合唱団を創設したのも彼です
個人的にマクシミリアン1世が一番好きな皇帝です -
マクシミリアン1世の最初の妻、ブルゴーニュ女公マリー・ド・ブルゴーニュ
マクシミリアン1世とは政略結婚でしたが夫婦仲は非常によく、教養深く乗馬が好きな女性だった
第四子妊娠中に落馬事故で他界します
マクシミリアン1世との子供たちがスペイン王家と結婚したことでスペインハプスブルク家が誕生しました -
金羊毛騎士団の勲章
火口金と火打石の意匠が連なり中央に羊が吊るされている -
羊さんはぎゅっと吊るされています
-
ふぁぁ~充実の宝物鑑賞でした
省いてアップしていますので、他にも宝飾品が沢山展示されています
バックパック類は階段下に写っているところにコインロッカーがありますので預けてください(2ユーロ/リターン式) -
スイス門から次の目的地へ向かいます
-
敷地はお隣ですので、5分程度で到着
マリア テレジア広場 広場・公園
-
本日最後の入場施設はこちら
美術史美術館
入口の柱頭はドーリア式(0.5階部分)、イオニア式、コリント式
ネオ・ルネッサンス様式のザ・美術館!な建物です
天気がとても怪しくなってきました美術史美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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降ってきそうなので、さささっと入館します
私は、美術史美術館と王宮宝物館のコンビチケットを公式サイトで購入しておりました
同日でも他の日でも、1回ずつ入場できます
29ユーロ(2024年6月現在)
公式サイトでいくつかコンビチケットが販売されています -
開館時間の案内と入口にの案内
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美術史美術館は1891年開館
時の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の命により1872年から建設が始まる
建設当初の設計はドレスデンのオペラハウスの設計でお馴染みゼンパーが担当 -
ドームの装飾も美しい
美術史美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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こちらでもバックパック類はコインロッカー(2ユーロ/リターン式)へお預けください
クロークに預けたかったんですが係が不在で預けられませんでした
係さえいれば小銭は不要です -
よし!
この階段を撮影するため人が減るのを待っていました -
豪華な内装です
黒大理石の柱と階段のローズ大理石がアクセントになっています -
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運よく誰もいない時間が発生しました(笑)
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ほんの1分くらいでしたが無人の時間帯が発生しラッキーでした
-
まず向かったのは世界一美しいカフェ(今回の旅で世界一美しい〇〇に何度か行きました)
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確かに、世界一美しいカフェのひとつだと納得です
写真だけバシャバシャ撮って去っていく人も多数カフェ (美術史美術館) カフェ
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私は、休憩します
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ケーキも数種類あります
カードで支払う場合はここに誘導されます(2024年6月時点) -
メニューをご紹介します
-
週末であればブランチメニューもありますが、本日は平日
-
まずはレモネード
ドーンとでかいのが来ました
オーストリアはレモネードの量が多いです -
シーザーサラダ・バゲット和え
チキン追加も可能です -
食後にチーズケーキ追加(笑)
サラダも含めお味に特質すべき点はありませんが、優雅な気持ちで休憩できました
ただし写真をバシャバシャ撮りに来る来場者がちょっと気になるかも
会計時にチップを要求されます(笑)
では、本来の目的である美術鑑賞に参ります
沢山収蔵品がありますので何点かご紹介 -
ヨハネス・フェルメール
絵画芸術
1667年製作 -
フェルメール作品で最大の作品
この作品には、様々な要素がありプロテスタント多数派のネーデルラントにあって、カトリックに改宗した画家自身の主張など予備知識を持って鑑賞しても面白いと思います -
ルーカス・クラナッハ(父)
1530年ごろ製作
ホロフェルネスの首を持つユディト
ユディトは美徳、節制の象徴と言われていますが
女のたくらみには気をつけろ、という警告もあるのだとか -
この絵で私が注目したのは生首ではなく
ユディトの指!!
これは、皴の表現?それともタトゥー? -
カール5世の肖像画1532年製作
もうね注目はコッドピースです
16世紀前半、男性たちの下衣の股がつながるというファッション変革期
コッドピースはドイツ生まれのファッションでヨーロッパで大流行
大きくて上向きの物など主張の強いデザインがもてはやされ小銭やお菓子を入れられ重宝したんだとか(◎_◎;)
16世紀前半の男性の肖像画には誇らしげにコッドピースを装着した姿が見られます
この時代の女性陣は胸をむき出しにするのが流行しています -
ピーテル・ブリューゲル作
バベルの塔
1563年ごろ製作 -
上の全景で分かりますが、この作品は傾斜地に高い塔を建築している様子が描かれており
内部構造に大量のブロックで骨組みを作っていること
石板で外壁を覆い、塔の内部にあたる側面から岩が突き出してるのが分かります
ブロックの骨組みでローマに残る遺跡コロッセオを想起させます
実際ブリューゲルはローマに滞在しているので参考にしたのかもしれません -
3階部分からカフェを覗くことができます
窓からのさし込む光が明るくなったので天候が回復したのかも -
本当に綺麗なカフェです
-
ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ作
ゴリアテの首を持つダビデ
1606~1607年製作
美術史美術館には2点のカラバッジョ作品があり何度も2作品に戻りました -
ディエゴ・ベラスケス作
青いドレスのマルガリータ王女
1659年製作
マルガリータ王女は伯父姪結婚をします
この作品はベラスケス晩年最後の完成作品の一つ
オーストリアとスペインは遠いため成長の様子を伝えるために描かれていたマルガリータ王女の肖像画は美術史美術館に数点あり、ベラスケス作の物は3点展示されています
あいつぐ近親結婚のためスペイン・ハプスブルク家は既に心身ともに異常を発する子供が多く成人できる子供はごくわずか、農民の幼児死亡率よりスペイン王家の死亡率が高い異常事態が起きていました
マルガリータ王女も15歳で嫁ぎ21歳で亡くなっています -
ジュゼッペ・アルチンボルド作
火
1566年製作
アルチンボルドの作品は野菜、果物が多いので私は物質で描かれたこの作品に注目しました
顎はオイルランプなんですよ
首には金羊毛騎士団の勲章をつけています
アルチンボルドは伝統的な絵画や宗教画も描いてるはずですがルドルフ2世から気に入られこのような作品を沢山残しています -
ラファエロ・サンティ作
牧場の聖母
1506年製作
ヨーロッパ各国の美術館でいつも思うのですが
日本ほどラファエロの人気はないようで、いつも空いていて助かります -
美術史美術館最後の鑑賞先は0.5階にある古代エジプトの展示
発見しました -
眼光鋭いカバ
カバは気性が荒いので、それを表現しているのかな? -
おしりの丸みがかわいい
美術史美術館の大階段上部にはクリムトの描いたエジプト神話の女神など建物そのものも見どころ
有名な作品だけ鑑賞するのであれば1時間程度
カフェなどに立ち寄って休憩もしながら鑑賞するのであれば3時間程度は必要だと思います
充実の鑑賞を終えたので街歩きに出かけます♪
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