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いろは坂を上り、奥日光の戦場ヶ原まで折りたたみ自転車で往復するというこの旅最もハードなサイクリングを終えて、2日目の後半は世界文化遺産の日光の社寺(二社一寺)の観光である。<br /><br />古くから人気の高かった日光観光で、風光明媚な自然とともに、江戸時代の工芸技術の粋を集めた高い芸術性を有する歴史的建築物の見学は欠かせない。<br /><br />タイムリミットの17:00まで残された時間は約2時間30分。<br />どれだけ日光の世界遺産を堪能できるだろう。

チャリと行く高原と世界遺産の旅 2021 /2日目(10/15)後編

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2021/10/15 - 2021/10/15

529位(同エリア3284件中)

旅行記グループ チャリと行く鉄道旅 2021

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キートン

キートンさん

この旅行記のスケジュール

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いろは坂を上り、奥日光の戦場ヶ原まで折りたたみ自転車で往復するというこの旅最もハードなサイクリングを終えて、2日目の後半は世界文化遺産の日光の社寺(二社一寺)の観光である。

古くから人気の高かった日光観光で、風光明媚な自然とともに、江戸時代の工芸技術の粋を集めた高い芸術性を有する歴史的建築物の見学は欠かせない。

タイムリミットの17:00まで残された時間は約2時間30分。
どれだけ日光の世界遺産を堪能できるだろう。

旅行の満足度
3.5
観光
3.5
交通
3.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
JRローカル
旅行の手配内容
個別手配

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  • 本日のサイクリングは一旦終了して、東照宮近くで駐輪場を探したが見つからなかった。<br />国道沿いの交番で聞いてみると、国道をはさんで向かい側の駐車場を紹介された。<br />駐車場の片隅に無料で停めさせてもらうことができたが、時間をロスしてしまい表参道から東照寺へと向かう頃には14:40近くになっていた。

    本日のサイクリングは一旦終了して、東照宮近くで駐輪場を探したが見つからなかった。
    国道沿いの交番で聞いてみると、国道をはさんで向かい側の駐車場を紹介された。
    駐車場の片隅に無料で停めさせてもらうことができたが、時間をロスしてしまい表参道から東照寺へと向かう頃には14:40近くになっていた。

  • 東照宮は、将軍・徳川家康を神格化した東照大権現を主祭神として祀っている。<br /><br />三つ葉葵のあの紋所が目に入る。

    東照宮は、将軍・徳川家康を神格化した東照大権現を主祭神として祀っている。

    三つ葉葵のあの紋所が目に入る。

  • 東照宮の拝観時間は9:00~17:00、拝観料は1300円。

    東照宮の拝観時間は9:00~17:00、拝観料は1300円。

  • 表門をくぐると、左から上神庫、中神庫、下神庫と三つの神庫が並んでいる。<br /><br />奈良の正倉院に用いられている校倉造を模していて、装束や御道具、祭器具が収められている。

    表門をくぐると、左から上神庫、中神庫、下神庫と三つの神庫が並んでいる。

    奈良の正倉院に用いられている校倉造を模していて、装束や御道具、祭器具が収められている。

  • 上神庫の妻側には2頭の象の彫刻があるが、江戸時代初期の絵師・狩野探幽が想像で描いたものとされる。

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    上神庫の妻側には2頭の象の彫刻があるが、江戸時代初期の絵師・狩野探幽が想像で描いたものとされる。

  • 上神庫の向かいには、猿の一生が描かれた浮彫を施した神厩がある。

    上神庫の向かいには、猿の一生が描かれた浮彫を施した神厩がある。

  • 「見ざる、言わざる、聞かざる」で有名な三猿は、「幼少期には悪事を見ない、言わない、聞かない方がいい」という教えであり、転じて「自分に不都合なことは見ない、言わない、聞かない方がいい」という教えであるという。

    「見ざる、言わざる、聞かざる」で有名な三猿は、「幼少期には悪事を見ない、言わない、聞かない方がいい」という教えであり、転じて「自分に不都合なことは見ない、言わない、聞かない方がいい」という教えであるという。

