紫陽花の名所、宇治の三室戸寺と錦市場の冨美家の甘ぎつねうどん　まん延防止の横浜から緊急事態宣言下の京都へ

2021/06/13 - 2021/06/14

月に1度の関西行脚。
もっとも、ここの所思うように出かけることが出来ない。
流石にそろそろ行かねばならぬ、とまんぼうの横浜から緊急事態宣言下の関西へ一泊二日。

今回のミッションは京都で一つ、大阪で二つ。
その合間を縫って寺社巡りをしたり、美味しいものを食べに行ったりするのが常だけれど、アルコール提供禁止の中でもあるし、時短もしてるだろうし今回、食に関してはあきらめることに。

某サイトで大阪・京都のホテルを探していたら、3000円台がゴロゴロ。
1円や500円という信じられない値段のホテルもあり驚愕。
試しに泊まってみようかと思ったものの今回のミッションは四条烏丸、枚方市、新大阪の三か所なので交通の便の良い京都駅前に宿を取り、所用の合間を縫って三室戸寺へ紫陽花を見に行くことに。

関東の紫陽花も早かったが、京都もしかり。
今年は桜も、紫陽花も早いな。

因みに昨年の三室戸寺はこちらの旅行記に。昨年は６月下旬が見ごろでしたね。

県をまたぐ移動の自粛解除直後の京都/嵐山の竹林と、三室戸寺の紫陽花を楽しむ～三室戸寺編
https://4travel.jp/travelogue/11630826

エリア 宇治(京都)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩

京都駅から奈良線で六地蔵まで行き、京阪の宇治線に乗り換え。

待っても待っても電車が来ない。
新幹線の方が本数多いんじゃないの？
とちょっとイライラ。

毎度のことながら、関西のリズムに体を馴染ませなきゃな。
と思ったものの、イライラの原因はこの蒸し暑さとマスクだ。

六地蔵駅 (京阪) 駅

京都駅、JR奈良線、京阪宇治線共にガラガラだったので、貸しきりで楽しめるかと思っていたものの、それなりの人出。

三室戸寺
https://www.mimurotoji.com/

三室戸寺 寺・神社・教会

一年ぶりのご対面。

宇賀神とも呼ばれる狛蛇

耳を触ると福、髭を撫でると健康長寿。
しっぽを触ると、金運・財運のご利益があると言われる。

昨今、こういう撫でる系のモノは触れないようになっていることが多いが、三室戸寺さんは結構無頓着。

しかし、1年早いナ。

狛兎。
うさぎさん、一番人気

今回の旅で一番人が多かったのがこのウサギ前。
兎の抱いた球の中の、卵が立てば昇運がつくといわれています。

蓮の葉の上の宇宙。

一滴の水の滴のなかにも空と大地が映っている、って言ったのはだれだっけ？

なぜか蓮の水滴を見るたびに滴の中にメダカを入れてみたいという衝動に駆られる。

昨年は咲いていた蓮の花、今年はまだつぼみが固かった。

ちょっと写真ではわかりにくいけれど、苔むした階段。
結構凄いと思うのだけれど、みなさんの注目度は低い。

お参りを終えたらあじさい園へ。

十分きれいだけれど、ほんの少し、ほんの少し訪問が遅かったような気がしないでもない。

これが半券の写真。

因みにこれが2020年6月25日の写真

このガクアジサイ、墨田花火という名前らしい。

関東と違ってピンク系の色が多いような気がする。

関東はブルー系の紫陽花が多い。

鎌倉の明月院なんかはブルーの紫陽花しかなかったんじゃないかな。

京都は緊急事態宣言で門を閉じている寺院も少なく無い様だけれど、

外国人観光客の消えた京都、
関東のデパ地下やスーパー、通勤電車の密に比べればかわいいもんだと思う。

桜と違って、花しょうぶや紫陽花を見て宴会する輩も居ないだろうし。

そういえば、先日訪れた御殿場の秩父宮記念公園は緊急事態宣言エリアからの客を制限していたが、京都の寺社や観光地で住所を書かされたことないなあ。

中国語が一度聞こえたけれども、大阪弁が殆ど。

皆さん、車で来ているようですね。

そうそう、観光業や飲食業は大変だが自動車教習所は逆に予約が取れないらしい。

名残惜しいがそろそろ行きますか。

天気予報は雨だったけれど何とか降られずに済んだ。

確かに花火に見えるな。
今年の夏の花火大会はどうなるんだろう？

昨年は、ここ三室戸寺で紫陽花を愛でた後、伏見で鱧や鮎を楽しんだけれども今年は食の楽しみは無しだ。

割烹へ行ってお茶じゃあねえ・・・

とある立ち飲み屋が開いていたので覗いて見たら、提供はノンアルのみですと張り紙が。
無論客の姿は無し。

花より団子、どこ行った？

所要を済ませ、アルコールと今宵の夕食を買い込んでホテルへ。

本日の宿は、京都駅前のサクラテラス ザ ギャラリー
五条あたりに、宿泊料金が1円や500円というちょっと試してみたいホテルも見つけてあったけれど、場所的に夕食難民になりそうだったので、無難な線で。
この日の宿泊料金4500円。

