2021/06/30 - 2021/07/01
140位(同エリア374件中)
kojikojiさん
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- Q&A回答73件
- 2,691,983アクセス
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支笏湖休暇村のスタッフの方と待合室で合流すると、今回の「大平洋フェリー創立50周年3船乗り比べツアー」の参加者が我々2人だけと分かりました。船内でも仙台でもそれらしい方はいなかったのでそうだろうとは思っていましたが…。お迎えの車へ行く途中「オプションで丸駒温泉での入浴とお昼というものがあるのですが。」という案内があり、妻は即答で「お願いします。」と。支笏湖の丸駒温泉は20年以上前に札幌にLoftを立ち上げた仕事の際の終わりに、仕事で知り合った方に連れて行ってもらったことがありました。お迎えの車はハイエースでずいぶん豪華な送迎だなと思いました。車に乗ってからオプションのお値段を伺うと「送迎付きでおひとり2,000円です。」考えていた金額の半分くらいの値段でした。このオプションがあるのは大平洋フェリーのホームページには掲載されていましたが、クルーズプラネットからは一切案内が無かったので妻には話していませんでした。苫小牧から支笏湖までは延々と続く1本道で、市内を出てから20キロくらい信号が1つもありませんでした。宿泊する休暇村のある支笏湖温泉は湖の東側にありますが、丸駒温泉は北側にあります。懐かしい湖畔の湯もよかったですが、新しくなった眺めの良い風呂も気持ちよかったです。食事はホテル内のレストランですが、これも美味しかったので大満足な上に、国民休暇村までの送迎の車も豪華でした。国民休暇村に送っていただくと荷物はすでに部屋に届けてありました。チェックインした後は周辺の観光のポイントを教えていただいて散歩に出掛けました。この日は快晴だったので湖畔の散歩は気持ちよかったですし、ビジターセンターでは支笏湖の成り立ちとヒメマスについて学べました。休暇村に戻って晩御飯にヒメマスの塩焼きと刺身を追加したのは言うまでもありません。丸駒温泉の湯もよかったですが、支笏湖温泉もツルツルな肌触りでよかったです。思いがけずに2つの温泉の湯を比べられました。晩御飯の食事はあまり期待していなかったのですが、とても豪華で地産の物を上手に使っているのが嬉しいです。そしてヒメマスの美味しいこと…。寝る前に1度と朝に1度温泉を楽しんで支笏湖の滞在は終わります。翌朝は一転して空は曇っていたので、今回の旅は天気についていると思いました。支笏湖温泉街のバス停に行かれる方がいたので、苫小牧駅までは中型のバスに2人だけで送っていただきました。ここからは念願のウポポイへ向かいます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 タクシー 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
PR
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苫小牧西フェリーターミナルで支笏湖国民休暇村のスタッフの方と合流して、今回の「大平洋フェリー創立50周年3船乗り比べツアー」の参加者が我々2人だけと分かりました。船内でも仙台でもそれらしい方はいなかったのでそうだろうとは思っていましたが…。お迎えの車へ行く途中「オプションで丸駒温泉での入浴とお昼というものがあるのですが。」という案内があり、妻は即答で「お願いします。」と。
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送迎の往路はこのハイエースに2人だけです。まだ新しいのとシートなどは豪華な印象を受けました。「ちなみにオプションはいくらですか?」と伺うと「送迎と入浴とお昼付きで2,000円です。」と。思っていた金が鵜の半分ほどなので嬉しい驚きです。
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フェリーターミナルとは明日の夕方までお別れですが、専用車での移動にテンションがあがります。苫小牧市内を出ると木立の美しい直線道路があり、約20キロほど信号機が無いという事でした。
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約40分ほどで休暇村の看板を通り過ぎ、すぐに温泉街を通り抜けます。
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湖畔の道路に出ると美しい支笏湖と、対岸には左の樽前山と右側の風不死岳(ふっぷしだけ)が美しく見えました。
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湖畔の水は車の中からでも美しいのが分かります。
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久し振りに広大な景色を見た気がします。これだけでも今回の旅行に来た甲斐がありました。
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そして天気が良いのが何よりです。運転していただいている休暇村の方によると秋田県の田沢湖に次ぐ日本で2番目の水深を誇り、周囲約40キロはマラソンコースとほぼ同じだそうです。
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前日までは天気が悪かったそうで、久しぶりの晴天だそうです。そして翌日は天候が崩れて、湖畔の山々は全く見えませんでした。
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支笏湖には漁業協同組合もあり、6月から8月まではヒメマス釣りも解禁されているそうです。
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支笏湖温泉から約10キロを15分ほどで丸駒温泉に到着しました。23年ほど前に札幌の五番舘西武のB館をLoft館にする仕事で長期の出張がありました。その時一緒に仕事をした方に連れてきていただいたのですが、この辺りに記憶は残っていません。
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休暇村の方はここまでで、トランクなどの荷物は車に乗せて先に戻られます。2時間半ほどの入浴とお昼の時間があり、休暇村までは丸駒温泉の車が送ってくれるということです。
