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晩秋の修学院離宮 (Shugakuin Rikyu Imperial Villa) と,「絹ごし緑茶てぃらみす」の【一乗寺中谷】,「利休弁当」で知られる汁物と懐石料理の【志る幸(しるこう)】のブログ(旅行記)です。20年前(2002年)に撮影した新緑の修学院離宮の写真も掲載しています。<br /><br />修学院離宮の参観予約は,宮内庁・参観申込トップページから。<br />https://sankan.kunaicho.go.jp/order/<br />多言語対応 (日本語, English, Français, Español, 簡体中文, 繁體中文, ハングル) の参観案内はこちらから。<br />https://sankan.kunaicho.go.jp/multilingual/<br />修学院離宮の参観は無料ですが,18歳以上に限ります。<br /><br />『紅葉の「桂離宮」参観』のブログはこちらからどうぞ。<br />https://4travel.jp/travelogue/11790689<br /><br />2022年11月16日,12月1日11時からの参観枠に四人分の空きがあるのをみつけ,直ぐにオンライン予約。抽選の結果,幸運にも翌11月17日には宮内庁京都事務所から参観許可通知が届きました。修学院離宮の参観は,2002年5月28日,2010年12月7日に続き,12年ぶり3回目となりました。<br /><br />追記:2023年11月3日に4回目の参観。写真5枚を差替え,2枚を追加しました。特段の記載のない限り,写真はすべて2022年12月1日に撮影したものです。<br /><br />表紙写真は修学院離宮の上離宮・隣雲亭からの眺望。

紅葉と新緑の「修学院離宮」参観と"一乗寺中谷"のスイーツ,"志る幸"の白味噌雑煮 

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2023/11/03 - 2023/11/03

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たっくん&ゆうすけ

たっくん&ゆうすけさん

晩秋の修学院離宮 (Shugakuin Rikyu Imperial Villa) と,「絹ごし緑茶てぃらみす」の【一乗寺中谷】,「利休弁当」で知られる汁物と懐石料理の【志る幸(しるこう)】のブログ(旅行記)です。20年前(2002年)に撮影した新緑の修学院離宮の写真も掲載しています。

修学院離宮の参観予約は,宮内庁・参観申込トップページから。
https://sankan.kunaicho.go.jp/order/
多言語対応 (日本語, English, Français, Español, 簡体中文, 繁體中文, ハングル) の参観案内はこちらから。
https://sankan.kunaicho.go.jp/multilingual/
修学院離宮の参観は無料ですが,18歳以上に限ります。

『紅葉の「桂離宮」参観』のブログはこちらからどうぞ。
https://4travel.jp/travelogue/11790689

2022年11月16日,12月1日11時からの参観枠に四人分の空きがあるのをみつけ,直ぐにオンライン予約。抽選の結果,幸運にも翌11月17日には宮内庁京都事務所から参観許可通知が届きました。修学院離宮の参観は,2002年5月28日,2010年12月7日に続き,12年ぶり3回目となりました。

追記:2023年11月3日に4回目の参観。写真5枚を差替え,2枚を追加しました。特段の記載のない限り,写真はすべて2022年12月1日に撮影したものです。

表紙写真は修学院離宮の上離宮・隣雲亭からの眺望。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
グルメ
3.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
私鉄
  • 【 Lower Villa of Shugakuin Imperial Villa 】<br />  [Muyuki-mon Gate]<br />修学院離宮は1659年,後水尾(ごみずのお)上皇により造営されました。三つの離宮を松並木で結んだ総面積54万5千㎡を誇る上皇の離宮です。写真は下離宮の御幸門(みゆきもん)。その名称通り,行幸の際に用いられました。

    【 Lower Villa of Shugakuin Imperial Villa 】
    [Muyuki-mon Gate]
    修学院離宮は1659年,後水尾(ごみずのお)上皇により造営されました。三つの離宮を松並木で結んだ総面積54万5千㎡を誇る上皇の離宮です。写真は下離宮の御幸門(みゆきもん)。その名称通り,行幸の際に用いられました。

    修学院離宮 名所・史跡

  • 御幸門は杮葺(こけらぶき)の屋根をもち,石段の上に西面して建つ簡素な門です。扉には大きな花菱型の透かし紋様が施されています。

    御幸門は杮葺(こけらぶき)の屋根をもち,石段の上に西面して建つ簡素な門です。扉には大きな花菱型の透かし紋様が施されています。

  •   [Sleeve Shape Lantern]<br />「袖型(そでがた)灯籠」,別名「鰐口(わにぐち)燈籠」とも呼ばれています。コの字型にくり抜かれた部分の天井の掛け金具に,釣燈籠を吊して使用します。

    [Sleeve Shape Lantern]
    「袖型(そでがた)灯籠」,別名「鰐口(わにぐち)燈籠」とも呼ばれています。コの字型にくり抜かれた部分の天井の掛け金具に,釣燈籠を吊して使用します。

  •   [Korean Lantern and Turret Shape Lantern]<br />「朝鮮灯籠」と「櫓(やぐら)形燈籠」。<br />朝鮮燈籠は,全体的にがっちりとした造りで,傘の上にある宝珠が切籠(きりこ)型(立方体の角を切り取った形状)になっているのか特徴です。<br />櫓形燈籠は,火袋に月形,丸,二つ並んだ方形の窓がデザインされ,笠の形が入母屋造(いりもやづくり)になっています。<br />(2002年5月28日撮影)

    [Korean Lantern and Turret Shape Lantern]
    「朝鮮灯籠」と「櫓(やぐら)形燈籠」。
    朝鮮燈籠は,全体的にがっちりとした造りで,傘の上にある宝珠が切籠(きりこ)型(立方体の角を切り取った形状)になっているのか特徴です。
    櫓形燈籠は,火袋に月形,丸,二つ並んだ方形の窓がデザインされ,笠の形が入母屋造(いりもやづくり)になっています。
    (2002年5月28日撮影)

  •   [Jugetsu-kan of Lower Villa]<br /><br />下離宮の寿月観。1824年に旧規のまま再建され,今日に伝えられます。寿月観は三つの間からなります。15畳の一の間から鉤形に折れ曲がって,12畳の二の間,6畳の三の間と続きます。屋根は杮葺で,一の間側は寄棟造(よせむねづくり),三の間側は入母屋造です。<br /><br />写真は15畳の主座敷・一の間。後水尾上皇行幸の際の御居間で,3畳の上段が設けられています。一の間南面の濡縁庇(ぬれえん・ひさし)には,上皇宸筆(しんぴつ)の扁額「寿月観」がかけられています。上皇は,ここから畦道を通り,上離宮へお越しになりました。<br /><br />上段の西側には一間半の床,北側には脇床(琵琶を置いたことから琵琶床の名があります)と飾り棚を付しています。

