真夏の週末旅は今年２回目の奈良へ・・２日目はレンタサイクルで古墳めぐり。

2023/08/05 - 2023/08/06

８月最初の週末。
昨年に引続き今年は大阪で「ポケモンGo」のイベントがあるということで
大阪へGo！

と言ってもびびママは完全に付き添いで同行。
初日びびパパはイベントへ。
びびママはひとりで近鉄特急に乗り吉野へ。
２日目は一緒に春に引続き飛鳥の古墳めぐり。
猛暑？酷暑の中週末旅楽しみました。

８／５　仙台空港７：５０発ー大阪伊丹空港着９：１５着　
　　　　ＡＮＡ　７３２便
　　　　びびパパはメインイベント会場「万博記念公園」へ
　　　　びびママはリムジンバスであべの橋駅へ。
　　　　大阪阿部野橋駅から近鉄南大阪線で吉野へ。
　　　　ケーブルカーで吉野山へ上り
　　　　金峰山寺・吉水神社
　　　　再びケーブルカーで下り
　　　　吉野駅からは近鉄特急「青の交響曲」で橿原神宮前駅
　　　　ホテルでびびパパと合流
　　　　　
　　　　THE KASHIHARA(ザ 橿原) -DAIWA ROYAL HOTEL　泊　　　　
　　　　　　
８／６　ミサンザイ古墳（神武天皇畝傍山東北陵）
　　　　橿原神宮
　　　　飛鳥へ移動後レンタサイクルで古墳めぐり
　　　　
　　　　飛鳥駅から再び近鉄特急「青の交響曲」で大阪阿部野橋駅
　　　　あべの橋駅からリムジンバスで大阪空港。
　　　　大阪伊丹空港１７：００発ー仙台空港１８：１５
　　　　ＡＮＡ７３７便　　　
　　　　　　
航空券：ＡＮＡ　ＨＰから予約
　　　　往復１人２２，６００円
　　　　スカイコイン＋差額クレカでお支払い

ホテル：THE KASHIHARA(ザ 橿原) -DAIWA ROYAL HOTEL
　　　　【スタンダ―ド（禁煙）】ゆったりツイン
　　　　お得な朝食バイキング付プラン
　　　　オンライン決済　19,800円（諸込）
　　　　
　　　　一休．comから予約
　　　　
この旅行記は
２日目飛鳥へ移動しレンタサイクルで古墳めぐり。
春３月に行けなかったちょっとマイナーだけど
魅力あふれる古墳をまわります。
その後再び青の交響曲で近鉄阿部野橋へ。
リムジンバスで伊丹空港へ移動。帰宅しました。

備忘録としての旅行記です。
シツコクなるのをお許し下さい。

エリア 飛鳥(奈良)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自転車 ANAグループ 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

橿原神宮前駅から飛鳥まで移動しました。
飛鳥駅前の「飛鳥レンタサイクル」で自転車を借ります。
今回は無事電動自転車を２台借りることが出来ました。
３月訪れた時はかなり混雑していましたが
暑いこの時期はオフシーズンかな？

古墳めぐりスタートです。
３月には行けなかったちょっとマイナーな古墳を中心に回ります。

まずは飛鳥駅の西側線路を渡ってすぐ。
「岩尾山古墳」

この周辺に多く点在する終末期古墳。
墳丘は1辺約40m高さ約12mの2段築成の方墳。
石英閃緑岩(飛鳥石)の切石を用いた南に開口する両袖式の横穴式石室がしっかりと残っています。
墳丘と石室は自由に見学可能。

古墳の構造。

入口からの石室。
手前が玄室に通じる通路その奥に玄室があります。

幅高さともに約２ｍびびパパが入るとこんな感じ。
切り石で精巧に作られています。

玄室。

玄室の高さは約３ｍあり広い空間です。
切り石は２段構成。すごい！

天井も石がしっかりと組まれております。
排水の仕組みも考えられて造られており当時の古墳造りの技術が高かったことを今に伝えています。
明日香村公式ＨＰによると
築造年代については7世紀前半頃。
被葬者については斉明天皇や吉備姫王等が候補として挙げられています。