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フロントでタオルとバスタオルを受け取ってお食事券もいただきます。本当はバスタオルは含まれていないそうですが、特別に貸していただけました。
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貴重品をロッカーに預けて、待ち合わせ時間は特に決めずにしばし妻とはお別れです。
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〇駒ですね。新しいお風呂は内風呂に温度違いの湯船が2つと表にテラスと湯船が1つありました。ここの湯の色は支笏湖温泉に似ていましたが成分が違うのかサラサラなお湯でした。ヨーロッパの温泉のように飲めると書かれてあり、柄杓でいただきましたが、効能を読んだら禁忌の項目に「高血圧」とあってびっくり。
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内風呂の奥に階段があって、トンネルを潜った先に細い通路がありました。ここまで来ると記憶が蘇ります。23年前に来た時と変わりがなさそうです。
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ただこんなに通路が長かっただろうかと思います。この通路は夏場のためではなく、冬の積雪の時のためです。
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ようやく到着しました。一度誰もいないことを確認して写真を撮っています。
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懐かしい湖畔の湯です。
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湯船の上にはモミジの木が覆うように木陰を作っています。
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少し低めの湯ですが解放感は最高です。
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ここにいる間誰も来なくのんびり湯に浸かれました。
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湯船の向こうには支笏湖と正面に風不死岳が見えますが、樽前山が見えない角度になっています。風不死岳の「ふっぷし」という山名は、アイヌ語で「トドマツのあるところ」を意味する「フ??・ウ?」「フップ・ウ?」「フプ?」が由来だそうです。
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のんびりしていたら小一時間経ってしまいました。妻は10分200円のマッサージチェアで至福のひと時です。
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休憩スペースの窓から見える支笏湖は美しい絵のようです。
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支笏火山が噴火した直後のカルデラは円形でしたが、その後、後カルデラ火山と称される風不死岳、恵庭岳、樽前山が次々に噴火して、現在見られるような瓢箪形の支笏カルデラ湖ができあがったそうです。
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これらの火山は現在も活火山であり、恵庭岳と樽前山は噴煙をあげていますが、温泉が湧き出しているのは恵庭岳山麓のみだそうです。
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風呂上がりに気持ちの良い風の吹く湖岸で景色を眺めていたらお腹が減ってきました。
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食事は丸駒温泉旅館の中の「駒草」というレストランです。
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温泉とセットになったランチはこの中から選択するとのことです。もっと地元の料理を期待していたのですが、料金を考えたら贅沢は言えません。
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キリンビールは千歳に工場があり、支笏湖を水源とする千歳川水系のナイベツ川の水を使用しています。この時は知りませんでしたが、国民休暇村で教えていただきました。
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妻が選んだ海鮮あんかけ焼きそばが先に来ました。
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これが食べて見てびっくりのおいしさです。東京のホテルでこれを食べたら2,000円以上するなと思います。シーフードもゴロゴロ入っています。
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こちらは無難なところで選んだハンバーグ定食ですが、サラダもしっかり料理になっているし、ハンバーグも肉汁たっぷりでドミグラソースも美味しかったです。しっかりした料理を出すレストランだと感心しました。
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午後2時にフロントに出向くと旅館のバンがすぐにやってきました。また我々だけを10キロ先の支笏湖休暇村まで送ってくれるわけです。これ全部で2,000円とはオプションとして値段設定を間違えていると思います。
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帰りは車窓の右側が支笏湖になりますが、同じようで方向が違うので景色も違って見えます。丸駒温泉がもう遠くになりました。
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午後の支笏湖も美しい姿を見せていてくれます。
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前方に支笏湖温泉が見えてきました。休暇村は裏の森の中にあるはずです。
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苫小牧からは素通りしていましたが、途中を右に曲がって森の中に入っていきます。
