北海道はでっかい道。洞爺湖と支笏湖レンタカーで周る旅　②

2022/10/23 - 2022/10/25

今年3回目の北海道旅行です。思えば今年の旅行は全て北海道。そして、この旅行が今年最後になる予定です。
今回は2泊3日と弾丸なので、札幌から近場で行ける、そして行ったことのない場所と言う事で絞り、洞爺湖と支笏湖をレンタカーで周る事にしました。

今回も静岡空港からさっぽろ丘珠空港でフジドリームエアラインからチケット取りました。
静岡空港から丘珠空港便は2022年3月27日(日) ～ 10月29日(土)の夏季限定となっています。
冬季は丘珠空港の滑走路が1500ｍしかないため、安全な離発着ができない可能性があるとの事で運行していません。
夏の静岡空港～丘珠空港線はいつも混雑必須。6月に行った時よりチケットの料金は少々高かったですが、それでも2万円台で北海道に行けちゃうんだからお得です。
今回の旅行は北海道応援クーポンが利用できるだいぶ前に予約しましたが、事後申請でホテルの割引が半額以下（じゃらんクーポンも少し使用）、現地で使えるクーポンも6000円分頂き、大変お得に旅する事ができました(^O^)／

いつものように雨女が発動し、全行程で晴天とはいかず残念な事もありましたが、2泊3日全力で駆け回り楽しい旅となりました。

1日目　　静岡空港～丘珠空港～トヨタレンタカー～望羊中山～サイロ展望台～有珠山噴火記念公園～洞爺観光ホテル

2日目　　西山山麓火口散策路～昭和新山クマ牧場～有珠山ロープウェイ～有珠山火口原展望台～わかさいも本舗　洞爺湖本店　　　　　　　　　　
　　　　 ～有珠山噴火記念公園

3日目　　北海道きのこ王国～休暇村支笏湖駐車場～山線鉄橋～支笏湖親水公園～支笏湖展望台～モエレ沼公園～丘珠空港

エリア 洞爺（とうや）湖(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• ショッピング: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

西山山麓火口 散策路”無料”駐車場

まずは有珠山噴火の火山エネルギーの凄さを体感すべく散策路を目指します。
駐車場にやって来ました。

周りには有料駐車場もありますが、なんてったって無料が一番。ここは広いしアスファルトなので停めやすかったです。

西山山麓火口 散策路

2000年の有珠山噴火で被害を受けた建物や道路をそのまま残し、災害の様子を体感できる散策路です。水没してしまった国道や噴火の被害を受けた幼稚園、階段のようにずれてしまった道路や折れた電柱など、生々しい当時の様子を見学しながら歩くことができます。
なんか雲行きが怪しくなってきた。
天気予報では一日晴れマーク。信用して傘はホテルに置いて来てしまいましたが・・・。

西山山麓火口 散策路

西山山麓火口 散策路

「西山火口散策路」の北口ゲートを入るとすぐ、噴火の影響でできた西山火口沼が現れました。
ここは、元は国道230号でしたが、地面が隆起してできた窪地に水がたまり沼となったものです。

西山山麓火口 散策路

沼の中には傾いた電柱や水没した道路標識がそのまま残されていました。
ここから雨が降り出しました。
やばっ！！と思っていたら一人の地元のおじさまから声かけられました。
たぶん、この辺りを管理していると思われる人。
傘を持たず散策している私を見て「傘貸してあげるよ」とありがたいお言葉。
小屋の中からビニール傘を持って来てくれて「帰りに置いて行ってくれればいいから」と。
お言葉に甘えて貸して頂きました。すご～く助かりました。
途中、土砂降りになったりしたので本当に助かりました。