  • 上神庫と輪蔵の間の鳥居をくぐり石段を上ると、東照宮で最も有名な門がある。

    上神庫と輪蔵の間の鳥居をくぐり石段を上ると、東照宮で最も有名な門がある。

  • 石段を上ったところから見た上神庫。

    石段を上ったところから見た上神庫。

  • 508体の彫刻が施され、いつまで見ていても飽きないことから「日暮らしの門」とも呼ばれる陽明門。<br />建築形式は三間一戸楼門で、高さ11m、間口7m、奥行4.4m。<br />1636年(寛永13年)に造替えられたもの。<br />江戸時代初期の工芸技術が凝縮されている。

    508体の彫刻が施され、いつまで見ていても飽きないことから「日暮らしの門」とも呼ばれる陽明門。
    建築形式は三間一戸楼門で、高さ11m、間口7m、奥行4.4m。
    1636年(寛永13年)に造替えられたもの。
    江戸時代初期の工芸技術が凝縮されている。

  • 軒下には、「東照大権現」の扁額、その両側に麒麟が配されている。<br />その下に龍と息が2列に並び、さらに下には白色の龍の全身と龍馬。<br />二階の廻縁の高欄に「千人唐子の知恵遊び」、その下に唐獅子、次に中国の君子の姿が施されている。<br /><br />「息」とは架空の動物で、日光東照宮の陽明門と拝殿以外の場所にはほとんど見出せないことから、その正体は謎であり、読み方も「そく」か「いき」か不明のままだという。

    軒下には、「東照大権現」の扁額、その両側に麒麟が配されている。
    その下に龍と息が2列に並び、さらに下には白色の龍の全身と龍馬。
    二階の廻縁の高欄に「千人唐子の知恵遊び」、その下に唐獅子、次に中国の君子の姿が施されている。

    「息」とは架空の動物で、日光東照宮の陽明門と拝殿以外の場所にはほとんど見出せないことから、その正体は謎であり、読み方も「そく」か「いき」か不明のままだという。

  • 隅部の龍と唐獅子の装飾。<br /><br />2017年3月に4年間をかけた大修理を終えた陽明門だが、雨漏りやカビ・劣化などが確認され、手直し工事が2021年12月上旬~翌年3月下旬の約4か月間予定されているという。<br />その工事期間になるとこの陽明門の装飾は見ることができなくなるかもしれない。

    隅部の龍と唐獅子の装飾。

    2017年3月に4年間をかけた大修理を終えた陽明門だが、雨漏りやカビ・劣化などが確認され、手直し工事が2021年12月上旬~翌年3月下旬の約4か月間予定されているという。
    その工事期間になるとこの陽明門の装飾は見ることができなくなるかもしれない。

  • 背面(北側)から見た陽明門。

    背面(北側)から見た陽明門。

  • 陽明門をくぐった右側には、神楽殿(右)と祈祷殿(左)。

    陽明門をくぐった右側には、神楽殿(右)と祈祷殿(左)。

  • 神楽殿と祈祷殿の間を通って奥社参道へと向かう途中の回廊に施された「眠り猫」。<br />伝説的な彫刻職人左甚五郎の作品と伝承されている。<br /> 猫の彫刻の裏には雀の彫刻がある。<br />猫が起きていれば雀は食べられてしまうが、猫が眠っていれば雀と共に共存していける、という平和への願いが込められているという。

    神楽殿と祈祷殿の間を通って奥社参道へと向かう途中の回廊に施された「眠り猫」。
    伝説的な彫刻職人左甚五郎の作品と伝承されている。
    猫の彫刻の裏には雀の彫刻がある。
    猫が起きていれば雀は食べられてしまうが、猫が眠っていれば雀と共に共存していける、という平和への願いが込められているという。

  • 奥社参道を進むと207段の石段を上る。<br /><br />石段の踏み石は一枚石で造られている。

    奥社参道を進むと207段の石段を上る。

    石段の踏み石は一枚石で造られている。

  • 石段を上りきると、奥社拝殿がある。<br /><br />御宝塔に参拝するための社殿で、かつては将軍のみの昇殿参拝を許された。

    石段を上りきると、奥社拝殿がある。

    御宝塔に参拝するための社殿で、かつては将軍のみの昇殿参拝を許された。

    日光東照宮 奥宮拝殿 寺・神社・教会

  • 徳川家康の墓所である奥社宝塔。<br />塔の前に鶴の燭台、唐獅子の香炉、花瓶の三具足が据えられている。<br /><br />ここからは、また上ってきた奥社参道を引き返す。