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今回ツアーに組み込まれた宿として休暇村を利用しますが、日本全国に35村の施設があるそうです。一般財団法人休暇村協会の施設ですが、確か環境省と関係があったと思います。
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チェックインして鍵を受け取り、夕食と朝食の時間を決めて、周辺の観光についてのレクチャーを受けました。部屋は3階で預けたトランクは部屋に届けられていました。
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部屋にはトイレだけでお風呂はありません。まぁ温泉地なので内風呂を使う気はありません。久し振りに大きなベットでゆっくり眠れそうです。
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ホームページで休暇村の食事については調べてありましたが、ツアーの料金が安いので、きっとセットになった別の料理だろうと勝手に思い込んでいました。
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なので追加でヒメマスのお刺身と苫小牧産の北寄貝のお造りをお願いしました。土産物コーナーに左利き用のカツラ材の料理用のへらを買い求めました。これからリタイアした後の調理実習を妻に受けているので欲しかったのです。
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散歩の準備をして出掛けます。休暇村の建物は自然の木立の中に建っているので部屋からの眺望は望めませんがとても静かです。
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敷地は広大で人工的な駐車場もありますが、それ以外は多少手入れのされた自然の森の中を散策出来ます。
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こんな気持ちの良い新緑の中を歩くのは久しぶりです。この1年半のコロナ禍で家に閉じこもって鬱積していた体の中の毒素が抜けるような気になりました。
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整備された遊歩道はふかふかで、舗装道路ばかり歩いていたこの1年半の体のこわばりが緩んでいくようです。
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森の奥には展望台もありました。開けた邦楽には支笏湖があるのであろうことが想像できます。
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支笏湖と中央に恵庭岳が見え、その左は丹鳴岳で右は漁岳です。湖面は静まり返っています。
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恵庭岳は円錐形の山容が特徴的で、その姿からアイヌ語で「エエンイワ」(頭がとがっている山)と呼ばれ、その後に恵庭(エニワ)に転じたのが山名の由来だと恵庭に住む弟に聞いたことがあります。
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200ミリの望遠レンズで切り取ってみるとふもとの湖岸に丸駒温泉の旅館が見えました。丸駒温泉旅館の歴史は106年前の1915年(大正4年)に始まり、当時は丸駒温泉旅館に行くには対岸から船で支笏湖を渡ったと聞いたことがあります。道路がつながったのは札幌オリンピックが開かれた1972年のことだそうです。
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湖面がキラキラ輝いてとてもきれいです。早く湖畔まで降りたくなりました。
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休暇村には何種類かのカエデがあり、5月頃に花が咲くそうです。赤い花が咲くカエデは「紅葉」して、黄色い花が咲く樹は「黄葉」するのだそうです。
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休暇村のフロントでは手作りの「ふれあいマップ」がいただけ、園内の木々や鳥や小動物について説明が書かれてあります。
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風が通りぬけると新緑の葉がサワサワと音を立てて、心を癒してくれます。
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この森にはウマゲラやアカゲラ、コゲラなどキツツキの仲間やモモンガ屋エゾリスなどが生息しているそうです。
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ミズナラはアイヌ語では「ペロ・ニ」(どんぐりのなる木)という意味があるそうです。
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アカイタヤは葉柄が赤いのでこの名前があり、エゾイタヤと共にイタヤカエデの代表の木です。昔のエルメスではこの木の単板を使っていたことを思い出します。板の目や木目を合わせるのが大変だった記憶があります。
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エゾマツやトドマツの針葉樹の姿も見えます。
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千歳川へ下りられる急な階段を下ってみます。整備はされていますが、この階段を上がってこようとは思えません。他にも鉄橋側の道もありますし、郷里は長いですが車道でも戻ってこれます。
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階段を降り切って右手に進むと千歳川の架かる橋に出ました。支笏湖に流入する河川 は美笛川とオコタンペ川、ニナル川とフレナイ川がありますが、がありますが、流出河川はこの千歳川1本だけだそうです。橋の陰に自分たちを映してみました。
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この川ではカヌーやシュノーケリングも楽しめるようです。何人か泳いでいる方も見えました。
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橋の反対側には赤い鉄橋が見えました。本当はあちら側に行くつもりで道を間違えたようです。
