２０２３－２０２４年末年始旅 ２２

2024/01/03 - 2024/01/03

北海道・東北鉄道巡り

エリア 岩手

• 旅行の満足度: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄

宮古から先は悪い奴らの謀略で閉ざされていたかもしれない鉄路を見やる

二つ目の津軽石駅
事実上、山田線宮古－釜石間の終焉の地
花巻発宮古行き１４１７D列車は津軽石駅上りホーム停車中に被災し津波に流された
乗客は乗員によって事前に避難誘導され全員無事だったが、それ以来、三陸海岸沿いの山田線に列車が走ることはなかった

今では三陸鉄道リアス線の駅となったこの駅で、帰省元から戻る家族を見送る地元の人々の姿が見られる

浸水域は今も更地が目立つ

陸中山田駅は震災後の大火にも見舞われ、駅は爆撃機の攻撃を受けたような破壊されたり焼け焦げた姿になり、かつてを知っている身には非常に衝撃を与えた
今はコンパクトな駅舎が再建されている

浸水域と避難経路を示す看板がいたるところに設置されている

流されたと聞いた時には驚愕した大槌川橋梁を勾配を下りながら渡る
広々とした河口近くを渡った記憶があるので、内陸側に移設されたのか、川幅が短い地点で渡る
もはや新線といっていい区間もあるので、一度乗っただけではわからない姿も見せる
もとより、１０代だったこともあるが、運賃が相応の負担感で、当時は一生に一度のつもりで乗ったのだ

大槌も更地が目立つ

こちらも当時流された小槌川橋梁
弱小地方私鉄など災害で橋梁が流されての廃線も多い

太平洋岸の鉄道沿線では一番の津波高を観測した両石
見本のようなリアス式海岸の湾の奥に家々が建ち並んでいた

釜石で釜石線へ乗り換える人が大勢降りる
実態は宮古－花巻方面が直通メインルートだった頃と変わっていない

内陸側には鉄道を脅かす三陸復興道路が走る

かつての南リアス線区間では流失した熊野川の橋梁もきれいに修復され、鉄道構造物ではもはや被災の様子をうかがい知ることはできなくなってきているが、

陸前赤崎では駅の傍まで建ち並んでいた記憶のある家々の姿がなかった

大船渡市の盛駅は湾の奥、内陸で壊滅的な被害は免れたが、それでも津波は駅の構内まで侵入した

盛駅に到着
三陸沿岸の鉄道での追憶の旅は終了
ここからはＢＲＴへ乗り換えとなる