沖縄戦を学ぶ旅。那覇から嘉手納、読谷へ。

2023/03/13 - 2023/03/18

沖縄は何度も行きました。ひめゆりの塔はいきましたが、美ら海水族館や首里城など観光が目的でした。それでは本当の沖縄を知ることにはならないのではないかと思い、沖縄戦を学んでみようと旅に出ることにしました。

エリア 糸満・ひめゆり(沖縄)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

沖縄は過去に５回行きました。美しい海とおいしいものをいただき、地元の人のやさしさにふれ大変好きなところです。しかし、それだけでは、本当の沖縄を知ることにはならないのではと疑問を持ち、今回は、沖縄戦を学びに行くことにしました。

東京から那覇に飛びました。那覇空港に着きました。３月というのに暑いです。

さっそく、ブルーシールアイスをいただくことに。滞在中、何度お世話になることやら。

ゆいレールで那覇の中心地に行きます。

まずは宿にチェックイン。

何やら、シャッターにいろいろ紙が貼られています。

ゲロするな！

ネコのエサを置くな！

「エサを置くな」という張り紙の前を悠然と歩くネコ。ネコにとっては天国のようです。

そのネコが案内してくれました。ここがきょう泊まる宿です。

誰もいません。静まり返っています。受付には携帯番号が描かれていました。ここに電話をすると５分ほどしてスタッフが来てくれました。

雑然としていますが、嫌いではありません。さて、チェックインも終わり、食事がてら街に繰り出すことにしましょう。

国際通りからわきに入ってみます。

シークアーサー安い。

マンゴーも安い。

珍しいのでスライスしたサトウキビを買いました。これをしゃぶりながらお目当ての店へ。

お目当ての店は、山羊料理専門店「さかえ」さん。大人気の店で、カウンターも小上がりもびっちりでした。

まずは、オリオンビール。

切り盛りしているのは、このお母さん一人。忙しそうです。

山羊の刺身が出てきました。いろいろな部位を混ぜてくれています。

ニンニクと一緒にいただきます。元気になりそうです。とてもおいしい。しかし、切り盛りするのは、お母さんただ一人。料理がなかなか出てきません。でも、怒ってはいけません。この店はこういうものだからです。結局、頼んだ山羊汁とニンジンヒリヒリはきませんでした。

ビールは、常連さんが出してくれました。温かい店です。

「さかえ」さんを出て近くの「国際通り屋台村」へ来ました。

おなかが減っているので寿司屋に入りました。

タイですね。

これは何だったかな。でもとてもおいしかったことだけは覚えています。

宿の前には露天の居酒屋がありました。せっかくなので、ここでもいっぱい。

千ベロにしました。おつまみのポテトサラダとオリオンビール。テーブルに乗っている麻雀パイで飲み物を注文します。面白いシステムです。

２杯目はサワーにしました。

飲んでばかりと思われるかもしれませんが、明日からは、まじめに沖縄戦を学びに行きます。たっぷり飲んで１日目は過ぎていきました。

翌日は、何やら騒がしいので目を覚ますと、宿の外に救急車が。泊まっていた人が悪酔いしたとのことでした。危なく、私もその仲間に入るところでした

レンタカーを借りてまずは、嘉手納に行きます。

嘉手納では、まず道の駅に行きました。野国総管の像があります。野国総管はサツマイモ栽培を始めた方です。

その近くでひっきりなしに戦闘機が飛びます。地元の人は、慣れっこになっているのでしょうけど、初めて来た私にとっては驚きです。

餅の駅では、おじさんがみかんを売っていました。

おいしそうなので…

一袋購入しました。みずみずしくて、とてもおいしかったです。

昼は道の駅かでなに近いところにある嘉手納そばにしました。沖縄そばは、知っていますが嘉手納そばは初めてです。

てびちそばにしました。てびちとは豚足です。しかし、このボリューム。

おいしい。

塩味のあっさりしたスープです。何とか完食です。さあ、読谷に行きましょう。

読谷にある物産館、ゆんた市場。

読谷はニンジンが特産品なのですね。

それにしても安い。

ここからが沖縄戦を学ぶ旅の始まりです。この奥に７年前、米軍が沖縄本島で最初に上陸した読谷村のガマがあります。見つけるのが大変でした。

ハブに注意の看板があります。

歩くこと１０分ほど。ありました、１０００人もの人の命を救ったシムクガマです。

奥行きはありますが、こんな狭いところに１０００人もの人が避難していたと思うと、その苦労というものが感じられます。

少しボケていますが、これは救命洞窟の碑です。これには「ハワイ帰りの故比嘉平治氏、比嘉平三氏によって救われた」と刻まれています。この人のおかげで、１０００人の命が救われたのです。

一方、3人が集団自決したチビチリガマ。

ここにも「ハブに注意」の看板が。

チビチガマです。ここは８３人が集団自決しました。シムクガマとは対照的です。

周りにはお地蔵さんがあります。

お地蔵さんの向こうには十字架も。そして、何か、うめき声のような音が聞こえます。

１０００人が助かったシムクガマからは、わずか８００メートルほど。チビチリガマには、今もたくさんの千羽鶴がたむけられています。明日は、残波岬に行ってみようかと思います。