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この秋には釧路をベースに10日間の道東の旅を予定しているので、釧路湿原でカヌーを楽しみたいと思っています。この川の美しさを見ていたらだんだん楽しみになってきました。
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流出するか我が子の美しさなので、支笏湖の水の美しさは如何ばかりかと思います。
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このまま進んでも湖岸に出られますが、鉄橋を渡りたいので来た道を少し戻ることにします。
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この鉄橋は明治41年に王子製紙が千歳第一発電所を建設するための物資運搬用に苫小牧から王子軽便鉄道(通称山線)を走らせた際に架けたもので、北海道で現存する最古の鉄橋だそうです。
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この旅の終わりに名古屋に戻り、明治村へ行く予定なのですが、いち早く明治の遺構に出会ってしまった感じがします。明治村にも同じような鉄橋が残されています。
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ちとせのマンホールには支笏湖とサケが描かれています。これが汚水のマンホールなら嫌ですが、「おんせん」の文字が読めます。
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橋は明治政府の鉄道院が明治15年に鉄道建築技師長として鉄道先進国のイギリスから招聘したチャールズ・アセント・W・ポナールの設計で、北海道官設鉄道上川線(現在のJR函館本線)の砂川と妹背牛間の空知川に第1空知川橋梁として架橋した歴史があります。
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当時の鉄道技術の結晶ともいえる斜材をすべて「X字形」に交差させた英国式200フィートダブルワーレントラス(Double Warren truss)橋です。
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誰もいないので写真を撮るのも楽しいですが少し寂しすぎます。
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ようやく温泉街の船着き場が見えてきました。
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久し振りのスワンボートです。
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一瞬千歳川までスワンボートで来れないだろうかと思いましたが、川の流れを考えると戻ってこれなさそうなのすぐに諦めます。
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水中遊覧船の「サファイヤ」が見えましたが、強風のために営業はしていませんでした。透明度の高い支笏湖ですから水中の眺めも良いのだろうと楽しみにしていたので残念です。この湖はカルデラ湖なので水中にある柱状節理(ちゅうじょうせつり)も見えるそうです。
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対岸の樽前山も活火山の1つで、噴火と陥没を繰り返した三重式活火山という珍しいカルデラを形成しています。最高地点は火口中央部に突き出た樽前溶岩ドームで、標高は1041メートルあります。この溶岩ドームは北海道の天然記念物に選定されています。
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支笏湖の面積は琵琶湖の1/9ほどで、国内では8番目の大きさですが、最大水深は3倍以上もあるそうです。このため貯水量20.90km3は国内では琵琶湖に次いで2番目に多く、琵琶湖の貯水量の3/4にまで達するそうです。
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湖岸まで来てモラップ山が見えました。湖岸でしばらく休憩して、東京の友人たちにLINEしたら「東京は前線が停滞してずっと雨だよ。」とのことでした。旅先からのLINEの連絡を我がことのように喜んでくれる友人なので気兼ねなく写真を送りますが、お土産は買って行かないとね。
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湖岸で見掛けた観光客はほんの数人だけでした。しばらく日光浴しながらくつろぎました。
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小高い所に温泉街のようなものがあり、商店街になっていますが、開いているのは数件だけでした。「あっ、岩瀬牧場のソフトクリーム」と言い残して妻は開いているお店に行ってしまいました。同じ旅行をしていても調べていることが全く違うのが面白いです。
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岩瀬牧場は札幌と旭川の間の滝川にある牧場で、今回の旅とは全く関係ないところですが、「マツコの知らない世界」で全国2位と紹介されたそうです。こんな公園の東屋に座って食べたソフトクリームは美味しかったです。
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時間があったらカヌーにもトライしてみたいところでした。以前ベトナムのハロン湾でタンデムのシーカヤックを楽しんだことがありますが、妻は楽しくなかったそうなので秋の釧路までお預けです。
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時間があるので「支笏湖ビジターセンター」にも立ち寄りました。何気なく立ち寄っていますが、ほんの1週間前まではコロナの影響で閉鎖されていた施設です。翌日行く「ウポポイ」も同じで、旅行前は予約券とチケットが買えなくてやきもきしていました。
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館内にあった水槽には支笏湖に生息しているギンブナやエゾウグイやヒメマスが展示してありました。ヒメマスを見て2人で「小さい!」とつぶやきます。夕食に頼んだ1,500円の刺身が頭によぎります。休暇村に戻って鍵を貰う時に「お刺身のヒメマスってどれくらいの大きさですか?」と聞いてしまいました。