    [Jugetsu-kan of Lower Villa]

    下離宮の寿月観。1824年に旧規のまま再建され,今日に伝えられます。寿月観は三つの間からなります。15畳の一の間から鉤形に折れ曲がって,12畳の二の間,6畳の三の間と続きます。屋根は杮葺で,一の間側は寄棟造(よせむねづくり),三の間側は入母屋造です。

    写真は15畳の主座敷・一の間。後水尾上皇行幸の際の御居間で,3畳の上段が設けられています。一の間南面の濡縁庇(ぬれえん・ひさし)には,上皇宸筆(しんぴつ)の扁額「寿月観」がかけられています。上皇は,ここから畦道を通り,上離宮へお越しになりました。

    上段の西側には一間半の床,北側には脇床(琵琶を置いたことから琵琶床の名があります)と飾り棚を付しています。

  • 一の間の飾り棚。天袋には雲と鶴,地袋には岩に蘭。江戸後期,京都で活躍した絵師・原在中(はら ざいちゅう,1750-1837)の筆と伝えられます。<br />(2023年11月3日撮影)

    一の間の飾り棚。天袋には雲と鶴,地袋には岩に蘭。江戸後期,京都で活躍した絵師・原在中(はら ざいちゅう,1750-1837)の筆と伝えられます。
    (2023年11月3日撮影)

    修学院離宮 名所・史跡

  • 一の間と,隣接する二の間(の北半分)を隔てる襖には,原在中と同時期,虎の絵を得意とした絵師・岸駒(がんく,1756?-1839)の筆と伝えられる「虎渓三笑(こけいさんしょう)」の水墨画が画かれています。<br /><br />虎渓三笑とは,中国の廬山(ろざん)にある東林寺に隠棲していた慧遠(えおん)という高僧が,寺の下にある谷川「虎渓」を決して渡らないと誓いを立てていたにもかかわらず,友人の陶淵明と陸修静を送る道すがら話に夢中になってしまい,気付くと虎渓を通り過ぎており,三人で大笑いしたと いう中国の故事です。中国や日本において,好んで画題とされました。<br />(2023年11月3日撮影)

    一の間と,隣接する二の間(の北半分)を隔てる襖には,原在中と同時期,虎の絵を得意とした絵師・岸駒(がんく,1756?-1839)の筆と伝えられる「虎渓三笑(こけいさんしょう)」の水墨画が画かれています。

    虎渓三笑とは,中国の廬山(ろざん)にある東林寺に隠棲していた慧遠(えおん)という高僧が,寺の下にある谷川「虎渓」を決して渡らないと誓いを立てていたにもかかわらず,友人の陶淵明と陸修静を送る道すがら話に夢中になってしまい,気付くと虎渓を通り過ぎており,三人で大笑いしたと いう中国の故事です。中国や日本において,好んで画題とされました。
    (2023年11月3日撮影)

    修学院離宮 名所・史跡

  • 中離宮へと向かう連絡路から見た棚田と紅葉の風景。連絡路は明治になってから設けられたもので,後水尾上皇は田んぼの畦道を行き来されていました。<br /><br />耕作する民の姿をそのまま景観の中に取り入れることは,山荘造営における上皇の理想でもありました。

    中離宮へと向かう連絡路から見た棚田と紅葉の風景。連絡路は明治になってから設けられたもので,後水尾上皇は田んぼの畦道を行き来されていました。

    耕作する民の姿をそのまま景観の中に取り入れることは,山荘造営における上皇の理想でもありました。

  •  【 Middle Villa of of Shugakuin Imperial Villa 】 <br />  [Rinkyu-ji Temple]<br />https://www.rinkyuji.com/<br />後水尾上皇の第八皇女,朱宮・光子(あけのみや てるこ)内親王は,上皇から修学院離宮内に別殿を賜って「楽只軒(らくしけん)」と称しました。朱宮・光子内親王は,第109代・明正天皇の異母妹,第110代・後光明天皇の異母妹,第111代・後西天皇の同母姉,第112代・霊元天皇の異母姉。<br /><br />1680年に上皇が崩御されると朱宮は出家し,朱宮御所を「林丘寺」と改めて尼門跡(あまもんぜき)寺院とします。その後上皇の中宮・東福門院の奥御対面所を賜って客殿としました。林丘寺は明治18年(1885年),寺地(てらち)の約半分を宮内省に奉還し,楽只軒と客殿は「中離宮」として修学院離宮に編入されることとなりました。

    【 Middle Villa of of Shugakuin Imperial Villa 】
    [Rinkyu-ji Temple]
    https://www.rinkyuji.com/
    後水尾上皇の第八皇女,朱宮・光子(あけのみや てるこ)内親王は,上皇から修学院離宮内に別殿を賜って「楽只軒(らくしけん)」と称しました。朱宮・光子内親王は,第109代・明正天皇の異母妹,第110代・後光明天皇の異母妹,第111代・後西天皇の同母姉,第112代・霊元天皇の異母姉。

    1680年に上皇が崩御されると朱宮は出家し,朱宮御所を「林丘寺」と改めて尼門跡(あまもんぜき)寺院とします。その後上皇の中宮・東福門院の奥御対面所を賜って客殿としました。林丘寺は明治18年(1885年),寺地(てらち)の約半分を宮内省に奉還し,楽只軒と客殿は「中離宮」として修学院離宮に編入されることとなりました。

  •   [Front Gate of Middle Villa]<br />竹を詰張りした袖塀(そでべい)付きの中離宮・表門。

    [Front Gate of Middle Villa]
    竹を詰張りした袖塀(そでべい)付きの中離宮・表門。

  •   [Chu-mon Gate of Middle Villa]<br />杮葺の庇に襷(たすき)掛けの二枚扉の中離宮・中門。直線的で簡素な美しさを見せます。<br />(2002年5月28日撮影)

    [Chu-mon Gate of Middle Villa]
    杮葺の庇に襷(たすき)掛けの二枚扉の中離宮・中門。直線的で簡素な美しさを見せます。
    (2002年5月28日撮影)

