復興進む大熊町。原発事故被災地の旅

2022/10/07 - 2022/10/10

東日本大震災、福島第一原発事故から１１年。被災地大熊町を訪れました。まだ、復興途上ですが、確実に人が集まる場所もありました。

エリア 浪江・富岡・川内(福島)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 1.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

大熊町を訪れるのは、初めてです。興味を引く観光地がなかったことと、東日本大震災と福島第一原発の事故で行こうという気持ちにならなかったからです。しかし、震災後１１年経ち、復興の様子を感じてみたくなり訪れました。奥に見えるのが常磐線の大野駅です。立派な駅舎ができました。

駅舎に向かう歩道です。雑草が生い茂っています。

大野駅の向かいにある公園。雑草が生い茂っています。

これは線路を渡る歩道橋。かなり古く危険です。

駅近くの民家にある車。持ち主を待っているようで悲しくなります。

街歩きをしてみると崩れたままの建物が今も残っています。

帰宅困難区域が解除となっても人々が戻れない状況があります。

大熊町にある文化センター。大きく立派です。

ここは避難所にもなっていました。しかし、福島第一原発の事故では、ここも危険な場所になってしまいました。

今なお、高い放射線量が示されていました。

道路標識には、つる状の植物が巻き付いていました。矢印方向に行くと…。

今だ帰還困難区域の場所が残って迂回しなければならなくなりました。

かつて商店街だった場所に残るお店。ここも木や雑草が生い茂っています。しかし、復興が進むエリアもありました。

希望の灯り。

この灯りが震災、そして原発事故を語り継ぐのです。そして、この希望の灯りのある場所が再開発スタートの地です。

ｌｉｎｋる大熊です。イベント広場では、若者がライブを行っていました。ここには、子どもが遊べる部屋やトレーニングジム、それにカラオケのある音楽スタジオに２００人が入れる多目的ホールがあります。さらに奥には、ほっと大熊と言う宿泊ができる温泉施設もありました。

これが、ほっと大熊。工事のため男女２つ浴室が片方しか使えず曜日で男女交代になっていましたが、多くの人が訪れていました。

スーパーや飲食店が入った「おおくまーと」

たくさんの人が利用して商品が少なくなっています。

飲食店も人気です。きょうのランチはここでいただくことにしました。

看板に出ている「レインボーランチ」が気になったからです。

これが「レインボーランチ」ハムエッグにコロッケ、鶏のから揚げなどが盛り付けられたランチです。

店内では、さきほどライブを行っていた若者も食事をしていました。にぎやかです。

シンプルですが、万人が好きなもののセットです。

コーヒーのサービスをしてくれた、おかあさんが「どこから来たの？また、おいでね」と温かい言葉をかけてくれました。大熊町は建物などのハード面だけでなく、人の交流も始まっていて、着実な復興を歩んでいると感じました。がんばれ、大熊町。私たちも応援します。