物の値段は需要と供給のバランスで決まる。きっと通常の半分以下なんだろう。

桜テラス　ザ　ギャラリー
https://www.sakuraterrace-gallery.jp/

サクラテラス ザ ギャラリー 宿・ホテル

京都のホテルって無理やり、いかにも京都！
という感じを押し出しているところも少なくないが、こちらは和の雰囲気は皆無。

ハワイかサイパンのリゾートみたいだ。

台風の時は大丈夫か？と思うくらい開放的。

奥の柱がカードキーをかざさなきゃ扉が開かないエレベーター。

それは良いのだけれど、皆さん階段で昇り降り。

ちょっと期待したウエルカムドリンクの中にもアルコールなし。

ならばと冷蔵庫に買ってきたアルコールを部屋の冷蔵庫に放り込んで最初に向かったのはサウナ。

外で飲めないなら汗を流して部屋飲みしようという魂胆。

フロント周りに比べてお風呂は平凡。
それに、
宿泊した北館から道路を渡って南館へ行かなきゃならないのはちょっとね。

あの作務衣のような部屋着で皆さんウロウロされてましたが公道である道路を渡るのはどうなんだろう？

ちなみに笑っちゃうくらい色あせて、てろんてろんでした、部屋着。

風呂上がりにベランダで一杯。

このホテル、ワンルームマンションみたいで面白かったが、ベランダから隣の部屋に行こうと思えば行けそうで、ちょっと女性の一人旅には推奨できないな。

尚、テレビをつけると、すぐにテレビがついたのは好印象。
ほら、見たくもないホテル案内が始まったり、リモコンの使い方が分からないホテルが多いじゃないですか。

VODもなし。

向かいはホテル。
その横もホテル。
その向こうもホテル。

サクラテラス ザ ギャラリーにはそれなりに客が居たが、
この夜、ベランダから見えたホテルの部屋の明かりが灯ったのは1室だけだった。
皆、京都駅側に部屋割りされていたのかもしれないが。

