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蓼科を訪れた際に、塩尻ICから19号線を通り、贄川宿へ行きました。贄川関所、観音寺、麻衣廼神社、巨木トチノキを見ました。塩尻市街地へ戻る途中で井筒ワインに寄ってから、塩尻市観光センターで教えてもらい、市街地の施設を回りました。各家に前庭がある郷原宿を歩いてから、工事中の道の駅小坂田を見た後、塩尻ICへ行きました。贄川宿や郷原宿のよさに気づいた旅でした。

贄川宿、郷原宿、塩尻市街地を巡る旅

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2022/05/25 - 2022/05/25

1179位(同エリア1212件中)

旅行記グループ 長野県の旅行記

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ぷーちゃんさん

この旅行記のスケジュール

2022/05/25

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蓼科を訪れた際に、塩尻ICから19号線を通り、贄川宿へ行きました。贄川関所、観音寺、麻衣廼神社、巨木トチノキを見ました。塩尻市街地へ戻る途中で井筒ワインに寄ってから、塩尻市観光センターで教えてもらい、市街地の施設を回りました。各家に前庭がある郷原宿を歩いてから、工事中の道の駅小坂田を見た後、塩尻ICへ行きました。贄川宿や郷原宿のよさに気づいた旅でした。

旅行の満足度
4.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 塩尻から19号線を通って贄川駅の駐車場に車を停めて、贄川宿散策をしました。<br />

    塩尻から19号線を通って贄川駅の駐車場に車を停めて、贄川宿散策をしました。

    贄川宿 名所・史跡

  • 無人の贄川駅です。平日午前、駅の駐車場は空いていました。

    無人の贄川駅です。平日午前、駅の駐車場は空いていました。

    贄川駅

  • 線路沿いを南へ250mほど歩いたところに関所橋があります。この橋は線路に架かる最初の関所橋です。メロディー橋と呼ばれて、欄干に金属の筒が下がっていて、順に叩くと木曽のなかのりさんのメロディーになります。歩行者用橋で、車は並んで架かる関所橋を通ります。

    線路沿いを南へ250mほど歩いたところに関所橋があります。この橋は線路に架かる最初の関所橋です。メロディー橋と呼ばれて、欄干に金属の筒が下がっていて、順に叩くと木曽のなかのりさんのメロディーになります。歩行者用橋で、車は並んで架かる関所橋を通ります。

  • 関所橋を渡って贄川関所に来ました。木曽路の北の防衛拠点として1334年に設置された関所で、江戸時代には婦女の通用や白木の搬出を厳しく取り締まったそうです。現在の建物は江戸時代の史料や明治時代の絵図を参考に復元されたもので、建物内には昔の手形や古文書が展示されています。建物の裏には歌川広重が木曽路の宿場を描いた浮世絵の複製画や、贄川の歴史や史蹟を説明した無料の資料館があります。手作りの展示物が多くあり、休憩用のベンチも置かれていて、温かみが感じられる資料館です。資料館には木曽路のパンフレットも多く置かれています。関所の受付の方に贄川について尋ねると詳しく説明してくれました。<br />

    関所橋を渡って贄川関所に来ました。木曽路の北の防衛拠点として1334年に設置された関所で、江戸時代には婦女の通用や白木の搬出を厳しく取り締まったそうです。現在の建物は江戸時代の史料や明治時代の絵図を参考に復元されたもので、建物内には昔の手形や古文書が展示されています。建物の裏には歌川広重が木曽路の宿場を描いた浮世絵の複製画や、贄川の歴史や史蹟を説明した無料の資料館があります。手作りの展示物が多くあり、休憩用のベンチも置かれていて、温かみが感じられる資料館です。資料館には木曽路のパンフレットも多く置かれています。関所の受付の方に贄川について尋ねると詳しく説明してくれました。

    贄川関所 美術館・博物館

  • 関所橋から町並みを歩きました。街の地図にある商店のほとんどはなく、住宅地でした。土産物店や飲食店がなく静かな宿です。麻衣廼神社の石柱があり線路に架かる狭い橋を通って、19号線に出ました。<br />

    関所橋から町並みを歩きました。街の地図にある商店のほとんどはなく、住宅地でした。土産物店や飲食店がなく静かな宿です。麻衣廼神社の石柱があり線路に架かる狭い橋を通って、19号線に出ました。