    徳川家康の墓所である奥社宝塔。
    塔の前に鶴の燭台、唐獅子の香炉、花瓶の三具足が据えられている。

    ここからは、また上ってきた奥社参道を引き返す。

  • 陽明門の北側、本殿の前にある唐門。<br /><br />ここより昇殿できるのは御目見得(将軍に拝謁できる身分)以上の幕臣や大名に限られた。

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    陽明門の北側、本殿の前にある唐門。

    ここより昇殿できるのは御目見得(将軍に拝謁できる身分)以上の幕臣や大名に限られた。

  • 「許由と巣父(きょゆうとそうほ)」や「舜帝朝見の儀(しゅんていちょうけんのぎ)」など古代中国の故事を題材にした彫刻で飾られている。<br />これらは一本の木のくり彫りなのだという。

    「許由と巣父(きょゆうとそうほ)」や「舜帝朝見の儀(しゅんていちょうけんのぎ)」など古代中国の故事を題材にした彫刻で飾られている。
    これらは一本の木のくり彫りなのだという。

  • 東照宮の見学は周回コースではなく基本的に往復コースとなるので、復路も陽明門を通ることになる。<br /><br />陽明門の裏側(北側)両脇には一対の獅子が安置されている。

    東照宮の見学は周回コースではなく基本的に往復コースとなるので、復路も陽明門を通ることになる。

    陽明門の裏側(北側)両脇には一対の獅子が安置されている。

  • 陽明門の表側(南側)両脇には一対の隋身が安置されている。<br />これらの像の周囲の壁面は胡粉塗に漆箔仕上げの牡丹唐草文の彫物で飾り、欄間は黒漆塗の地に花鳥の彫刻を貼り付けている。

    陽明門の表側(南側)両脇には一対の隋身が安置されている。
    これらの像の周囲の壁面は胡粉塗に漆箔仕上げの牡丹唐草文の彫物で飾り、欄間は黒漆塗の地に花鳥の彫刻を貼り付けている。

  • 陽明門のきらびやかな装飾。<br /><br />人物像の装飾彫刻はいずれも中国の故事、古代の先験、伝説上の仙人などを表している。

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    陽明門のきらびやかな装飾。

    人物像の装飾彫刻はいずれも中国の故事、古代の先験、伝説上の仙人などを表している。

  • 陽明門の両側に続く回廊のカラフルな装飾。

    陽明門の両側に続く回廊のカラフルな装飾。

  • 陽明門から見た、回転灯籠(左)と鼓楼(中央)。

    陽明門から見た、回転灯籠(左)と鼓楼(中央)。

  • 鼓楼の奥にある本地堂(薬師堂)。<br />徳川家康は薬師如来の化身であると考えられたといわれ、内部には東照権現の本地仏、薬師如来を安置している。<br />内部を見学できるが、写真撮影は禁止になっている。<br />「鳴龍」と呼ばれる、天井に描かれた6m×15mの水墨画が有名で、ガイドが拍子木を打ち、龍の頭部の下でのみ音が反響するのを実演してくれる。

    鼓楼の奥にある本地堂(薬師堂)。
    徳川家康は薬師如来の化身であると考えられたといわれ、内部には東照権現の本地仏、薬師如来を安置している。
    内部を見学できるが、写真撮影は禁止になっている。
    「鳴龍」と呼ばれる、天井に描かれた6m×15mの水墨画が有名で、ガイドが拍子木を打ち、龍の頭部の下でのみ音が反響するのを実演してくれる。

    日光山輪王寺 薬師堂 寺・神社・教会

  • 東照宮をひと通り見学して、表門へと向かう。<br /><br />鳥居の西側(右)には御水舎、東側(左)には神厩。

    東照宮をひと通り見学して、表門へと向かう。

    鳥居の西側(右)には御水舎、東側(左)には神厩。

  • 表門を出ると、右側に五重塔がある。<br />高さ36m、1650年(慶安3年)初代若狭小浜藩主の酒井忠勝によって寄進されたが、一度焼失し、1818年(文政元年)に再建された。