西山山麓火口 散策路

この沼、火山噴火によってできたもののようです。

西山山麓火口 散策路

大地の隆起によって断層のようになった国道230号線。すごいパワーです。

西山山麓火口 散策路

この場所は現在は急な登り坂ですが、元々は下り坂だったんだそう。噴火の影響で70メートルも隆起したんだそうです。

西山山麓火口 散策路

散策路は枕木が敷かれているので安全に歩くことができましたが、雨が嫌だ。

西山山麓火口 散策路

保存されている三つ折電柱。折れた電柱が当時の悲惨さを物がってます。

西山山麓火口 散策路

西山山麓火口 散策路

遠くに見えるは第二展望台

西山山麓火口 散策路・第一展望台

西山山麓火口 散策路

噴火からまだ22年しか経っていないにも関わらず、植生が完全に回復し火口がどこか分からない。
自然の力って凄すぎです。

西山山麓火口 散策路

西山山麓火口 散策路

「西山火口散策路」は火口や散策路近くの場所から未だに90℃の噴気が上がっています。

西山山麓火口 散策路

蒸気が地面から噴き出している様子も観察することができました。

西山山麓火口 散策路

西山山麓火口 散策路・第二展望台

ここにも火口があるのですが、全く分かりません。

西山山麓火口 散策路

天気は晴れたり、曇ったり、雨が降ったり・・・。移り変わりが激しいです。
眼下に見えるは洞爺湖町と内浦湾。

西山山麓火口 散策路

西山山麓火口 散策路

もはやどこが火口だか分からない。
普通に山の紅葉を見に来た感じ。

西山山麓火口 散策路

西山山麓火口 散策路

西山山麓火口 散策路

ここも火口なんです。

西山山麓火口 散策路

こちらは北海道が誇る銘菓、わかさいもを製造していた「わかさいも本舗」の工場です。

西山山麓火口 散策路

現在は洞爺湖湖畔に本店があります。

西山山麓火口 散策路

倒壊した民家。

西山山麓火口 散策路

この噴火による犠牲者はいなかったとの事。

西山山麓火口 散策路

倒壊した民家の車。

有珠山西山山麓火口散策路 公園・植物園

西山山麓火口 散策路

倒れた電柱。

西山山麓火口 散策路

倒れた電柱。

西山山麓火口 散策路

そして破壊されたアスファルト。

西山山麓火口 散策路

これはボックスカルバードと呼ばれる構造物。
地中に設置されるもので、小河川の道路横断部分、山間部の排水路、公共下水道、共同溝、地下道等に使用されるものなんだそう。
それが隆起によって７ｍほど持ち上がって地表に出てきたんだそう。すごっ！！

西山山麓火口 散策路

西山山麓火口 散策路

そそられる赤い実。渋かったので食用ではないようです((+_+))

西山山麓火口 散策路

「このあたりは、お菓子の原料や、煮豆に最適な高級菜豆が収穫される豆畑一体でありました」の看板。
わかさいも本舗で作られるお菓子の原料を栽培していた場所ですかね。

西山山麓火口 散策路・旧とうやこ幼稚園

2000年3月31日の糞かで噴石が無数に降り被害を受けました。
幼稚園では新年度の園児を迎えるために、入園式の準備がされていた時に被害にあいました。

西山山麓火口 散策路・旧とうやこ幼稚園

西山山麓火口 散策路・旧とうやこ幼稚園

噴石により穴だらけとなった幼稚園の中には、様々な備品が災害当日のまま残されています。

西山山麓火口 散策路・旧とうやこ幼稚園

西山山麓火口 散策路・旧とうやこ幼稚園

敷地内には壊れた幼稚園バスや手洗い場、遊具が残されています。

西山山麓火口 散策路・旧とうやこ幼稚園

西山山麓火口 散策路・旧とうやこ幼稚園

西山山麓火口 散策路・旧とうやこ幼稚園

とうやこ幼稚園は、このあと無事に別の場所へ移転されました。

ここで元来た道を引き返します。上り坂( ;∀;)
帰りに傘を貸してくれた方にしっかりお礼して次の場所に向かいます。

次に訪れたのは昭和新山。天気やばっ！！

開いているお土産物屋さんでビニール傘購入。旅するたびに毎回傘を買っている。

昭和18年、地震が発生し、爆発音と共に青い麦畑が膨れ上がりました。以降、4ヶ月にわたって地震は頻発し、爆発を繰り返し、大地は刻々と隆起していきました。地底で固まった粘性の強いデイサイト溶岩が押し上げられ、ついには402メートルものベロニーテ型火山を出現させたのです。これが、昭和新山が誕生した経緯です。

ここに来た目的はこちら。昭和新山クマ牧場。

昭和新山クマ牧場

観光地あるある顔出しパネル。

昭和新山熊牧場 動物園・水族館

昭和新山クマ牧場

神社までありました。

昭和新山クマ牧場

こちらのエリアは今年生まれた子熊たち。
もう生後7か月を超えているのでかなり大きくなっていますが、それでも顔はあどけないし可愛い。

昭和新山クマ牧場

時には餌の取り合いで喧嘩したりお子ちゃまあるあるです。

昭和新山クマ牧場

もう少し大きくなると、大人たちのように人間に手招きして餌をおねだりするようになるんでしょうか。

昭和新山クマ牧場

こちら大人の熊たち。
必死に人間に餌くれくれアピールです。

昭和新山クマ牧場

おねだりの仕方も熊それぞれ。

昭和新山クマ牧場

おっさんかっ！！

昭和新山クマ牧場

このアピール。手の上げ方が面白くて笑うしかない。
こちらではクマさんにあげるようのリンゴが売られていたので購入。この子に一つ上げました。

昭和新山クマ牧場

中に人入ってるだろう～。

昭和新山クマ牧場

奥の方で一生懸命アピールしているクマさんがいます。右側で座りながら可愛く手を挙げているクマさんも私的にはツボ。

昭和新山クマ牧場

手前の大きい熊さんではなく、その後ろで思い切りまっすぐ手を上げている熊さんが私的にはツボでした。

昭和新山クマ牧場

こちらは「人のおり」
人間がオリに入り、熊に大接近できる場所です。

昭和新山クマ牧場

この熊さん、そうとうデカかったです。
森の中で出会ったらひとたまりもないデカさ。
クマさん、私大好きですが、森の中では会いたくないです。怖いから。

昭和新山クマ牧場

なんだかんだ、ここ楽しかった(^.^)