    贄川宿 名所・史跡

  • 19号線沿いに観音寺の石柱があります。木曽谷に唯一残っている真言宗寺院です。参道脇に聖観音菩薩像が線路の向こう側の町並みを見守るように立っています。本堂の前に木造銅板葺屋根の鐘楼門が建っています。<br />

    19号線沿いに観音寺の石柱があります。木曽谷に唯一残っている真言宗寺院です。参道脇に聖観音菩薩像が線路の向こう側の町並みを見守るように立っています。本堂の前に木造銅板葺屋根の鐘楼門が建っています。

    観音寺 寺・神社・教会

  • 観音寺の横の道を上がると麻衣廼神社があります。938年から947年にかけて創建された神社です。

    観音寺の横の道を上がると麻衣廼神社があります。938年から947年にかけて創建された神社です。

    麻衣廼神社 寺・神社・教会

  • 諏訪大社を本社としているとのことで、7年に1度行われる御柱祭が終わったばかりの時に訪れたため、社殿前には4本の新しい御柱が立っていました。御柱は社殿の四隅に建てる柱ですが、社殿の裏が険しい斜面のために社殿前に並べて立てたのかもしれません。<br />

    諏訪大社を本社としているとのことで、7年に1度行われる御柱祭が終わったばかりの時に訪れたため、社殿前には4本の新しい御柱が立っていました。御柱は社殿の四隅に建てる柱ですが、社殿の裏が険しい斜面のために社殿前に並べて立てたのかもしれません。

    麻衣廼神社 寺・神社・教会

  • 1747年に再建された木造の社殿は森の中に建っていて趣が感じられます。

    1747年に再建された木造の社殿は森の中に建っていて趣が感じられます。

  • 19号線の歩道をさらに進み、長野県天然記念物に指定された樹齢1000年ほどのトチノキを見ました。根元の周囲が1m以上あり、根元からは大きなこぶが1mほどできていて、その上は大きな枝が分岐しています。トチノキの周囲にはたくさんの大木があるため見過ごしやすいですが、19号線沿いに小さな案内板と駐車スペースが目印です。訪れた時は小さな白い花をつけていて、トチノキに近づくととても良い香りがしました。見上げると、生命力を感じ神秘的な雰囲気に包まれるようでした。<br />

    19号線の歩道をさらに進み、長野県天然記念物に指定された樹齢1000年ほどのトチノキを見ました。根元の周囲が1m以上あり、根元からは大きなこぶが1mほどできていて、その上は大きな枝が分岐しています。トチノキの周囲にはたくさんの大木があるため見過ごしやすいですが、19号線沿いに小さな案内板と駐車スペースが目印です。訪れた時は小さな白い花をつけていて、トチノキに近づくととても良い香りがしました。見上げると、生命力を感じ神秘的な雰囲気に包まれるようでした。

    贄川のトチノキ 自然・景勝地

  • 再び住宅地へ行き、国の重要文化財に指定されている深澤家住宅の外観を見ました。行商を中心とする商家で、幕末には苗字を許された贄川屈指の商人でした。贄川は何度も大火にあい、主屋は1854年に街道沿いに再建され、中庭を挟んで1821年に北蔵が、1862年に南蔵が建ちました。蔵は漆喰塗りの土蔵造です。二階格子窓を出梁で持ち出して深い軒を造る独特の正面外観です。保存状態がよく、江戸時代末期の宿駅の町家の姿を留めています。蔵に波に囲まれた白兎の顔の鏝絵がありました。贄川を歩いていて、宿場を感じることができる建物です。<br />

    再び住宅地へ行き、国の重要文化財に指定されている深澤家住宅の外観を見ました。行商を中心とする商家で、幕末には苗字を許された贄川屈指の商人でした。贄川は何度も大火にあい、主屋は1854年に街道沿いに再建され、中庭を挟んで1821年に北蔵が、1862年に南蔵が建ちました。蔵は漆喰塗りの土蔵造です。二階格子窓を出梁で持ち出して深い軒を造る独特の正面外観です。保存状態がよく、江戸時代末期の宿駅の町家の姿を留めています。蔵に波に囲まれた白兎の顔の鏝絵がありました。贄川を歩いていて、宿場を感じることができる建物です。