    表門を出ると、右側に五重塔がある。
    高さ36m、1650年(慶安3年)初代若狭小浜藩主の酒井忠勝によって寄進されたが、一度焼失し、1818年(文政元年)に再建された。

    東照宮五重塔 名所・史跡

  • 極彩色の装飾の中に十二支の彫刻があり、東側には虎、兎、龍が配置されている。

    極彩色の装飾の中に十二支の彫刻があり、東側には虎、兎、龍が配置されている。

  • 16:00前、五重塔の北側から石灯籠が並ぶ上新道を進む。

    16:00前、五重塔の北側から石灯籠が並ぶ上新道を進む。

  • 二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)の楼門をくぐる。

    二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)の楼門をくぐる。

  • 二荒山神社は日光三山を神体山として祀る神社で、この本社、中禅寺湖畔の中宮祠、男体山山頂の奥宮の3ヶ所の境内からなる。<br />日光三山は男体山、女峰山、太郎山からなり、二荒山神社ではそれぞれに神をあてて祀っている。<br />三山のほか日光連山を境内地とし、面積は3,400haにも及び、その神域には華厳滝やいろは坂も含まれる。

    二荒山神社は日光三山を神体山として祀る神社で、この本社、中禅寺湖畔の中宮祠、男体山山頂の奥宮の3ヶ所の境内からなる。
    日光三山は男体山、女峰山、太郎山からなり、二荒山神社ではそれぞれに神をあてて祀っている。
    三山のほか日光連山を境内地とし、面積は3,400haにも及び、その神域には華厳滝やいろは坂も含まれる。

  • 縁結びの神社として人気がある、かどうかは定かではないが、良い縁笹の輪くぐりがある。<br /><br />二荒山神社には「神苑」と呼ばれる有料のエリアがあり、拝観時間は8:00~17:00、拝観料は300円。

    縁結びの神社として人気がある、かどうかは定かではないが、良い縁笹の輪くぐりがある。

    二荒山神社には「神苑」と呼ばれる有料のエリアがあり、拝観時間は8:00~17:00、拝観料は300円。

  • 神苑に入るとすぐ左側に日枝神社がある。<br /><br />山と健康の神とされる大山咋命を祀っている。<br />大山咋命の御霊は、大津の日吉大社から分祀されたもの。

    神苑に入るとすぐ左側に日枝神社がある。

    山と健康の神とされる大山咋命を祀っている。
    大山咋命の御霊は、大津の日吉大社から分祀されたもの。

  • 鎌倉時代に寄進された銅灯籠は「化け灯籠」と呼ばれている。<br /><br />夜間警護の侍が灯籠の明かりを亡霊の炎と見誤り、たびたび灯籠を日本刀で切りつけたため、各所に70以上の刀傷が残るという。

    鎌倉時代に寄進された銅灯籠は「化け灯籠」と呼ばれている。

    夜間警護の侍が灯籠の明かりを亡霊の炎と見誤り、たびたび灯籠を日本刀で切りつけたため、各所に70以上の刀傷が残るという。

  • 福の神として知られる大黒が祀られている大国殿。<br /><br />大国殿の前には、お菓子の神様とされる田道間守の像、その前に人の心の角を取って丸くしてくれるという円石がある。

    福の神として知られる大黒が祀られている大国殿。

    大国殿の前には、お菓子の神様とされる田道間守の像、その前に人の心の角を取って丸くしてくれるという円石がある。

  • 大国殿は内部見学でき、写真撮影禁止にはなっていないようだ。<br /><br />中央に大黒天が安置された逗子、その右側に「招き大黒様」、左側には「太郎丸」と呼ばれる大太刀が展示されている。