  •   [Kyaku-den of Middle Villa]<br />中離宮・客殿は栩(とち)葺,入母屋造の堂々たる宮殿建築です。写真は客殿の南面。

    [Kyaku-den of Middle Villa]
    中離宮・客殿は栩(とち)葺,入母屋造の堂々たる宮殿建築です。写真は客殿の南面。

  • 中離宮・客殿は,東福門院和子(後水尾天皇の皇后)がお使いだった女院御所・奥御対面所を1682年に移築したものです。<br /><br />客殿と楽只軒は隣接しています。客殿から楽只軒に通ずる西側畳縁(たたみぶち)の杉戸絵に画かれているのは,祇園祭の山鉾の「岩戸山(いわとやま)」と「放下鉾(ほうかほこ)」です。この裏側には「船鉾(ふなほこ)」が2面の杉戸を使って画かれています。華麗な彩が江戸時代の祇園祭の様子を今日に生き生きと伝えます。<br /><br />この杉戸絵の筆者は,かつて住吉具慶とされてきましたが,近年の研究により狩野寿石(じゅせき,1639-1718)とされています。寿石は他にも客殿・二の間の襖絵「長谷寺春景図」などを画いています。

    中離宮・客殿は,東福門院和子(後水尾天皇の皇后)がお使いだった女院御所・奥御対面所を1682年に移築したものです。

    客殿と楽只軒は隣接しています。客殿から楽只軒に通ずる西側畳縁(たたみぶち)の杉戸絵に画かれているのは,祇園祭の山鉾の「岩戸山(いわとやま)」と「放下鉾(ほうかほこ)」です。この裏側には「船鉾(ふなほこ)」が2面の杉戸を使って画かれています。華麗な彩が江戸時代の祇園祭の様子を今日に生き生きと伝えます。

    この杉戸絵の筆者は,かつて住吉具慶とされてきましたが,近年の研究により狩野寿石(じゅせき,1639-1718)とされています。寿石は他にも客殿・二の間の襖絵「長谷寺春景図」などを画いています。

  • 中離宮・客殿・西側畳縁と一の間<br /><br />床には勅撰集から取られた和歌とその意を表した絵が貼ってあります。<br />(2002年5月28日撮影)<br />

    中離宮・客殿・西側畳縁と一の間

    床には勅撰集から取られた和歌とその意を表した絵が貼ってあります。
    (2002年5月28日撮影)

  • 中離宮・客殿・一の間の霞棚<br /><br />一の間の中央の霞棚。5枚の欅の棚板が,霞がたなびいているかのようにのびやかに配置されています。桂離宮・新御殿の桂棚(非公開),醍醐三宝院・奥宸殿(おくしんでん)の醍醐棚(非公開)と並んで,「天下の三大名棚」として知られています。地袋の小襖の引き手は,羽子板形になっています。<br /><br />棚の壁面には,金砂子(きんすなご)を雲形に散らしたところに色紙が貼られていて,「修学院八景」を題材に和歌と漢詩が1編ずつ詠まれています。<br /><br /> 夕あらし吹残してや山もとの雲よりさきに帰る里人<br /><br />桂離宮の増築に努めた八条宮二代智忠(としただ)親王が「修学院八景」のひとつ「村路晴嵐(そんろせいらん)」を詠まれたお歌です。<br />(2002年5月28日撮影)

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    中離宮・客殿・一の間の霞棚

    一の間の中央の霞棚。5枚の欅の棚板が,霞がたなびいているかのようにのびやかに配置されています。桂離宮・新御殿の桂棚(非公開),醍醐三宝院・奥宸殿(おくしんでん)の醍醐棚(非公開)と並んで,「天下の三大名棚」として知られています。地袋の小襖の引き手は,羽子板形になっています。

    棚の壁面には,金砂子(きんすなご)を雲形に散らしたところに色紙が貼られていて,「修学院八景」を題材に和歌と漢詩が1編ずつ詠まれています。

     夕あらし吹残してや山もとの雲よりさきに帰る里人

    桂離宮の増築に努めた八条宮二代智忠(としただ)親王が「修学院八景」のひとつ「村路晴嵐(そんろせいらん)」を詠まれたお歌です。
    (2002年5月28日撮影)

    修学院離宮 名所・史跡

  • こちらは,桂離宮・新御殿の桂棚(非公開)。桂離宮の参観者休所に展示されている写真を撮影したものです。<br /><br />檜,杉,欅,栃,黒檀,朱檀,紫檀,紅花櫚(べにかりん),鉄刀木(たがやさん),柞(いす),紅柞,桐,唐桐(からきり),檳榔樹(びんろうじゅ),伽羅(きゃら),縞柿(しまがき),桑,唐桑(からくわ)の18種類の銘木が用いられています。計5面の襖絵はすべて狩野探幽(1602-1674)の作です。<br />(2023年11月3日撮影)

    こちらは,桂離宮・新御殿の桂棚(非公開)。桂離宮の参観者休所に展示されている写真を撮影したものです。

    檜,杉,欅,栃,黒檀,朱檀,紫檀,紅花櫚(べにかりん),鉄刀木(たがやさん),柞(いす),紅柞,桐,唐桐(からきり),檳榔樹(びんろうじゅ),伽羅(きゃら),縞柿(しまがき),桑,唐桑(からくわ)の18種類の銘木が用いられています。計5面の襖絵はすべて狩野探幽(1602-1674)の作です。
    (2023年11月3日撮影)

    桂離宮 名所・史跡

  • 中離宮・客殿・一の間と南側畳縁<br />(2002年5月28日撮影)

    中離宮・客殿・一の間と南側畳縁
    (2002年5月28日撮影)

  • 中離宮・客殿・二の間<br /><br />一の間の東に隣接する10畳の間。一の間との境の襖絵は,狩野寿石による大和長谷寺の春景(長谷寺春景図)。<br /><br />二の間の南側畳縁よりも,一の間の畳縁の方が半間分,庭側(写真左手)に突き出ています。前の写真の杉戸に描かれている「親子の鯉」と,この写真の「大鯉」は,同じ杉戸の表裏ということになります。鯉の絵は全体が網で覆われています。

    中離宮・客殿・二の間

    一の間の東に隣接する10畳の間。一の間との境の襖絵は,狩野寿石による大和長谷寺の春景(長谷寺春景図)。

    二の間の南側畳縁よりも,一の間の畳縁の方が半間分,庭側(写真左手)に突き出ています。前の写真の杉戸に描かれている「親子の鯉」と,この写真の「大鯉」は,同じ杉戸の表裏ということになります。鯉の絵は全体が網で覆われています。