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森の世界では周囲に生息する18種類の鳥のウッドカ―ヴィングが置かれ、ボタンを押すと鳴き声を聞くことが出来ます。これはなかなか面白いです。
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そして森にすむ動物の剥製も。北海道に住む弟は冬山や山スキー、夏は草鞋を履いて滝を登ったりしていますが、沢の向こう側に熊がいてもなんとも思わないけどね…。なんて言っています。
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昔父が登山用に背負子(しょいこ)を注文したことがありました。東北の名のある職人さんだったと聞いた記憶と材質をハリノキといってような気がします。特殊な材だと言っていた話などを忘れてしまって申し訳なく思い出しました。
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民間では作れないような建物は自然公園財団が運営しているようです。カルデラ湖としての支笏湖の成り立ちなどはとても勉強になりました。支笏湖に来たらまずここへ来ることをお勧めします。
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このパネルを見てヒメマス料理は焼き魚が一番おいしいと知りました。注文したのは刺身だけどどうしようと考えてしまいます。結果としては注文した北寄貝が無かったので、ヒメマスの塩焼きを追加しました。
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ビジターセンターには直近のクマの出没ポイントと日時が張り出してありました。こんな観光客の少ない時期にクマと遭遇したら嫌です。
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そろそろホテルに戻ることにします。今からでは晩御飯前にひとっ風呂入れそうです。
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帰りは鉄橋を渡って違うルートで休暇村に向かう事にします。
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ビジターセンターともお別れです。商店街の奥に温泉街があるようですが、少し離れた休暇村でよかったと思います。
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恵庭山の向こうから雲がかかってきました。今朝の苫小牧入港前の濃霧の時に「ミスト」という映画の音楽を聴いていましたが、映画では湖の向こうにある軍の施設で異次元を観察するアローヘッド計画を実行して、異次元から霧と共に怪物が現れる設定になっています。またその映画のことを思い出しました。
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新緑に赤い鉄橋が映えます。
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3時間ほどの散歩でしたが、出会った人は10人もいなかったと思います。こんなところでクマに出会ったら嫌です。本当は妻に先を歩いて安全確認してもらいたいところです。
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以前マレーシアのキャメロンハイランドを旅した時、夜中にホテルの戻る暗がりで虎が出てきたら嫌なので妻に先を歩いてもらったことがあります。
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美しい千歳川に鉄橋の影が映えます。
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どうやら熊はいなさそうです。
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霧に襲われる前に休暇村に戻りましょう。
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先ほど降りた階段ほど急ではありませんが、同じ高さを登るので距離はありました。
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こんな気持ちの良い小路を進みます。
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それまで元気に階段を登っていた妻が急に止まりました。
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ここだけ丸太が3本で足が上がらないようで、準備が必要だったようです。最後にひと汗かいたので、晩御飯前に温泉に入ることにします。
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晩御飯の時間を午後6時30分にしてちょうど良かったです。食堂は浴衣でも大丈夫で、休暇村の浴衣は鬼滅の刃の炭治郎の羽織のような格子柄でした。
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まずはキリンビール千歳工場の一番搾りをいただきます。風呂上りはやっぱりビールですね。ここで今晩休暇村に泊っている人が10人くらいだと知りました。
料理のメニューを見て驚きましたが、地産の食材を使った豪華なものだと知って嬉しい誤算です。 -
最初に先付けの小鉢が2つあって、北寄サラダと松前漬けでした。ビールのつまみには合うので食欲が更に湧いてきます。煮物は南瓜饅頭で、熱々の出来たてで出されます。餡の具合もちょうど良くて美味しいです。
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台物は十勝ハーブ牛と道産野菜のオイル焼きです。ナスとオクラとズッキーニとトマト。野菜は地元の物だそうです。
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焼き物はメヌケの塩麹焼きです。メバルのような深海の魚です。ヒメマスの焼き物も頼んだのでダブってしまいました。
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頃合いを見計らってヒメマスのお刺身が出てきました。そのトロリとした甘さは、サーモンとは全く違い、何とも言えない美味しさです。サーモンの刺身なんて食べない妻の箸が進むので気が気ではありません。