    大国殿は内部見学でき、写真撮影禁止にはなっていないようだ。

    中央に大黒天が安置された逗子、その右側に「招き大黒様」、左側には「太郎丸」と呼ばれる大太刀が展示されている。

  • 赤と青の花模様が格子ごとに描かれた大国殿の天井。

    赤と青の花模様が格子ごとに描かれた大国殿の天井。

  • 大国殿入口横にある、開運ねずみ。<br /><br />古事記に、ねずみが大国主命を助けた話があり、大黒様の御使いとされている。

    大国殿入口横にある、開運ねずみ。

    古事記に、ねずみが大国主命を助けた話があり、大黒様の御使いとされている。

  • 約1年前に大規模修理が完了した本殿。<br /><br />残念ながら本殿を囲む塀の中には入れない。

    約1年前に大規模修理が完了した本殿。

    残念ながら本殿を囲む塀の中には入れない。

  • 神苑の散策路から見た本殿。<br /><br />神社の創建は奈良時代末といわれ、元は現在の別宮・本宮神社の地にあったが、1619年(元和5年)に現在地に新たに造営され「新宮」と呼ばれた。<br />現存する日光最古の建造物である。

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    神苑の散策路から見た本殿。

    神社の創建は奈良時代末といわれ、元は現在の別宮・本宮神社の地にあったが、1619年(元和5年)に現在地に新たに造営され「新宮」と呼ばれた。
    現存する日光最古の建造物である。

  • 二荒山神社の神門から出て参道の坂を下りて行くと、輪王寺の常行堂がある。<br />その奥に輪王寺の仁王門や大猷院などがある。

    二荒山神社の神門から出て参道の坂を下りて行くと、輪王寺の常行堂がある。
    その奥に輪王寺の仁王門や大猷院などがある。

  • 輪王寺の仁王門から先は有料となる。<br />拝観時間は8:00~17:00(4月~10月)、拝観料は550円(大猷院のみ)またはセット券900円(三仏堂+大猷院)。<br />入場は16:30まででぎりぎり入場可能な時刻だったが、日没時間も近かったのでここで引き返すことにした。<br /><br />ちなみに、仁王門の先にある大猷院は徳川三代将軍家光の廟所である。

    輪王寺の仁王門から先は有料となる。
    拝観時間は8:00~17:00(4月~10月)、拝観料は550円(大猷院のみ)またはセット券900円(三仏堂+大猷院)。
    入場は16:30まででぎりぎり入場可能な時刻だったが、日没時間も近かったのでここで引き返すことにした。

    ちなみに、仁王門の先にある大猷院は徳川三代将軍家光の廟所である。

  • 東照宮の表参道まで戻ると、参道東側に輪王寺の三仏堂を横から見れるポイントがあった。

    東照宮の表参道まで戻ると、参道東側に輪王寺の三仏堂を横から見れるポイントがあった。

  • さらに参道を下ると輪王寺の本坊表門(黒門)がある。

    さらに参道を下ると輪王寺の本坊表門(黒門)がある。

  • 表門(黒門)をくぐると左の広い石段の上部に三仏堂がある。<br /><br />三仏堂は輪王寺の本堂で、日光山随一、東日本では最も大きな木造の建物で、平安時代に創建されたという。<br />全国でも数少ない天台密教形式のお堂で、日光三所権現本地仏(千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音)という三体の大仏と、東照三所権現本地仏(薬師如来・阿弥陀如来・釈迦如来)という掛仏の、2組の三尊仏が本尊として祀られている。<br />昨年、13年間にもおよぶ平成の大修理を終えた。

    表門(黒門)をくぐると左の広い石段の上部に三仏堂がある。

    三仏堂は輪王寺の本堂で、日光山随一、東日本では最も大きな木造の建物で、平安時代に創建されたという。
    全国でも数少ない天台密教形式のお堂で、日光三所権現本地仏(千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音)という三体の大仏と、東照三所権現本地仏(薬師如来・阿弥陀如来・釈迦如来)という掛仏の、2組の三尊仏が本尊として祀られている。
    昨年、13年間にもおよぶ平成の大修理を終えた。

  • 16:45頃、ひと通り観光を終えて自転車でJR日光駅へと向かう。<br /><br />途中、神橋の横を通る。<br />神橋は日光二荒山神社の神域に属し、かつては将軍・日光例幣使と山伏しか渡れなかった。<br />今は有料で一般人も渡ることができるが、橋を通って対岸へは行けずに引き返すことになる。<br />「渡る橋」というよりも「眺める橋」という印象である。