  • 2023年11月3日の参観時,二の間・西面の襖が閉められており,狩野寿石の長谷寺春景図の全体を拝見することができました。<br /><br />襖の引き手は尾長鳥の意匠,長押(なげし)の釘隠しは七宝(しっぽう)に彩られた笹竹の意匠です。<br />(2023年11月3日撮影)

    2023年11月3日の参観時,二の間・西面の襖が閉められており,狩野寿石の長谷寺春景図の全体を拝見することができました。

    襖の引き手は尾長鳥の意匠,長押(なげし)の釘隠しは七宝(しっぽう)に彩られた笹竹の意匠です。
    (2023年11月3日撮影)

    修学院離宮 名所・史跡

  • 二の間の北面の襖絵「松林図」。こちらも狩野寿石の筆とされています。襖の引き手,長押の釘隠しは西面と同様です。客殿・二の間は寝所として使われていたようです。<br />(2010年12月7日撮影)

    二の間の北面の襖絵「松林図」。こちらも狩野寿石の筆とされています。襖の引き手,長押の釘隠しは西面と同様です。客殿・二の間は寝所として使われていたようです。
    (2010年12月7日撮影)

    修学院離宮 名所・史跡

  • 客殿・北面。写真右手が楽只軒です。<br />(2002年5月28日撮影)<br />

    客殿・北面。写真右手が楽只軒です。
    (2002年5月28日撮影)

  • 「網干の欄干」は,漁の後,海辺に干してある網の景色を巧みに図案化したものです。

    「網干の欄干」は,漁の後,海辺に干してある網の景色を巧みに図案化したものです。

  •   [Rakushi-ken of Middle Villa]<br />楽只軒の前の庭は,かつての尼寺らしい鄙びた味わいの面影が残ります。朱宮御所の最初の建物が楽只軒。六室からなり,瓦葺の裾に杮葺きの屋根を持ちます。<br /><br />写真は楽只軒・8畳の二の間。「龍田川の紅葉」は狩野探信の筆です。二の間とその奥の2畳の間との間にある押入は,上部はそれぞれの部屋の棚としながら,下部は素通しで通路にもなる面白い構造になっています。<br />(2010年12月7日撮影)

    [Rakushi-ken of Middle Villa]
    楽只軒の前の庭は,かつての尼寺らしい鄙びた味わいの面影が残ります。朱宮御所の最初の建物が楽只軒。六室からなり,瓦葺の裾に杮葺きの屋根を持ちます。

    写真は楽只軒・8畳の二の間。「龍田川の紅葉」は狩野探信の筆です。二の間とその奥の2畳の間との間にある押入は,上部はそれぞれの部屋の棚としながら,下部は素通しで通路にもなる面白い構造になっています。
    (2010年12月7日撮影)

    修学院離宮 名所・史跡

  • 楽只軒・6畳の一の間。「吉野山の桜」も狩野探信の筆です。<br /><br />楽只軒は林久寺の御居間として使われました。林久寺二代,霊元天皇の第十皇女,普光院宮(亀宮・元秀女王)が疱瘡に罹り,治癒祈願の護摩を幾日も焚き続けたため室内は黒ずんでいましたが,近年の修理でかつての面影が蘇りました。<br /><br />上離宮と下離宮が,後水尾上皇の山荘として構想されたものであるのに対して,中離宮は,「女人のお住まい」ないしは「尼寺」として使用されたものであり,上・下の離宮と中離宮とでは,その性格が大きく異なります。<br />(2010年12月7日撮影)

    楽只軒・6畳の一の間。「吉野山の桜」も狩野探信の筆です。

    楽只軒は林久寺の御居間として使われました。林久寺二代,霊元天皇の第十皇女,普光院宮(亀宮・元秀女王)が疱瘡に罹り,治癒祈願の護摩を幾日も焚き続けたため室内は黒ずんでいましたが,近年の修理でかつての面影が蘇りました。

    上離宮と下離宮が,後水尾上皇の山荘として構想されたものであるのに対して,中離宮は,「女人のお住まい」ないしは「尼寺」として使用されたものであり,上・下の離宮と中離宮とでは,その性格が大きく異なります。
    (2010年12月7日撮影)

  •  【 The Pine Alley between Lower Villa and Upper Villa 】 <br />松並木の苑路は,御馬車道とも呼ばれています。かつては畦道がそれぞれの離宮を結んでいました。写真は下離宮と上離宮を結ぶ松並木です。<br />(2023年11月3日撮影)

    【 The Pine Alley between Lower Villa and Upper Villa 】
    松並木の苑路は,御馬車道とも呼ばれています。かつては畦道がそれぞれの離宮を結んでいました。写真は下離宮と上離宮を結ぶ松並木です。
    (2023年11月3日撮影)

  •  【 Upper Villa of of Shugakuin Imperial Villa 】 <br />  [Dam covered with clipped shrubbery]<br />上離宮の大刈込(おおかりこみ)と三段の生垣。上離宮は谷川をせきとめて造った人工の苑池・浴龍池を中心に造営されています。その浴龍池の堰堤(えんてい)を覆っているのがこの大刈込です。大刈込とは,多数の樹木を混植して,大きなひとつの形になるよ うに刈り込んだものです。7月下旬頃と10月下旬頃の年に二回,刈り込み作業が行われます。<br /><br />写真の風景からは,この堰堤の上に壮大な「上御茶屋」が造営されていることなど,誰も想像だにできないことでしょう。修学院離宮では,隣雲亭に上がって行く石段の両側を覆っている植え込みにも大刈込が見られます。

    【 Upper Villa of of Shugakuin Imperial Villa 】
    [Dam covered with clipped shrubbery]
    上離宮の大刈込(おおかりこみ)と三段の生垣。上離宮は谷川をせきとめて造った人工の苑池・浴龍池を中心に造営されています。その浴龍池の堰堤(えんてい)を覆っているのがこの大刈込です。大刈込とは,多数の樹木を混植して,大きなひとつの形になるよ うに刈り込んだものです。7月下旬頃と10月下旬頃の年に二回,刈り込み作業が行われます。