墳丘の上からの飛鳥駅方面。

岩尾山古墳を後にさらに西へ。
家々の並ぶ道を進み・・なだらかな丘を登ったり下ったり・・
見えてきました。

牽牛子塚古墳（けんごしづかこふん）

墳丘は対角長18.5m高さ約4mの八角形墳。

牽牛子塚古墳 名所・史跡

飛鳥時代の天皇陵の象徴である八角形の墳丘。
発掘調査後整備され現代に築造当初の姿が蘇りました。

牽牛子塚古墳について。

終末期古墳は築造当時は表面が葺石で覆われていることもあり
このような姿だったはず。
ちょっとピラミッドみたい。

階段をあがると内部の埋葬施設を少し見ることが出来ます。
二上山の凝灰角礫岩の巨石をくり抜いた横口式で中央に間仕切り壁があるのが特徴。

なんとなく間仕切りがあるのが見えます。
事前申し込みで内部の見学も可能です。

明日香村公式ＨＰによると
被葬者については古墳の立地や出土した歯牙等から斉明天皇と間人皇女の合葬墓と考える説が有力とのこと。

そしてこの牽牛子塚古墳のそばには越塚御門古墳がよりそうようにあります。
日本書紀の記述通り大田皇女のものとされています。

こちらも事前申し込みで内部の見学も可能です。

上からみた牽牛子塚古墳

古墳の周辺は公園としてとてもきれいに整備されています。
発掘の様子のパネルや

模型もありました。
牽牛子塚古墳と越塚御門古墳。
なるほど・・こんな風になってるんだ。

ここは日本書紀にも記述があるとても貴重な古墳たちなんですね。

そしてさらに西へ進みます。
明日香村域を出て高取町へ。
道はゆるやかにアップダウンを繰り返します。
さすが電動自転車は楽だな～。

道路からすぐに見える「与楽乾城（カンジョ）古墳」
当初直径20m前後の円墳と見られていたもののその後の再調査で一辺およそ36mの２段構造の方墳と判明。
さらに調査が進み石室の天井高は5.27m！
石舞台古墳を越える県最大級の石室を持つ古墳であることがわかりました。

乾城古墳 名所・史跡

石室内を見ることが出来ます。
結構階段を登ります。こちらもピラミッドみたい。

石室内部。
高取町観光ガイドＨＰによると
築造は6世紀末～7世紀初め
出土品などから埋葬者は渡来人系ではないかと推測されるそうです。

この入口には「高取埋蔵文化財散策マップ」がおいてあり
とても役立ってます。

さらに自転車をこいで・・
「斉明天皇陵」

こちらは宮内庁管轄です。

階段を結構登る必要が・・。
今日はこの辺りで戻りましょう。

斉明天皇は越知岡上陵（おちおかうえのみささぎ）に葬られたとされ
宮内庁がこの地を指定して管轄しています。
周囲には間人皇女・大田皇女の陵もあります。
が・・研究者の間では先の「牽牛子塚古墳・越塚御門古墳」が有力視されておりなんだかワクワクしますね。

偉い人はお墓が数か所存在する可能性もあるよね～。

天皇陵があるにふさわしい山容です。

さあ！暑いけど飛鳥駅へ戻りますよ～。

途中牽牛子塚古墳が見えました。
後は下りかな。

そして飛鳥駅そばの「一源庵」さんでお昼です。
３月に引続きの再訪です。

手打ちそば処一源庵 グルメ・レストラン

今度こそ名物「カメそば」！と行きたかったけど・・
暑すぎるので・・やはり「あすか風流」に。

美味しく頂きました。
おかげさまですっかり汗も引きました。
ごちそうさまでした

飛鳥駅で大阪阿部野橋までの近鉄特急のチケットを確保。
時間まで駅周辺の古墳に行けそう！

というわけで・・「欽明天皇檜隈坂合陵（梅山古墳）」へ。
こちらも宮内庁管轄となっております。

周囲を濠で囲まれた明日香村唯一の前方後円墳。
全長約140m 後円部径72m東西に正確に主軸をとった前方後円墳。
美しいです。

欽明天皇陵 (平田梅山古墳) 名所・史跡

宮内庁の発掘調査で葺石が良好に残っていることがわかったそうです。

そしてすぐそばには「吉備姫王墓」
「檜隈墓」とも言いこちらも宮内庁管轄になっています。
吉備姫は欽明天皇の孫にあたり孝徳天皇・斉明天皇の生母。

吉備内親王墓 名所・史跡

江戸時代に近くから掘り出されたとされる「猿石」が４体並んでいました。

猿石 名所・史跡

斉明天皇は石造物を多く作ったといわれていて
この猿石もその時代に造られたものなのかな～。

駅まで戻る途中・・
「みみなほし地蔵尊」

みみなほしという名前の通りお参りすると耳の病気が治る・耳の聞こえが良くなるといった言い伝えがあるお地蔵さん。

しっかりとお詣りさせていただきました。

飛鳥駅へ戻り自転車を返却。

飛鳥駅 駅

「飛鳥を翔けた女性たち」

推古女帝・斉明女帝・持統女帝・善信尼・額田王
なんかカッコいい！

永井路子さん・・もう一度読みたくなる。

時間までソフトクリームでクールダウン。

この日も阿部野橋まで青の交響曲で向かいます！

ちょうど良い時間があったので飛鳥駅で予約しました。
券売機の予約も簡単。

３号車。
向かい合わせ二人席をキープ。

青の交響曲 乗り物

隣のサロン車のバーカウンターへ行ってみます。
サロン車にはライブラリーもありました。

生ビールとおつまみの大和肉鶏燻製を購入。
そして乗車証明書も頂きました。

快適に大阪阿部野橋へ到着。

大阪阿部野橋駅 駅

リムジンバスで伊丹空港まで。

ラウンジでしばしくつろぎ・・

伊丹空港 ANAラウンジ 3階 空港ラウンジ

フライトはオンタイム。
無事帰宅しました。

真夏の大阪週末旅・・暑かったけど楽しかったです。
シツコイ旅行記にお付き合いいただきありがとうございました。