    16:45頃、ひと通り観光を終えて自転車でJR日光駅へと向かう。

    途中、神橋の横を通る。
    神橋は日光二荒山神社の神域に属し、かつては将軍・日光例幣使と山伏しか渡れなかった。
    今は有料で一般人も渡ることができるが、橋を通って対岸へは行けずに引き返すことになる。
    「渡る橋」というよりも「眺める橋」という印象である。

    神橋 名所・史跡

  • 東武日光駅前に、かつてあった東武鉄道日光軌道線の路面電車が展示してある。<br />この路面電車は1953年(昭和28年)から15年間にわたり、日光駅前から馬返まで運行した東武100形電車で、「日光電車」と呼ばれた。<br />馬返から明知平までは東武鉄道のケーブルカーが通っていた。<br />1965年に第二いろは坂完成後は旅客数が激減し、日光電車は1968年に、ケーブルカーは1970年に廃止となった。<br />もしこの日光電車とケーブルカーが残っていれば、苦労していろは坂を自転車こいで上らなくても、明知平まで楽々輪行できたわけだ。<br />時代は時に皮肉な結果を生む。<br /><br />おかげで自力で標高差850m以上を往復することになり、その結果本日の走行距離は約57kmとなった。

    東武日光駅前に、かつてあった東武鉄道日光軌道線の路面電車が展示してある。
    この路面電車は1953年(昭和28年)から15年間にわたり、日光駅前から馬返まで運行した東武100形電車で、「日光電車」と呼ばれた。
    馬返から明知平までは東武鉄道のケーブルカーが通っていた。
    1965年に第二いろは坂完成後は旅客数が激減し、日光電車は1968年に、ケーブルカーは1970年に廃止となった。
    もしこの日光電車とケーブルカーが残っていれば、苦労していろは坂を自転車こいで上らなくても、明知平まで楽々輪行できたわけだ。
    時代は時に皮肉な結果を生む。

    おかげで自力で標高差850m以上を往復することになり、その結果本日の走行距離は約57kmとなった。

  • JR日光駅から17:18発の電車に乗り、宇都宮経由で大宮に移動。<br />大宮駅に近いHOTELメインが本日の宿だ。<br />セミダブルの部屋で1泊5500円。<br />朝食は付いていないが、駅前のマクドナルドの朝マックサービスチケットがもらえる。

    JR日光駅から17:18発の電車に乗り、宇都宮経由で大宮に移動。
    大宮駅に近いHOTELメインが本日の宿だ。
    セミダブルの部屋で1泊5500円。
    朝食は付いていないが、駅前のマクドナルドの朝マックサービスチケットがもらえる。

    HOTELメイン 宿・ホテル

  • バスルームはビジネスホテルとしては普通な感じ。<br /><br />3日目の明日は関東地方の天候が全般的に曇り時々雨の予報。<br />当初の予定では小田原経由箱根登山鉄道を利用し、芦ノ湖から伊豆スカイラインを走るつもりだった。<br />しかし、3日目の天候が最も不安定だったので、どの方面に向かうにも比較的便利な大宮に宿泊することにした。<br />天候次第で近くの川越あたりでゆっくり観光するか、上越新幹線を利用し長野県へ抜けて千曲川添い、もしくは小海線の野辺山から茅野方面へと走るか、いろいろ案が浮かぶが決められないまま眠りについた。

    バスルームはビジネスホテルとしては普通な感じ。

    3日目の明日は関東地方の天候が全般的に曇り時々雨の予報。
    当初の予定では小田原経由箱根登山鉄道を利用し、芦ノ湖から伊豆スカイラインを走るつもりだった。
    しかし、3日目の天候が最も不安定だったので、どの方面に向かうにも比較的便利な大宮に宿泊することにした。
    天候次第で近くの川越あたりでゆっくり観光するか、上越新幹線を利用し長野県へ抜けて千曲川添い、もしくは小海線の野辺山から茅野方面へと走るか、いろいろ案が浮かぶが決められないまま眠りについた。

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