GWは初めての富山へ！9日間でくるっと廻ってきました。　その26　憧れの立山別邸露天風呂付「四季彩」に泊まる！

2022/04/29 - 2022/05/07

前から気になっていた、森の風森立山別邸「四季彩」。

本館の森の風立山はバブル期にできた、いかにもバブルっぽいリゾートホテルですが、この「四季彩」が2015年にオープンした時は、TVやネットでも紹介され、立山を訪れる際には行ってみたいと思ってました。

そんな「四季彩」もコロナの影響大のようで、GWであるにもかかわらず、予約できました。
2人で1泊2食付きで77,000円。
私たちにしては大きな出費ですが、部屋に露天風呂付の「四季彩」にGWにこの価格で泊まれるなら。と思い、思い切ってポチッ！

本館に行ったのは食事の時だけ。
ほとんどこの別邸の中だけでシニア夫婦は温泉三昧。
贅沢な時間を過ごしました。

大満足でした。

エリア 立山黒部(富山)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

木彫りの街である井波を出て、車は立山に向かいます。

車窓から立山連峰が綺麗に見えます。

家内は何故かジャズを聴きたいと言って井波を出てからビル・エバンスをかけてます。

この景色に合うのかな～？
私はビル・エバンスは夜お酒飲みながらなんだけどな～

立山連峰！
待ってろよ～～

CDはビル・エバンスから宇多田ヒカルの新譜である「BADモード」に変わりました。

麦畑の中を走ります。

宇多田ヒカルの軽快な音楽がビル・エバンスよりこの景色に合います。
でも俺からすると、山下達郎の方がいいな～

立山連峰が正面に来ました。

農家の方が田植え中。
よって片側通行規制中。

これ、いいなぁ～～

井波から車で50分。

コンビニエンス　立山サンダーバード　
に到着！

日本一有名なチェーン店ではない個人経営のコンビニです。

NHKのドキュメント72時間でも特集されました。
メッチャ面白かったです。

このお店の面白さは色々ありますが、まずはサンドウィッチとおにぎり。
全てこのお店の手作りです。

とろろ昆布やうど味噌、鮭マヨのおにぎりだけでなく、熊や鹿、ウサギや鴨のおにぎりもありました。
サンドウィッチも、普通の物から富山ブラックラーメンや冷やし中華のサンドウィッチまで。。。

赤いきつねと緑のたぬき。
これも東日本の味と西日本の味のカップラーメンがあります。
どん兵衛も同じ。
富山県は東西文化のクロスする場所なんですね。

店名の「サンダーバード」の由来は、富山の県鳥である「雷鳥」です。
メッチャ面白い店内ですが、流石に店内の写真を撮るわけにはいきません。

私はホタルイカのおにぎり、
家内は白エビコロッケのサンドウィッチ、
を飲み物と共に購入。

車の中で宇多田ヒカルの「BADモード」聞きながら戴きました。

立山サンダーバードを出てさらに山奥へ進みます。

立山連峰がドンドン近づきます。

突然、集落に入りました。

この集落は以前は宿坊の街でした。
ココ立山山麓の芦峅寺は、南北朝の時代には立山信仰の修験者が宿泊できる宿坊がありました。
江戸時代の天保11年(1801)には、33坊もの宿坊がったとのことです。
今ではもう一つも残っていませんが、当時の状況が判る建物が残っており、後程見学しました。

コンビニエンス　富山サンダーバードを出て車で10分。
立山博物館にやってきました。

立山について学ぶことができる博物館です。

４月より「立山曼荼羅特別公開展」を開催中。
立山曼荼羅に興味があった私たちシニア夫婦はこれ目的でココにお邪魔しました。
自分のスマホにアプリをダウンロードして、展示物の説明を聞くことができました。
これ、便利でいい！！

内部は撮影禁止でしたが、立山信仰の舞台になった立山の自然について。そして平安時代に始まる立山信仰について色々知ることができました。
そもそも大伴家持が感動して万葉集で詠んでました。
知らなかった～～～