    深澤家住宅 名所・史跡

  • 車に乗り、是より南木曽路の碑に行きました。贄川関所で教えてもらった通りに、塩尻へ戻る途中にあるトンネルの手前を右折して桜沢を走りました。桜沢信号の手前の19号線沿いに石碑があります。東屋、この辺りの木曽路を描いた図、説明板があります。石碑のそばに奈良井川の支流に架かる桜沢橋があります。この橋を境にして、南が木曽路と記す石碑です。<br />

    車に乗り、是より南木曽路の碑に行きました。贄川関所で教えてもらった通りに、塩尻へ戻る途中にあるトンネルの手前を右折して桜沢を走りました。桜沢信号の手前の19号線沿いに石碑があります。東屋、この辺りの木曽路を描いた図、説明板があります。石碑のそばに奈良井川の支流に架かる桜沢橋があります。この橋を境にして、南が木曽路と記す石碑です。

    是より南木曽路の碑 名所・史跡

  • 塩尻駅へ向かう途中、19号線の桔梗ケ原交差点を左折した先に井筒ワインがあります。ぶどう畑の多い地区に建つレンガの建物です。販売店の正面の柱にぶどうの木が植えられていて、アーチのように葉が茂っていました。店内に各種ワインが並び、土産用のカップワインや180mlの飲み比べワインがあります。ワイングラス、デカンター、オープナーなどもありました。土産にコンコードのストレート果汁を購入しました。以前はワインの試飲ができましたが、コロナ禍で行っていません。残念なことです。<br />

    塩尻駅へ向かう途中、19号線の桔梗ケ原交差点を左折した先に井筒ワインがあります。ぶどう畑の多い地区に建つレンガの建物です。販売店の正面の柱にぶどうの木が植えられていて、アーチのように葉が茂っていました。店内に各種ワインが並び、土産用のカップワインや180mlの飲み比べワインがあります。ワイングラス、デカンター、オープナーなどもありました。土産にコンコードのストレート果汁を購入しました。以前はワインの試飲ができましたが、コロナ禍で行っていません。残念なことです。

    井筒ワイン 名所・史跡

  • 塩尻駅東口にある塩尻市観光センターに来ました。建物にワイン樽とぶどうの飾りがあり、一目で塩尻の名産品がわかりました。明るい室内に、ワイン、木曽漆器、銘菓などの土産物がありました。すんきや冷凍山賊焼きがあるのが特徴です。観光案内コーナーで、ある施設の駐車場と工事中の道の駅小坂田公園について聞きました。駅周辺の地図を使い目的地そばの入れやすい駐車場を教えてくれました。道の駅の工事状況についても教えてくれました。気持ちのいい対応でした。<br />

    塩尻駅東口にある塩尻市観光センターに来ました。建物にワイン樽とぶどうの飾りがあり、一目で塩尻の名産品がわかりました。明るい室内に、ワイン、木曽漆器、銘菓などの土産物がありました。すんきや冷凍山賊焼きがあるのが特徴です。観光案内コーナーで、ある施設の駐車場と工事中の道の駅小坂田公園について聞きました。駅周辺の地図を使い目的地そばの入れやすい駐車場を教えてくれました。道の駅の工事状況についても教えてくれました。気持ちのいい対応でした。

    塩尻市観光センター 名所・史跡

  • 塩尻市中心地を巡った後に、郷原宿に来ました。郷福寺の駐車場に車を停めました。郷原宿の端にある真言宗郷福寺です。1821年の郷原宿の大火で全焼し、1854年に本堂を再建しました。参道前に薬師堂が建っています。訪れた平日午後、参詣する人はいませんでした。写経、写仏教室、書道教室、子育てサロン、ヨガなどで寺を開放して、檀家だけでなく地域の人々に開かれた寺の印象を受けました。<br />

    塩尻市中心地を巡った後に、郷原宿に来ました。郷福寺の駐車場に車を停めました。郷原宿の端にある真言宗郷福寺です。1821年の郷原宿の大火で全焼し、1854年に本堂を再建しました。参道前に薬師堂が建っています。訪れた平日午後、参詣する人はいませんでした。写経、写仏教室、書道教室、子育てサロン、ヨガなどで寺を開放して、檀家だけでなく地域の人々に開かれた寺の印象を受けました。