飲食店の苦境ばかりニュースで流れるが、ホテルにリネンを提供している企業や、飲食店へのおしぼりレンタルしている会社のことは話題にもならないな。

翌朝、パティオを上から眺める。

数年前は、恐らくあのカウンターでアメリカ人や中国人がビールを飲んでいたに違いない。

なかなか突っ込みどころ満載のホテルだったけれど、朝からインロックしたおまぬけさんにも親切だったので、機会があればまた利用しよう。

オリンピックの期間中、東京を離れたいと思っている都民に推薦するかな。

ホテルの前にあった気になる自販機。

救命浮輪中にあります

京都府水難救済会支援自販機っていったいなんだ？
鴨川が氾濫したときのためか？

仕事の前に六角堂に立ち寄り。

第十八番 紫雲山 六角堂 頂法寺
https://www.saikoku33.gr.jp/place/18

紫雲山頂法寺(六角堂) 寺・神社・教会

ここには京都の中心とされるへそ石という穴の開いた六角形の石がありますが、写真を撮り忘れ。

ここへ来るたび、

その昔にこのすぐ近くで
坊主、六角堂はどこだ？
と、ある俳優に訊かれたことを思い出す。

まったくもって坊主なんて呼ばれる歳じゃなかったし、その俳優の態度があまりに不遜だったので、“知らん”とそっけなく答えたけれど、悪かったな。

とっくに鬼籍に入られているだろうがここで謝っておこう。

高野山の壇上伽藍にある六角堂は手で回すとお経をとなえたことになる。

京都の六角堂は回らないとは知っていてもついつい、回したくなる。

覗き窓から覗くと、不動明王ですかね？

さてと、ちょっとお仕事行きますか。

一仕事終えて向かうは錦市場。

錦市場 名所・史跡

人、少ないな。

シャッターを閉めているもちらほら。

もっとも、シャッターには伊藤若冲の絵がプリントされている場所もあるのでちょっと楽しめる。

この辺りは伊藤若冲生誕の地だ。

さてと、ランチ。
向かうは錦の寿司店さか井。

開いていれば土産用に鯖寿司も頼んでおこうと思ったが暖簾なし。
もっとも閉まっているのは想定内。
ならばと親子丼を食べに向かった、まるきが閉まっていたのは想定外。

さか井 グルメ・レストラン

時間もないので開いていた冨美家へ飛び込む。

冨美家のうどんは横浜でも買うことができるが致し方なし。

冨美家 グルメ・レストラン

案内されたのは二階。
しかし、何年ぶりだろう。
ずいぶんきれいになりましたねえ冨美家さん。

あれこれ悩んで結局甘ぎつねうどんに落ち着く。

関西特有のにゅるにゅるの柔らかいうどん。

しっぽくうどん、柔らかめぇ～、甘ぎつね柔らかめぇ～
と良い声で、店員さんがオーダーを通す。
このやわらかいうどんをさらに柔らかくするのかとちょっと驚く。

ところで、気になったのが蒲鉾。
そういえば、焼き蒲鉾って関東じゃ見ないな。蒲鉾も東西の違いがあるようだ。

結局今回、旅先っぽい食事が出来たのはここだけ。

七味の入れ物ががなんだかテーブルに引っかかる。
なんでや！
べりっと器ごともぎ取ると・・・

マジックテープで固定って、ひょっとして盗難防止？

大阪の用事も済ませて、京都へ戻り駅のお土産店を除くとこんな風景が。

京都駅を利用する通勤、通学客は少なからずいたけれど、彼らはお土産なんか買わないだろうしね。

帰りの新幹線、あえて自由席にしてみたのだけれど、窓際の席だけ埋まっていた。
グリーン車は皆無。指定席の客は数えるほど。
社内販売は復活していたけれど、アルコールの販売無し。

横浜に戻るとこの人出。

横浜のまん防はまだまだ続く。

横浜駅 駅

この旅行記へのコメント （2）

• たらよろさん 2021/06/19 21:31:11

  それでもまだまだホテルラッシュ！

  こんばんは～。
  
  ようこそ関西へ♪
  緊急事態宣言の出ている京都。
  蔓延防止の神奈川。
  なんだか殆ど変わらないですよねー。
  わたしも先月みなとみらいにお邪魔しましたが、
  お酒の提供がないだけで、街の人出が少ないのか分からず、、、
  新横浜駅も横浜駅も桜木町も結構な人でびっくりしました。
  おっしゃるように、夕方4時過ぎに電車に乗ったら、
  京都の通勤くらいの人の多さ。
  この時間でこれなら、5時を回るとどうなるんだーー？って。
  
  京都はホテルの開業がマジで半端なくて、、、
  これだけのホテルがあって一体どうなっているんだろう？って不思議です。
  どこも電気はついているし、営業しているんだよねー。
  大丈夫なのかな？？
  
  たらよろ

  y_0236さん からの返信 2021/06/20 08:33:11

  RE: それでもまだまだホテルラッシュ！

  たらよろさん、おはようございます。
  
  緊急事態にまんぼう、もう良くわかんないですよね。
  
  なんだか、お酒の提供解禁されるようですが横浜、今までも結構アルコールの提供をしている店がありました。どこも満員。
  外国人の姿も良く見かけるようになってきたので、ホントどうなることやら。
  
  
  そうそう、ホテルの話で思い出した・・・
  先日、京都から知人が横浜に来ることになり、あるホテルに予約を入れようとしたところ、9月末まで全室満室。
  
  この時期に？
  と訝しんだんですが、どうやらコロナ患者の宿泊施設になっている模様で。
  当然HPにはそんな記載はなく。
  
  色々ありますね。
  
  
  来月半ば、また入京させていただきます。
  
  y_0236
  
  
  
  
  
  > こんばんは?。
  >
  > ようこそ関西へ♪
  > 緊急事態宣言の出ている京都。
  > 蔓延防止の神奈川。
  > なんだか殆ど変わらないですよねー。
  > わたしも先月みなとみらいにお邪魔しましたが、
  > お酒の提供がないだけで、街の人出が少ないのか分からず、、、
  > 新横浜駅も横浜駅も桜木町も結構な人でびっくりしました。
  > おっしゃるように、夕方4時過ぎに電車に乗ったら、
  > 京都の通勤くらいの人の多さ。
  > この時間でこれなら、5時を回るとどうなるんだーー？って。
  >
  > 京都はホテルの開業がマジで半端なくて、、、
  > これだけのホテルがあって一体どうなっているんだろう？って不思議です。
  > どこも電気はついているし、営業しているんだよねー。
  > 大丈夫なのかな？？
  >
  > たらよろ