    写真の風景からは,この堰堤の上に壮大な「上御茶屋」が造営されていることなど,誰も想像だにできないことでしょう。修学院離宮では,隣雲亭に上がって行く石段の両側を覆っている植え込みにも大刈込が見られます。

    修学院離宮 名所・史跡

  •   [Front Gate of Upper Villa]<br />上離宮の表門・御成門(おなりもん)です。<br />(2023年11月3日撮影)

    [Front Gate of Upper Villa]
    上離宮の表門・御成門(おなりもん)です。
    (2023年11月3日撮影)

    修学院離宮 名所・史跡

  • 下離宮の御幸門とよく似た簡素な造りで,柿葺の屋根をもち,欄間には花菱紋様の透かし彫りが施されています。<br />(2002年5月28日撮影)

    下離宮の御幸門とよく似た簡素な造りで,柿葺の屋根をもち,欄間には花菱紋様の透かし彫りが施されています。
    (2002年5月28日撮影)

  •   [Rinun-tei of Upper Villa]<br />御成門をくぐると急な石段が続き,隣雲亭の下の大刈込の中を通って,標高約150mの隣雲亭に至ります。隣雲亭は展望のために設けられた小亭で,4畳ほどの洗詩台と呼ばれる板間,6畳の一の間,3畳の二の間からなり,裏側には控えの間があります。1824年に旧規通りに再建されました。<br /><br />写真は,(戸が閉め切られていますが)吹き放しの洗詩台と一の間です。隣雲亭には壁がなく,したがって床の間も棚もありません。余分な装飾の一切が排除されています。

    [Rinun-tei of Upper Villa]
    御成門をくぐると急な石段が続き,隣雲亭の下の大刈込の中を通って,標高約150mの隣雲亭に至ります。隣雲亭は展望のために設けられた小亭で,4畳ほどの洗詩台と呼ばれる板間,6畳の一の間,3畳の二の間からなり,裏側には控えの間があります。1824年に旧規通りに再建されました。

    写真は,(戸が閉め切られていますが)吹き放しの洗詩台と一の間です。隣雲亭には壁がなく,したがって床の間も棚もありません。余分な装飾の一切が排除されています。

  • 隣雲亭の深い軒下のたたきには,漆喰に小石(京都・賀茂川の黒石や鞍馬山の赤石)が規則的に埋め込まれ,俗に一二三石(ひふみいし)と呼ばれています。

    隣雲亭の深い軒下のたたきには,漆喰に小石(京都・賀茂川の黒石や鞍馬山の赤石)が規則的に埋め込まれ,俗に一二三石(ひふみいし)と呼ばれています。

  • 隣雲亭からの眺望(1)<br /><br />眼下には浴龍池と堰堤の大刈込を見下ろします。浴龍池には中島(なかのしま)・万松塢(ばんしょうう)・三保島(みほがしま)の3つの島がありますが,写真中央の島はそのうちの「万松塢」です。

    隣雲亭からの眺望(1)

    眼下には浴龍池と堰堤の大刈込を見下ろします。浴龍池には中島(なかのしま)・万松塢(ばんしょうう)・三保島(みほがしま)の3つの島がありますが,写真中央の島はそのうちの「万松塢」です。

    修学院離宮 名所・史跡

  • 隣雲亭からの眺望(2)<br /><br />万松塢の向こうには御舟屋が見えています。写真下部は隣雲亭の下の大刈込の中を上って来る石段の苑路です。<br /><br />近景から遠景には京都市街,それに17世紀の創建当時と変わらぬ山並みが広がります。まさに自然を懐に取り込んだ,壮大なスケールの庭園です。視程が良いと遠く「あべのハルカス」を望みます。後水尾上皇の行幸は七十数回に及びました。

    イチオシ

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    隣雲亭からの眺望(2)

    万松塢の向こうには御舟屋が見えています。写真下部は隣雲亭の下の大刈込の中を上って来る石段の苑路です。

    近景から遠景には京都市街,それに17世紀の創建当時と変わらぬ山並みが広がります。まさに自然を懐に取り込んだ,壮大なスケールの庭園です。視程が良いと遠く「あべのハルカス」を望みます。後水尾上皇の行幸は七十数回に及びました。

    修学院離宮 名所・史跡

  • 隣雲亭から苑路を下っていきます。

    隣雲亭から苑路を下っていきます。

  •   [Kyusui-tei of Upper Villa]<br />隣雲亭から苑路を下り楓橋(かえでばし)を渡ると浴龍池の3つの島のひとつ・中島(なかのしま)に至ります。中島の小高くなったところにある小亭が窮邃亭(きゅうすいてい)です。窮邃亭は,上離宮・下離宮を通じて,後水尾上皇の創建当初より現存している唯一の建物です。

    [Kyusui-tei of Upper Villa]
    隣雲亭から苑路を下り楓橋(かえでばし)を渡ると浴龍池の3つの島のひとつ・中島(なかのしま)に至ります。中島の小高くなったところにある小亭が窮邃亭(きゅうすいてい)です。窮邃亭は,上離宮・下離宮を通じて,後水尾上皇の創建当初より現存している唯一の建物です。

  • 南側の上り口の軒下には上皇宸筆(しんぴつ)の「窮邃」の扁額。2つの八角形のまん中を水引で結んだ意匠も洒落ています。<br />(2002年5月28日撮影)

    南側の上り口の軒下には上皇宸筆(しんぴつ)の「窮邃」の扁額。2つの八角形のまん中を水引で結んだ意匠も洒落ています。
    (2002年5月28日撮影)

  • 窮邃亭は杮葺,方形造(宝形造,ほうぎょうづくり)。三間四方の正方形,十八畳の一室で,簡素ながら上皇の御座所に相応しい佇まいを見せています。池に面する北と西面に肘掛窓(ひじかけまど)が開かれ,鉤(かぎ)の手に曲がった上段のみならず,その上部には落掛(おとしかけ)が設けられています。<br /><br />宮内庁のHPで公開されている動画で「ほうけいづくり」というナレーションが入っていますが,明らかな誤りです。「ほうぎょうづくり」です。「ほうけいづくり」とGoogleで調べたら,何が出てきますか?<br />(2023年11月3日撮影)

    窮邃亭は杮葺,方形造(宝形造,ほうぎょうづくり)。三間四方の正方形,十八畳の一室で,簡素ながら上皇の御座所に相応しい佇まいを見せています。池に面する北と西面に肘掛窓(ひじかけまど)が開かれ,鉤(かぎ)の手に曲がった上段のみならず,その上部には落掛(おとしかけ)が設けられています。