    郷福寺 寺・神社・教会

  • 駐車場の植え込みに、郷原宿の高札場があります。

    駐車場の植え込みに、郷原宿の高札場があります。

  • 郷福寺前に郷原宿の石碑と説明板がありました。善光寺街道にあった宿場町です。現在は住宅街ですが、各住宅に屋号の大きな表札があります。善光寺参りでにぎわった街道にあった宿場です。<br />

    郷福寺前に郷原宿の石碑と説明板がありました。善光寺街道にあった宿場町です。現在は住宅街ですが、各住宅に屋号の大きな表札があります。善光寺参りでにぎわった街道にあった宿場です。

    郷原宿 名所・史跡

  • 古井戸が宿場の面影を残しています。

    古井戸が宿場の面影を残しています。

  • 1858年の大火以後の屋敷割りは間口が広く、他の宿場よりゆったりとしています。雀返しのついた切妻が街道に面していて、家と街道の間に庭があり樹木が植えられているのが郷原宿の特徴です。

    1858年の大火以後の屋敷割りは間口が広く、他の宿場よりゆったりとしています。雀返しのついた切妻が街道に面していて、家と街道の間に庭があり樹木が植えられているのが郷原宿の特徴です。

  • 建て替えられた建物の前の庭がきれいで、街道沿いに木々や草花がありおしゃれな印象です。この住宅街の造りが江戸時代の宿場の造りであることに驚きました。

    建て替えられた建物の前の庭がきれいで、街道沿いに木々や草花がありおしゃれな印象です。この住宅街の造りが江戸時代の宿場の造りであることに驚きました。

    郷原宿 名所・史跡

  • 小坂田公園へ行く前に堀内家住宅に寄りました。江戸時代、名主を勤めた豪農の住宅です。1700年代後半に建てられた住宅で、ひさし部分には石が積まれ、屋根の上には雀おどりがついていて力強さが感じられる建物です。土間の見学は土日のみ予約すれば可能のようですが、普段は外観のみ見学させていただくことができます。障子に造られたガラス窓から中を見たところ、天井部分には立派な太い梁が築かれ、広々としたオエには囲炉裏が造られ、奥座敷や玄関座敷など多くの部屋が存在していました。外からは格子の窓も見られ、歴史と豊かさを感じた建物です。<br />

    小坂田公園へ行く前に堀内家住宅に寄りました。江戸時代、名主を勤めた豪農の住宅です。1700年代後半に建てられた住宅で、ひさし部分には石が積まれ、屋根の上には雀おどりがついていて力強さが感じられる建物です。土間の見学は土日のみ予約すれば可能のようですが、普段は外観のみ見学させていただくことができます。障子に造られたガラス窓から中を見たところ、天井部分には立派な太い梁が築かれ、広々としたオエには囲炉裏が造られ、奥座敷や玄関座敷など多くの部屋が存在していました。外からは格子の窓も見られ、歴史と豊かさを感じた建物です。

    堀内家住宅 名所・史跡

  • 堀内家住宅の近くに塩尻宿の看板と説明板がありました。住宅街です。

    堀内家住宅の近くに塩尻宿の看板と説明板がありました。住宅街です。

  • 塩尻ICに入る前に道の駅小坂田公園に寄りました。森林内に造られていて、世界中の蝶や昆虫が展示されている自然博物館や、ゴーカートとバッテリーカー、マレットゴルフなどが楽しめる施設があります。残念ながら大改築中のため、レストランや土産物店、直売所は閉鎖されていました。令和5年春までには、公式戦ができる人工芝サッカー場やフットサルコート、ボルダリングもできる室内子どもアスレチック、飲食店、物販所などができる予定のようです。工事中に加え、平日訪れたこともあり閑散としていました、完成したら再度訪れようと思います。<br />

    塩尻ICに入る前に道の駅小坂田公園に寄りました。森林内に造られていて、世界中の蝶や昆虫が展示されている自然博物館や、ゴーカートとバッテリーカー、マレットゴルフなどが楽しめる施設があります。残念ながら大改築中のため、レストランや土産物店、直売所は閉鎖されていました。令和5年春までには、公式戦ができる人工芝サッカー場やフットサルコート、ボルダリングもできる室内子どもアスレチック、飲食店、物販所などができる予定のようです。工事中に加え、平日訪れたこともあり閑散としていました、完成したら再度訪れようと思います。

    道の駅 小坂田公園 道の駅

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