洞爺湖有珠山ジオパークのパノラマを望めるロープウェイ。昭和新山山麓駅から約6分間の空中散歩を楽しみながら有珠山山頂駅へ。
でも、天気が悪く下から上を見ると暑い雲がかかっていて、どう見ても景色を楽しめる様子なし。

でも、せっかく来たし、ロープウェイに乗って上まで行くことにします。ホテルで割引券ももらったので。

有珠山ロープウェイ 乗り物

有珠山ロープウェイ

12時のロープウェイに乗ります。
乗客は私を入れて4人。

有珠山ロープウェイ

有珠山ロープウェイ

有珠山頂駅に着きました。雨脚強くて傘買って良かった。
だけど、寒さ半端ない。

有珠山の火口や外輪山が眺められる有珠火口原展望台はこの看板を左に行くとあるようです。
こんな天気なんで行きません。

洞爺湖展望台・山頂テラス

洞爺湖展望台・山頂テラス

「洞爺湖展望台」には、くつろげるソファ席を備えた山頂テラスがあります。

洞爺湖展望台・山頂テラス

天気が良かったらゆっくりくつろげたのに、残念です。

有珠山火口原展望台 名所・史跡

山頂駅すぐ横の洞爺湖展望台からは昭和新山、洞爺湖、羊蹄山など迫力ある景色を堪能できるはずだった。

この天気、想像した通りでした。
乗って来た4人全員が数分後の帰りのロープウェイで下界に戻りました。

有珠山頂駅が見えます。

ロープウェイに人は乗っていなくても動かすんですね。

昭和新山

国の特別天然記念物にも選定されている火山ですが、ここは私有地なんだそう。
階段があるので登ってみる事にします。

昭和新山

階段を登ってきた先にはこのような看板がありました。
ここは国の天然記念物であり私有地でもあるため、一般登山者の入山は制限されています。
一般人はここから先へは進めません。

昭和新山 自然・景勝地

山を下りた途端この天気さね。
羊蹄山がうっすら見えて来ました。

わかさいも本舗洞爺湖本店

6000円分のクーポンを少しでも消化すべくこちらにやって来ました。
観光バスが何台も止まっていて店内は大混雑。
職場へのお土産やら、自分へのお土産やらで3000円程消化しました。

わかさいも本舗洞爺湖本店

ソフトクリームで一休み。

わかさいも本舗 洞爺湖本店 グルメ・レストラン

わかさいも本舗洞爺湖本店

自分用に「いもてん」3個購入しました。
これ、わかさいもを天ぷらにして揚げたものです。

わかさいも本舗洞爺湖本店

甘いお菓子を天ぷらに？
ちょっとびっくりしましたが、食べたら意外と美味しかったです。
まんまのわかさいもより天ぷらにした方が美味しく感じました。ただし揚げてあるのでカロリーは高くなります。

有珠山噴火記念公園

ホテルに戻るには時間が早いので、昨日も来たこちらの公園に来ましたが、寒いです。
有珠山噴火記念公園は、2000年に発生した有珠山の噴火を記念して造成された公園です。湖畔全体を見渡すことができるこの場所は撮影スポットとして人気なんだそう。

有珠山噴火記念公園

こちらの公園には野外彫刻設置計画によって4基の彫刻が設置されています。

ライオン3頭の彫刻品「Muse」

有珠山噴火記念公園

インパクト大。人の顔をしたマスクのような彫刻品「月の光」

有珠山噴火記念公園 公園・植物園

有珠山噴火記念公園

「うつろひ」と言う名のオブジェ

有珠山噴火記念公園

「SHOWEN」と言う名のオブジェ

有珠山噴火記念公園

寒くて風も強いので耐えられなくなってきました。
ホテルに戻ります。

洞爺観光ホテル

ここからはホテルの窓から見た景色が続きます。

洞爺観光ホテル

羊蹄山の雲が取れて山の形がはっきり見えるようになってきました。

洞爺観光ホテル・羊蹄山

洞爺観光ホテル

手前の紅葉の紅葉が素晴らしい。

洞爺観光ホテル

部屋にはこんなものも置いてありました。

洞爺観光ホテル・羊蹄山

洞爺観光ホテル・羊蹄山

洞爺観光ホテル・羊蹄山

洞爺観光ホテル・羊蹄山

洞爺観光ホテル・羊蹄山

午前中の天気が嘘のよう。

洞爺湖ロングラン花火大会

そして今宵も花火を楽しみます。

洞爺湖ロングラン花火大会

実は部屋飲みして数時間寝ていました。(^_^;)花火が始まる15分程前に突然目が覚め無事に花火を見る事ができました。

つづく。