    宮内庁のHPで公開されている動画で「ほうけいづくり」というナレーションが入っていますが,明らかな誤りです。「ほうぎょうづくり」です。「ほうけいづくり」とGoogleで調べたら,何が出てきますか?
    (2023年11月3日撮影)

  •   [Chitose-bashi Bridge of Upper Villa]<br />窮邃亭から眼下に望む千歳橋は,離宮造営からずっと遅れた1824年に造られました。<br /><br />幕府による財政的援助がなければ修学院離宮が今日のような姿で後世に伝えられることはなかっただろうということを,些かも否定するものではありませんが,徳川家によって付け加えられたこの廊橋の品格の無さには嘆息を禁じ得ません。少なくとも後水尾上皇が構想された山荘の佇まいとはかけ離れた,或いは,かけ離れるように意図された,異形(いぎょう)の橋です。

    [Chitose-bashi Bridge of Upper Villa]
    窮邃亭から眼下に望む千歳橋は,離宮造営からずっと遅れた1824年に造られました。

    幕府による財政的援助がなければ修学院離宮が今日のような姿で後世に伝えられることはなかっただろうということを,些かも否定するものではありませんが,徳川家によって付け加えられたこの廊橋の品格の無さには嘆息を禁じ得ません。少なくとも後水尾上皇が構想された山荘の佇まいとはかけ離れた,或いは,かけ離れるように意図された,異形(いぎょう)の橋です。

  •   [Kyusui-tei, Chitose-bashi Bridge and O-Koshikake (bench)]<br />千歳橋は窮邃亭のある中島と,万松塢を結んでいます。万松塢には杮葺,切妻造(きりづまづくり)の御腰掛があります。<br />(2010年12月7日撮影)

    [Kyusui-tei, Chitose-bashi Bridge and O-Koshikake (bench)]
    千歳橋は窮邃亭のある中島と,万松塢を結んでいます。万松塢には杮葺,切妻造(きりづまづくり)の御腰掛があります。
    (2010年12月7日撮影)

  •   [Chitose-bashi Bridge, O-Koshikake and Rinun-tei from Boat Landing]<br />窮邃亭のある中島から土橋を渡ると,上離宮の北側の苑路です。北岸の苑路をしばらくたどると御舟屋が見え,さらに少し行くと舟着き場があって,舫綱(もやいづな)を結わえる自然石が立っています。<br /><br />写真右手,西浜の汀(みぎわ)は緩やかな曲線を描いています。

    [Chitose-bashi Bridge, O-Koshikake and Rinun-tei from Boat Landing]
    窮邃亭のある中島から土橋を渡ると,上離宮の北側の苑路です。北岸の苑路をしばらくたどると御舟屋が見え,さらに少し行くと舟着き場があって,舫綱(もやいづな)を結わえる自然石が立っています。

    写真右手,西浜の汀(みぎわ)は緩やかな曲線を描いています。

    修学院離宮 名所・史跡

  •   [Old site of Shishi-sai]<br />この舟着き場の近くには,かつて「止々斎(ししさい)」という建物があり,舟遊びの拠点となっていました。止々斎は1709年に仙洞御所に移築され,1788年の天明の大火により仙洞御所の建物とともに焼失しました。

    [Old site of Shishi-sai]
    この舟着き場の近くには,かつて「止々斎(ししさい)」という建物があり,舟遊びの拠点となっていました。止々斎は1709年に仙洞御所に移築され,1788年の天明の大火により仙洞御所の建物とともに焼失しました。

  •   [Chitose-bashi Bridge, O-Koshikake and Rinun-tei from West Bank]<br />西浜からの千歳橋,御腰掛,隣雲亭の眺望。立体的で壮大な池泉回遊式庭園です。

    [Chitose-bashi Bridge, O-Koshikake and Rinun-tei from West Bank]
    西浜からの千歳橋,御腰掛,隣雲亭の眺望。立体的で壮大な池泉回遊式庭園です。

    修学院離宮 名所・史跡

  •   [Rinun-tei and clipped shrubbery]<br />隣雲亭とその下の大刈込です。

    [Rinun-tei and clipped shrubbery]
    隣雲亭とその下の大刈込です。

    修学院離宮 名所・史跡

  • 画像出典:宮内庁ホームページ(https://sankan.kunaicho.go.jp/guide/institution_shugaku.html)<br /><br />以上,参観コースに沿って40枚の写真で晩秋・紅葉の修学院離宮を紹介しました。参観コースはおよそ3km,1時間15分ほどかかります。<br /><br />かなりの高低差もありますから,履きなれたウォーキングシューズで参加されることをお奨めします。夏の猛暑の時期の参観は,体力的にも厳しいものがあるのではないかと想像します。

    画像出典:宮内庁ホームページ(https://sankan.kunaicho.go.jp/guide/institution_shugaku.html

    以上,参観コースに沿って40枚の写真で晩秋・紅葉の修学院離宮を紹介しました。参観コースはおよそ3km,1時間15分ほどかかります。

    かなりの高低差もありますから,履きなれたウォーキングシューズで参加されることをお奨めします。夏の猛暑の時期の参観は,体力的にも厳しいものがあるのではないかと想像します。

  • 修学院離宮の空中写真<br /><br />画像出典:地図・空中写真閲覧サービス(国土地理院)

    修学院離宮の空中写真

    画像出典:地図・空中写真閲覧サービス(国土地理院)

  • 【 Upper Villa in tender green 】<br />(以下の7枚の写真は,20年前,2002年5月28日に撮影したものです,新緑の修学院離宮・上離宮をお楽しみください。)<br /><br />①新緑の上離宮・隣雲亭からの眺望<br /><br /> 野も山も夏は緑のひとつ色に  つゞくながめの末ぞはてなき<br />   霊元天皇(後水尾天皇の第19皇子, 1654-1732)

    イチオシ

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    【 Upper Villa in tender green 】
    (以下の7枚の写真は,20年前,2002年5月28日に撮影したものです,新緑の修学院離宮・上離宮をお楽しみください。)

    ①新緑の上離宮・隣雲亭からの眺望

     野も山も夏は緑のひとつ色に つゞくながめの末ぞはてなき
       霊元天皇(後水尾天皇の第19皇子, 1654-1732)

    修学院離宮 名所・史跡

  • ②新緑の上離宮・これは何の花かな?<br />(2002年5月28日撮影)