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そしてヒメマスの塩焼きです。この焼き加減が何とも言えず、ヒメマスのおいしさを知った人が焼いているのだと感じます。しっとりと焼けた実のおいしさは刺身以上かもしれません。
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刺身を見た瞬間に地元の日本酒を注文しました。同じ酒ではつまらないので国士無双と男山の飲み比べです。日本酒が進みます。
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塩焼きが食べ終わるころ合いで揚げ物が出てきます。料理を出すタイミングは一品ごとに尋ねてくれるので助かります。熱いものは厚いままいただきたいですからね。
ズワイガニの天麩羅と舞茸とオクラを抹茶塩でいただきます。 -
止め物は海鮮丼です。さすがに妻はご飯を少なくしてもらいました。表で食べたらこれだけでも結構なお値段だと思います。汁物は北寄貝の干物のお吸い物です。
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まぐろにサーモンにタコとイカ、ホタテと甘えびといくらの七種盛りです。
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デザートのパイナップルは地産ではないでしょうが、とてもおいしい晩御飯でした。最後にコーヒーをいただいていたら営業時間の午後8時をだいぶ過ぎてしまいました。
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部屋に戻って冷やしておいたワインや缶チューハイを飲んでくつろぎます。チェックインのときにいただいた感染防止グッズは心づかいが嬉しいものです。
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大浴場は午後12時までなので寝る前にもう1度入っておきます。
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支笏湖温泉は皮膚の表面をやわらかくして脂肪や分泌物を洗い流す効果があるという成分を含み、さらに筋肉痛や関節痛、五十肩や冷え性などにも効果があるそうです。確かにツルツルとした触感を感じます。妻も気に入った温泉でした。もちろん朝ご飯前にももう1度入りました。
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朝食は出発時間に合わせて午前8時にしていただきました。こんな感じのビュッフェスタイルですが、朝ご飯も地産地消のメニューになっていました。
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千歳市内にあるmorimotoの出来立てのパンが並び、バルミューダのトースターとこだわりを感じます。
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プチクロワッサンとちびいもなどが並んでいます。
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休暇村では他の休暇村と朝食を競い合っているようで、支笏湖でエントリーしているのは「ゴロゴロ野菜のスパイシースープカレー」だそうです。美味しい食べ方が横に書かれてあります。野菜は全部北海道産で、ジャガイモにパプリカ、ズッキーニ、れんこん、ヤングコーン、さつまいもが入ってます。
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それ以外にも塩辛じゃがバターの作り方も。
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こんな感じの朝ご飯にしてみました。
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今日は苫小牧に戻って白老の「ウポポイ」にいって、またフェリーに乗って名古屋に戻る予定です。フェリーに乗ってしまえば2日間は休養できるので頑張りましょう。
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芝生の庭には餌やり場があり、たくさん鳥が集まるらしいのですが、最近はカラスがそれを知って餌をとってしまうそうです。昨日のソフトクリームもカラスが狙っていました。
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この庭で見られる鳥の説明もちゃんとありました。
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最後にコーヒーをいただいて休暇村の余韻に浸ります。
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出発前に少し森を歩いてみました。
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木々が生い茂っているので小雨くらいでは濡れません。
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展望台からの景色は昨日とは全く違うものでした。「ミスト」に沿われる前に停ま小舞へ戻りましょう。
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霧のかかった湖面も美しかったです。
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白いツルアジサイが綺麗に咲いていました。
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苫小牧へ戻るのは我々だけと聞いていましたが、中型のバスが用意されていました。温泉のバス停まで出る方が4人いらして、それから我々だけ苫小牧へ向かうようです。
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往路と同じく約40分かけて苫小牧の駅に向かいます。この送迎が無ければ来れない丸駒温泉と休暇村の旅でした。また新しい思い出が出来ました。
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苫小牧駅でお礼を言ってバスが戻るのを見送ります。苫小牧駅に荷物を預けてJR室蘭本線で白老駅に向かいます。
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