これが立山曼荼羅。
撮影禁止だったので、戴いたブロッシャーです。

一つ一つにストーリーがあって、見入っちゃいました。

宿坊の衆徒たちは、この曼荼羅で絵解きをしながら、信仰を広めていきました。

立山の入り口です。
かつては「死出の山路」でした。

布橋です。
堂川を三途の川に見立て、川を境に手前を俗界、反対側を聖界といい、この両岸に架かる橋が布橋です。

女人禁制の立山は、普段はここから先に女性は入れませんでした。

猿が蔓（かずら）を渡して作った橋。

女人禁制の立山へ入山し、杉とされてしまった女性が描かれています。

獅子ヶ鼻岩です。
急な岩の上に天狗が待ってます。。

この獅子ヶ鼻岩. 立山の御前山から小佐波御前山へ向かう途中に実際にある絶壁です。

餓鬼道地獄に堕ちた亡者が作った田んぼとされる「ガキ田」です。

地獄谷です。
血の池とその右は釜茹での様子。
血の池は室堂平にある立山火山の火口湖ですが、立山地獄は火山のガスや熱でした。

閻魔台です。
閻魔様がお裁きの最中です。

立山開山伝説の聖地と呼ばれている玉殿岩屋。

少年はクマを射って、そのクマを追っかけたらクマはこの岩屋に逃げ込んだ。
中に入ってみると、クマはおらず矢が刺さった阿弥陀如来が立っていた。
阿弥陀如来に弓を引いたのか？とぼうぜんとする少年に阿弥陀如来は、
「この尊い山に多くの人が信仰をささげられるように、お前は僧になってこの山を開きなさい」とのお告げがあった。
その様子が描かれています。

少年は佐伯有頼で、神仏習合の一大霊場である立山を開山した佐伯慈興という僧です。

標高3003mの雄山です。
山頂では天女が舞ってます。

剱岳
地獄の針山です。

曼荼羅、解説読みながら眺めていると、おもしろかったです。
ひたすら曼荼羅の絵解きを楽しみました。

曼荼羅で描かれている場所を全部ではありませんが巡るツアーもあるようです。
面白いですね～～

立山博物館を出ると目の前にあるのが教算坊（旧佐伯邸）です。

ココから入れます。

素敵な庭です。

奥の建物が江戸後期に建てられた宿坊です。

外から中を拝見します。

宿坊当時の様子が判ります。

広く綺麗なお庭ですね。

コケも綺麗です。

車で10分弱。
15時過ぎに
ホテル森の風露天風呂付立山別邸「四季彩」
に到着。

駐車場にスタッフが待機。

スタッフ「いらっしゃいませ。お泊りでいらっしゃいますか？」
私「はい。nichiと申します。」
スタッフ「お待ちしておりました。nichi様。お車をこのままお進めください。四季彩のゲートをくぐって頂き、右奥の山吹がnichi様のお部屋です。お車はその前にお停めください。鍵は開いておりますのでそのまま部屋にお入りください。すぐにスタッフが伺います。」