    ②新緑の上離宮・これは何の花かな?
    (2002年5月28日撮影)

  • ③新緑の上離宮・窮邃亭<br />(2002年5月28日撮影)

    ③新緑の上離宮・窮邃亭
    (2002年5月28日撮影)

  • ④新緑の上離宮・土橋から三保島(みほがしま)を望む<br />窮邃亭のある中島と上離宮の北側の苑路を結ぶ土橋から東を望むと,岬を手前にして三保島が浮かんでいます。<br />(2002年5月28日撮影)

    ④新緑の上離宮・土橋から三保島(みほがしま)を望む
    窮邃亭のある中島と上離宮の北側の苑路を結ぶ土橋から東を望むと,岬を手前にして三保島が浮かんでいます。
    (2002年5月28日撮影)

  • ⑤新緑の上離宮・土橋(その奥が三保島)と窮邃亭<br />(2002年5月28日撮影)<br />

    ⑤新緑の上離宮・土橋(その奥が三保島)と窮邃亭
    (2002年5月28日撮影)

  • ⑥新緑の上離宮・舟着き場から望む千歳橋,御腰掛,隣雲亭<br />写真右下の影は,舫綱を結わえる自然石。<br />(2002年5月28日撮影)

    ⑥新緑の上離宮・舟着き場から望む千歳橋,御腰掛,隣雲亭
    写真右下の影は,舫綱を結わえる自然石。
    (2002年5月28日撮影)

    修学院離宮 名所・史跡

  • ⑦新緑の上離宮・隣雲亭と大刈込<br />(2002年5月28日撮影)<br /><br />以上,新緑の上離宮でした。

    ⑦新緑の上離宮・隣雲亭と大刈込
    (2002年5月28日撮影)

    以上,新緑の上離宮でした。

    修学院離宮 名所・史跡

  • 普段,大阪―京都間の移動には阪急を利用しますが,今回は「出町柳」から叡山電鉄に乗り換えるため,大阪市内の「淀屋橋」から京都市内の「出町柳」(終点)まで京阪特急を利用しました。<br /><br />京阪の快速特急「洛楽」や,特急,快速急行には座席指定の特別車両「プレミアムカー」が連結されています(8両編成中の6号車)。大阪から京都まで,500円の追加料金で利用できます。各座席にコンセントもあり便利です。<br />https://www.keihan.co.jp/traffic/premiumcar/

    普段,大阪―京都間の移動には阪急を利用しますが,今回は「出町柳」から叡山電鉄に乗り換えるため,大阪市内の「淀屋橋」から京都市内の「出町柳」(終点)まで京阪特急を利用しました。

    京阪の快速特急「洛楽」や,特急,快速急行には座席指定の特別車両「プレミアムカー」が連結されています(8両編成中の6号車)。大阪から京都まで,500円の追加料金で利用できます。各座席にコンセントもあり便利です。
    https://www.keihan.co.jp/traffic/premiumcar/

    出町柳駅

  • 出町柳で叡山電鉄に乗り換えて,一乗寺駅に到着しました。<br /><br />今回は,叡山電鉄・一乗寺駅→一乗寺 中谷→修学院離宮→叡山電鉄・修学院駅と徒歩で回ります。全部で3.1km,約40分の行程ですが,修学院離宮参観でさらに苑路を3km歩くことになります。叡山電鉄の修学院駅から修学院離宮までは,片道1.1kmです。

    出町柳で叡山電鉄に乗り換えて,一乗寺駅に到着しました。

    今回は,叡山電鉄・一乗寺駅→一乗寺 中谷→修学院離宮→叡山電鉄・修学院駅と徒歩で回ります。全部で3.1km,約40分の行程ですが,修学院離宮参観でさらに苑路を3km歩くことになります。叡山電鉄の修学院駅から修学院離宮までは,片道1.1kmです。

    一乗寺駅

  • 【一乗寺 中谷】<br />https://www.ichijouji-nakatani.com/<br />一乗寺駅から徒歩6分程度です。

    【一乗寺 中谷】
    https://www.ichijouji-nakatani.com/
    一乗寺駅から徒歩6分程度です。

    一乗寺中谷 グルメ・レストラン

    朝9時台は空いていました。修学院離宮まで徒歩20分。 by たっくん&ゆうすけさん
  • 「一乗寺 中谷」の洋菓子と飲物のセット・メニュー

    「一乗寺 中谷」の洋菓子と飲物のセット・メニュー

    一乗寺中谷 グルメ・レストラン

    朝9時台は空いていました。修学院離宮まで徒歩20分。 by たっくん&ゆうすけさん
  • 絹ごし緑茶てぃらみすと抹茶セット(950円)+豆乳プリン(410円)=1,360円

    絹ごし緑茶てぃらみすと抹茶セット(950円)+豆乳プリン(410円)=1,360円

    一乗寺中谷 グルメ・レストラン

    朝9時台は空いていました。修学院離宮まで徒歩20分。 by たっくん&ゆうすけさん
  • 絹ごし緑茶てぃらみす(単品:480円)<br /><br />白あん,豆乳,生クリーム,チーズ,柳桜園の抹茶を使った,絹ごし豆腐のようになめらかで繊細なスイーツ。すっきりした甘さが特長です。丹波産小豆、黒豆、うぐいす豆をトッピング。<br /><br />ティラミスとはまったく別のスイーツと思った方がいいかも。

    絹ごし緑茶てぃらみす(単品:480円)

    白あん,豆乳,生クリーム,チーズ,柳桜園の抹茶を使った,絹ごし豆腐のようになめらかで繊細なスイーツ。すっきりした甘さが特長です。丹波産小豆、黒豆、うぐいす豆をトッピング。

    ティラミスとはまったく別のスイーツと思った方がいいかも。

    一乗寺中谷 グルメ・レストラン

    朝9時台は空いていました。修学院離宮まで徒歩20分。 by たっくん&ゆうすけさん
  • 豆乳プリン ほうじ茶仕立て(一保堂のほうじ茶使用,単品:410円)<br /><br />湯呑みに入ってるのでお茶みたいに見えますがプリンです。しっとりとなめらかな口当たりで,上品な甘みに,ほうじ茶ソースの香ばしさが加わります。

    豆乳プリン ほうじ茶仕立て(一保堂のほうじ茶使用,単品:410円)

    湯呑みに入ってるのでお茶みたいに見えますがプリンです。しっとりとなめらかな口当たりで,上品な甘みに,ほうじ茶ソースの香ばしさが加わります。

    一乗寺中谷 グルメ・レストラン

    朝9時台は空いていました。修学院離宮まで徒歩20分。 by たっくん&ゆうすけさん
  • 一乗寺 中谷のメニュー(1)<br /><br />通年でお雑煮もあります。朝9時からやっているので,離宮参観前に朝食を摂ることもできます。

    一乗寺 中谷のメニュー(1)

    通年でお雑煮もあります。朝9時からやっているので,離宮参観前に朝食を摂ることもできます。

    一乗寺中谷 グルメ・レストラン

    朝9時台は空いていました。修学院離宮まで徒歩20分。 by たっくん&ゆうすけさん
  • 一乗寺 中谷のメニュー(2)

    一乗寺 中谷のメニュー(2)

    一乗寺中谷 グルメ・レストラン

    朝9時台は空いていました。修学院離宮まで徒歩20分。 by たっくん&ゆうすけさん
  • 修学院離宮門前の無人販売所(1)<br /><br />「一乗寺 中谷」から修学院離宮までは徒歩約20分。修学院離宮から叡山電鉄・修学院駅までは徒歩約13分です。

    修学院離宮門前の無人販売所(1)

    「一乗寺 中谷」から修学院離宮までは徒歩約20分。修学院離宮から叡山電鉄・修学院駅までは徒歩約13分です。

  • 修学院離宮門前の無人販売所(2)

    修学院離宮門前の無人販売所(2)

  • 【 志る幸 】<br />http://shirukou-kyoto.jp/<br /><br />修学院離宮から京阪の「祇園四条」まで戻って来ました。少し遅めのランチです。「志る幸」は,西木屋町通四条上ル西入ル。四条河原町から徒歩1分とはいえ,よく場所を確認しておかないと,ちょっとわかりにくいです(前の小道は Googleマップのストリートビューがない)。<br /><br />腕のよい料理人さんのいる懐石料理のお店ですから,「利久辨當」だけではいかにももったいない。一品料理もいろいろあります。懐石料理がいただける路地の奥座敷(テーブル席)は予約制で,入口も別になっています。写真一番左が奥座敷へと続く路地です。

    【 志る幸 】
    http://shirukou-kyoto.jp/

    修学院離宮から京阪の「祇園四条」まで戻って来ました。少し遅めのランチです。「志る幸」は,西木屋町通四条上ル西入ル。四条河原町から徒歩1分とはいえ,よく場所を確認しておかないと,ちょっとわかりにくいです(前の小道は Googleマップのストリートビューがない)。

    腕のよい料理人さんのいる懐石料理のお店ですから,「利久辨當」だけではいかにももったいない。一品料理もいろいろあります。懐石料理がいただける路地の奥座敷(テーブル席)は予約制で,入口も別になっています。写真一番左が奥座敷へと続く路地です。

    志る幸 グルメ・レストラン

    利久弁当だけではなく,一品料理,懐石料理もおすすめ by たっくん&ゆうすけさん
  • 師走に入り,椀種(わんだね)に「そうに(雑煮)」が加わりました。値段が書いてないので,どの椀種がいくらになるのか,お店の人に聞かないとわからないのが玉に瑕。

    師走に入り,椀種(わんだね)に「そうに(雑煮)」が加わりました。値段が書いてないので,どの椀種がいくらになるのか,お店の人に聞かないとわからないのが玉に瑕。

    志る幸 グルメ・レストラン

    利久弁当だけではなく,一品料理,懐石料理もおすすめ by たっくん&ゆうすけさん
  • 今日いただいたのは,生ゆば(800円),蛸やわらか煮(1,400円),白味噌雑煮,白ごはんに…

    今日いただいたのは,生ゆば(800円),蛸やわらか煮(1,400円),白味噌雑煮,白ごはんに…

    志る幸 グルメ・レストラン

    利久弁当だけではなく,一品料理,懐石料理もおすすめ by たっくん&ゆうすけさん
  • ごはんが進む御新香(800円)も追加して,この日のランチは 4,500円でした。

    ごはんが進む御新香(800円)も追加して,この日のランチは 4,500円でした。

    志る幸 グルメ・レストラン

    利久弁当だけではなく,一品料理,懐石料理もおすすめ by たっくん&ゆうすけさん
  • 生ゆば(お刺身として) <br />

    生ゆば(お刺身として) 

    志る幸 グルメ・レストラン

    利久弁当だけではなく,一品料理,懐石料理もおすすめ by たっくん&ゆうすけさん
  • 焼かずに煮た丸餅が2つ入った白味噌のお雑煮。柚子と鰹節があしらわれています。体が温まりますね。雑煮と言えば,精進(金時人参,祝だいこん,里芋,焼き豆腐)の白味噌雑煮しか食べたことのない関西人です。

    焼かずに煮た丸餅が2つ入った白味噌のお雑煮。柚子と鰹節があしらわれています。体が温まりますね。雑煮と言えば,精進(金時人参,祝だいこん,里芋,焼き豆腐)の白味噌雑煮しか食べたことのない関西人です。

    志る幸 グルメ・レストラン

    利久弁当だけではなく,一品料理,懐石料理もおすすめ by たっくん&ゆうすけさん
  • こちらは先月(11月),ランチでいただいたもの。<br />鯛にぎり(1,700円),生雲丹(時価),千枚漬(800円),「おとしいも」の白味噌汁に白ごはんも追加して 6,500円。昼間からちょっと贅沢してしまいました。

    こちらは先月(11月),ランチでいただいたもの。
    鯛にぎり(1,700円),生雲丹(時価),千枚漬(800円),「おとしいも」の白味噌汁に白ごはんも追加して 6,500円。昼間からちょっと贅沢してしまいました。

    志る幸 グルメ・レストラン

    利久弁当だけではなく,一品料理,懐石料理もおすすめ by たっくん&ゆうすけさん
  • おとしいも(ヤマノイモをすり卸した椀種)の白味噌汁。志る幸さんでも一番人気のようです。白ゴマがあしらわれています。<br /><br />ごちそうさまでした。<br /><br />了

    おとしいも(ヤマノイモをすり卸した椀種)の白味噌汁。志る幸さんでも一番人気のようです。白ゴマがあしらわれています。

    ごちそうさまでした。

    志る幸 グルメ・レストラン

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