えーッと右奥の建物。。。

四季彩は全部で11室しかありません。
だからすぐに探せるはず。。

山吹
ここですね。

戸建ての玄関ですね。

開けると本当に戸建ての別荘のようです。

車から荷物を降ろしていると、先ほどと違うスタッフがやってきました。

まずはリビングルームでチェックインの手続きです。

私がチェックイン手続きをしている間に、家内は中を撮影しながらプラプラ。

改めてスタッフが説明して中を廻ってくれるのですが。。。

セミダブルベッドが２つ。
広いですね～

浴衣は２種類。
スタッフ「本館の大浴場や食事に行くときにこれをお召しになってください。」

リビングのテレビ。

リビングのカーテンを開けると、ベランダの奥に庭があって、遠くに見えるのは、

立山連峰！！！

ベランダの左側には、

温泉ですね。

家内が中から温泉のドアを開けました。

テレビの隣に大きなクローゼット。

中を開けると丹前とダウンロングコート。

丹前は普通にあるけど、ダウンロングコートとは？？
まだ寒いのかな？
スタッフ「朝晩冷えますから、外を歩かれる際に寒かったらご利用ください。」

本館の大浴場に行くときはこのバッグを持っていくようです。
結局この部屋のお風呂が気に入ってしまい、行かなかったけど。。。

冷蔵庫の中のものはすべてフリー
ビールが２本ある！！！

後ほど遠慮なく戴きます。

このコーヒーは嬉しい。
ネスプレッソ！

ココは洗面。

ツインルームなのにボールが一つなのは残念。

アメニティー

全部DHCでした。

洗面の奥は？

シャワールームがあって、

その奥に温泉です。

ずー－と絶え間なく温泉が流れてます。
蛇口を閉め忘れているのと勘違いしちゃいます。
陶器のお風呂です。

スタッフ「源泉かけ流しですので。」

もう、気持ちよくて。。。。

このお風呂にチェックアウトまで何回入っただろう？？

湯船に浸かりながら見える立山連峰。

トイレは普通。

スタッフは一通りの説明を終えて戻っていきました。

ピンぼけですが、まずはビールで乾杯！

部屋から「あわすのスキー場」のゲレンデが見えます。

まずは本館にビールを買いに行って、冷蔵庫に保管。
温泉に入ってビール。

夕飯の時間になりました。
本館の個室に案内されました。

和室の椅子ですね。

まずはビールで乾杯。
もうこの時すでに部屋の温泉に２回入ってます。
部屋でビール2本づつ飲んできましたが、やっぱりビール。

前菜です。

左上から　山菜土佐酢　卵の花和え
真ん中上が、焼きホッキ貝山菜おこわ添え
その右が、和牛しゃぶしゃぶ巻　行者ニンニクソース仕立て
右下が、ホタテ貝柱燻製　アスパラガス　炒り桜エビ粉
真ん中下が、ビワとアンズのフライ　ライム
左下が、アワビ柔らか蒸しの昆布肝ソース掛け。

まあ豪華なこと。

ビールが無くなったので、お酒飲みたーい！
と家内の希望で、万寿泉（２合）を冷で。。。

鍋が出てきました。

これ、すっぽんフカヒレ鍋

贅沢～～

お造りですね。

マグロ、真鯛の昆布〆、アオリイカキャビア添え、雪塩で戴きます。
なんとも贅沢な。。。。

上は焼き物です。
マスの木の芽みそ焼き

上は揚げ物。
白エビのかき揚げ、ホタルイカ、タラの芽、ふきのとう。

下のお皿は、
富山産牛ローストビーフ　焦しバターソース
子羊玉葱醤油ソース。

凝ってますね～～

お酒が無くなったので、私は柚子の酒。
家内の分もオーダーすると、
家内はそれと日本酒で立山（4合）を冷で。

家内「何で柚子のお酒なの？軽くない？」
私「たまには飲みたい！」
家内「柚子のお酒をチェイサーにして日本酒呑むと美味しいよ。」

ま、いっか。
お好きにどうぞ。。。

これが柚子の酒。

確かに軽かった。
仕方ないのでお猪口をもう一つもらって家内の立山を戴きます。

左上が野菜のピクルス。
左下が煮アナゴの握り寿司です。
ハマグリのお吸い物も。

最後に生ビールを1杯づつ戴いて、部屋に戻りました。

下駄の音を鳴らして部屋に戻ってきました。
すっかり夜は更けて真っ暗です。

このお部屋で間違えないですね？

酔っぱらってお隣に行っては大変。
でもちゃんと古いBMW525が停まってるから間違えありません。

この後、この源泉かけ流しの部屋の露天風呂に何回入ったかな～？

でもこの日は22時には寝ちゃいました。

起床！
気持ちいいぞ～～

部屋でコーヒー飲んで、ランニングに行きました。
ホテルから立山駅までの往復です。
途中、常願寺川から見る景色は綺麗でした。
残念ながらカメラもスマホも持たずに走りました。

往復約5㎞の約30分のミニランニングでした。

朝風呂～

ランニングの後の温泉は最高です！

部屋から見る立山。
少しガスってますが、迫力あります。

朝食は再び本館で。
今回は個室ではありませんでしたが、１組ごとにパーテーションで仕切られていました。

豪華ですね～

３種のジュースがやってきました。

あっさりおいしかった湯豆腐も、、、

鮭とご飯。

朝からすごい量、、、

部屋に戻って身支度整えて、
さあそろそろチェックアウトしましょう！

贅沢な１泊でした。

さあ、立山連峰！
これから向かうから待ってろよ～

8時20分立山駅発のケーブルカーを予約済みです。
いよいよ今日は黒部アルペンルートを縦断して長野県に行きます。